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異次元からの侵略者
第149話 出来れば、知能が同じくらいの人と語りたい
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これは西暦9980年のはるか未来のお話し。
宇宙の北の果て、北部戦線のさらに奥。
超高次元空間にまで足を踏み入れた、マイとユアとメドーラの三人。
三人は自分達の戦闘機を変形合体させ、オメガクロスを爆誕させる。
そしてそんな三人の前に、ブルードラゴンが降臨する!
ミズキと言う少女に化身して。
ドラゴンの美少女化。
これは避けられない時代の流れだろう。
だが待ってほしい。
みんなが読みたいものではなく、私が書きたいものを書くのがこの作品だと、常々言ってきた。
なのに、時代にマッチしたものを書くとは、私もブレてしまったのだろうか。
いや、そんな事は、絶対ない。
つまり、時代が私に追いついたとも言えよう。
あ、ブルードラゴンミズキの声は、ケイを幼くした感じで、ケイと同じ声優さんになります。
「あなた何者?」
ブルードラゴンの化身と言うミズキに、改めて問いかける。
ブルードラゴンは、北部戦線で怒りに任せて暴れている。
だったら、今目の前にいるミズキは、何者なのだろうか?
「ふ、何度も言わせるな。
我は神武七龍神がひと柱、ブルードラゴンなるぞ。」
ミズキはニヤけながら、マイの問いに答える。
マイが困惑する理由も、分かってるからだ。
そんな立場から、分かっていない者を見るのは、なんだか気分がよかった。
これは、ブルードラゴンがケイと言う人間を取り込んだため、神武七龍神であるブルードラゴンにも、人間くさい感情が芽生えたと言う事である。
「じゃあ、北部戦線のブルードラゴンは、なんなのよ。」
ニヤけるミズキに対して、マイは少々イラつく。
そう、こんなとるに足りない事を勿体つけて、さらにこバカにしてニヤけられたら、誰しもムカつく。
それが人間であり、マイもまた、ひとりの人間である。
「ふふふ、さあな。」
ミズキは、こんな事も分からないのって感じで、さらに勿体つける。
「まさか、別人?」
ここで震えながらも、メドーラが口をはさむ。
「あ?」
ニヤけたミズキの口調も、一気にひきしまる。
「ひ。」
さらに怯えるメドーラ。
そんなメドーラを見て、ミズキの感情も落ち着いてくる。
「ふ、魂の姿を偽る者よ。
いい線をつきよる。
だが、我は別人というわけではないぞ。」
ミズキはメドーラの察しの良さに、悦に至る。
頭の悪いヤツと話すより、健全な話し合いが出来る。
「なるほど。」
メドーラも、ミズキの今の言葉で全てを理解する。
北部戦線のブルードラゴンと、この超高次元空間の目の前にいるミズキとの関係性を。
「ど、どう言う事?」
だけどマイには、理解出来ない。
隣りのユアは、なんとなくだが、理解した。
「魂の姿を偽る者よ。
我に代わって説明いたせ。」
ミズキは腕を組むと、満足げな表情で瞳を閉じる。
今のメドーラなら、ミズキの意見をそのまま代弁出来る。
ミズキも、この内容の話しを、これ以上したくはなかった。
そしてメドーラは理解する。
ミズキの意見と異なる事を言ったら、ブルードラゴンの逆鱗に触れる。
それはつまり、自分が消されるかもしれないと言う事を。
「マイお姉さま。」
メドーラは、慎重に言葉を選ぶ。
「マイお姉さまは先程、私がプリンを食べてしまった事を、怒ってないとおっしゃいましたね。」
「うん、そうだけど。」
マイは、なぜメドーラがこの話しを突然持ち出すのか、分からない。
「でもあの時、マイお姉さまは凄く怒りました。」
「あー、ごめんね。僕もそんなに怒る気はなかったんだけど、ついカッとなって。」
マイは過去の自分の行為を、平謝り。
そんなマイの謝罪を受け流し、メドーラは話しを続ける。
「つまり、怒ってるマイお姉さまと、許してるマイお姉さまの、ふたりが同時に存在すると言う事です。」
「え、そうなの?」
「はあ。」
マイの理解度の低さに、メドーラは小さくため息をつく。
そんなメドーラを見て、ミズキはほくそえむ。
「ふ、そやつに物事を理解させるには、苦労するじゃろうて。
さて、ここからどう理解させるのか、みものじゃの。」
「つまり、表層心理のマイと、深層心理のマイは、別人って事だよ。」
見かねたユアが、横から口をだす。
「そう、表層心理のブルードラゴンと、深層心理のミズキ。
北部戦線で暴れるブルードラゴンと、今目の前にいるミズキは、別人格と言う事です。」
ユアの言葉を、メドーラが補足する。
そしてミズキは、ちょっとムッとする。
メドーラに説明させたかったのに、ユアが割り込んできたから。
だけどユアもちゃんと理解してるようなので、そんなムカつきも、すぐにおさまった。
「え、じゃあ、今目の前のミズキを説得しても、北部戦線のブルードラゴンは止まらないって事?」
「それは。」
マイの理解に、メドーラも言葉がつまる。
マイの言う通りだが、止める手段なら、ちゃんとある。
だけどそれを今、言葉にするべきかと、メドーラは迷う。
「確かに、この次元の我が呼びかけても、低次元の我には届かないな。」
マイも理解した様なので、言い淀むメドーラの代わりにミズキが口を出す。
メドーラが言えずにいる止める手段というのを、ミズキも理解している。
そして、それを言えない理由も、分かりきっている。
「そんな。
じゃあ、僕達は何しにここにきたの。」
マイの表情に、絶望の色が浮かぶ。
「ま、あの次元の我が居なくなるだけで、我自身が消えて無くなるわけではないからな。」
マイの絶望に対し、ミズキは答える。
「え?」
ミズキの答えは、マイの疑問に対する答えには、なっていない。
そんなマイには構わず、ミズキは続ける。
「色々鈍いヤツめ。
力尽きて死ぬのは、あの次元のブルードラゴン。
我もあの次元には行けなくなるが、なんの問題もあるまい。」
「あるよ、問題、あるよ。」
マイは言葉が詰まりそうになりながらも、何とか言葉を絞り出す。
「僕は、あなたを止めに来たんだ。
ナツキにも、頼まれたんだ。」
「ナツキ?」
その単語に、ミズキの表情が止まる。
ナツキとは、グリーンドラゴンが少女に化身した姿である。
「そうか、おまえはグリーンドラゴンの加護を受けてたのか。
どうりで我の威光が効かぬ訳だ。」
ミズキは自分の周囲の青い光を取り入れ、その姿を変えながら巨大化する。
「マイお姉さま、ブルードラゴンを止める方法ならあります!」
ミズキの変化に驚くマイに、メドーラが声をかける。
「この超高次元空間のブルードラゴンに大きなダメージを与えれば、北部戦線のブルードラゴンにも、影響はあります。」
今目の前のブルードラゴンを殺せば、北部戦線のブルードラゴンも死ぬ。
その事をメドーラは、言いたかった。
だけど直接的な言い方は、ブルードラゴンの逆鱗に触れそうなので、出来なかった。
「それに、ケイお姉さまの言葉も思い出してください。」
メドーラの言葉で、マイはケイの言葉を思い出す。
「ブルードラゴンを止めるには、倒すしかない。」
マイがつぶやくと同時に、ミズキはブルードラゴンとしての変形を終える。
少女だったミズキは、マイ達のオメガクロスと同じ大きさへと巨大化した。
そして青を基調にした、メカメカしい人型のロボット調にデザインを変更。
そのロボット調の頭部は、ドラゴンだった。
ブルードラゴンは、龍神騎としての姿を顕現させた。
宇宙の北の果て、北部戦線のさらに奥。
超高次元空間にまで足を踏み入れた、マイとユアとメドーラの三人。
三人は自分達の戦闘機を変形合体させ、オメガクロスを爆誕させる。
そしてそんな三人の前に、ブルードラゴンが降臨する!
ミズキと言う少女に化身して。
ドラゴンの美少女化。
これは避けられない時代の流れだろう。
だが待ってほしい。
みんなが読みたいものではなく、私が書きたいものを書くのがこの作品だと、常々言ってきた。
なのに、時代にマッチしたものを書くとは、私もブレてしまったのだろうか。
いや、そんな事は、絶対ない。
つまり、時代が私に追いついたとも言えよう。
あ、ブルードラゴンミズキの声は、ケイを幼くした感じで、ケイと同じ声優さんになります。
「あなた何者?」
ブルードラゴンの化身と言うミズキに、改めて問いかける。
ブルードラゴンは、北部戦線で怒りに任せて暴れている。
だったら、今目の前にいるミズキは、何者なのだろうか?
「ふ、何度も言わせるな。
我は神武七龍神がひと柱、ブルードラゴンなるぞ。」
ミズキはニヤけながら、マイの問いに答える。
マイが困惑する理由も、分かってるからだ。
そんな立場から、分かっていない者を見るのは、なんだか気分がよかった。
これは、ブルードラゴンがケイと言う人間を取り込んだため、神武七龍神であるブルードラゴンにも、人間くさい感情が芽生えたと言う事である。
「じゃあ、北部戦線のブルードラゴンは、なんなのよ。」
ニヤけるミズキに対して、マイは少々イラつく。
そう、こんなとるに足りない事を勿体つけて、さらにこバカにしてニヤけられたら、誰しもムカつく。
それが人間であり、マイもまた、ひとりの人間である。
「ふふふ、さあな。」
ミズキは、こんな事も分からないのって感じで、さらに勿体つける。
「まさか、別人?」
ここで震えながらも、メドーラが口をはさむ。
「あ?」
ニヤけたミズキの口調も、一気にひきしまる。
「ひ。」
さらに怯えるメドーラ。
そんなメドーラを見て、ミズキの感情も落ち着いてくる。
「ふ、魂の姿を偽る者よ。
いい線をつきよる。
だが、我は別人というわけではないぞ。」
ミズキはメドーラの察しの良さに、悦に至る。
頭の悪いヤツと話すより、健全な話し合いが出来る。
「なるほど。」
メドーラも、ミズキの今の言葉で全てを理解する。
北部戦線のブルードラゴンと、この超高次元空間の目の前にいるミズキとの関係性を。
「ど、どう言う事?」
だけどマイには、理解出来ない。
隣りのユアは、なんとなくだが、理解した。
「魂の姿を偽る者よ。
我に代わって説明いたせ。」
ミズキは腕を組むと、満足げな表情で瞳を閉じる。
今のメドーラなら、ミズキの意見をそのまま代弁出来る。
ミズキも、この内容の話しを、これ以上したくはなかった。
そしてメドーラは理解する。
ミズキの意見と異なる事を言ったら、ブルードラゴンの逆鱗に触れる。
それはつまり、自分が消されるかもしれないと言う事を。
「マイお姉さま。」
メドーラは、慎重に言葉を選ぶ。
「マイお姉さまは先程、私がプリンを食べてしまった事を、怒ってないとおっしゃいましたね。」
「うん、そうだけど。」
マイは、なぜメドーラがこの話しを突然持ち出すのか、分からない。
「でもあの時、マイお姉さまは凄く怒りました。」
「あー、ごめんね。僕もそんなに怒る気はなかったんだけど、ついカッとなって。」
マイは過去の自分の行為を、平謝り。
そんなマイの謝罪を受け流し、メドーラは話しを続ける。
「つまり、怒ってるマイお姉さまと、許してるマイお姉さまの、ふたりが同時に存在すると言う事です。」
「え、そうなの?」
「はあ。」
マイの理解度の低さに、メドーラは小さくため息をつく。
そんなメドーラを見て、ミズキはほくそえむ。
「ふ、そやつに物事を理解させるには、苦労するじゃろうて。
さて、ここからどう理解させるのか、みものじゃの。」
「つまり、表層心理のマイと、深層心理のマイは、別人って事だよ。」
見かねたユアが、横から口をだす。
「そう、表層心理のブルードラゴンと、深層心理のミズキ。
北部戦線で暴れるブルードラゴンと、今目の前にいるミズキは、別人格と言う事です。」
ユアの言葉を、メドーラが補足する。
そしてミズキは、ちょっとムッとする。
メドーラに説明させたかったのに、ユアが割り込んできたから。
だけどユアもちゃんと理解してるようなので、そんなムカつきも、すぐにおさまった。
「え、じゃあ、今目の前のミズキを説得しても、北部戦線のブルードラゴンは止まらないって事?」
「それは。」
マイの理解に、メドーラも言葉がつまる。
マイの言う通りだが、止める手段なら、ちゃんとある。
だけどそれを今、言葉にするべきかと、メドーラは迷う。
「確かに、この次元の我が呼びかけても、低次元の我には届かないな。」
マイも理解した様なので、言い淀むメドーラの代わりにミズキが口を出す。
メドーラが言えずにいる止める手段というのを、ミズキも理解している。
そして、それを言えない理由も、分かりきっている。
「そんな。
じゃあ、僕達は何しにここにきたの。」
マイの表情に、絶望の色が浮かぶ。
「ま、あの次元の我が居なくなるだけで、我自身が消えて無くなるわけではないからな。」
マイの絶望に対し、ミズキは答える。
「え?」
ミズキの答えは、マイの疑問に対する答えには、なっていない。
そんなマイには構わず、ミズキは続ける。
「色々鈍いヤツめ。
力尽きて死ぬのは、あの次元のブルードラゴン。
我もあの次元には行けなくなるが、なんの問題もあるまい。」
「あるよ、問題、あるよ。」
マイは言葉が詰まりそうになりながらも、何とか言葉を絞り出す。
「僕は、あなたを止めに来たんだ。
ナツキにも、頼まれたんだ。」
「ナツキ?」
その単語に、ミズキの表情が止まる。
ナツキとは、グリーンドラゴンが少女に化身した姿である。
「そうか、おまえはグリーンドラゴンの加護を受けてたのか。
どうりで我の威光が効かぬ訳だ。」
ミズキは自分の周囲の青い光を取り入れ、その姿を変えながら巨大化する。
「マイお姉さま、ブルードラゴンを止める方法ならあります!」
ミズキの変化に驚くマイに、メドーラが声をかける。
「この超高次元空間のブルードラゴンに大きなダメージを与えれば、北部戦線のブルードラゴンにも、影響はあります。」
今目の前のブルードラゴンを殺せば、北部戦線のブルードラゴンも死ぬ。
その事をメドーラは、言いたかった。
だけど直接的な言い方は、ブルードラゴンの逆鱗に触れそうなので、出来なかった。
「それに、ケイお姉さまの言葉も思い出してください。」
メドーラの言葉で、マイはケイの言葉を思い出す。
「ブルードラゴンを止めるには、倒すしかない。」
マイがつぶやくと同時に、ミズキはブルードラゴンとしての変形を終える。
少女だったミズキは、マイ達のオメガクロスと同じ大きさへと巨大化した。
そして青を基調にした、メカメカしい人型のロボット調にデザインを変更。
そのロボット調の頭部は、ドラゴンだった。
ブルードラゴンは、龍神騎としての姿を顕現させた。
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