197 / 215
地球へ
第197話 古文書の正体
しおりを挟む
これは西暦9980年のはるか未来のお話し。
この時代にマイ達を召喚するきっかけになった、とある古文書。
これを書いた人物のクローンをこの時代に創り出したが、彼は地球を占領してしまう。
その地球を奪還するため、ふたり目のクローンが創られた。
ひとり目の時は、彼の才能を開花させる方向で育てて、失敗した。
ならば今度は、生前の彼の様に育てる事にした。
その育てる場所は、夢の中だった。
生前の彼の人生をなぞる様に、ふたり目のクローンは育てられた。
しかしある時、彼は気づく。
この世界が夢である事に。
それからの彼の行動は、やばかった。
夢の中なので、なんでも思い通りに出来た。
彼は好奇心のおもむくまま、その才能を開花させていく。
ひとり目のクローンと同じ様に。
さらに彼は、自分の意識を深く潜り込ませる事で、集団無意識に到達してしまう。
ここで彼は、自らの出生の秘密を知る。
ひとり目のクローンとの対立を迫られる中、彼はひとり目のクローンの気持ちを、集団無意識を通じて知る事になる。
それは同じ自分として、共感出来るものだった。
ひとり目のクローンと対立するか、それとも共闘するか。
面白そうなんで、対立する方を選んだ。
ふたりのクローンの間で、激しい戦いが繰り広げられたが、これはふたりにとって、盛大なじゃれあいにすぎなかった。
初めて現れた対等な人間との競争を、楽しんだだけだった。
ふたりとも、本気で殺し合う気は、これっぽっちもなかった。
ふたりは集団無意識を通じ、分かりあっていた。
それに気づいた人類は、古文書を書いた本人の魂を、この時代に召喚する事にした。
そしていつしか、眠り続けるふたり目のクローンの身体は衰弱し、死をむかえる。
そんな彼の魂は、意識を集団無意識に潜り込ませる事で、この世にとどまる。
アイに憑依した少年は、自らベータと名乗る。
ベータに対してアルファも居る事を告げ、マイの事をゼロと言う。
マイはガンマではないかと、マインは思った。
「それなら、これを見てくれた方が早い。」
ベータは、自らの肉体が入った装置の下部の引き出しから、一冊のノートを取り出す。
そのノートを見て、マイは青ざめる。
薄い水色のノート。
表紙に何やらアルファベットが印字されていて、Cの文字がやけに目立つ。
「何これ。ノート?」
手渡されたノートを、マインは表裏ひっくり返しながら、まじまじと見つめる。
「この時代に、こんなのにお目にかかれるなんて、思ってもみなかったわ。」
「それがシリウス構想の古文書だ。」
「え?」
ベータの言葉に、ノートを調べるマインの手が止まる。
「もっともそれはレプリカ。
本物はアルファが破棄した。」
自分を見つめるマインに対して、ベータは言う。
マインはノートをぱらぱらと、めくってみる。
「本物を破棄したところで、写しはごまんとある。
なにせ、有名な古文書だからな。」
ノートを熱心に調べるマインに、その言葉は入らない。
「これは、日本語?」
ノートを開いて、マインはそう感じる。
漢字らしき物が見られるが、それは他のアジア圏の国でも使われている。
しかし画数の少ない文字が混じるのは、マインの記憶では日本語だけだ。
これが日本語なら、これを読める人物が、ここにいる。
「ねえマイ、あなたなら読めるんじゃない?」
マインはマイの方へと視線を向ける。
「どうしたのよ、マイ!」
マイは、青ざめた顔で、立ち尽くす。
「な、なんでもないわ。」
マイは作り笑顔を浮かべる。
マイが無理してる事くらい、マインにも分かる。
「あなたの何でもないは、信用できないわ。」
マインは真剣な眼差しで、マイを見つめる。
「僕も、これ以上みんなに、迷惑かけるつもりはないよ。」
マイも真剣な眼差しで、マインを見つめ返す。
それは、数話前の出来事。
しかし、お互いのパートナーによって、消された記憶。
マインもマイも、何を根拠にそう言ったのか、よく分かっていない。
しかし、何故か確信はあった。
「そう、分かったわ。もう何も言わない。
で、あなたにはこれが、読めるんじゃない?」
マインはそう言って、持ってるノートを胸の高さに持ってくる。
「そ、それは。」
マイの表情は、一瞬くもる。
だけどマイは、すぐに気を取り直す。
「ちょ、ちょっと、見せてもらえるかな。」
マイは気丈にふるまってみせるが、その声は、わずかに震える。
マイがノートを受け取ろうと伸ばす手も、かすかに震える。
しかしマインは、何も言わない。
マインは黙ってノートを差し出す。
マイはノートを受け取り、そのノートを開く。
「やっぱり。」
マイは開口一番、そう吐き捨てる。
「これ、僕が書いたノートじゃん。」
マイはアイに視線を向ける。
このアイの身体には、ベータが憑依している。
「え、うそ。」
マインはその事実に驚く。
マイには読めるだろうとは思ったが、まさかマイが書いた物とは、思わなかった。
「これは僕が物語を作るために書いた、設定集。
なんでここにあるのよ。」
マイは問いただす。
その相手は、アイでもベータでも、どちらでもよかった。
「それが、シリウス構想の元になった、古文書だからよ。」
その言葉を発したのは、アイなのか、それともベータなのか。
マイには判断出来なかったが、そんな事はどうでもいい。
問題なのは、なぜ自分の書いたノートが、ここにあるのか、だ。
「じゃあ、マイの発想が、転送システムを完成させたの?
