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134『日漢秘密会談・2』
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銀河太平記
134『日漢秘密会談・2』越萌マイ
「漢明は部隊を撤収します」
劉宏大統領の第一声は意外なものだった。
秘密会談にかける我が方の目標こそが――漢明側部隊の撤収――だったからだ。
岩田総理の腹積もりは――日漢双方の部隊の撤収、戦闘状態の即時停止――だった。
会談の入り口で、いきなりの満額回答。
しかし、お互い国を代表する大統領と首相、良かった良かった(^▽^)では済まない。
「いや、せっかちな性格なので先走って申し訳ありません(〃▽〃)」
通訳兼秘書の王春華は可愛く頬を染めて付け加えた。
「……………!」
「さっそくの建設的なお申し出に感謝いたします(⌒₀⌒)」
首相の言葉を柔らかく通訳する。
23世紀の今日、古典的な通訳など必要はない(95%の人間は内耳か聴覚神経にコミニケーションデバイスを組み込んでいる)のだが、半ば外交儀礼として、異性の通訳を付けている。
公正さの保証とハニトラを警戒するシグナルなのだ。人もロボットも外見上の性別など何の意味も無いのだが、バチカンの衛兵が未だにレオナルドダヴィンチがデザインした衣装を着ていることと同様のしきたりとか儀礼の様式である。まあ、公的な場ではスーツにネクタイを締めるようなものだ。
じっさい、王春華の恥じらいも、わたしの慎み深い微笑みも、北大街大酒店(北大街グランドホテル)最上階特別ラウンジの空気を柔らかくした。
「わたしは『北大街』のドラマに感動しました。大街の自治を確立するために、日・漢・鮮・満・露の全てが自分の警備部隊を引きあげた上で会談を持ちました、あのシーンに、少年のように感動したのを懐かしく思い出します」
「ああ、印象深いシーンでしたね。日本でも、あの会談シーンは再生回数が多いようです」
あの会談を実現したのは日本側の働きかけが大きい、ほとんどのお膳立ては日本がやって、漢明には華を持たせてやったというのが現実。これには、あのグランマの働きもあったのだが、彼女は、最後まで口にすることは無かった。
しかし、あの精神を大事にすると言うのであれば耳を傾けざるを得ない。
「領有権については棚上げということでいかがでしょう。漢明としては、三者の関係を今回の問題が起こる以前の状態に戻そうというのが正直なところなんです。ただ、洛陽号(富士着水したままの巡洋艦)は我が国の殊勲艦でもありますし、自力飛行ができる程度には修理させていただきたいのです。その間、西之島のドックを使わせてはいただけませんか。西之島とは正式な賃貸契約を結びます。関係者も軍人は引き上げさせ、修理に関わる民間の技術者のみとします。むろん実際の作業は西之島にお願いします、正規の契約を交わすことは言うまでもありません」
「三者とおっしゃいましたか?」
「はい、我が漢明と日本、それに西之島政府です」
西之島政府と表現したところに引っかかりを憶え無くも無かったが、漢明語では、中央も地方も行政権を握る公権力は政府と表現する。岩田総理も表情を変えることが無い。
思いもかけず、劉宏大統領の一方的譲歩という感じで秘密会談は終わり、明日以降の担当大臣と事務方の協議にうつされた。
一時間足らずの会談が終わると、劉宏大統領は通訳を介さずに礼を述べた。
「本日は、まことにありがとうございました。本来なら、第三国で行うべき会談。快く北京までお越しいただいて感謝いたします。両国の疑念が晴れ、従来の国交が戻りましたら、改めて北京にお越しください。わたしも、桜の良い季節に東京を訪問できればと思います」
「こちらこそ、ありがとうございました。わたしも大統領閣下同様、日漢双方の平和と安定を願います。本日は、急な申し入れにも関わらずお会いできて幸いでした」
「いやいや、こちらこそ、こんな形で北京にまでお運び頂いて感謝しております」
にこやかに礼を述べる大統領だが、さすがに疲れが見える。総理が頭を下げると、王春華が用意していた車いすに崩れるように座り込んだ。
「優秀な通訳なのですが、すぐに年寄り扱いするのでかないません。それでは……」
互いに目礼すると、ラウンジのエントランスで左右に分かれた。
「……あ、通訳同士で挨拶するのを忘れていました。三十秒お待ちください」
総理に断りを入れると、廊下の角を曲がってエントランスの向こうを目指す。大統領は反対側のエレベーターを利用しているはずだ。
「「あら!」」
向こうからも王春華が歩いて来て、再びエントランスの前で出くわした。
「思いは同じ(^▽^)」
「みたいですね(^▽^)」
通訳同士、笑顔で握手「秘密会談でなければ記念撮影でもするのにね」とにこやかに分かれる。
「おや、早かったね」
「はい、王春華、なかなかの……」
「なかなかの?」
「いいえ、なんでも」
王春華……いや、劉宏大統領、ちゃんとこちらの手を読んでいる。
油断のならない相手だが、わたしは二十余年前の奉天包囲戦の時のように高揚していた。
※ この章の主な登場人物
大石 一 (おおいし いち) 扶桑第三高校二年、一をダッシュと呼ばれることが多い
穴山 彦 (あなやま ひこ) 扶桑第三高校二年、 扶桑政府若年寄穴山新右衛門の息子
緒方 未来(おがた みく) 扶桑第三高校二年、 一の幼なじみ、祖父は扶桑政府の老中を務めていた
平賀 照 (ひらが てる) 扶桑第三高校二年、 飛び級で高二になった十歳の天才少女
加藤 恵 天狗党のメンバー 緒方未来に擬態して、もとに戻らない
姉崎すみれ(あねざきすみれ) 扶桑第三高校の教師、四人の担任
扶桑 道隆 扶桑幕府将軍
本多 兵二(ほんだ へいじ) 将軍付小姓、彦と中学同窓
胡蝶 小姓頭
児玉元帥(児玉隆三) 地球に帰還してからは越萌マイ
孫 悟兵(孫大人) 児玉元帥の友人
森ノ宮茂仁親王 心子内親王はシゲさんと呼ぶ
ヨイチ 児玉元帥の副官
マーク ファルコンZ船長 他に乗員(コスモス・越萌メイ バルス ミナホ ポチ)
アルルカン 太陽系一の賞金首
氷室(氷室 睦仁) 西ノ島 氷室カンパニー社長(部下=シゲ、ハナ、ニッパチ、お岩、及川軍平)
村長(マヌエリト) 西ノ島 ナバホ村村長
主席(周 温雷) 西ノ島 フートンの代表者
須磨宮心子内親王(ココちゃん) 今上陛下の妹宮の娘
劉 宏 漢明国大統領
王 春華 漢明国大統領付き通訳兼秘書
※ 事項
扶桑政府 火星のアルカディア平原に作られた日本の植民地、独立後は扶桑政府、あるいは扶桑幕府と呼ばれる
カサギ 扶桑の辺境にあるアルルカンのアジトの一つ
グノーシス侵略 百年前に起こった正体不明の敵、グノーシスによる侵略
扶桑通信 修学旅行期間後、ヒコが始めたブログ通信
西ノ島 硫黄島近くの火山島 パルス鉱石の産地
パルス鉱 23世紀の主要エネルギー源(パルス パルスラ パルスガ パルスギ)
134『日漢秘密会談・2』越萌マイ
「漢明は部隊を撤収します」
劉宏大統領の第一声は意外なものだった。
秘密会談にかける我が方の目標こそが――漢明側部隊の撤収――だったからだ。
岩田総理の腹積もりは――日漢双方の部隊の撤収、戦闘状態の即時停止――だった。
会談の入り口で、いきなりの満額回答。
しかし、お互い国を代表する大統領と首相、良かった良かった(^▽^)では済まない。
「いや、せっかちな性格なので先走って申し訳ありません(〃▽〃)」
通訳兼秘書の王春華は可愛く頬を染めて付け加えた。
「……………!」
「さっそくの建設的なお申し出に感謝いたします(⌒₀⌒)」
首相の言葉を柔らかく通訳する。
23世紀の今日、古典的な通訳など必要はない(95%の人間は内耳か聴覚神経にコミニケーションデバイスを組み込んでいる)のだが、半ば外交儀礼として、異性の通訳を付けている。
公正さの保証とハニトラを警戒するシグナルなのだ。人もロボットも外見上の性別など何の意味も無いのだが、バチカンの衛兵が未だにレオナルドダヴィンチがデザインした衣装を着ていることと同様のしきたりとか儀礼の様式である。まあ、公的な場ではスーツにネクタイを締めるようなものだ。
じっさい、王春華の恥じらいも、わたしの慎み深い微笑みも、北大街大酒店(北大街グランドホテル)最上階特別ラウンジの空気を柔らかくした。
「わたしは『北大街』のドラマに感動しました。大街の自治を確立するために、日・漢・鮮・満・露の全てが自分の警備部隊を引きあげた上で会談を持ちました、あのシーンに、少年のように感動したのを懐かしく思い出します」
「ああ、印象深いシーンでしたね。日本でも、あの会談シーンは再生回数が多いようです」
あの会談を実現したのは日本側の働きかけが大きい、ほとんどのお膳立ては日本がやって、漢明には華を持たせてやったというのが現実。これには、あのグランマの働きもあったのだが、彼女は、最後まで口にすることは無かった。
しかし、あの精神を大事にすると言うのであれば耳を傾けざるを得ない。
「領有権については棚上げということでいかがでしょう。漢明としては、三者の関係を今回の問題が起こる以前の状態に戻そうというのが正直なところなんです。ただ、洛陽号(富士着水したままの巡洋艦)は我が国の殊勲艦でもありますし、自力飛行ができる程度には修理させていただきたいのです。その間、西之島のドックを使わせてはいただけませんか。西之島とは正式な賃貸契約を結びます。関係者も軍人は引き上げさせ、修理に関わる民間の技術者のみとします。むろん実際の作業は西之島にお願いします、正規の契約を交わすことは言うまでもありません」
「三者とおっしゃいましたか?」
「はい、我が漢明と日本、それに西之島政府です」
西之島政府と表現したところに引っかかりを憶え無くも無かったが、漢明語では、中央も地方も行政権を握る公権力は政府と表現する。岩田総理も表情を変えることが無い。
思いもかけず、劉宏大統領の一方的譲歩という感じで秘密会談は終わり、明日以降の担当大臣と事務方の協議にうつされた。
一時間足らずの会談が終わると、劉宏大統領は通訳を介さずに礼を述べた。
「本日は、まことにありがとうございました。本来なら、第三国で行うべき会談。快く北京までお越しいただいて感謝いたします。両国の疑念が晴れ、従来の国交が戻りましたら、改めて北京にお越しください。わたしも、桜の良い季節に東京を訪問できればと思います」
「こちらこそ、ありがとうございました。わたしも大統領閣下同様、日漢双方の平和と安定を願います。本日は、急な申し入れにも関わらずお会いできて幸いでした」
「いやいや、こちらこそ、こんな形で北京にまでお運び頂いて感謝しております」
にこやかに礼を述べる大統領だが、さすがに疲れが見える。総理が頭を下げると、王春華が用意していた車いすに崩れるように座り込んだ。
「優秀な通訳なのですが、すぐに年寄り扱いするのでかないません。それでは……」
互いに目礼すると、ラウンジのエントランスで左右に分かれた。
「……あ、通訳同士で挨拶するのを忘れていました。三十秒お待ちください」
総理に断りを入れると、廊下の角を曲がってエントランスの向こうを目指す。大統領は反対側のエレベーターを利用しているはずだ。
「「あら!」」
向こうからも王春華が歩いて来て、再びエントランスの前で出くわした。
「思いは同じ(^▽^)」
「みたいですね(^▽^)」
通訳同士、笑顔で握手「秘密会談でなければ記念撮影でもするのにね」とにこやかに分かれる。
「おや、早かったね」
「はい、王春華、なかなかの……」
「なかなかの?」
「いいえ、なんでも」
王春華……いや、劉宏大統領、ちゃんとこちらの手を読んでいる。
油断のならない相手だが、わたしは二十余年前の奉天包囲戦の時のように高揚していた。
※ この章の主な登場人物
大石 一 (おおいし いち) 扶桑第三高校二年、一をダッシュと呼ばれることが多い
穴山 彦 (あなやま ひこ) 扶桑第三高校二年、 扶桑政府若年寄穴山新右衛門の息子
緒方 未来(おがた みく) 扶桑第三高校二年、 一の幼なじみ、祖父は扶桑政府の老中を務めていた
平賀 照 (ひらが てる) 扶桑第三高校二年、 飛び級で高二になった十歳の天才少女
加藤 恵 天狗党のメンバー 緒方未来に擬態して、もとに戻らない
姉崎すみれ(あねざきすみれ) 扶桑第三高校の教師、四人の担任
扶桑 道隆 扶桑幕府将軍
本多 兵二(ほんだ へいじ) 将軍付小姓、彦と中学同窓
胡蝶 小姓頭
児玉元帥(児玉隆三) 地球に帰還してからは越萌マイ
孫 悟兵(孫大人) 児玉元帥の友人
森ノ宮茂仁親王 心子内親王はシゲさんと呼ぶ
ヨイチ 児玉元帥の副官
マーク ファルコンZ船長 他に乗員(コスモス・越萌メイ バルス ミナホ ポチ)
アルルカン 太陽系一の賞金首
氷室(氷室 睦仁) 西ノ島 氷室カンパニー社長(部下=シゲ、ハナ、ニッパチ、お岩、及川軍平)
村長(マヌエリト) 西ノ島 ナバホ村村長
主席(周 温雷) 西ノ島 フートンの代表者
須磨宮心子内親王(ココちゃん) 今上陛下の妹宮の娘
劉 宏 漢明国大統領
王 春華 漢明国大統領付き通訳兼秘書
※ 事項
扶桑政府 火星のアルカディア平原に作られた日本の植民地、独立後は扶桑政府、あるいは扶桑幕府と呼ばれる
カサギ 扶桑の辺境にあるアルルカンのアジトの一つ
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