秘密の師弟関係

ほのじー

文字の大きさ
上 下
95 / 121
スノーランド婚約結婚編

温泉の戯れ※

しおりを挟む
「は~気持ちいいわ~」


ミリアは温泉に浸かった。最近の一番の楽しみである露天温泉だ。雪景色も最高だし、猿もたまに遊びに来てくれる。もう温泉なしでは生きれないような気がするミリアだ。


ーガラガラガラ



更衣室の扉が開く。侍女がミリアの体を洗いに来たのだろう。自分で洗うと言ったのだが、王女は侍女が洗う決まりとなっているそうで、仕方がない。



「さあ、お体を流しましょう」
「キャア!!!リ・・・リッヒ!?」


東国の浴衣を羽織り、リッヒが入ってきた。リッヒは体を洗う道具を持っている。


「ななななんで!!」
「もちろんミリア王女の背中を流しに。今日はいつもの侍女が休暇をとっているので私が」
「いい!自分でやるから結構です!!」
「いえ、スノーランド王族の決まりですから駄目ですよ」
「っ・・・///」


(男の人もこんな仕事するのね・・・恥ずかしいけど・・・決まりなら仕方ないわ)



ミリアはタオルを体に巻き、恐る恐る洗い場に向かった。



ージャバッ


髪を濡らし、リッヒが丁寧にミリアの髪を泡立てていく。


「ミリア王女の髪はサラサラでお美しい」
「あ、ありがとう///」


髪にトリートメントをあしらわれ、リッヒはミリアの髪を一つにまとめる。


「ミリア王女のうなじも綺麗です」
「で、でも肩に傷があるから・・・見苦しいでしょ?」
「いえ・・・この国では傷に偏見はないですし、この傷もお美しいですよ」
「リ、リッヒは大げさだわ」



リッヒはスポンジに石鹸をつけて泡立て、その泡を取ってミリアの体を洗う。


「ミリア王女、タオルがあっては洗えませんよ」
「っ・・・///でもっ・・・」


ミリアはタオルを剥ぎ取られる。大きな胸と傷が露になった。リッヒはじっとミリアの体を見つめる。


「リ、リッヒ?」
「ああ、すべてが美しいですよ、王女。洗っていきましょうね」


リッヒは肩から背中を洗っていく。彼の手は大きく、ミリアを優しく包み込む。


「手を外して下さい。前も洗いますよ。恥ずかしいのであれば後ろから洗うので、私には見えませんから」


ミリアは両手で前を隠していたが、ゆっくりその手を外す。リッヒはミリアの背中から両手を出し、胸を洗う。


「そんなに洗わないと駄目なの・・・?」
「ええ、ここは凝るのでマッサージしながら洗わないとなので」


リッヒはミリアの胸をプルプルと震えさせたり、ぎゅっとわしづかみにしたりする。


(なんだか火照ってきたわ・・・)



リッヒはその手を徐々に二つの頂きへ向かわせた。そこはピンと張りつめている。


「ふぅん・・・」



リッヒが頂きに手が触れた瞬間にミリアは変な声を出してしまった。



(や、やだ。聞こえたかしら)



リッヒは一瞬手が止まったが、彼は人差し指と親指でミリアの胸の先端を摘まみ、クリクリと指を動かした。


「っ・・・んん」



(やだ、声出ちゃう)



リッヒは手を緩めない。



(なんか・・・くる)



そうミリアが感じた時、その手が止む。



「さあ、上半身は綺麗になりましたね。下半身も綺麗にしましょう。恥ずかしければタオルを巻いて結構ですよ」


ミリアはタオルを巻き直す。リッヒは前に回り込み、足の指を一本一本入念に洗う。



「リ、リッヒ、くすぐったいわ」
「足は汚れるのでしっかり洗っとかないと」



次に脚を洗い、手は徐々にミリアの股へと向かう。



「そ、そこはいいわ・・・」
「決まりですから。でも大丈夫、見ませんからね・・・」


ークチュリ


「っ・・・!!」



リッヒはお尻の穴を擦って洗い、中指と薬指を使いミリアの花弁を優しく上下に動かした。



「はぁん・・・」



リッヒはミリアの表情を見ながら上下に動かしている手を徐々に速める。



(擦れて気持ちいい・・・)



「ぁあああああん!」




ープシューー



(や、やだ・・・おしっこ出ちゃった)



リッヒはその指を舐めあげ、恍惚としている。



「ご、ごめんなさい・・・触られて、おしっこでちゃった・・・」
「いいんですよ、ミリア王女。でも汚れてしまいましたね。洗い流しましょう」


リッヒは樽に水を入れ、体を洗い流す。



ークチュックチュッ



「あれ、ここ洗っても水が溢れてきますね。掻き出しましょう」



ミリアの膣から水が溢れ出る。リッヒは中指をその中に入れて水を掻き出した。



ーーグチュッヌチャッ



「あああああああん!」
「掻き出しても溢れてきますね」



ーズブッヌチュッヌチャッ



リッヒは指を増やし、グリグリと掻き出す。




「ああああああそこ、だめ!またおしっこ出ちゃう!!」
「いくらでも出してくれてかまいませんよ、洗ってあげますからね」


「あああああああ!!!!」



ミリアは力が抜ける、のぼせて意識を失ったようだ。



「ミリア女王、のぼせてしまったんですね・・・ああ、のぼせ上げた顔も美しい」



真っ赤な顔と少し開いた口をリッヒはじっと見つめる。



「さあ、お部屋に戻りましょう、ミリア女王」



せっかく隠していたタオルは取れてしまったことにもちろんミリアは気づかない。リッヒは体を綺麗に拭いてミリアを部屋のベッドへと寝かせた。




(頭がひんやりして気持ちい・・・)



ーパチッ



ミリアは目を開けた。キョロキョロと見渡すと
ミリアはベッドに寝ているようだ。



「ミリア王女、起きましたか」
「リッヒ・・・私あの後・・・///」


ミリアは思いだし赤面する。



「のぼせてしまったようですね。冷たい水をどうぞ」
「あ、ありがとう・・・」



いつものリッヒだ。変わりなくテキパキとミリアの世話をして部屋を出ていった。


(私だけ意識してるみたいじゃない)



なんだかドキドキして、洗われている間も変な声を出してしまった。



(なんだかはしたないわ・・・)



王女なのだから冷静にならないと、と気を引き締めたミリアであった。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

つがいの皇帝に溺愛される幼い皇女の至福

ゆきむら さり
恋愛
稚拙な私の作品をHOTランキング(7/1)に入れて頂き、ありがとうございます✨読んで下さる皆様のおかげです🧡 〔あらすじ〕📝強大な魔帝国を治める時の皇帝オーブリー。壮年期を迎えても皇后を迎えない彼には、幼少期より憧れを抱く美しい人がいる。その美しい人の産んだ幼な姫が、自身のつがいだと本能的に悟る皇帝オーブリーは、外の世界に憧れを抱くその幼な姫の皇女ベハティを魔帝国へと招待することに……。 完結した【堕ちた御子姫は帝国に囚われる】のスピンオフ。前作の登場人物達の子供達のお話。加えて、前作の登場人物達のその後も書かれておりますので、気になる方は、是非ご一読下さい🤗 ゆるふわで甘いお話し。溺愛。ハピエン🩷 ※設定などは独自の世界観でご都合主義となります。 ◇稚拙な私の作品📝にお付き合い頂き、本当にありがとうございます🧡

転生したら、最推しキャラの弟に執着された件。 〜猫憑き!?氷の騎士が離してくれません〜

椎名さえら
恋愛
私はその日、途方に暮れていた。 なにしろ生家であるサットン侯爵家が没落し、 子供の頃からの婚約者に婚約破棄されたのだ。 だが同時に唐突に気づいた。 ここはかつて読んでいた某ライトノベルの世界だと! しかもガスはあるし、水道も通ってるし、醤油が存在する まさかのチートすぎる世界だった。 転生令嬢が、氷の騎士(最推しキャラの、弟!)と 呼ばれる男のリハビリを精一杯して ヒロインのもとへ返してあげようとしたら、 ヒーローの秘密(キーは猫)を知った上、 気づいたら執着からの溺愛されて逃げられなくなる話。 ※完結投稿です ※他サイトさんでも連載しています ※初日のみ頻回更新、のち朝6時&18時更新です ※6/25 「23 決戦は明後日」の内容が重複しておりましたので修正しました  すみません(/_;)

【完結】優しくて大好きな夫が私に隠していたこと

恋愛
陽も沈み始めた森の中。 獲物を追っていた寡黙な猟師ローランドは、奥地で偶然見つけた泉で“とんでもない者”と遭遇してしまう。 それは、裸で水浴びをする綺麗な女性だった。 何とかしてその女性を“お嫁さんにしたい”と思い立った彼は、ある行動に出るのだが――。 ※ ・当方気を付けておりますが、誤字脱字を発見されましたらご遠慮なくご指摘願います。 ・★が付く話には性的表現がございます。ご了承下さい。

【完結済】家族に愛されなかった私が、辺境の地で氷の軍神騎士団長に溺れるほど愛されています

鳴宮野々花@初書籍発売中【二度婚約破棄】
恋愛
幼くして両親を亡くしたエディットは、遠縁にあたるオーブリー子爵夫妻の元に引き取られて育った。子爵夫妻から、亡き両親であるバロー侯爵夫妻の借金を肩代わりしてやった代わりに死にもの狂いで働けと命じられ、毎日ひたすら働くエディット。長年虐げられ、子爵邸から一度も外に出たことのなかったエディットだが、ある日突然義妹のデビュタントとなる王宮での夜会に同行させられることになった。緊張と恐怖に震えるエディットは、その会場で体の大きな騎士団長マクシムから声をかけられる。しかし極度の緊張でパニック状態になったエディットは、とんでもない粗相をしてしまう。 その後すぐに、マクシムからオーブリー子爵邸に、エディットと結婚したいとの申し出があった。実はマクシムは“氷の軍神騎士団長”の異名を持つ辺境伯で、その戦歴と威圧感のある風貌で皆から恐れられている人物であった。オーブリー子爵夫妻は様々な思惑の中、エディットをマクシムのもとに嫁がせることを決める。 恐ろしい辺境伯からひどい扱いをされるのだろうと怯えていたエディットだが、意外にもエディットにメロメロに優しいマクシム。甘やかされ溺愛されるエディットは、徐々にマクシムに心を開いていく。 だがマクシムは初夜の時から、エディットの様子がおかしいことを不審に思っており────── 引き取られた家で愛されず虐げられて生きてきたエディットが、一途な愛を与えてくれるマクシムの元で幸せになっていくストーリーです。 ※当初全年齢向けで書いていましたが、性的な行為の表現が何度も出る感じになってきたので一応R15にしております。 ※いつものご都合主義ですが、どうぞ温かい目で見守ってくださいませ。 ※すみません、10万文字を超えそうなので長編に変更します。 ※この作品はカクヨム、小説家になろうにも投稿しています。

箱入り令嬢と秘蜜の遊戯 -無垢な令嬢は王太子の溺愛で甘く蕩ける-

瀬月 ゆな
恋愛
「二人だけの秘密だよ」 伯爵家令嬢フィオレンツィアは、二歳年上の婚約者である王太子アドルフォードを子供の頃から「お兄様」と呼んで慕っている。 大人たちには秘密で口づけを交わし、素肌を曝し、まだ身体の交わりこそはないけれど身も心も離れられなくなって行く。 だけどせっかく社交界へのデビューを果たしたのに、アドルフォードはフィオレンツィアが夜会に出ることにあまり良い顔をしない。 そうして、従姉の振りをして一人こっそりと列席した夜会で、他の令嬢と親しそうに接するアドルフォードを見てしまい――。 「君の身体は誰のものなのか散々教え込んだつもりでいたけれど、まだ躾けが足りなかったかな」 第14回恋愛小説大賞にエントリーしています。 もしも気に入って下さったなら応援投票して下さると嬉しいです! 表紙には灰梅由雪様(https://twitter.com/haiumeyoshiyuki)が描いて下さったイラストを使用させていただいております。 ☆エピソード完結型の連載として公開していた同タイトルの作品を元に、一つの話に再構築したものです。 完全に独立した全く別の話になっていますので、こちらだけでもお楽しみいただけると思います。 サブタイトルの後に「☆」マークがついている話にはR18描写が含まれますが、挿入シーン自体は最後の方にしかありません。 「★」マークがついている話はヒーロー視点です。 「ムーンライトノベルズ」様でも公開しています。

子どもを授かったので、幼馴染から逃げ出すことにしました

おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
※ムーンライト様にて、日間総合1位、週間総合1位、月間総合2位をいただいた完結作品になります。 ※現在、ムーンライト様では後日談先行投稿、アルファポリス様では各章終了後のsideウィリアム★を先行投稿。 ※最終第37話は、ムーンライト版の最終話とウィリアムとイザベラの選んだ将来が異なります。  伯爵家の嫡男ウィリアムに拾われ、屋敷で使用人として働くイザベラ。互いに惹かれ合う二人だが、ウィリアムに侯爵令嬢アイリーンとの縁談話が上がる。  すれ違ったウィリアムとイザベラ。彼は彼女を無理に手籠めにしてしまう。たった一夜の過ちだったが、ウィリアムの子を妊娠してしまったイザベラ。ちょうどその頃、ウィリアムとアイリーン嬢の婚約が成立してしまう。  我が子を産み育てる決意を固めたイザベラは、ウィリアムには妊娠したことを告げずに伯爵家を出ることにして――。 ※R18に※

公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-

猫まんじゅう
恋愛
 そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。  無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。  筈だったのです······が? ◆◇◆  「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」  拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?  「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」  溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない? ◆◇◆ 安心保障のR15設定。 描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。 ゆるゆる設定のコメディ要素あり。 つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。 ※妊娠に関する内容を含みます。 【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】 こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)

一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!

当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。 しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。 彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。 このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。 しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。 好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。 ※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*) ※他のサイトにも重複投稿しています。

処理中です...