276 / 597
Episode3 龍之介
【番外編】17 昼間の事
しおりを挟む
マサが明日本部に来ると聞いたせいで、望んでも居ない夢を見てしまった。
北陸に行ったままの彼が「朱羽のために帰って来た」と三割美化された顔でヘリコプターから舞い降りて来ると言うストーリーは、妄想が入りすぎて誰にも話すことのできないものだ。
叶いもしない幸せのひとときに有頂天になって、目覚めた瞬間に現実を知らされる。
夢なんて残酷だ。
「雅敏さん……」
すぐに忘れてしまいそうなシーンを何度も頭に繰り返して、夢の中と同じように彼の名を呟いてみる。
その呼び方は特別だった。特別になれなかった自分に、彼をファーストネームで呼ぶ権利はない。
「潮時だぞ」
戒めのように呟いて、朱羽は時間を確認した。
昼になる所だが、遅めにとった朝食のせいでまだ空腹感はない。龍之介が来る一時までに買い物にでも行こうかと考えた所で、入口のチャイムがピンポンと音を鳴らした。
「誰?」
龍之介が早く着いたのだろうか──けれど、いつもと明らかに様子が違う。
チャイムは壊れた機械のように、ピンポンピンポンと止むことを知らずに鳴り続けたのだ。
「ちょっとうるさ……どちら様ですか?」
戸口に向かって声を強めるが、反応はない。
嫌がらせか何かだろうか。
そういえば昔ストーカーに気を付けろと京子に注意されたことがある。まさか自分にそんな災難が降りかかるとは夢にも思わないが、不審な来客には少し警戒してしまう。
「はい」とロックを解くと、相手が気を緩めたのが分かった。
ドアノブ越しにほんの僅か、能力の気配を感じたからだ。
「えっ?」
相手が能力者だという可能性を過らせなかった訳じゃない。
ただ、まさかという軽率さが命取りになる。こちらを待たずに、扉が外へ向けて開いた。
「見ぃつけた」
バレた──記憶の片隅に残る声の記憶が、耳を震わせる。
出口を塞ぐように立つ男は、汗まみれのアロハシャツを肌に貼りつけて、ニヤリと笑った。
去年捕まえたウィルの仲間で、窃盗団の一人・ガイアだ。
すかさず気配を強める朱羽に、彼は「待てよ」と予想外の交渉を持ち掛ける。
彼の仲間であるウィルを監獄送りにしたのは京子だという事になっているが、実際は朱羽が一人でやったことだ。あの時直接戦っていないガイアは、春に会った時それを疑わなかった。
なのにどうして今ここにいるのか。
「桜の時の恨みでも晴らしに来たの?」
カツアゲされていた龍之介を助けて、ガイアがバスクだと知った。
そのまま彼を逃がした事はキーダーとして失格だと思うが、ウィルの時と同じ轍は踏みたくなかった。花見客の多い通りで、事を荒立たせたくなかったからだ。
「あの時は何もしてねぇだろ。金は奪いそびれたけどな。俺は田母神京子に用があんだよ」
「ウィルのこと?」
「あぁ。アンタに囮になってもらう」
バレていないのだろうか。
「どうして私がそんなのにならなきゃならないのよ。京子に会いたいなら、直接アルガスに行けばいいじゃない」
「こっちにも都合があんだよ。嫌ならここで戦って、アンタの首だけ持って行っても構わないんだぜ?」
「生首なんて、いつの時代の話よ」
「これでも遠慮してやってんだけどな。このビルにはアンタ以外の一般人が居るんだろ?」
ガイアが両腕を組むと、首にぶら下がった金色のネックレスがジャラと重い音を響かせる。
「シェイラは居るの?」
「外に居るぜ。アンタが逃げたら、ここが飛ぶと思いな」
「居るのか……」
ノーマルの彼女の気配を読むことはできない。
ガイア一人だけならどうにでもなりそうな気がするのに、彼女が潜んでいるというだけで身動きが取り難い。
「アイツは容赦ねぇ女だからな、俺ごと吹っ飛ばすかもよ。アイツの気分次第でドンだ」
手刀で首を斬る真似をして、ガイアは舌をベロリと出す。
ガイアたち三人の中で、ノーマルの彼女が一番冷酷な事は資料で読んでいる。
「──そういう女よね。ノーマルだからって野放しにしてきたツケが回って来たって事かしら」
「そういう事だ。どうする?」
「じゃあ、場所を指定させて。そうしたら囮にでもなんでもなってあげるから」
ノーマルを敵にして、キーダーはこんなにも無力なのか。
頭が痛かった。いつもの薬が欲しいと思ってテーブルへ伸ばした手が、ビンに触れた所でガイアに捕まれる。ラグの上へ落下した瓶に気付かないまま、ガイアは腰のベルトにぶら提げていた白いロープを朱羽に突き出した。
「交渉成立だ。そんなか弱そうな顔して、アンタは喧嘩相手に酒瓶振り回そうとする女だからな、囮らしく縛らせてもらうぜ」
そこはハッキリと覚えているらしい。
縛られた縄は思ったよりも緩かった。外そうと思えば外せてしまいそうだが、今はそうしないでおく。
「下手な真似したら承知しねぇからな」
試されているんじゃないかと思える程、ガイアはツメが甘い。ただ、能力者として戦闘になればそれなりに強いだろう。
戦場には慰霊塔を指定した。
近隣でアルガスの息が掛かった場所と言えば、そこくらいしか思い浮かばなかったからだ。
京子や桃也には申し訳ないと思うが、きっと分かってくれるだろう。
それよりも、龍之介は空の事務所を見てどう思うだろうか。
「助けに来るとか言うのかしら──まさかね」
車移動して広場に着くと、ガイアが唐突に手榴弾を使った。
「派手にやってくれたわね」
途端に公園内が悲鳴に満ちる。
爆発の規模や方向を見ると、ガイアもそれなりに考えているのかもしれない。
「これが終われば、雅敏さんに会えるかしら」
またその名前を呟いて、朱羽はゆっくりと目を閉じた。
北陸に行ったままの彼が「朱羽のために帰って来た」と三割美化された顔でヘリコプターから舞い降りて来ると言うストーリーは、妄想が入りすぎて誰にも話すことのできないものだ。
叶いもしない幸せのひとときに有頂天になって、目覚めた瞬間に現実を知らされる。
夢なんて残酷だ。
「雅敏さん……」
すぐに忘れてしまいそうなシーンを何度も頭に繰り返して、夢の中と同じように彼の名を呟いてみる。
その呼び方は特別だった。特別になれなかった自分に、彼をファーストネームで呼ぶ権利はない。
「潮時だぞ」
戒めのように呟いて、朱羽は時間を確認した。
昼になる所だが、遅めにとった朝食のせいでまだ空腹感はない。龍之介が来る一時までに買い物にでも行こうかと考えた所で、入口のチャイムがピンポンと音を鳴らした。
「誰?」
龍之介が早く着いたのだろうか──けれど、いつもと明らかに様子が違う。
チャイムは壊れた機械のように、ピンポンピンポンと止むことを知らずに鳴り続けたのだ。
「ちょっとうるさ……どちら様ですか?」
戸口に向かって声を強めるが、反応はない。
嫌がらせか何かだろうか。
そういえば昔ストーカーに気を付けろと京子に注意されたことがある。まさか自分にそんな災難が降りかかるとは夢にも思わないが、不審な来客には少し警戒してしまう。
「はい」とロックを解くと、相手が気を緩めたのが分かった。
ドアノブ越しにほんの僅か、能力の気配を感じたからだ。
「えっ?」
相手が能力者だという可能性を過らせなかった訳じゃない。
ただ、まさかという軽率さが命取りになる。こちらを待たずに、扉が外へ向けて開いた。
「見ぃつけた」
バレた──記憶の片隅に残る声の記憶が、耳を震わせる。
出口を塞ぐように立つ男は、汗まみれのアロハシャツを肌に貼りつけて、ニヤリと笑った。
去年捕まえたウィルの仲間で、窃盗団の一人・ガイアだ。
すかさず気配を強める朱羽に、彼は「待てよ」と予想外の交渉を持ち掛ける。
彼の仲間であるウィルを監獄送りにしたのは京子だという事になっているが、実際は朱羽が一人でやったことだ。あの時直接戦っていないガイアは、春に会った時それを疑わなかった。
なのにどうして今ここにいるのか。
「桜の時の恨みでも晴らしに来たの?」
カツアゲされていた龍之介を助けて、ガイアがバスクだと知った。
そのまま彼を逃がした事はキーダーとして失格だと思うが、ウィルの時と同じ轍は踏みたくなかった。花見客の多い通りで、事を荒立たせたくなかったからだ。
「あの時は何もしてねぇだろ。金は奪いそびれたけどな。俺は田母神京子に用があんだよ」
「ウィルのこと?」
「あぁ。アンタに囮になってもらう」
バレていないのだろうか。
「どうして私がそんなのにならなきゃならないのよ。京子に会いたいなら、直接アルガスに行けばいいじゃない」
「こっちにも都合があんだよ。嫌ならここで戦って、アンタの首だけ持って行っても構わないんだぜ?」
「生首なんて、いつの時代の話よ」
「これでも遠慮してやってんだけどな。このビルにはアンタ以外の一般人が居るんだろ?」
ガイアが両腕を組むと、首にぶら下がった金色のネックレスがジャラと重い音を響かせる。
「シェイラは居るの?」
「外に居るぜ。アンタが逃げたら、ここが飛ぶと思いな」
「居るのか……」
ノーマルの彼女の気配を読むことはできない。
ガイア一人だけならどうにでもなりそうな気がするのに、彼女が潜んでいるというだけで身動きが取り難い。
「アイツは容赦ねぇ女だからな、俺ごと吹っ飛ばすかもよ。アイツの気分次第でドンだ」
手刀で首を斬る真似をして、ガイアは舌をベロリと出す。
ガイアたち三人の中で、ノーマルの彼女が一番冷酷な事は資料で読んでいる。
「──そういう女よね。ノーマルだからって野放しにしてきたツケが回って来たって事かしら」
「そういう事だ。どうする?」
「じゃあ、場所を指定させて。そうしたら囮にでもなんでもなってあげるから」
ノーマルを敵にして、キーダーはこんなにも無力なのか。
頭が痛かった。いつもの薬が欲しいと思ってテーブルへ伸ばした手が、ビンに触れた所でガイアに捕まれる。ラグの上へ落下した瓶に気付かないまま、ガイアは腰のベルトにぶら提げていた白いロープを朱羽に突き出した。
「交渉成立だ。そんなか弱そうな顔して、アンタは喧嘩相手に酒瓶振り回そうとする女だからな、囮らしく縛らせてもらうぜ」
そこはハッキリと覚えているらしい。
縛られた縄は思ったよりも緩かった。外そうと思えば外せてしまいそうだが、今はそうしないでおく。
「下手な真似したら承知しねぇからな」
試されているんじゃないかと思える程、ガイアはツメが甘い。ただ、能力者として戦闘になればそれなりに強いだろう。
戦場には慰霊塔を指定した。
近隣でアルガスの息が掛かった場所と言えば、そこくらいしか思い浮かばなかったからだ。
京子や桃也には申し訳ないと思うが、きっと分かってくれるだろう。
それよりも、龍之介は空の事務所を見てどう思うだろうか。
「助けに来るとか言うのかしら──まさかね」
車移動して広場に着くと、ガイアが唐突に手榴弾を使った。
「派手にやってくれたわね」
途端に公園内が悲鳴に満ちる。
爆発の規模や方向を見ると、ガイアもそれなりに考えているのかもしれない。
「これが終われば、雅敏さんに会えるかしら」
またその名前を呟いて、朱羽はゆっくりと目を閉じた。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
九尾の狐に嫁入りします~妖狐様は取り換えられた花嫁を溺愛する~
束原ミヤコ
キャラ文芸
八十神薫子(やそがみかおるこ)は、帝都守護職についている鎮守の神と呼ばれる、神の血を引く家に巫女を捧げる八十神家にうまれた。
八十神家にうまれる女は、神癒(しんゆ)――鎮守の神の法力を回復させたり、増大させたりする力を持つ。
けれど薫子はうまれつきそれを持たず、八十神家では役立たずとして、使用人として家に置いて貰っていた。
ある日、鎮守の神の一人である玉藻家の当主、玉藻由良(たまもゆら)から、神癒の巫女を嫁に欲しいという手紙が八十神家に届く。
神癒の力を持つ薫子の妹、咲子は、玉藻由良はいつも仮面を被っており、その顔は仕事中に焼け爛れて無残な化け物のようになっていると、泣いて嫌がる。
薫子は父上に言いつけられて、玉藻の元へと嫁ぐことになる。
何の力も持たないのに、嘘をつくように言われて。
鎮守の神を騙すなど、神を謀るのと同じ。
とてもそんなことはできないと怯えながら玉藻の元へ嫁いだ薫子を、玉藻は「よくきた、俺の花嫁」といって、とても優しく扱ってくれて――。
侯爵の愛人だったと誤解された私の結婚は2か月で終わりました
しゃーりん
恋愛
子爵令嬢アリーズは、侯爵家で侍女として働いていたが、そこの主人に抱きしめられているところを夫人に見られて愛人だと誤解され、首になって実家に戻った。
夫を誘惑する女だと社交界に広められてしまい、侍女として働くことも難しくなった時、元雇い主の侯爵が申し訳なかったと嫁ぎ先を紹介してくれる。
しかし、相手は妻が不貞相手と心中し昨年醜聞になった男爵で、アリーズのことを侯爵の愛人だったと信じていたため、初夜は散々。
しかも、夫が愛人にした侍女が妊娠。
離婚を望むアリーズと平民を妻にしたくないために離婚を望まない夫。というお話です。
護堂先生と神様のごはん 護堂教授の霊界食堂
栗槙ひので
キャラ文芸
考古学者の護堂友和は、気が付くと死んでいた。
彼には死んだ時の記憶がなく、死神のリストにも名前が無かった。予定外に早く死んでしまった友和は、未だ修行が足りていないと、閻魔大王から特命を授かる。
それは、霊界で働く者達の食堂メニューを考える事と、自身の死の真相を探る事。活動しやすいように若返らせて貰う筈が、どういう訳か中学生の姿にまで戻ってしまう。
自分は何故死んだのか、神々を満足させる料理とはどんなものなのか。
食いしん坊の神様、幽霊の料理人、幽体離脱癖のある警察官に、御使の天狐、迷子の妖怪少年や河童まで現れて……風変わりな神や妖怪達と織りなす、霊界ファンタジー。
「護堂先生と神様のごはん」もう一つの物語。
2019.12.2 現代ファンタジー日別ランキング一位獲得
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
彼の理想に
いちみやりょう
BL
あの人が見つめる先はいつも、優しそうに、幸せそうに笑う人だった。
人は違ってもそれだけは変わらなかった。
だから俺は、幸せそうに笑う努力をした。
優しくする努力をした。
本当はそんな人間なんかじゃないのに。
俺はあの人の恋人になりたい。
だけど、そんなことノンケのあの人に頼めないから。
心は冗談の中に隠して、少しでもあの人に近づけるようにって笑った。ずっとずっと。そうしてきた。
【完結】えんはいなものあじなもの~後宮天衣恋奇譚~
魯恒凛
キャラ文芸
第7回キャラ文芸大賞奨励賞受賞しました。応援ありがとうございました!
天龍の加護を持つ青龍国。国中が新皇帝の即位による祝賀ムードで賑わう中、人間と九尾狐の好奇心旺盛な娘、雪玲は人間界の見物に訪れる。都で虐められていた娘を助けたまでは良かったけど、雹華たちに天衣を盗まれてしまい天界に帰れない。彼女たちが妃嬪として後宮に入ることを知った雪玲は、ひょんなことから潘家の娘の身代わりとして後宮入りに名乗りを上げ、天衣を取り返すことに。
天真爛漫な雪玲は後宮で事件を起こしたり巻き込まれたり一躍注目の的。挙句の果てには誰の下へもお渡りがないと言われる皇帝にも気に入られる始末。だけど、顔に怪我をし仮面を被る彼にも何か秘密があるようで……。
果たして雪玲は天衣を無事に取り戻し、当初の思惑通り後宮から脱出できるのか!?
えんはいなものあじなもの……男女の縁というものはどこでどう結ばれるのか、まことに不思議なものである
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
起きてください魔王様!〜過保護な宰相の日々〜
トト
ファンタジー
魔王が人間界と魔界を隔絶する結界を張って眠りについて500年。すっかり平和な魔界に。
魔王を起こしたいがつい甘やかしモードで強く起こせない宰相。
そして魔王のために集めた獣魔族達からは、人型は考えていることがわからないと距離を置かれている宰相。だが魔王の世話を通してそんな獣魔族達とも親睦を深めていく。
宰相にかかる誤解はいつか解けるのか、誤解と妄想で突き進むほのぼのコメディタッチストーリー。
第一章完結
続編「魔物達の狂想曲」アルファポリスでもスタート。ぜひお読みください。
カクヨムでは、「第3回ドラゴンノベルス新世代ファンタジー小説コンテスト」に応募にあたり、第1話「魔王様はまだ起きない」と第9話の「ピッパエレキング」は少し改稿させていただきました。(5/11)
もし少し違う話を知りたい方はカクヨムも会わせてお読みください<m(__)m>
基本の話はかわってないので、読み直す必要はないとはおもいますが、気になる方は比べてみてください(^▽^;)
カクヨム・ノベリズム・ノベルアップでも掲載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる