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第1章
1-01 家出少女
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「おじさん、遅いじゃない!」
突然、女子高生が男達から逃げるように私の所へ走って来た。
・・・・・・
私は、某メーカーに勤める会社員。
年齢は34歳、独身。
5年前、婚約していた女性と別れ、現在、都心のマンションで一人暮らし。
仕事の内容は研究開発。
……この仕事、運が大きく左右する。
今、取り組んでいるプロジェクト、そろそろ結果を出さなければならない。
しかし、まったく目途がたたない。
問題を解決するアイディアが浮かばない。
ただ、データ取りを繰り返す毎日となってしまった。
今日も定時で退社し、夕食の弁当を買いに自宅マンション近くのコンビニへ向かっていた。
するとコンビニの前で、男3人が女の子1人を囲んでいる。
女の子は制服を着ているので女子高生のようだが、男は私服の為わからない。
まあ高校生だろう。
トラブっている様子もない。
私はそのまま歩いていくと、その女子高生が男達から逃げるように私の所へ走って来た。
「おじさん、遅いじゃない!」
男達も私の方に向かって歩いてきた。
「おじさん、あんた、この子のなに?」
やれやれ、どうやら私は、面倒事に巻き込まれてしまったようだ。
彼女は懇願の眼差しを私に向けている。
「……私は、この子の叔父だが!」
少し大きな声で答えた。
「君たち、どこの高校?」
何事かと、人が遠巻きに見ている。
「チッ」
舌打ちをして、男達はその場から去っていった。
「おじさん、ありがとう」
話を聞くとナンパされていたとの事。
おじさんを待っていると言ったら、援交より俺たちと遊ぼうって言われた。
丁度私が通りかかったので、おじさんと言って私の所へ逃げてきた。
男達は私を援助交際相手と思ったらしい。
私が毅然とした態度で答えた為、援交じゃなかったのかと、この場を立ち去った。
……というのが、彼女の解説であった。
「まあ何にしても……今後は隙を見せないように気をつけてね」
それだけ言い渡して私はコンビニに入った。
弁当を買って店から出ると、彼女はまだそこに立っている。
「帰らないの?またナンパされちゃうよ」
そんなことを言って、私はコンビニを後にした。
自宅マンションに向かって歩いていると、何故か彼女は付いてくる。
私は彼女に言った。
「……どうした?……もう、あいつら、いないよ」
しばし沈黙が続いた。
「あの……私、帰るところないんです。一晩泊めて下さい」
「……いや~後で乱暴なおじさん、訪ねて来そう」
「私、怪しい者じゃありません」
彼女は私に生徒手帳の身分証を見せた。
〇〇女子高等学校……お嬢様学校だ。
高校3年、名前は〇〇明里
「お嬢様学校の生徒さんが帰るとこないって、ご両親と喧嘩でもした?」
「……」
その時、大粒の雨が降り始めた。
「あ~あ、傘持ってる?」
明里は首を横に振った。
「やれやれ……私のマンション近くだから……走って走って」
雨の中、明里を連れて自宅のマンションまで走った。
部屋に入れてバスタオルを渡した。
女子高生を、部屋へ連れてきてしまった。
……家出少女。
ここは、ご両親に連絡して、迎えに来てもらうのが良いだろう。
「ご両親の連絡先は?」
明里は下を向いたまま黙っている。
「じゃあ学校に連絡する」
「学校には連絡しないで下さい!」
明里は慌てて声をあげた。
「いや、未成年者を泊める訳いかないでしょう。本来、部屋に入れた時点でアウトだから」
「雨が止んだら出ていきます。おじさんには迷惑かけません」
……出ていくと言っても、ちゃんと家へ帰るだろうか?
しばらく雨は止みそうもない。
「何があったの」
明里は下を向いたまま黙っている。
「話してくれないと、私はどうしたら良いか解らないよ」
「……」
しばらくして明里は話し始めた。
明里が中学1年の時、父親は事故で他界した。
父親は、家と、そこそこの財産を残してくれた。
明里が入った学校は中高一貫で、そのまま高校へ進学した。
先月、明里の母親が再婚した。
明里は母親の今後を想い、独立したいと母親に相談した。
母親は、再婚相手の義父と暮らす事に抵抗があると思ったようで、明里の独立を承諾してくれた。
母親は、明里が高校卒業するまで困らないよう、父親が残した財産を渡した。
しかし、母親の再婚相手は多額の借金を抱えていた。
この事を母親は知らない。
悪い人ではない。
友人に頼まれて保証人になり、友人の事業が失敗して、その借金を背負う羽目になってしまった。
明里は母親からもらったお金で義父の借金を返済した。
義父は、こんなことしてもらう訳いかない、と言ったが、私がもらったお金の一部だから、私の事は心配しないで……と伝えた。
お母さんの事よろしく、と伝えたら、ああ、もちろん……と言ってくれた。
「……」
「でも本当は義父の借金返済したら、もうお金なくなっちゃった」
「……どうするつもり?」
「高校の学費は年度始めに払ってるから、問題は卒業までの生活費と泊まるところ」
明里はカバンの中から、一冊のアルバイト情報誌を取り出した。
「住み込みで働かせてくれるところ、探している」
これだから、世間知らずのお嬢様は……。
「あのねえ、今時、未成年の子を身元保証人無しで、住み込みで働かせてくれる所なんて、無いと思うよ」
「そうなの?」
「さあて……これからどうしましょう」
私が言うと、明里は俯いてしまった。
さて、本当にどうしたものか。
明里の気持ちを汲めば、ご両親に連絡する訳にもいかない。
まして、学校に連絡する訳にはいかない。
「あの~……ここで働かせてもらう事、出来ませんか?」
明里は遠慮がちに訊ねてきた。
「私、働きます。お掃除したり、洗濯したり、食事の用意とか、後片付けとか」
「洗濯は全自動だから必要ない。掃除も自動掃除機が行うから必要ない」
「あっ、だからこんなに綺麗なんだ……というより何もない……」
「必要な物以外、必要無い」
私は、少し厳しい口調で明里に言った。
「まったく、行き当たりばったりというか……、コンビニから見ず知らずの男を付けてきて、一晩泊めて下さいって、私が家庭持ってたら、どうすんの」
「家庭持ってたら、コンビニでお弁当、買わない」
「……」
「しかし、彼女がいるとか、考えないの」
「彼女がいたら、こんな何も無い部屋にならない」
「……」
「……しかし、何で私を付けてきたの」
「おじさん、やさしそうで……良い人そうだから……」
「これだから、世間知らずのお嬢さんは、見ず知らずの男に泊めて下さいって、甘く見てますよね」
私は厳しい口調で返すと、明里は俯いてしまった。
やれやれ、今ここを追い出せば、この先、援交おじさんにつかまりそうだ。
「ここで、住み込みで働かせて下さいって……ご両親には何て報告する?」
「……女性の先輩と……シェアハウスでアパートを借りた……と報告する」
……そんな事で……大丈夫だろうか……。
「この部屋のカギを渡します。冷蔵庫の中の食材は好きに使っていい。明日、テーブルの上にお金を置いておくから、使った食材は補充する事。それと残りのお金で着替えや服等を揃えるように。このままじゃ生活出来ないでしょ」
「えっ、いいの?」
「しょうがないだろう」
「私が使ったお金は将来必ず返します」
「いいよ別に」
この時、私は何故、見ず知らずの女子高生を受け入れてしまったのだろうか。
私の頭の中は、うまくいかない仕事の事で一杯だった。
このまま彼女を追い出したら、この先彼女はどうなるのだろう。
そんな事を考えると、何もかもが面倒だった。
……まあ、生徒手帳から学校、学年、名前は解かっている。
問題を起こすような事は……しないだろう。
・・・・・・
私の住んでいるマンションの間取りは2LDK。
明里には、空いている1部屋を与えた。
その部屋は物置状態になっていたが、少し片付け、リビングのソファーを運んだ。
そのソファーはベッドになるソファーベッドで、明里にはそこで寝てもらう事にした。
今は5月半ば、それほど寒くない。
予備の布団は無いので、タオルケットを渡した。
クッションにバスタオルを巻いて枕にした。
この先、布団一式を揃えなければならないのだろうか。
トイレとバスルームの場所を教えた。
制服のまま寝る訳にもいかないので、私のトレーナー上下を貸した。
そして、入浴するよう伝えた。
明里は、バスルームに入った。
服を脱ぐ音、生地がこすれる音が聞こえてくる。
いかんな~
明里が脱いでいるところを想像してしまう。
そして、シャワーの音が聞こえ始めた。
……シャワーを浴びている明里を……想像してしまうではないか。
私はこの先、悩ましい日常を送る事になるのか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
次回:まあ、こんなもんだろう
突然、女子高生が男達から逃げるように私の所へ走って来た。
・・・・・・
私は、某メーカーに勤める会社員。
年齢は34歳、独身。
5年前、婚約していた女性と別れ、現在、都心のマンションで一人暮らし。
仕事の内容は研究開発。
……この仕事、運が大きく左右する。
今、取り組んでいるプロジェクト、そろそろ結果を出さなければならない。
しかし、まったく目途がたたない。
問題を解決するアイディアが浮かばない。
ただ、データ取りを繰り返す毎日となってしまった。
今日も定時で退社し、夕食の弁当を買いに自宅マンション近くのコンビニへ向かっていた。
するとコンビニの前で、男3人が女の子1人を囲んでいる。
女の子は制服を着ているので女子高生のようだが、男は私服の為わからない。
まあ高校生だろう。
トラブっている様子もない。
私はそのまま歩いていくと、その女子高生が男達から逃げるように私の所へ走って来た。
「おじさん、遅いじゃない!」
男達も私の方に向かって歩いてきた。
「おじさん、あんた、この子のなに?」
やれやれ、どうやら私は、面倒事に巻き込まれてしまったようだ。
彼女は懇願の眼差しを私に向けている。
「……私は、この子の叔父だが!」
少し大きな声で答えた。
「君たち、どこの高校?」
何事かと、人が遠巻きに見ている。
「チッ」
舌打ちをして、男達はその場から去っていった。
「おじさん、ありがとう」
話を聞くとナンパされていたとの事。
おじさんを待っていると言ったら、援交より俺たちと遊ぼうって言われた。
丁度私が通りかかったので、おじさんと言って私の所へ逃げてきた。
男達は私を援助交際相手と思ったらしい。
私が毅然とした態度で答えた為、援交じゃなかったのかと、この場を立ち去った。
……というのが、彼女の解説であった。
「まあ何にしても……今後は隙を見せないように気をつけてね」
それだけ言い渡して私はコンビニに入った。
弁当を買って店から出ると、彼女はまだそこに立っている。
「帰らないの?またナンパされちゃうよ」
そんなことを言って、私はコンビニを後にした。
自宅マンションに向かって歩いていると、何故か彼女は付いてくる。
私は彼女に言った。
「……どうした?……もう、あいつら、いないよ」
しばし沈黙が続いた。
「あの……私、帰るところないんです。一晩泊めて下さい」
「……いや~後で乱暴なおじさん、訪ねて来そう」
「私、怪しい者じゃありません」
彼女は私に生徒手帳の身分証を見せた。
〇〇女子高等学校……お嬢様学校だ。
高校3年、名前は〇〇明里
「お嬢様学校の生徒さんが帰るとこないって、ご両親と喧嘩でもした?」
「……」
その時、大粒の雨が降り始めた。
「あ~あ、傘持ってる?」
明里は首を横に振った。
「やれやれ……私のマンション近くだから……走って走って」
雨の中、明里を連れて自宅のマンションまで走った。
部屋に入れてバスタオルを渡した。
女子高生を、部屋へ連れてきてしまった。
……家出少女。
ここは、ご両親に連絡して、迎えに来てもらうのが良いだろう。
「ご両親の連絡先は?」
明里は下を向いたまま黙っている。
「じゃあ学校に連絡する」
「学校には連絡しないで下さい!」
明里は慌てて声をあげた。
「いや、未成年者を泊める訳いかないでしょう。本来、部屋に入れた時点でアウトだから」
「雨が止んだら出ていきます。おじさんには迷惑かけません」
……出ていくと言っても、ちゃんと家へ帰るだろうか?
しばらく雨は止みそうもない。
「何があったの」
明里は下を向いたまま黙っている。
「話してくれないと、私はどうしたら良いか解らないよ」
「……」
しばらくして明里は話し始めた。
明里が中学1年の時、父親は事故で他界した。
父親は、家と、そこそこの財産を残してくれた。
明里が入った学校は中高一貫で、そのまま高校へ進学した。
先月、明里の母親が再婚した。
明里は母親の今後を想い、独立したいと母親に相談した。
母親は、再婚相手の義父と暮らす事に抵抗があると思ったようで、明里の独立を承諾してくれた。
母親は、明里が高校卒業するまで困らないよう、父親が残した財産を渡した。
しかし、母親の再婚相手は多額の借金を抱えていた。
この事を母親は知らない。
悪い人ではない。
友人に頼まれて保証人になり、友人の事業が失敗して、その借金を背負う羽目になってしまった。
明里は母親からもらったお金で義父の借金を返済した。
義父は、こんなことしてもらう訳いかない、と言ったが、私がもらったお金の一部だから、私の事は心配しないで……と伝えた。
お母さんの事よろしく、と伝えたら、ああ、もちろん……と言ってくれた。
「……」
「でも本当は義父の借金返済したら、もうお金なくなっちゃった」
「……どうするつもり?」
「高校の学費は年度始めに払ってるから、問題は卒業までの生活費と泊まるところ」
明里はカバンの中から、一冊のアルバイト情報誌を取り出した。
「住み込みで働かせてくれるところ、探している」
これだから、世間知らずのお嬢様は……。
「あのねえ、今時、未成年の子を身元保証人無しで、住み込みで働かせてくれる所なんて、無いと思うよ」
「そうなの?」
「さあて……これからどうしましょう」
私が言うと、明里は俯いてしまった。
さて、本当にどうしたものか。
明里の気持ちを汲めば、ご両親に連絡する訳にもいかない。
まして、学校に連絡する訳にはいかない。
「あの~……ここで働かせてもらう事、出来ませんか?」
明里は遠慮がちに訊ねてきた。
「私、働きます。お掃除したり、洗濯したり、食事の用意とか、後片付けとか」
「洗濯は全自動だから必要ない。掃除も自動掃除機が行うから必要ない」
「あっ、だからこんなに綺麗なんだ……というより何もない……」
「必要な物以外、必要無い」
私は、少し厳しい口調で明里に言った。
「まったく、行き当たりばったりというか……、コンビニから見ず知らずの男を付けてきて、一晩泊めて下さいって、私が家庭持ってたら、どうすんの」
「家庭持ってたら、コンビニでお弁当、買わない」
「……」
「しかし、彼女がいるとか、考えないの」
「彼女がいたら、こんな何も無い部屋にならない」
「……」
「……しかし、何で私を付けてきたの」
「おじさん、やさしそうで……良い人そうだから……」
「これだから、世間知らずのお嬢さんは、見ず知らずの男に泊めて下さいって、甘く見てますよね」
私は厳しい口調で返すと、明里は俯いてしまった。
やれやれ、今ここを追い出せば、この先、援交おじさんにつかまりそうだ。
「ここで、住み込みで働かせて下さいって……ご両親には何て報告する?」
「……女性の先輩と……シェアハウスでアパートを借りた……と報告する」
……そんな事で……大丈夫だろうか……。
「この部屋のカギを渡します。冷蔵庫の中の食材は好きに使っていい。明日、テーブルの上にお金を置いておくから、使った食材は補充する事。それと残りのお金で着替えや服等を揃えるように。このままじゃ生活出来ないでしょ」
「えっ、いいの?」
「しょうがないだろう」
「私が使ったお金は将来必ず返します」
「いいよ別に」
この時、私は何故、見ず知らずの女子高生を受け入れてしまったのだろうか。
私の頭の中は、うまくいかない仕事の事で一杯だった。
このまま彼女を追い出したら、この先彼女はどうなるのだろう。
そんな事を考えると、何もかもが面倒だった。
……まあ、生徒手帳から学校、学年、名前は解かっている。
問題を起こすような事は……しないだろう。
・・・・・・
私の住んでいるマンションの間取りは2LDK。
明里には、空いている1部屋を与えた。
その部屋は物置状態になっていたが、少し片付け、リビングのソファーを運んだ。
そのソファーはベッドになるソファーベッドで、明里にはそこで寝てもらう事にした。
今は5月半ば、それほど寒くない。
予備の布団は無いので、タオルケットを渡した。
クッションにバスタオルを巻いて枕にした。
この先、布団一式を揃えなければならないのだろうか。
トイレとバスルームの場所を教えた。
制服のまま寝る訳にもいかないので、私のトレーナー上下を貸した。
そして、入浴するよう伝えた。
明里は、バスルームに入った。
服を脱ぐ音、生地がこすれる音が聞こえてくる。
いかんな~
明里が脱いでいるところを想像してしまう。
そして、シャワーの音が聞こえ始めた。
……シャワーを浴びている明里を……想像してしまうではないか。
私はこの先、悩ましい日常を送る事になるのか。
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次回:まあ、こんなもんだろう
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