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番外編:三男のパパたち+おまけ
しおりを挟む「パパ、ママ見て!!逆立ちができたよ」
「わー!!すごいわねリュウ」
僕は夕方、王城の近くにある草原で逆立ちの練習してたんだ。レオンパパとママはそれを見てニコニコと笑ってるよ。
「よく頑張ったな、リュウ」
「ありがとう、ビッグおじさん」
逆立ちはビッグパパに教えてもらったんだ。あっ、ビッグおじさんを僕は心の中でビッグパパって呼んでるんだけど、内緒だよ。
「大好きなビッグに教えてもらえてよかったわねぇ、リュウ」
「うん!!ママもパパも大好き!!ねえ、今日は四人で手繋いで帰ろ」
「はいはい」
僕のこの紅い瞳は先祖返りだってパパとママは言うけど、それが違うって僕は知ってるよ。だってビッグパパがお兄様やお姉様を見る目と、僕を見る目が違うんだもん。
「今日学校は楽しかった?」
「うん、今日はお友達といっぱい勉強したよ」
この瞳のせいで同級生に虐められたこともあったけど、でもレオンパパは僕をたくさん愛してくれたし、僕の優しいお兄様とお姉様が虐めっ子を退治してくれたんだ!!
「さあ、逆立ちできたお祝いに、今日は晩御飯の後にプリンを作ってもらいましょうか」
「わーい!!やったぁ!!」
ママと二人のパパに囲まれて僕は嬉しいな。将来はビッグパパみたいに強くなって、お兄さまの助けになるような騎士になるんだっ。
【番外編完】
ありがとうございましたー!!そして、新作『BLゲームの世界に転生したら騎士二人の♂♂の受けとなった。』投稿しました。宜しくお願いします!以下はそちらの序章の序章のおまけ↓↓↓
──────────
~時はエリカが結婚して少し経った頃に遡る~
(あれ、BL神から、神託が・・・)
エリカは宙に上からふわふわと舞い、エリカの元に落ちてくる神託を手に取った。
(なに・・・今日はメッセージ長め)
『やっほー、久しぶり!!最近ちょっと君のイチャイチャ見るの飽きてきたから、新しい刺激が欲しいと思って、君の前の世界で事故死した迷える魂一つ、この世界に投入しておいたから、彼女の助けになってあげてね☆』
(え、え──!!)
そこには誰であるとも、どこで会えるとも書いていない。
(あ、あんなところにジェイク団長とセル副団長が!!)
エリカはセルとジェイクの姿を見て手紙を投げ捨てる。エリカは二人を見てその神託について考えることを放棄した。エリカにとって見守りが第一であり、神の言葉は二の次である。
「ジェイクはお仕置きに胸攻められるのが好きな、ド変態だよね」
「・・・お前は胸攻められんの好きじゃないのか?」
「ぼ、僕が胸なんか感じる訳ないだろ」
「ふ~ん、じゃあこうやっても、感じないんだな?」
「っ・・・感じる訳ないよ」
ジェイクは王城の死角にある木にセルの体を押し付け、右の胸の先をゆっくりと手の甲で撫でた。そしてシャツを捲り上げ、セルの胸をねっとりと舐めた。
「ビンビンに起ってるじゃねーか」
「っ・・・そりゃ、空気に触れたら起っちゃ・・・んあっっ」
ジェイクは胸の頂をグリッと強めにしごいた。セルは声を我慢できていないようだ。
「強いのが好きなのか?ド変態だな、セル」
「っ・・・そんなことっ・・・ぁあ」
(あああああああああ!!ジェイ×セルのリバ、きた───────!!)
基本このカップリングがセルが攻めだが、数回に一度ジェイクが攻めとなるのだ。セルは、攻められても感じないと宣言しているのだが、たまにジェイクに攻められて感じさせられ、セルはそれを認めたくないので、感じながらも必死に否定する。その我慢しようとしてできていないセルが、エリカにとって超絶ツボなのだ。
(あああ、これは、これはレアですぞ。レアシーンですぞ! )
──スパァァァァン!!
「おい、エリカ、また覗き見か?」
「あっ、今、すっごくいいとこなのにぃ~!!」
エリカはビッグに首根っこを掴まれ連れ去られる。そしてエリカはBL神からの手紙のことを、すっかりと忘れてしまったのだった。
→→→→BL神の神託が気になる方は、新作へどうぞ→→→→
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