7 / 73
一章 異世界転生(人生途中から)
7 占いの館
しおりを挟む
「劇場通りの繁華街に『前世がわかる』って評判の占い師がいるの知ってる?」
ハリス先生の家で夕ご飯を食べている時、マリーさんが唐突に話し出した。
「いえ、知りませんでした」
「周りでも友達とかけっこう行ってみたって人がいて、私も行ってみようかなって。ナオも興味ある?」
「こら、ナオに変な店を教えないでくださいよ」
先生が窘める。けれど私は少し興味があった。
(本物かどうか確かめてみよう)
ちょっと意地の悪い好奇心が疼く。
「ぜひ教えてください」
こうして店の場所を聞き、休みの日に『勉強の気分転換』だと言い訳をして家を出た。
店はこの街の繁華街にある。ここからはバスに乗って行かねばならない。
家からは商店街や診療所とは逆方向に歩く。5分ほど行ったところに『グリーンパーク』という大きな公園があり、バスの停留所はそこに設置されている。
私はそこからバスに乗り、6つ目の停留所で降りた。初めて来た場所だったが、少し歩くだけで大人の街だということがわかった。そこには酒場から賭博場、演劇場やバーレスク劇場までが立ち並んでいた。
私はマリーさんに書いてもらった地図を頼りに占いの館を探す。地図には店の周辺にある特徴的な店が書き込まれており迷わずたどり着けた。
3階建ての建物の地下へ続く階段の前に『占いの館 バタフライ』と書いてある看板が置いてあった。
(間違いなくここね。怪しさ満載)
私は若干気後れしたものの、せっかくここまでバスに乗って来たのだからと階段を下り、先にある黒い扉を押し開けた。
中は暗くしばらく目が効かなかったが、慣れると正面に衝立があるのが見えた。その向こう側へ足を進めると、狭い部屋の中央に机と、無言で座っている人物がいた。全身を黒いマントで覆い顔は見えない。
私はそのあまりの気配のなさにビクリとして後ずさった。
「どうぞ、座って……」
声も男とも女とも判別できない調子だった。ただ若干話し方がたどたどしい気がした。
雰囲気に呑まれ、私は言われるがまま対面に座る。
「ここはどういう店か知って……?」
「えぇ、はい。前世が分かるって」
「なるほど、それを知りたいと……。分かりました……。料金は先払いで……」
私は言われた金額をテーブルに置いた。
「では机の上に手を置いて……」
私はおそるおそる手を差し出した。するとマントの人物が私の手に手を重ねる。
(回復魔法を使うみたいにするのね)
重ねられた手がじんわり温かくなった。ただそれ以上は何も起こらず無言の時間だけが流れる。私はどうすることもできず、相手がアクションを起こすのを辛抱して待った。
そして、
「あなたは……病気で亡くなった……」
言い当てられ背筋が凍った。
「それから……今のあなたは殴られ蹴られ……1度死んでいる……」
確かに私がこの世界で目覚めた時、この体は満身創痍だったが__
「どういうことですか?」
「死神が悪さをした……死んだあなたは、新しく生まれ変わるはずだった……それなのに、打ちのめされ、魂の死んだこの体に、死神があなたの魂を入れた……」
にわかには信じられない話だった。そんな話がさらに続いた。
「あなたの魂は、死神の影響を受けた……。きっと他人とは違う能力がある……」
得体の知れないものの前に、私は体が震えそうになった。
(この人は一体何者!?)
「私は……治療魔法で患者さんの病名が分かります。そんな人は他にはいないようです」
「死神は、人間の死期が見える……その能力の影響……」
衝撃的だが、妙に納得してしまう。
まさか私の能力が死神なんていう非現実的なモノの影響だったなんて__
「私は、どうなってしまうんでしょう」
「どうもしない……」
「どうもって……私また死ぬんですか?」
「人はいつか死ぬ……。寿命のままに……」
それは死神のせいで早く死ぬことはないと考えていいのだろうか。
「私の魔法の能力も死神の影響……」
「えっ、それじゃああなたも生まれ変わってこの世界に!?」
「そう……。ようやく会えた、私の仲間……」
この人は自分と同じ経験をした人間を探すためこの占いの館をしていたのだろうか。誰にも理解されない苦しみを癒やすため__
「あなたの前世は……?」
「あなたとは知り合いではない」
ぴしゃりと言われてしまった。
「じゃあ……どうしてこの体の元の持ち主が死んだのか分かりますか?」
「分かるのは、少し。……悪さをした。とても重大な。しかも何度も」
体がヒヤリとする。とても重大な悪さってなに? 殺人? 強盗? そのせいで死んだの?
(だとしたらとんでもない。犯罪者じゃない!)
今すぐ別の体に魂を移し直して欲しい。
死神がやった? 本当なら全力で責任を追求して出るとこ出て争いたいくらいだ。って非実在人物相手に何を考えてるんだか。自分でツッコんでしまうくらいには動揺している。
「あなたは治療魔法師? 前世は医者じゃないはず……」
私の動揺をよそに占い師は話を進める。
「えぇ、この世界に来てから見習いになりました」
「何カ月?」
「こちらに来て8カ月、見習いは半年になります」
この人の言葉はところどころ分かりにくいので自分なりの解釈をする。
「ジルタニア語が上手い」
「? 言葉は最初から問題なかったので」
そう答えると、どうしたのかマントの人物は黙りこくってしまった。
私はまた気まずい時間に耐えた。
そして、しばらく待って発された声は憎悪に満ちたものだった。
「ずるい……。言葉が分かって、まともな仕事をしてて……しかも綺麗な顔……!」
マントの人はいきなり立ち上がり、私は顔をわし掴まれた。
「なんであなただけ!!」
その勢いでその人のフードがはらりと落ち、顔が見えた。その半分は焼けただれ歪んでいた。
私は息を呑んだが声を上げたりはしなかった。診療所ではそういう患者さんも運ばれてくるから。そしてただ残念に思った。私は何もできない。なぜなら怪我から時間が経って固定されてしまった傷には魔法が効かないのだ。
私が怯まなかったからか、その人は語気を弱めぽつりと言った。
「……帰って……」
かける言葉は見つからず、私はその場を後にした。
生まれ変わったと思ったら知らない人間になっていて、顔は損なわれていて言葉も分からない。さぞかし苦労を重ねて生きてきたに違いない。運命が違えば私があの人だったのかも。
(死神が悪さをしたって? 本当ならなんてことするのよ! さすが死神、神も仏もあったもんじゃない!)
私はやり場のない怒りを抱えながら帰路についた。
その後、いつの間にかあの占いの館はなくなったと風の噂で聞いた。
ハリス先生の家で夕ご飯を食べている時、マリーさんが唐突に話し出した。
「いえ、知りませんでした」
「周りでも友達とかけっこう行ってみたって人がいて、私も行ってみようかなって。ナオも興味ある?」
「こら、ナオに変な店を教えないでくださいよ」
先生が窘める。けれど私は少し興味があった。
(本物かどうか確かめてみよう)
ちょっと意地の悪い好奇心が疼く。
「ぜひ教えてください」
こうして店の場所を聞き、休みの日に『勉強の気分転換』だと言い訳をして家を出た。
店はこの街の繁華街にある。ここからはバスに乗って行かねばならない。
家からは商店街や診療所とは逆方向に歩く。5分ほど行ったところに『グリーンパーク』という大きな公園があり、バスの停留所はそこに設置されている。
私はそこからバスに乗り、6つ目の停留所で降りた。初めて来た場所だったが、少し歩くだけで大人の街だということがわかった。そこには酒場から賭博場、演劇場やバーレスク劇場までが立ち並んでいた。
私はマリーさんに書いてもらった地図を頼りに占いの館を探す。地図には店の周辺にある特徴的な店が書き込まれており迷わずたどり着けた。
3階建ての建物の地下へ続く階段の前に『占いの館 バタフライ』と書いてある看板が置いてあった。
(間違いなくここね。怪しさ満載)
私は若干気後れしたものの、せっかくここまでバスに乗って来たのだからと階段を下り、先にある黒い扉を押し開けた。
中は暗くしばらく目が効かなかったが、慣れると正面に衝立があるのが見えた。その向こう側へ足を進めると、狭い部屋の中央に机と、無言で座っている人物がいた。全身を黒いマントで覆い顔は見えない。
私はそのあまりの気配のなさにビクリとして後ずさった。
「どうぞ、座って……」
声も男とも女とも判別できない調子だった。ただ若干話し方がたどたどしい気がした。
雰囲気に呑まれ、私は言われるがまま対面に座る。
「ここはどういう店か知って……?」
「えぇ、はい。前世が分かるって」
「なるほど、それを知りたいと……。分かりました……。料金は先払いで……」
私は言われた金額をテーブルに置いた。
「では机の上に手を置いて……」
私はおそるおそる手を差し出した。するとマントの人物が私の手に手を重ねる。
(回復魔法を使うみたいにするのね)
重ねられた手がじんわり温かくなった。ただそれ以上は何も起こらず無言の時間だけが流れる。私はどうすることもできず、相手がアクションを起こすのを辛抱して待った。
そして、
「あなたは……病気で亡くなった……」
言い当てられ背筋が凍った。
「それから……今のあなたは殴られ蹴られ……1度死んでいる……」
確かに私がこの世界で目覚めた時、この体は満身創痍だったが__
「どういうことですか?」
「死神が悪さをした……死んだあなたは、新しく生まれ変わるはずだった……それなのに、打ちのめされ、魂の死んだこの体に、死神があなたの魂を入れた……」
にわかには信じられない話だった。そんな話がさらに続いた。
「あなたの魂は、死神の影響を受けた……。きっと他人とは違う能力がある……」
得体の知れないものの前に、私は体が震えそうになった。
(この人は一体何者!?)
「私は……治療魔法で患者さんの病名が分かります。そんな人は他にはいないようです」
「死神は、人間の死期が見える……その能力の影響……」
衝撃的だが、妙に納得してしまう。
まさか私の能力が死神なんていう非現実的なモノの影響だったなんて__
「私は、どうなってしまうんでしょう」
「どうもしない……」
「どうもって……私また死ぬんですか?」
「人はいつか死ぬ……。寿命のままに……」
それは死神のせいで早く死ぬことはないと考えていいのだろうか。
「私の魔法の能力も死神の影響……」
「えっ、それじゃああなたも生まれ変わってこの世界に!?」
「そう……。ようやく会えた、私の仲間……」
この人は自分と同じ経験をした人間を探すためこの占いの館をしていたのだろうか。誰にも理解されない苦しみを癒やすため__
「あなたの前世は……?」
「あなたとは知り合いではない」
ぴしゃりと言われてしまった。
「じゃあ……どうしてこの体の元の持ち主が死んだのか分かりますか?」
「分かるのは、少し。……悪さをした。とても重大な。しかも何度も」
体がヒヤリとする。とても重大な悪さってなに? 殺人? 強盗? そのせいで死んだの?
(だとしたらとんでもない。犯罪者じゃない!)
今すぐ別の体に魂を移し直して欲しい。
死神がやった? 本当なら全力で責任を追求して出るとこ出て争いたいくらいだ。って非実在人物相手に何を考えてるんだか。自分でツッコんでしまうくらいには動揺している。
「あなたは治療魔法師? 前世は医者じゃないはず……」
私の動揺をよそに占い師は話を進める。
「えぇ、この世界に来てから見習いになりました」
「何カ月?」
「こちらに来て8カ月、見習いは半年になります」
この人の言葉はところどころ分かりにくいので自分なりの解釈をする。
「ジルタニア語が上手い」
「? 言葉は最初から問題なかったので」
そう答えると、どうしたのかマントの人物は黙りこくってしまった。
私はまた気まずい時間に耐えた。
そして、しばらく待って発された声は憎悪に満ちたものだった。
「ずるい……。言葉が分かって、まともな仕事をしてて……しかも綺麗な顔……!」
マントの人はいきなり立ち上がり、私は顔をわし掴まれた。
「なんであなただけ!!」
その勢いでその人のフードがはらりと落ち、顔が見えた。その半分は焼けただれ歪んでいた。
私は息を呑んだが声を上げたりはしなかった。診療所ではそういう患者さんも運ばれてくるから。そしてただ残念に思った。私は何もできない。なぜなら怪我から時間が経って固定されてしまった傷には魔法が効かないのだ。
私が怯まなかったからか、その人は語気を弱めぽつりと言った。
「……帰って……」
かける言葉は見つからず、私はその場を後にした。
生まれ変わったと思ったら知らない人間になっていて、顔は損なわれていて言葉も分からない。さぞかし苦労を重ねて生きてきたに違いない。運命が違えば私があの人だったのかも。
(死神が悪さをしたって? 本当ならなんてことするのよ! さすが死神、神も仏もあったもんじゃない!)
私はやり場のない怒りを抱えながら帰路についた。
その後、いつの間にかあの占いの館はなくなったと風の噂で聞いた。
10
お気に入りに追加
21
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
旦那様には愛人がいますが気にしません。
りつ
恋愛
イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。
裏切りの代償
中岡 始
キャラ文芸
かつて夫と共に立ち上げたベンチャー企業「ネクサスラボ」。奏は結婚を機に経営の第一線を退き、専業主婦として家庭を支えてきた。しかし、平穏だった生活は夫・尚紀の裏切りによって一変する。彼の部下であり不倫相手の優美が、会社を混乱に陥れつつあったのだ。
尚紀の冷たい態度と優美の挑発に苦しむ中、奏は再び経営者としての力を取り戻す決意をする。裏切りの証拠を集め、かつての仲間や信頼できる協力者たちと連携しながら、会社を立て直すための計画を進める奏。だが、それは尚紀と優美の野望を徹底的に打ち砕く覚悟でもあった。
取締役会での対決、揺れる社内外の信頼、そして壊れた夫婦の絆の果てに待つのは――。
自分の誇りと未来を取り戻すため、すべてを賭けて挑む奏の闘い。復讐の果てに見える新たな希望と、繊細な人間ドラマが交錯する物語がここに。

元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
【完結】魔王様、溺愛しすぎです!
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
「パパと結婚する!」
8万年近い長きにわたり、最強の名を冠する魔王。勇者を退け続ける彼の居城である『魔王城』の城門に、人族と思われる赤子が捨てられた。その子を拾った魔王は自ら育てると言い出し!? しかも溺愛しすぎて、周囲が大混乱!
拾われた子は幼女となり、やがて育て親を喜ばせる最強の一言を放った。魔王は素直にその言葉を受け止め、嫁にすると宣言する。
シリアスなようでコメディな軽いドタバタ喜劇(?)です。
【同時掲載】アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、小説家になろう
【表紙イラスト】しょうが様(https://www.pixiv.net/users/291264)
挿絵★あり
【完結】2021/12/02
※2022/08/16 第3回HJ小説大賞前期「小説家になろう」部門 一次審査通過
※2021/12/16 第1回 一二三書房WEB小説大賞、一次審査通過
※2021/12/03 「小説家になろう」ハイファンタジー日間94位
※2021/08/16、「HJ小説大賞2021前期『小説家になろう』部門」一次選考通過作品
※2020年8月「エブリスタ」ファンタジーカテゴリー1位(8/20〜24)
※2019年11月「ツギクル」第4回ツギクル大賞、最終選考作品
※2019年10月「ノベルアップ+」第1回小説大賞、一次選考通過作品
※2019年9月「マグネット」ヤンデレ特集掲載作品
【完結】緑の手を持つ花屋の私と、茶色の手を持つ騎士団長
五城楼スケ(デコスケ)
ファンタジー
〜花が良く育つので「緑の手」だと思っていたら「癒しの手」だったようです〜
王都の隅っこで両親から受け継いだ花屋「ブルーメ」を経営するアンネリーエ。
彼女のお店で売っている花は、色鮮やかで花持ちが良いと評判だ。
自分で花を育て、売っているアンネリーエの店に、ある日イケメンの騎士が現れる。
アンネリーエの作る花束を気に入ったイケメン騎士は、一週間に一度花束を買いに来るようになって──?
どうやらアンネリーエが育てている花は、普通の花と違うらしい。
イケメン騎士が買っていく花束を切っ掛けに、アンネリーエの隠されていた力が明かされる、異世界お仕事ファンタジーです。
*HOTランキング1位、エールに感想有難うございました!とても励みになっています!
※花の名前にルビで解説入れてみました。読みやすくなっていたら良いのですが。(;´Д`)
話の最後にも花の名前の解説を入れてますが、間違ってる可能性大です。
雰囲気を味わってもらえたら嬉しいです。
※完結しました。全41話。
お読みいただいた皆様に感謝です!(人´∀`).☆.。.:*・゚
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる