秘密の師弟関係

ほのじー

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番外編(ただのエロコメディー)

副団長は見た!!エド観察記※

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「十分以内に五周走れなかった奴は罰だ!!」
『はい!!』


団長に言われ団員たちは必死に走る。ミリアは体が軽いので速く走れるのだが、なんせ持久力がない。徐々にペースダウンしていき、三人の騎士が罰を受けることになった。


「じゃあ、三人皆の前に並んで、ケツを出せ!一発ずつ叩いてやる!」
『うわ~鬼畜だぜ』


団員たちがざわめく。


(おい、団長さん、そんなことしたらミリちゃんが・・・)


まず一人目の団員がズボンを下ろし、手で自分の息子を隠し、お尻をつきだした。


ーパンッ!

「次!」


二人目の団員も同じようにズボンを下ろし、歯を食い縛る。


ーパンッ!


「はい、次」


ミリアはどきまぎと挙動不審になり、ランドルフに子犬のような目を向ける。しかしランドルフは素知らぬ顔だ。


「早くしろ!」
「は、はい・・・」


のそのそとミリアは可愛らしいお尻を出し、前の部分は見えないように上着で隠す。


ーパンッ!


「うっ・・・ぅう・・・ふえ~~~~ん!!!!」


ミリアが大声で泣き出した。


ミリアは痛くて泣いているのではない。むしろミリアに対しては、ほとんど痛みのない叩き方だった。しかし、団員全員にミリアのお尻を見られたことの恥ずかしさで涙が出てきたのだ。


(そりゃそうだ。恥ずかしかったんだな)


「ひっく・・・ひっく・・・ひどいですぅ・・・ランドルフ騎士団長のバカ!!」



ランドルフは狼狽える。こんな戸惑ったランドルフを見るのは団員も初めてだろう。


ミリアはズボンを引き上げ、涙を拭いながら走って去っていった。


『エドが可哀想だ・・・』
『おい、団長さん、ひでえよ!!エド泣いてたじゃねえか!!』


団員はランドルフに対して非難轟々だった。ランドルフはしばらくしょんぼりとし覇気がなかった。


数日間ミリアは仕事に来なかった。シャーロットとはお茶をしに王城には来ているようなのだが。護衛に行った時のシャーロットのランドルフに対する目は、吹雪のように冷たかった。


そして久々にミリアが出勤してきたのである。朝ミリアは普段と変わらず過ごしていたようで、団員たちはホッとしていた。


お昼休み、練習場の裏に庭があるのだが、ほどんど誰も来ない場所である。そこにミリアとランドルフが立っていた。


「本当に申し訳なかった!!つい可愛いお前に意地悪させてあげたくなるんだ・・・」
「人前にお尻さらさせるなんて、どんだけ恥ずかしいと思ってるんですか!」
「本当にごめん。土下座でも何でもするよ」


「じゃあ、ここで団長のお尻を出して下さい」
「え・・・」
「できないって言うんですか?人にやらせといて?」
「ぐっ・・・やらせていただきます」


ランドルフはズボンを引き下げ、ミリアにお尻をつき出す。ミリアはそのお尻をじーっと見ている。

「マーサさんに言われたんです。男の人にお仕置きはコレだって」


ミリアはチューブ状の容器を取り出す。その中身を人差し指ですくった。


「これで痛くないようですよ」

ミリアはランドルフのお尻を広げ、その穴にクリームをつけた指を突っ込んだ。


「うぐぅ!!!」


ランドルフは辛そうな表情をしている。しばらくゆっくりとした動作で指を中で動かし、指を二本に増やした。

「ふぐぅ・・・」


(うわぁ・・・ミリちゃんドSモード・・・それもイイ・・・)


ランドルフの息子がむくむくと膨れ上がり、男根が上を向いていた。


(うわっ、デカっ!)



「お尻ほじくられて悦んでるんですね。団長は」
「も、もう止めてくれ・・・ぐぅう」


ミリアの手は止める気配を見せず、とうとうランドルフは自分の右手で自分の息子を扱きだした。


「はぁ・・・はぁ・・・」
「お尻弄られて一人でイこうとしてるんです か?」


ミリアは最後に指を三本に増やした。


「三本も入りましたよ」
「お前に見られて、弄られてるって思うだけで・・・駄目だ・・・いくッ!」


ーーービュルッ


白濁が庭の花にぶちまけられた。


「はぁ・・・はぁ・・・」
「反省しましたか?」
「ああ、もうしない。許してくれ」
「分かりました。許しましょう」


二人は去っていった。


それからしばらくランドルフはミリアにイタズラやお仕置きすることはなくなった。




~一方キースは花壇の影でランドルフとミリアを見ながら~

「はぁ・・・はぁあ・・・ミリちゃん、僕にもお仕置きして・・・」

右手で立ち上がった男根を鎮めていた。思いきり花壇に自身の白濁を吐き出し、ズボンをひきあげた。


「はぁ・・・ミリちゃん、良かったよ・・・ん?」


となりを見ると、同じく二人を見て興奮しているマックスがいた。最近ミリアに失恋して、キースはマックスに仲間意識が芽生えている。


こちらに気づいたマックスは気まずそうにしていた。キースは汚れていない方の手をヒラヒラと振って「お前もか・・・」と意志疎通させた。



~一方マックスはミリアとランドルフを見ながら~


「はぁっ、エドッ、そんなとこに指入れるなんてっ・・・」

ランドルフを自分に置き換えて妄想していた。
マックスの右手の指は自分のお尻の中だ。

ーぬちゅっ


「ああ、お仕置き中気持ちよくなってごめんなさい!」

マックスは左手で自分の陰茎を扱きながら右手の指でお尻を弄る。

「はっ、はっ・・・お尻気持ちいいっ!いく、エドいくっー!」



(ん?)


左の花壇の影からキースが見えた。彼も同じく二人を見て手淫していたようだ。するとキースはマックスに手を振ってきた。



(どっちの手も空いてないぜ・・・)


右手はお尻に、左手は息子に、と今手を振って対応できないマックスである。


マックスはペコリと頭を下げたのだった。




次の日、庭師が裏庭の花壇が異臭で酷いとクレームが来た。
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