やるじゃん、マイ。」
マインはマイの腰をパンと叩く。
「違う、僕じゃない。」
腰を叩かれたマイは、反射的に思ってた言葉を口にする。
「ぼ、僕は、アバター体に魂を召喚させるなんて、書いてない。」
マイはマインを見つめ、震えを抑えながら、なんとか口にする。
「でも、それらしき事は、書いてた。」
ベータのその言葉に、マイもマインも、ベータの憑依したアイに視線を向ける。
「確か、物体に意識を飛ばして、」
「あ。」
ベータのその言葉に、マイは心当たりがあった。
「その物体から、辺りの様子をみる。ってのがあったよね?」
マイの感嘆の声には構わず、ベータは続けた。
「それって、ライブカメラ?」
マインはつぶやく。
色々な場所に設置されてるカメラを、専用のゴーグルから覗く事で、その場にいる雰囲気を味わえる。
これはマインの時代には、普通にあった技術だ。
対応するカメラは世界中を網羅していた。
そしてGPS衛星と連動する事により、部屋に居ながら、世界中を旅する臨場感を味わえた。
同じ様に旅をする人と、語り合う事も可能だった。
「いや、それじゃない。」
と言ってベータは首を振る。
「マイの書いた設定では、文字通り物体に意識を飛ばすもの。
転がすボールに意識を飛ばして、辺りの様子を探る。
と言った物かな。」
とベータは説明する。
「でも、アバター体への魂召喚だなんて、書いてない。」
マイは首を振る。
自分の書いた内容が、そこからかけ離れた物に変化されてるのが、恐ろしく感じる。
「そりゃあ、君の時代には無かった技術が、ふんだんにあるからね。
この時代にあった解釈が、なされただけの事だよ。」
と言ってベータはニヤける。
「なるほど。確かに、過去の時代には考えられなかった事が、はるか未来では、日常になってるものだもんね。」
マインはしきりにうなずく。
そしてマインに疑問が浮かぶ。
「あれ、そしたらシリウス構想って、この古文書の内容を、拡大解釈したって事?」
「それには、ちょっとした説明がいるな。」
こうしてベータは、くそ長い説明を始める。
この時代にマイ達を召喚するきっかけになった、とある古文書。
これを書いた人物のクローンをこの時代に創り出したが、彼は地球を占領してしまう。
その地球を奪還するため、ふたり目のクローンが創られた。
ひとり目の時は、彼の才能を開花させる方向で育てて、失敗した。
ならば今度は、生前の彼の様に育てる事にした。
その育てる場所は、夢の中だった。
生前の彼の人生をなぞる様に、ふたり目のクローンは育てられた。
しかしある時、彼は気づく。
この世界が夢である事に。
それからの彼の行動は、やばかった。
夢の中なので、なんでも思い通りに出来た。
彼は好奇心のおもむくまま、その才能を開花させていく。
ひとり目のクローンと同じ様に。
さらに彼は、自分の意識を深く潜り込ませる事で、集団無意識に到達してしまう。
ここで彼は、自らの出生の秘密を知る。
ひとり目のクローンとの対立を迫られる中、彼はひとり目のクローンの気持ちを、集団無意識を通じて知る事になる。
それは同じ自分として、共感出来るものだった。
ひとり目のクローンと対立するか、それとも共闘するか。
面白そうなんで、対立する方を選んだ。
ふたりのクローンの間で、激しい戦いが繰り広げられたが、これはふたりにとって、盛大なじゃれあいにすぎなかった。
初めて現れた対等な人間との競争を、楽しんだだけだった。
ふたりとも、本気で殺し合う気は、これっぽっちもなかった。
ふたりは集団無意識を通じ、分かりあっていた。
それに気づいた人類は、古文書を書いた本人の魂を、この時代に召喚する事にした。
そしていつしか、眠り続けるふたり目のクローンの身体は衰弱し、死をむかえる。
そんな彼の魂は、意識を集団無意識に潜り込ませる事で、この世にとどまる。
アイに憑依した少年は、自らベータと名乗る。
ベータに対してアルファも居る事を告げ、マイの事をゼロと言う。
マイはガンマではないかと、マインは思った。
「それなら、これを見てくれた方が早い。」
ベータは、自らの肉体が入った装置の下部の引き出しから、一冊のノートを取り出す。
そのノートを見て、マイは青ざめる。
薄い水色のノート。
表紙に何やらアルファベットが印字されていて、Cの文字がやけに目立つ。
「何これ。ノート?」
手渡されたノートを、マインは表裏ひっくり返しながら、まじまじと見つめる。
「この時代に、こんなのにお目にかかれるなんて、思ってもみなかったわ。」
「それがシリウス構想の古文書だ。」
「え?」
ベータの言葉に、ノートを調べるマインの手が止まる。
「もっともそれはレプリカ。
本物はアルファが破棄した。」
自分を見つめるマインに対して、ベータは言う。
マインはノートをぱらぱらと、めくってみる。
「本物を破棄したところで、写しはごまんとある。
なにせ、有名な古文書だからな。」
ノートを熱心に調べるマインに、その言葉は入らない。
「これは、日本語?」
ノートを開いて、マインはそう感じる。
漢字らしき物が見られるが、それは他のアジア圏の国でも使われている。
しかし画数の少ない文字が混じるのは、マインの記憶では日本語だけだ。
これが日本語なら、これを読める人物が、ここにいる。
「ねえマイ、あなたなら読めるんじゃない?」
マインはマイの方へと視線を向ける。
「どうしたのよ、マイ!」
マイは、青ざめた顔で、立ち尽くす。
「な、なんでもないわ。」
マイは作り笑顔を浮かべる。
マイが無理してる事くらい、マインにも分かる。
「あなたの何でもないは、信用できないわ。」
マインは真剣な眼差しで、マイを見つめる。
「僕も、これ以上みんなに、迷惑かけるつもりはないよ。」
マイも真剣な眼差しで、マインを見つめ返す。
それは、数話前の出来事。
しかし、お互いのパートナーによって、消された記憶。
マインもマイも、何を根拠にそう言ったのか、よく分かっていない。
しかし、何故か確信はあった。
「そう、分かったわ。もう何も言わない。
で、あなたにはこれが、読めるんじゃない?」
マインはそう言って、持ってるノートを胸の高さに持ってくる。
「そ、それは。」
マイの表情は、一瞬くもる。
だけどマイは、すぐに気を取り直す。
「ちょ、ちょっと、見せてもらえるかな。」
マイは気丈にふるまってみせるが、その声は、わずかに震える。
マイがノートを受け取ろうと伸ばす手も、かすかに震える。
しかしマインは、何も言わない。
マインは黙ってノートを差し出す。
マイはノートを受け取り、そのノートを開く。
「やっぱり。」
マイは開口一番、そう吐き捨てる。
「これ、僕が書いたノートじゃん。」
マイはアイに視線を向ける。
このアイの身体には、ベータが憑依している。
「え、うそ。」
マインはその事実に驚く。
マイには読めるだろうとは思ったが、まさかマイが書いた物とは、思わなかった。
「これは僕が物語を作るために書いた、設定集。
なんでここにあるのよ。」
マイは問いただす。
その相手は、アイでもベータでも、どちらでもよかった。
「それが、シリウス構想の元になった、古文書だからよ。」
その言葉を発したのは、アイなのか、それともベータなのか。
マイには判断出来なかったが、そんな事はどうでもいい。
問題なのは、なぜ自分の書いたノートが、ここにあるのか、だ。
「じゃあ、マイの発想が、転送システムを完成させたの?
やるじゃん、マイ。」
マインはマイの腰をパンと叩く。
「違う、僕じゃない。」
腰を叩かれたマイは、反射的に思ってた言葉を口にする。
「ぼ、僕は、アバター体に魂を召喚させるなんて、書いてない。」
マイはマインを見つめ、震えを抑えながら、なんとか口にする。
「でも、それらしき事は、書いてた。」
ベータのその言葉に、マイもマインも、ベータの憑依したアイに視線を向ける。
「確か、物体に意識を飛ばして、」
「あ。」
ベータのその言葉に、マイは心当たりがあった。
「その物体から、辺りの様子をみる。ってのがあったよね?」
マイの感嘆の声には構わず、ベータは続けた。
「それって、ライブカメラ?」
マインはつぶやく。
色々な場所に設置されてるカメラを、専用のゴーグルから覗く事で、その場にいる雰囲気を味わえる。
これはマインの時代には、普通にあった技術だ。
対応するカメラは世界中を網羅していた。
そしてGPS衛星と連動する事により、部屋に居ながら、世界中を旅する臨場感を味わえた。
同じ様に旅をする人と、語り合う事も可能だった。
「いや、それじゃない。」
と言ってベータは首を振る。
「マイの書いた設定では、文字通り物体に意識を飛ばすもの。
転がすボールに意識を飛ばして、辺りの様子を探る。
と言った物かな。」
とベータは説明する。
「でも、アバター体への魂召喚だなんて、書いてない。」
マイは首を振る。
自分の書いた内容が、そこからかけ離れた物に変化されてるのが、恐ろしく感じる。
「そりゃあ、君の時代には無かった技術が、ふんだんにあるからね。
この時代にあった解釈が、なされただけの事だよ。」
と言ってベータはニヤける。
「なるほど。確かに、過去の時代には考えられなかった事が、はるか未来では、日常になってるものだもんね。」
マインはしきりにうなずく。
そしてマインに疑問が浮かぶ。
「あれ、そしたらシリウス構想って、この古文書の内容を、拡大解釈したって事?」
「それには、ちょっとした説明がいるな。」
こうしてベータは、くそ長い説明を始める。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
TS調教施設 ~敵国に捕らえられ女体化ナノマシンで快楽調教されました~
エルトリア
SF
世界有数の大国ロタール連邦の軍人アルフ・エーベルバッハ。彼は敵国アウライ帝国との戦争で数え切れぬ武勲をあげ、僅か四年で少佐にまで昇進し、救国の英雄となる道を歩んでいた。
しかし、所属している基地が突如大規模な攻撃を受け、捕虜になったことにより、アルフの人生は一変する。
「さっさと殺すことだな」
そう鋭く静かに言い放った彼に待ち受けていたものは死よりも残酷で屈辱的な扱いだった。
「こ、これは。私の身体なのか…!?」
ナノマシンによる肉体改造によりアルフの身体は年端もいかない少女へと変容してしまう。
怒りに震えるアルフ。調教師と呼ばれる男はそれを見ながら言い放つ。
「お前は食事ではなく精液でしか栄養を摂取出来ない身体になったんだよ」
こうしてアルフは089という囚人番号を与えられ、雌奴隷として調教される第二の人生を歩み始めた。
※個人制作でコミカライズ版を配信しました。作品下部バナーでご検索ください!
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
GAME CHANGER 日本帝国1945からの逆襲
俊也
歴史・時代
時は1945年3月、敗色濃厚の日本軍。
今まさに沖縄に侵攻せんとする圧倒的戦力のアメリカ陸海軍を前に、日本の指導者達は若者達による航空機の自爆攻撃…特攻 で事態を打開しようとしていた。
「バカかお前ら、本当に戦争に勝つ気があるのか!?」
その男はただの学徒兵にも関わらず、平然とそう言い放ち特攻出撃を拒否した。
当初は困惑し怒り狂う日本海軍上層部であったが…!?
姉妹作「新訳 零戦戦記」共々宜しくお願い致します。
共に
第8回歴史時代小説参加しました!
全ての悩みを解決した先に
夢破れる
SF
「もし59歳の自分が、30年前の自分に人生の答えを教えられるとしたら――」
成功者となった未来の自分が、悩める過去の自分を救うために時を超えて出会う、
新しい形の自分探しストーリー。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる