秘密の師弟関係

ほのじー

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番外編(ただのエロコメディー)

騎士団員トムは見た!!エド観察記③※

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X月X日


ブラン騎士団の指導は厳しい。もし少しでも団長を怒らせると酷いお仕置きが待っているのだ。こないだはボブが団長を怒らせ、執務室で腕立て伏せを何百回も休まずさせられたそうだ。少しでも腕が止まると回数を増やされる。まさしく鬼教官だ。



「エド!!今日一時間も遅刻した上に筋トレをさぼるとは良い度胸してるじゃねーか!!今から執務室来い!!」
「は、はい・・・」


騎士団員が群がり、エドを慰める。ボブはエドの肩を叩く。


ーポンッ


「とうとうエドも鬼モードの団長に呼び出されたか」
「可愛そうに・・・明日は筋肉痛で動けないぞ」
「うぅ・・・頑張ってきます」



「おい、団長がエドにどんな仕置きされてるか、隣の部屋から聞いてみようぜ。団長声でかいから結構怒鳴り声、聞こえるんだぜ」
「ああ、そうしよう」


団員がぞろぞろと隣の部屋に入っていった。



ーコンコン


「入れ」
「失礼します」
「ああ、待ってたぞ。まずは反省を述べろ」


いつもの団長だ。団員は怒られた原因を団員に述べさせ、それを二度としないようにどうするかを団長に伝えないといけないのだ。


「・・・団長に夜明けまで運動させられて、朝起きれませんでした。筋トレする体力なんて全く残ってませんでした」
「ふん、俺のせいだってか?」
「ぅう・・・違います。自分がおねだりしたので自業自得です」
「そうだろう。じゃぁ今からお仕置きだ、こっちに来てケツ出せ!!」



ーー静寂が訪れる。



「やっ、そんな大きな棒・・・」


ーパンッ


「ああ!!」


ーーパンッ!!


「うぅっ・・・」


「ほら、打たれて涎たれてるぞ!反省がなってない!」
「す、すみません!」



ーパン!パン!パン!パン!!


「アアア!!・・・くぅん!あああああああん」
「次だ。両手を頭に添えたまま、屈伸運動しろ」


「ほら、いーち、にー、さーん!」
「んんん!ああ・・・はああああん」
「腰が全然動いてないぞ!ほら!もっと速く上下に動け!!」


「あっ、あっ、あっ、もうダメ・・・!!ああああああああ」



『・・・・・』



「エドの奴・・・棒でケツ打たれてるなんて可愛そうに・・・今までで一番ひでぇお仕置きだ!」
「しかもその後は屈伸運動されられるなんて」
「鬼だ。鬼教官だ・・・」



しばらくして執務室からランドルフが満足したように出てきた。エドはよたよたと歩きながらかなり疲労した様子だ。エドはその日仕事を早退した。



「さっき不謹慎だと思って言えなかったけどよぉ、エド、棒で打たれてる声も色っぺーな」
「ああ・・・」



次の日団員たちはエドに痣によく効くクリームをプレゼントしてあげた。





ーー僕は知っている、団長がボソッと「お仕置きシチュエーション、かなりイケる・・・」と呟いたことを。これからもエドの観察は続けるとしよう。






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