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10.前夜祭
マスク
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何ていおうか、考えているみたいに、そいつは首を傾げる。数秒、立ち止まってから呟く。
「結構前」
「理事長と話してても思ったんだけど……昔のような直接の攻撃から、今は隠蔽工作メインに切り替えている。当然監視カメラを制御している可能性がある」
まつりはそう言うと考えるように口を閉じた。
わざと曖昧に言っているのではなく、本人が答えに辿り着くのは速いが、皆にわかるような言葉にするのに時間が掛かるのだ。
「たぶんだけど……まつりは一度局所的にだけど来たことがあるし……、工作が見つかるのを焦って片付けていたんじゃないかな」
局所的に。
全校生徒がまつりについて知っている訳ではないという事。
そういえば、そうだ。
「数年前の人だね」
今日子の事件か、まつりの事を知っている範囲にいる誰かが追ってきた中に、少なくとも『工作側』が居る……
「あのとき――――みんなが異臭騒ぎを起こしているタイミングで、あれが人為的だとしたら、そこから一番離れた場所に何かするんじゃないかって思っていた」
中庭は学園の中間地点だから本来なら何処に居てもカメラに映ってしまうような死角の少ない場所なのだが――恐らく、カメラに残さないような犯行をしている。さらに監視カメラのファイルは、学園用の拡張子じゃないと再生出来ない。割られるっていうのは恐らく証拠になりかねない映像を対応機に再生されないよう潰す為とも考えられる。
今日になって、急遽――――?
「あの場では言わなかったけど、たぶん、あのままだとアイコの事も」
……ぼくたちが来たときにはカメラがまだ生きていたとすると、あの追ってきた中に、液晶を割った人物が含まれている。
「だろうな」
あのDVDのファイルにしても……それ以前、ぼくたちが学園に来たときから監視出来るようになっていると考える方が自然だ。
まつりもそれを前提として一度来て引き返した。
恐らく既にいくつかのモニターは意味を成して居ないようだし……
飛び降りにしても証拠映像が確実に残っていないかもしれない。
「それにあの写真――他の生徒も遠巻きに見ているだけ。大多数のクラスメイトが『そもそも小室さんに関わりたくない』ということは外部の人間が絡んでいる可能性が高い」
「どうも、何かするたびに、全体に向けて大規模なマスクを使うのが癖みたいだからさ」
大規模なマスク。
まるで、監視を、全体で仄めかしているみたいだ。
支配され、浸透していた問題。
「まぁ、今生徒使ったら、オートロックの開閉記録とかでもバレやすいもんな」
界瀬さんが、ボソッと言う。
けれど――――なぜ焦ったのだろうか。
それこそなぜ……?
急にアポ無しで訪ねて来た事と関係があるのか。
「すぐにでも20万支払わないといけないのが無きゃ辞めるんだがなぁ!」
「おっと……」
気絶していたはずの男が、界瀬さんの足元で唸る。
「『こんな辺境の地なら、誰も来ない』と思って『わざわざ遠くから足を運んでやった』んだ、何だよ此処、話が違うだろ、どこが、誰も来ないんだよ!? どこが、初回3000円で済むって」
坊主というべきスポーツ刈りで、不健康にひょろっとしている。どちらにしろ、教師以外の男性が入り込んでいた。
「はぁ、金さえあれば……すぐにでも離婚させたいって人、多いだろうに」
誰も来ないから利用しても安全だと舐めた態度で入り浸っている。
「目立ちたいから」と、あえて逆張りで変な人物に目を付けるような残酷な好奇心。
それの何が悪いのかと、彼らは本気で思っている。
彼は、元々『ある人』に金で頼まれて此処を片付けに来たらしい。
