56 / 276
044『東屋・1 近習頭 胡蝶』
しおりを挟む
銀河太平記
044『東屋・1 近習頭 胡蝶』ヒコ
二の丸の南東、簡素な柴垣で囲われた800坪余りが将軍のプライベート庭園だ。
一応回遊式日本庭園の体裁をとっていて、グーゲルマースで見る限りは旧宗主国日本のそれと変わらない。
庭園の中央を池が占めて、その周囲に様々な植栽の緑が取り巻いている、その間を土肌のままの小道が巡っているという形式は回遊式庭園の定石通りなのだけれど、実体は実験農場なのだ。
初代将軍の一仁さま以来の実験農場で、さまざまな、主に食用になりそうな植物の実験栽培と品種改良がおこなわれている。
むろん、農林省の公的実験農場はあるんだけれど、地球で流通している優良品種のかなりのものは小規模な農場や個人農場から生まれている。一仁さまは「自分の道楽だ」と笑っておられたと云うが、有名なマースビーンズは二代正仁さまの発明で、扶桑のみならず、全火星の主要穀物になっている。扶桑国が日本からの完全独立を果たせたのは、このマースビーンズの成功があったからだと言われている。
青いうちに刈れば枝豆になるし、熟したものは輸入品の米と混ぜて豆ごはん(カロリーや栄養価は米飯の倍になる)にしたり、火星豆腐の原料にもなっている。
「来年は、池の半分を使って米を作ってみようと思うんだ」
東屋の手前で歩みを止めて、水面を撫でるように手を伸ばしておっしゃった。
「いよいよ米ですか!」
「うん、マースビーンズの豆ごはんじゃお握りにならないからね」
「チャーハンには最適なのにゃ(^▽^)/」
「テル」
ミクが無邪気なテルをたしなめる。
「アハハ、そうだね。お家で昼ご飯ならチャーハンの方がいいよね」
上様は、テルの子どものような物言いにも反対されない。
「でも、遠足のお弁当にはお握りがあっていると思うんだよ。『お結びころりん』て童話があるだろ?」
「はいはい! お結びが転げ落ちて、穴の中の小人さんが食べちゃうのにゃ!」
「そうそう、あれ、焼き飯パラリンじゃ始まらないものね」
「焼き飯パラリン、蟻さんたちが寄ってきました……変ですね(^_^;)」
アハハハ
ミクが続けて、みんなが笑う。一番声の大きいのが上様なのも空気が和む。
「でも、それはそれで別の童話が始まりそうだ。テルくん、がんばってみてくれ」
「は、はい(n*´ω`*n)」
火星も地球も、食事の多くはレプリケーターに頼っている。
分子合成して、どんな料理でも作ってくれるレプリケーターは便利だ。開拓地や宇宙船の中ではレプリケーターは必須だけれど、それでは人間が火を起こして以来身に着けてきた料理をするという文化が無くなってしまう。
「上様、例のものが間に合いました」
ついさっき、馬の手綱を渡された兵二が岡持ちのようなモノを持って蹲踞している。
さすが近習、やることが早い。しかし、例のもの?
「そうか、では、さっそく東屋のテーブルに……」
「はい、胡蝶殿が支度されております」
「あいかわらず、お前たちの仕事は早い。感謝するよ」
「恐縮です」
一言言うと、一礼して下がっていく、挙措に無駄も力みもなく、やっぱりすごい奴だと負けそうな気になる。
東屋に入ると、窓際で控えている胡蝶さんが目に入る。
四人四様の驚き、さすがにテルでさえ声に出すことは無かったが、胡蝶さんの圧に気おされる。
胡蝶さんは上様の代になって初めて登用された女性近習頭。本来なら若年寄になってもおかしくない人物でなのだけれど、本人の意思で格下の近習頭になって一年になる。
曾祖母が漢明国西方のトルコ系少数民族の御出身とかで、面立ちにエキゾチックな美しさがある。評判はその美しさだけではなく、目から鼻に抜ける聡明さと身体能力にもあって、堅物の父でも折に触れて話題にして、遠まわしに「おまえもしっかりしろ」と言われる。
「お席は、こちらに……」
窓際に柴垣を模したパーテーションがあって、その向こうに、上様との歓談の席が設けられているようだ。
おお……!
上様自らが感嘆の声をあげられた。
僕たちの緊張をほぐそうと言うお気持ちからなのだろうけど、半分は本当に驚かれている。
おお……!
僕たちも、上様につられて声をあげてしまう。
テーブルの上には、五人分の手巻きずしの用意がされていたんだ。
読者のみなさんは分かっておられるだろうけど、火星には本来の意味での海は、まだ存在しておらず、従ってすしネタになりそうな魚類は存在しないのだ。
※ この章の主な登場人物
大石 一 (おおいし いち) 扶桑第三高校二年、一をダッシュと呼ばれることが多い
穴山 彦 (あなやま ひこ) 扶桑第三高校二年、 扶桑政府若年寄穴山新右衛門の息子
緒方 未来(おがた みく) 扶桑第三高校二年、 一の幼なじみ、祖父は扶桑政府の老中を務めていた
平賀 照 (ひらが てる) 扶桑第三高校二年、 飛び級で高二になった十歳の天才少女
姉崎すみれ(あねざきすみれ) 扶桑第三高校の教師、四人の担任
本多 兵二(ほんだ へいじ) 将軍付小姓、彦と中学同窓
胡蝶 小姓頭
児玉元帥
森ノ宮親王
ヨイチ 児玉元帥の副官
マーク ファルコンZ船長 他に乗員(コスモス バルス ミナホ ポチ)
アルルカン 太陽系一の賞金首
※ 事項
扶桑政府 火星のアルカディア平原に作られた日本の植民地、独立後は扶桑政府、あるいは扶桑幕府と呼ばれる
カサギ 扶桑の辺境にあるアルルカンのアジトの一つ
グノーシス侵略 百年前に起こった正体不明の敵、グノーシスによる侵略
扶桑通信 修学旅行期間後、ヒコが始めたブログ通信
044『東屋・1 近習頭 胡蝶』ヒコ
二の丸の南東、簡素な柴垣で囲われた800坪余りが将軍のプライベート庭園だ。
一応回遊式日本庭園の体裁をとっていて、グーゲルマースで見る限りは旧宗主国日本のそれと変わらない。
庭園の中央を池が占めて、その周囲に様々な植栽の緑が取り巻いている、その間を土肌のままの小道が巡っているという形式は回遊式庭園の定石通りなのだけれど、実体は実験農場なのだ。
初代将軍の一仁さま以来の実験農場で、さまざまな、主に食用になりそうな植物の実験栽培と品種改良がおこなわれている。
むろん、農林省の公的実験農場はあるんだけれど、地球で流通している優良品種のかなりのものは小規模な農場や個人農場から生まれている。一仁さまは「自分の道楽だ」と笑っておられたと云うが、有名なマースビーンズは二代正仁さまの発明で、扶桑のみならず、全火星の主要穀物になっている。扶桑国が日本からの完全独立を果たせたのは、このマースビーンズの成功があったからだと言われている。
青いうちに刈れば枝豆になるし、熟したものは輸入品の米と混ぜて豆ごはん(カロリーや栄養価は米飯の倍になる)にしたり、火星豆腐の原料にもなっている。
「来年は、池の半分を使って米を作ってみようと思うんだ」
東屋の手前で歩みを止めて、水面を撫でるように手を伸ばしておっしゃった。
「いよいよ米ですか!」
「うん、マースビーンズの豆ごはんじゃお握りにならないからね」
「チャーハンには最適なのにゃ(^▽^)/」
「テル」
ミクが無邪気なテルをたしなめる。
「アハハ、そうだね。お家で昼ご飯ならチャーハンの方がいいよね」
上様は、テルの子どものような物言いにも反対されない。
「でも、遠足のお弁当にはお握りがあっていると思うんだよ。『お結びころりん』て童話があるだろ?」
「はいはい! お結びが転げ落ちて、穴の中の小人さんが食べちゃうのにゃ!」
「そうそう、あれ、焼き飯パラリンじゃ始まらないものね」
「焼き飯パラリン、蟻さんたちが寄ってきました……変ですね(^_^;)」
アハハハ
ミクが続けて、みんなが笑う。一番声の大きいのが上様なのも空気が和む。
「でも、それはそれで別の童話が始まりそうだ。テルくん、がんばってみてくれ」
「は、はい(n*´ω`*n)」
火星も地球も、食事の多くはレプリケーターに頼っている。
分子合成して、どんな料理でも作ってくれるレプリケーターは便利だ。開拓地や宇宙船の中ではレプリケーターは必須だけれど、それでは人間が火を起こして以来身に着けてきた料理をするという文化が無くなってしまう。
「上様、例のものが間に合いました」
ついさっき、馬の手綱を渡された兵二が岡持ちのようなモノを持って蹲踞している。
さすが近習、やることが早い。しかし、例のもの?
「そうか、では、さっそく東屋のテーブルに……」
「はい、胡蝶殿が支度されております」
「あいかわらず、お前たちの仕事は早い。感謝するよ」
「恐縮です」
一言言うと、一礼して下がっていく、挙措に無駄も力みもなく、やっぱりすごい奴だと負けそうな気になる。
東屋に入ると、窓際で控えている胡蝶さんが目に入る。
四人四様の驚き、さすがにテルでさえ声に出すことは無かったが、胡蝶さんの圧に気おされる。
胡蝶さんは上様の代になって初めて登用された女性近習頭。本来なら若年寄になってもおかしくない人物でなのだけれど、本人の意思で格下の近習頭になって一年になる。
曾祖母が漢明国西方のトルコ系少数民族の御出身とかで、面立ちにエキゾチックな美しさがある。評判はその美しさだけではなく、目から鼻に抜ける聡明さと身体能力にもあって、堅物の父でも折に触れて話題にして、遠まわしに「おまえもしっかりしろ」と言われる。
「お席は、こちらに……」
窓際に柴垣を模したパーテーションがあって、その向こうに、上様との歓談の席が設けられているようだ。
おお……!
上様自らが感嘆の声をあげられた。
僕たちの緊張をほぐそうと言うお気持ちからなのだろうけど、半分は本当に驚かれている。
おお……!
僕たちも、上様につられて声をあげてしまう。
テーブルの上には、五人分の手巻きずしの用意がされていたんだ。
読者のみなさんは分かっておられるだろうけど、火星には本来の意味での海は、まだ存在しておらず、従ってすしネタになりそうな魚類は存在しないのだ。
※ この章の主な登場人物
大石 一 (おおいし いち) 扶桑第三高校二年、一をダッシュと呼ばれることが多い
穴山 彦 (あなやま ひこ) 扶桑第三高校二年、 扶桑政府若年寄穴山新右衛門の息子
緒方 未来(おがた みく) 扶桑第三高校二年、 一の幼なじみ、祖父は扶桑政府の老中を務めていた
平賀 照 (ひらが てる) 扶桑第三高校二年、 飛び級で高二になった十歳の天才少女
姉崎すみれ(あねざきすみれ) 扶桑第三高校の教師、四人の担任
本多 兵二(ほんだ へいじ) 将軍付小姓、彦と中学同窓
胡蝶 小姓頭
児玉元帥
森ノ宮親王
ヨイチ 児玉元帥の副官
マーク ファルコンZ船長 他に乗員(コスモス バルス ミナホ ポチ)
アルルカン 太陽系一の賞金首
※ 事項
扶桑政府 火星のアルカディア平原に作られた日本の植民地、独立後は扶桑政府、あるいは扶桑幕府と呼ばれる
カサギ 扶桑の辺境にあるアルルカンのアジトの一つ
グノーシス侵略 百年前に起こった正体不明の敵、グノーシスによる侵略
扶桑通信 修学旅行期間後、ヒコが始めたブログ通信
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
8分間のパピリオ
横田コネクタ
SF
人間の血管内に寄生する謎の有機構造体”ソレウス構造体”により、人類はその尊厳を脅かされていた。
蒲生里大学「ソレウス・キラー操縦研究会」のメンバーは、20マイクロメートルのマイクロマシーンを操りソレウス構造体を倒すことに青春を捧げるーー。
というSFです。
My² Gene❇︎マイジーン ~URAZMARY~
泥色の卵
SF
【お知らせ】
他サイトで完結したので、定期的に投稿していきます。
【長期連載】
1話大体3〜5分で読めます。
▼あらすじ
My² Gene 第1部
広大な銀河の中。“My Gene”という何でも願いを叶える万能遺伝子が存在するとの御伽話があった。
ある星に薄金髪で能天気な学生が暮らしていた。彼の名はサンダー・パーマー=ウラズマリー。
電撃系の遺伝子能力を操る彼は、高等部卒業試験に向けて姉のような師匠と幼馴染の力を借りて奮闘していた。
そんな中ウラズマリーは突然何者かにさらわれ、“My Gene”と彼との関係を聞かされる。
そして彼は“My Gene”を探すために銀河へと旅立つことを決意する。
これは、電撃の能力を操る青年『ウラズマリー』が、仲間と共に万能遺伝子『My Gene』を巡って織りなす壮大な物語。
異能力×スペースアドベンチャー!!
第一部「万能遺伝子と宵闇の光」【完結】
現在第二部「血を喰らう獣」も連載中です。
-------------------------------------
少年漫画風な冒険もの小説です。
しっかりと読んでいただけるような物語を目指します。
楽しんでいただけるように頑張りますのでよろしくお願いします。
少数でも誰かにハマって面白いとおもっていただけたら嬉しいです。
第一章時点では純粋な冒険物語として見ていただけたらと思います。
チート、無双、ハーレムはありません。
【おそらく楽しんでいただける方】
・少年漫画とかが好きな方
・異能力バトルが好きな方
・細かめの戦闘描写がいける方
・仲間が増えていく冒険ものが好きな方
・伏線が好きな方
・ちょっとダークなのが好きな方
章が進むと色んな種類の悪い人や死の表現がでます。苦手な方は薄目での閲覧をお願いいたします。
誤字脱字や表現おかしいところは随時更新します。
ヒューマンエラーの多いザ・ヒューマンですのでご勘弁を…
※各話の表紙を随時追加していっています
異能力×スペースアドベンチャー×少年漫画風ストーリー!!
練りに練った物語です。
文章は拙いですが、興味を持っていただいた方に楽しんでいただけただけるよう執筆がんばります。
本編 序盤は毎日21〜24時くらいまでの間
間話 毎日21〜24時くらいまでの間
(努力目標)
一章が終わるごとに調整期間をいただく場合があります。ご了承ください。
古参読者であることが自慢できるほどの作品になれるよう努力していきますのでよろしくお願いいたします。
怪獣特殊処理班ミナモト
kamin0
SF
隕石の飛来とともに突如として現れた敵性巨大生物、『怪獣』の脅威と、加速する砂漠化によって、大きく生活圏が縮小された近未来の地球。日本では、地球防衛省を設立するなどして怪獣の駆除に尽力していた。そんな中、元自衛官の源王城(みなもとおうじ)はその才能を買われて、怪獣の事後処理を専門とする衛生環境省処理科、特殊処理班に配属される。なんとそこは、怪獣の力の源であるコアの除去だけを専門とした特殊部隊だった。源は特殊処理班の癖のある班員達と交流しながら、怪獣の正体とその本質、そして自分の過去と向き合っていく。
セルリアン
吉谷新次
SF
銀河連邦軍の上官と拗れたことをキッカケに銀河連邦から離れて、
賞金稼ぎをすることとなったセルリアン・リップルは、
希少な資源を手に入れることに成功する。
しかし、突如として現れたカッツィ団という
魔界から独立を試みる団体によって襲撃を受け、資源の強奪をされたうえ、
賞金稼ぎの相棒を暗殺されてしまう。
人界の銀河連邦と魔界が一触即発となっている時代。
各星団から独立を試みる団体が増える傾向にあり、
無所属の団体や個人が無法地帯で衝突する事件も多発し始めていた。
リップルは強靭な身体と念力を持ち合わせていたため、
生きたままカッツィ団のゴミと一緒に魔界の惑星に捨てられてしまう。
その惑星で出会ったランスという見習い魔術師の少女に助けられ、
次第に会話が弾み、意気投合する。
だが、またしても、
カッツィ団の襲撃とランスの誘拐を目の当たりにしてしまう。
リップルにとってカッツィ団に対する敵対心が強まり、
賞金稼ぎとしてではなく、一個人として、
カッツィ団の頭首ジャンに会いに行くことを決意する。
カッツィ団のいる惑星に侵入するためには、
ブーチという女性操縦士がいる輸送船が必要となり、
彼女を説得することから始まる。
また、その輸送船は、
魔術師から見つからないように隠す迷彩妖術が必要となるため、
妖精の住む惑星で同行ができる妖精を募集する。
加えて、魔界が人界科学の真似事をしている、ということで、
警備システムを弱体化できるハッキング技術の習得者を探すことになる。
リップルは強引な手段を使ってでも、
ランスの救出とカッツィ団の頭首に会うことを目的に行動を起こす。
仮想空間のなかだけでもモフモフと戯れたかった
夏男
SF
動物から嫌われる体質のヒロインがモフモフを求めて剣と魔法のVRオンラインゲームでテイマーを目指す話です。(なれるとは言っていない)
※R-15は保険です。
※小説家になろう様、カクヨム様でも同タイトルで投稿しております。
フィーリング100
アイダアキラ
SF
「こんにちは!今日からお世話になるあなたとフィーリング100のAIです!」
…だからいらなかった。人工知能の友達なんて。
大学生の夏、主人公はこの世界を司る人工知能Kを倒そうと目論んでいた。
しかし、ひょんなことからAIの少女と出会い、トラブルが起こってーーー。
ジョン船長の日記 【週間連載長編作品】
Grisly
SF
今から少し先の未来。
ジョン船長の航海日記が発見される。
それは古びた本だったが、
宇宙の数々の星々を旅して来た
彼の記録が遺されていた。
人々は夢中で読み、また見ぬ宇宙へと
思いを馳せるのだった。
神造のヨシツネ
ワナリ
SF
これは、少女ウシワカの滅びの物語――。
神代の魔導と高度文明が共存する惑星、ヒノモト。そこは天使の魔導鎧を科学の力で蘇らせたロボット『機甲武者』で、源氏、平氏、朝廷が相争う戦乱の星。
混迷を深める戦局は、平氏が都落ちを目論み、源氏がそれを追って首都キョウトに進撃を開始。そんな中、少女ウシワカは朝廷のツクモ神ベンケイと出会い、神造の機甲武者シャナオウを授けられる。
育ての親を討たれ、平氏討滅を誓い戦士へと覚醒するウシワカ。そして戦地ゴジョウ大橋で、シャナオウの放つ千本の刃が、新たなる争乱の幕を切って落とす。
【illustration:タケひと】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる