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第三章:真実
黒幕※
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※性的、暴力的な表現があるのでご注意下さい
「ほら、起きなさい」
「んんん・・・」
ミリアは目を開けると、頭の痛みがズキズキと傷んだ。
エドアルドと別れ、シャーロットが外出するということでシャーロットに付き馬車に乗って出掛けた。しかし前方で大きな爆発が起こり警備をしていたブラン騎士団員や一般市民が数人殺られた。火傷を負い泣き叫ぶ市民の声も聞こえる。
その後シャーロットの乗った馬車は黒いマスクで顔を覆った集団に囲まれた。ミリアは一人、二人と短剣で斬りかかった。他の爆発を逃れた騎士たちも抗ったが、あともう少し、と思った瞬間にシャーロットが口を塞がれて「剣を捨てないとこの王女を殺すぞ」と言われミリアはすぐに剣を捨てた。そして後ろから何か鈍器のようなもので頭を殴られ意識を失った。
(ここはどこ・・・)
小さな舞台のような場所で、大きなカーテンが掛かっており、そのカーテンの奥から人々の歓談する声が聞こえてくる。そこには黒の革でできた豪華な大きい手すりのついた椅子が置いてあり、手が椅子の後ろに拘束されている。口には猿轡が付けられており、中央のボールがミリアに発言を許さない。
「ミリアさん、今日はあなたの記念する御披露目パーティーよ。楽しんでちょうだい」
「んんんーー」
(この人は、元バロック公爵婦人っ!!!なんでっ!!)
真っ赤なドレスを身にまとった元バロック公爵婦人、スノーランドのグレイス王女がそこに立っていた。
「あら、何でかって顔してるわね。シャーロット女王は元々気に入らなかったの。美人で聡明で、皆に愛されて」
(そんなことで・・・!!)
「私はね、スノーランドが戦争に負けた理由でこの国に捨てられたのよ。それで私はバロック公爵家に降嫁したのだけれど、地獄だったわ・・・。お義父さんに夜は性的な悪戯されて、それがお義母さんにバレて、あばずれと呼ばれて鞭で打たれて・・・。私の人生どん底になったわ。そのあと鞭で傷ついた私を主人は抱かなくなった。・・・知ってるでしょ?この国で女性の傷は災いの象徴だって。まぁ、彼が私に興味を亡くしたから好き勝手できたんだけどね」
彼女は手にナイフを持ち、ミリアに近づいた。腰を屈めてミリアの視線に合わし、ナイフでミリアの顔をペタペタと叩いた。
「あなたのこと、調べてみたのよ。だってあなた、私の姉にそっくりだもの。そしたら大正解。あなたは他国の商人と駆け落ちして出てった姉の娘だったの」
「んんっ!!!!」
「ふふふ、私はあの美しい姉のことも嫌いだったわ。だってあんな簡単に身分捨てて好きな人と駆け落ちしたんだもの。しかもこんなそっくりで美人の娘作ってね。死んだのは可哀想だけど、ざまあみろだわ」
そう言って彼女はナイフの刃先をミリアの顔に付け、ツーーーーとミリアの頬に傷を付けた。
「しかもあなた、王都で三本の指に入る美男で家も裕福な男にエスコートされて・・・本当に腹が立ったわ。だってあなたたちは平民だから恋の身分の障害がないもの」
ミリアの頬から鮮血がツーっと首筋に垂れていった。
「ふふふ・・・この傷は序の口よ。これからあなたは私のように深く傷ついて絶望するの。その後にじっくりとシャーロット女王をいたぶってあげるわ」
キッとミリアは彼女を睨むが、愉快そうにミリアを見てから去っていった。そして屈強そうな男二人がニヤニヤとにやつきながら近づいてくる。カーテンの奥からなにやらアナウンスが始まった。
『皆さま、ようこそ秘密の夜蝶パーティーに起こし下さいました!!今日はかつてない、極上の生娘を二人ご用意しております!一人目の犠牲者は伝説の美女、スノーランド第一王女の娘、ミリア・ロングです!』
カーテンが男によって開かれた。そこには仮面を付けた男が三十人程だろうか、いやらしい笑みを浮かばせながらミリアをじっと見ていた。
『おお~~~~!!』
「これは美しい・・・」
「たまんない・・・もう下半身が疼いてるぜ」
「んんーーー!!んんんー!!」
ミリアは叫ぶもその声は男たちの歓声にかき消えた。体を捻り、縄紐を解こうともがくが鞭で手を打たれジンジンと手が痛む。顔を背けても男に髪を捕まれて正面を強制的に見せられた。側にいる男は「犯されていくのをその目でしっかりと見ておくんだぞ」と耳元で呟く。会場は冷め止まない。
「反抗的な態度もいつまでもつかな」
「ああゆー奴ほどすぐに腰振らすだろ」
「前回の女はすぐに従順になって俺たちのモノうまそうに咥えてたなぁ」
司会の男はさらに続ける。
『皆さん、焦らずお静かに!!では、まずはこの豊満な胸を御披露目いただきましょう!』
ミリアの側に立つ二人の男はナイフを持ち、ミリアのブラウスを大袈裟にビリビリと破いた。最後にはブラジャーが破かれ、ミリアの胸がプルリと露になった。
(ダメーーーー!!)
ミリアの肩から胸にかけての大きな傷が観客全てに露見される。会場がざわざわしだした。
『おい、あいつ傷物じゃねーか』
『穢らわしい、胸がえぐれてるぜ』
『気持ちわるい』
『まぁ俺はあの顔さえあればイケるぜ』
『ああ、キズさえ見なければ何度でもイケる』
ミリアは絶望に襲われる。男たちはミリアの両足を開かせ、足にヒヤリとナイフの冷たさを感じる。徐々にナイフが近づき、下着が切られようとした、その時ーーーーー
「そこまでだ!!全員おとなしくしろ!!」
「ほら、起きなさい」
「んんん・・・」
ミリアは目を開けると、頭の痛みがズキズキと傷んだ。
エドアルドと別れ、シャーロットが外出するということでシャーロットに付き馬車に乗って出掛けた。しかし前方で大きな爆発が起こり警備をしていたブラン騎士団員や一般市民が数人殺られた。火傷を負い泣き叫ぶ市民の声も聞こえる。
その後シャーロットの乗った馬車は黒いマスクで顔を覆った集団に囲まれた。ミリアは一人、二人と短剣で斬りかかった。他の爆発を逃れた騎士たちも抗ったが、あともう少し、と思った瞬間にシャーロットが口を塞がれて「剣を捨てないとこの王女を殺すぞ」と言われミリアはすぐに剣を捨てた。そして後ろから何か鈍器のようなもので頭を殴られ意識を失った。
(ここはどこ・・・)
小さな舞台のような場所で、大きなカーテンが掛かっており、そのカーテンの奥から人々の歓談する声が聞こえてくる。そこには黒の革でできた豪華な大きい手すりのついた椅子が置いてあり、手が椅子の後ろに拘束されている。口には猿轡が付けられており、中央のボールがミリアに発言を許さない。
「ミリアさん、今日はあなたの記念する御披露目パーティーよ。楽しんでちょうだい」
「んんんーー」
(この人は、元バロック公爵婦人っ!!!なんでっ!!)
真っ赤なドレスを身にまとった元バロック公爵婦人、スノーランドのグレイス王女がそこに立っていた。
「あら、何でかって顔してるわね。シャーロット女王は元々気に入らなかったの。美人で聡明で、皆に愛されて」
(そんなことで・・・!!)
「私はね、スノーランドが戦争に負けた理由でこの国に捨てられたのよ。それで私はバロック公爵家に降嫁したのだけれど、地獄だったわ・・・。お義父さんに夜は性的な悪戯されて、それがお義母さんにバレて、あばずれと呼ばれて鞭で打たれて・・・。私の人生どん底になったわ。そのあと鞭で傷ついた私を主人は抱かなくなった。・・・知ってるでしょ?この国で女性の傷は災いの象徴だって。まぁ、彼が私に興味を亡くしたから好き勝手できたんだけどね」
彼女は手にナイフを持ち、ミリアに近づいた。腰を屈めてミリアの視線に合わし、ナイフでミリアの顔をペタペタと叩いた。
「あなたのこと、調べてみたのよ。だってあなた、私の姉にそっくりだもの。そしたら大正解。あなたは他国の商人と駆け落ちして出てった姉の娘だったの」
「んんっ!!!!」
「ふふふ、私はあの美しい姉のことも嫌いだったわ。だってあんな簡単に身分捨てて好きな人と駆け落ちしたんだもの。しかもこんなそっくりで美人の娘作ってね。死んだのは可哀想だけど、ざまあみろだわ」
そう言って彼女はナイフの刃先をミリアの顔に付け、ツーーーーとミリアの頬に傷を付けた。
「しかもあなた、王都で三本の指に入る美男で家も裕福な男にエスコートされて・・・本当に腹が立ったわ。だってあなたたちは平民だから恋の身分の障害がないもの」
ミリアの頬から鮮血がツーっと首筋に垂れていった。
「ふふふ・・・この傷は序の口よ。これからあなたは私のように深く傷ついて絶望するの。その後にじっくりとシャーロット女王をいたぶってあげるわ」
キッとミリアは彼女を睨むが、愉快そうにミリアを見てから去っていった。そして屈強そうな男二人がニヤニヤとにやつきながら近づいてくる。カーテンの奥からなにやらアナウンスが始まった。
『皆さま、ようこそ秘密の夜蝶パーティーに起こし下さいました!!今日はかつてない、極上の生娘を二人ご用意しております!一人目の犠牲者は伝説の美女、スノーランド第一王女の娘、ミリア・ロングです!』
カーテンが男によって開かれた。そこには仮面を付けた男が三十人程だろうか、いやらしい笑みを浮かばせながらミリアをじっと見ていた。
『おお~~~~!!』
「これは美しい・・・」
「たまんない・・・もう下半身が疼いてるぜ」
「んんーーー!!んんんー!!」
ミリアは叫ぶもその声は男たちの歓声にかき消えた。体を捻り、縄紐を解こうともがくが鞭で手を打たれジンジンと手が痛む。顔を背けても男に髪を捕まれて正面を強制的に見せられた。側にいる男は「犯されていくのをその目でしっかりと見ておくんだぞ」と耳元で呟く。会場は冷め止まない。
「反抗的な態度もいつまでもつかな」
「ああゆー奴ほどすぐに腰振らすだろ」
「前回の女はすぐに従順になって俺たちのモノうまそうに咥えてたなぁ」
司会の男はさらに続ける。
『皆さん、焦らずお静かに!!では、まずはこの豊満な胸を御披露目いただきましょう!』
ミリアの側に立つ二人の男はナイフを持ち、ミリアのブラウスを大袈裟にビリビリと破いた。最後にはブラジャーが破かれ、ミリアの胸がプルリと露になった。
(ダメーーーー!!)
ミリアの肩から胸にかけての大きな傷が観客全てに露見される。会場がざわざわしだした。
『おい、あいつ傷物じゃねーか』
『穢らわしい、胸がえぐれてるぜ』
『気持ちわるい』
『まぁ俺はあの顔さえあればイケるぜ』
『ああ、キズさえ見なければ何度でもイケる』
ミリアは絶望に襲われる。男たちはミリアの両足を開かせ、足にヒヤリとナイフの冷たさを感じる。徐々にナイフが近づき、下着が切られようとした、その時ーーーーー
「そこまでだ!!全員おとなしくしろ!!」
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