その人物は婚約者がいるが、彼自身凄く独占欲が強く、学園生活でさえ常に監視して報告させていた。
それが次第に、その場にいる事が理由で他の仕事も増えていったという。
「つっても、玩具で遊んでるだけのちゃらんぽらんだよ。
何がいいんだか? こっちが苦痛なんだわ」
――――こんなものを好きな奴の気が知れない。
――――目立ちたいからに決まってるでしょ。
「そう」
ささぎさんが少し寂しそうに呟く。
「これが、何の身体かは知ってるの?」
「知らねぇよ。そもそも急に言われたんだから」
俺だってこんなことしたくない、と彼は嘆く。
「でもいいよな。あれだけ溺愛されておいて、独占欲(笑)とかって、俺達まで動員されるんだぞ?やばいだろ?『今まで、いろんな女に会ってきたがこんなに一人を好きになるのは初めてだとよ(笑)』羨ましいねぇ!」
激しく苛立ちを込めて。
「あー、腹立つ。本当に、ここまでされて何が不満なんだあのキチガイ女……ほんっと、死ねばいいのに。何がいいのか全然わからん。デモデモダッテで待つだけで何もしない。許されるなら全力で助走を付けて殴ってやりたい。
『ふざけるな。甘えるんじゃねぇ』『あの人に謝れ』ってな」
「あの人に好かれたい奴なんて、五万といるのに。身勝手なキチガイ女を見続ける身にもなってみろよ」
彼は外側の人間だ。
当事者でも、被害者でも何でもない。
想像するだけの、ただの傍観者。
何も知らない。
わかっていない。
わかっている。
わかって、いる。
だから……ぼくが今、何も言うべきじゃない。
界瀬さんは何も言わなかったが、黙って紐を更にきつく縛っていた。
「彼女だって、好きなはずだろう! あいつのことが!! 好きなはずなんだ……!!! なのにあいつは嫌だ嫌だって」
吠えるように、最後の抵抗のように彼は言う。
――――そのときだった。
ウフフフフフ、と、どこからか堪えるような控えめな笑い声が聞こえてくる。
「そうだろう!!? なのに、どうして突然こんな、裏切るような……!」
ささぎさんが、話の途中で堪えきれずに大声で笑いだした。
「アーッハハハハハハ!!!!」
周囲がシンと静まり返る。
「あぁ、おかしい。おかしい。ばーっかみたい。
バカだから、ばかなのね、みたいなんて失礼だわ。おかしいことは、沢山あるんだけれど」
ささぎさんはやや真面目な表情になって改めて言う。
「まず、誰かを好きなことと、協力は、同義じゃないわ。好きだけじゃご飯は食べられないの。わかる?」
好きな事と、協力は別々の存在。
「『役に立たない』なら戦場に連れて行けないもの。それとも自分がそれほどまでに有能だと思っているという事なのかしら」
「嘘だ! あの人の事だけを見ていて、一心に思ってくれていたから、好きなんなんじゃないのか」
ささぎさんが首を傾げる。数秒。固まる。
けれど、本気で心当たりがないらしい。
「なるほど、貴方にとって助かることは好きなことと同義なのね。好かれているから助けて貰える……相手にも得があるから許されていると。
……それなら、なぜこうなるのか。本当に、理解出来ない?」
彼は黙る。
それから、数秒して「相手が、裏切ったんだ!」と言った。
「だから、あの自己中女なんて、やめとけばいいのに」
面白いゴミでも見たように彼女は『それ』を観察していた。
「あら、そう」
恐らく、彼にはこれまで居なかったのだろう。
何の意味も無く、見返りも無く手を差し伸べてくれるような人、或いは
そうしたいと思えるような人が。
「人助けや思いやりは得があるかどうかでしかなく、一心に好意を向けてくれているという為、自分に好意があるからだという前提が成り立ってしまう」
――――急にそれがなくなれば相手が裏切ったと言い出す。
それ自体が何の見返りも無いことにすら気付かない。
好意を期待しているだけだ。
だったら、なぜ、裏切られた?
本当にそれは裏切りなのだろうか。
「はぁ……今この場にビデオが持ち込めないのが、残念だわ。買っておけばよかった。監視カメラに映っているといいのだけど……」
「そういうとこ、抜かりないだろうし。こういう体験こそ、間抜けな犯罪者こそ、何度でも放映して、全校生徒の前で流して楽しい余興にしたいのだけれど、どうせ、消されてるんだろうな。私、間抜けを飼いならすよりは、そういうのに、一番興奮するのに。ハァ……残念だわ。録画、したかった」
はぁあ、とため息をつくささぎさん。
「結構前」
「理事長と話してても思ったんだけど……昔のような直接の攻撃から、今は隠蔽工作メインに切り替えている。当然監視カメラを制御している可能性がある」
まつりはそう言うと考えるように口を閉じた。
わざと曖昧に言っているのではなく、本人が答えに辿り着くのは速いが、皆にわかるような言葉にするのに時間が掛かるのだ。
「たぶんだけど……まつりは一度局所的にだけど来たことがあるし……、工作が見つかるのを焦って片付けていたんじゃないかな」
局所的に。
全校生徒がまつりについて知っている訳ではないという事。
そういえば、そうだ。
「数年前の人だね」
今日子の事件か、まつりの事を知っている範囲にいる誰かが追ってきた中に、少なくとも『工作側』が居る……
「あのとき――――みんなが異臭騒ぎを起こしているタイミングで、あれが人為的だとしたら、そこから一番離れた場所に何かするんじゃないかって思っていた」
中庭は学園の中間地点だから本来なら何処に居てもカメラに映ってしまうような死角の少ない場所なのだが――恐らく、カメラに残さないような犯行をしている。さらに監視カメラのファイルは、学園用の拡張子じゃないと再生出来ない。割られるっていうのは恐らく証拠になりかねない映像を対応機に再生されないよう潰す為とも考えられる。
今日になって、急遽――――?
「あの場では言わなかったけど、たぶん、あのままだとアイコの事も」
……ぼくたちが来たときにはカメラがまだ生きていたとすると、あの追ってきた中に、液晶を割った人物が含まれている。
「だろうな」
あのDVDのファイルにしても……それ以前、ぼくたちが学園に来たときから監視出来るようになっていると考える方が自然だ。
まつりもそれを前提として一度来て引き返した。
恐らく既にいくつかのモニターは意味を成して居ないようだし……
飛び降りにしても証拠映像が確実に残っていないかもしれない。
「それにあの写真――他の生徒も遠巻きに見ているだけ。大多数のクラスメイトが『そもそも小室さんに関わりたくない』ということは外部の人間が絡んでいる可能性が高い」
「どうも、何かするたびに、全体に向けて大規模なマスクを使うのが癖みたいだからさ」
大規模なマスク。
まるで、監視を、全体で仄めかしているみたいだ。
支配され、浸透していた問題。
「まぁ、今生徒使ったら、オートロックの開閉記録とかでもバレやすいもんな」
界瀬さんが、ボソッと言う。
けれど――――なぜ焦ったのだろうか。
それこそなぜ……?
急にアポ無しで訪ねて来た事と関係があるのか。
「すぐにでも20万支払わないといけないのが無きゃ辞めるんだがなぁ!」
「おっと……」
気絶していたはずの男が、界瀬さんの足元で唸る。
「『こんな辺境の地なら、誰も来ない』と思って『わざわざ遠くから足を運んでやった』んだ、何だよ此処、話が違うだろ、どこが、誰も来ないんだよ!? どこが、初回3000円で済むって」
坊主というべきスポーツ刈りで、不健康にひょろっとしている。どちらにしろ、教師以外の男性が入り込んでいた。
「はぁ、金さえあれば……すぐにでも離婚させたいって人、多いだろうに」
誰も来ないから利用しても安全だと舐めた態度で入り浸っている。
「目立ちたいから」と、あえて逆張りで変な人物に目を付けるような残酷な好奇心。
それの何が悪いのかと、彼らは本気で思っている。
彼は、元々『ある人』に金で頼まれて此処を片付けに来たらしい。
その人物は婚約者がいるが、彼自身凄く独占欲が強く、学園生活でさえ常に監視して報告させていた。
それが次第に、その場にいる事が理由で他の仕事も増えていったという。
「つっても、玩具で遊んでるだけのちゃらんぽらんだよ。
何がいいんだか? こっちが苦痛なんだわ」
――――こんなものを好きな奴の気が知れない。
――――目立ちたいからに決まってるでしょ。
「そう」
ささぎさんが少し寂しそうに呟く。
「これが、何の身体かは知ってるの?」
「知らねぇよ。そもそも急に言われたんだから」
俺だってこんなことしたくない、と彼は嘆く。
「でもいいよな。あれだけ溺愛されておいて、独占欲(笑)とかって、俺達まで動員されるんだぞ?やばいだろ?『今まで、いろんな女に会ってきたがこんなに一人を好きになるのは初めてだとよ(笑)』羨ましいねぇ!」
激しく苛立ちを込めて。
「あー、腹立つ。本当に、ここまでされて何が不満なんだあのキチガイ女……ほんっと、死ねばいいのに。何がいいのか全然わからん。デモデモダッテで待つだけで何もしない。許されるなら全力で助走を付けて殴ってやりたい。
『ふざけるな。甘えるんじゃねぇ』『あの人に謝れ』ってな」
「あの人に好かれたい奴なんて、五万といるのに。身勝手なキチガイ女を見続ける身にもなってみろよ」
彼は外側の人間だ。
当事者でも、被害者でも何でもない。
想像するだけの、ただの傍観者。
何も知らない。
わかっていない。
わかっている。
わかって、いる。
だから……ぼくが今、何も言うべきじゃない。
界瀬さんは何も言わなかったが、黙って紐を更にきつく縛っていた。
「彼女だって、好きなはずだろう! あいつのことが!! 好きなはずなんだ……!!! なのにあいつは嫌だ嫌だって」
吠えるように、最後の抵抗のように彼は言う。
――――そのときだった。
ウフフフフフ、と、どこからか堪えるような控えめな笑い声が聞こえてくる。
「そうだろう!!? なのに、どうして突然こんな、裏切るような……!」
ささぎさんが、話の途中で堪えきれずに大声で笑いだした。
「アーッハハハハハハ!!!!」
周囲がシンと静まり返る。
「あぁ、おかしい。おかしい。ばーっかみたい。
バカだから、ばかなのね、みたいなんて失礼だわ。おかしいことは、沢山あるんだけれど」
ささぎさんはやや真面目な表情になって改めて言う。
「まず、誰かを好きなことと、協力は、同義じゃないわ。好きだけじゃご飯は食べられないの。わかる?」
好きな事と、協力は別々の存在。
「『役に立たない』なら戦場に連れて行けないもの。それとも自分がそれほどまでに有能だと思っているという事なのかしら」
「嘘だ! あの人の事だけを見ていて、一心に思ってくれていたから、好きなんなんじゃないのか」
ささぎさんが首を傾げる。数秒。固まる。
けれど、本気で心当たりがないらしい。
「なるほど、貴方にとって助かることは好きなことと同義なのね。好かれているから助けて貰える……相手にも得があるから許されていると。
……それなら、なぜこうなるのか。本当に、理解出来ない?」
彼は黙る。
それから、数秒して「相手が、裏切ったんだ!」と言った。
「だから、あの自己中女なんて、やめとけばいいのに」
面白いゴミでも見たように彼女は『それ』を観察していた。
「あら、そう」
恐らく、彼にはこれまで居なかったのだろう。
何の意味も無く、見返りも無く手を差し伸べてくれるような人、或いは
そうしたいと思えるような人が。
「人助けや思いやりは得があるかどうかでしかなく、一心に好意を向けてくれているという為、自分に好意があるからだという前提が成り立ってしまう」
――――急にそれがなくなれば相手が裏切ったと言い出す。
それ自体が何の見返りも無いことにすら気付かない。
好意を期待しているだけだ。
だったら、なぜ、裏切られた?
本当にそれは裏切りなのだろうか。
「はぁ……今この場にビデオが持ち込めないのが、残念だわ。買っておけばよかった。監視カメラに映っているといいのだけど……」
「そういうとこ、抜かりないだろうし。こういう体験こそ、間抜けな犯罪者こそ、何度でも放映して、全校生徒の前で流して楽しい余興にしたいのだけれど、どうせ、消されてるんだろうな。私、間抜けを飼いならすよりは、そういうのに、一番興奮するのに。ハァ……残念だわ。録画、したかった」
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