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剣術大会☆

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(おぉおおおおおおおおお!!男性ばかりの・・・夢の世界・・・!!)


エリカは騎士団の試合会場に来ていた。観客は多くの女性が詰めかけており、エリカもレオンの婚約者として特等席に座っていた。


「エリカさん、今日は試合見るの初めてなんですって?」
「は、はい!!」
「うふふ、楽しんでってちょうだいね」


上段に座る王妃がエリカに話しかけた。王妃はエリカにとても優しく接してくれ、少しずつ緊張が溶けていっている。この婚約は仮初めのものであるのに、少し罪悪感が生まれた。


(いずれ、婚約破棄されるんだものね・・・)


妃教育に遣り甲斐を感じ、レオンとビッグのいる生活に慣れてきた今とすれば、この婚約が終わるということに少し寂しい気持ちを感じる。エリカはまだ先の話は考えないでおこうと首を振って腐女子の楽園的な今の状況を満喫しようとした。







「エリカ、僕はイベント開催責任者として忙しいから、大人しく席でビッグを応援しとくんだよ」
「ああ、盛大な応援くれよ、エリカ。くれぐれも他の男たちに意識を持っていかれないように」
「イエス、サー!!」
「なんだ、この全く信用できない返事は・・・」


今日は様々な騎士たちが集まり、剣術大会が行われる。ビッグが団長を務める、王族たちを守る第一騎士団、王都を守る第二騎士団、地方を守る第三騎士団から第七騎士団までの主要メンバーが集まり剣試合を行う。


「では、第三十四回、ベルアメール・ラスト剣術大会を行います!!」


──ワァァアアアアアアア!!


大歓声が巻き起こる。エリカはそんな中キョロキョロと参加メンバーを確認する。


(おぉお!!第二騎士団のジェイクとセル発見!!)


エリカの探していた二人を発見した。第二騎士団のジェイクはクッパリと額に傷があり、まるでやくざ映画の悪人のようだ。逆にセルは可愛らしい天使の男の子のようだが、実はこの二人、ジェイクが受けでセルが攻めなのだ。


(今日もジェイク・・・攻められてきたのかな)


「ぐふふ、ぐふふふふ」



(・・・ひぃ!!ビッグ団長が睨んどる)


エリカがニマニマとしていると、ちょうどビッグが第一戦目を始めるところで、エリカに視線を送っていた。エリカがよそ見をしているのがバレてしまった。


「が、がんばれービッグ騎士団長ーフレーフレー!!(棒読み)」


わざとらしくエリカはビッグの応援を叫んだ。


『では一戦目、はじめっ』


──キィン!!


(おぉぉお!!す、すごい・・・)


ビッグは男性からの攻撃を交わしていく。相手の男性は必死に何度も剣を降るも、ビッグは余裕の表情だ。


──キィィィン!!


相手が疲れてきたところでビッグは重い一撃を相手に与えた。その重さに耐えきれなくなった男の手から剣が落ちてしまう。


『勝利!!第一騎士団長ビッグ!!』


大きな歓声が会場を轟かせた。エリカも興奮しながらビッグに盛大な拍手を送った。


(すごい、すごい!!ビッグ団長格好いい!!)


エリカはビッグの強さに感激する。その後もビッグは勝ち進み、午後には準決勝が始まるそうだ。昼の休憩は参加者と交流ができるので、エリカはビッグの待機テントの中まで覗きに行った。


「ああ、エリカ。初試合観戦、どうっ・・・」


エリカはビッグが喋り終わる前に、ビッグに抱きつき、キスを送る。


──クチュッ、クチュッ


積極的なエリカにビッグも驚いているが、ビッグも負けじとエリカに分厚い舌でエリカの舌を吸ったり甘噛みしたりした。試合でのビッグの逞しい体や強さを感じてエリカの股間は既にもう濡れていた。


「んんん・・・」
「試合中に濡らしてたのか?エリカ」
「ん・・・だって・・・」


ビッグはスカートの中をまさぐり、エリカの下着を触った。ビッグは控え室のテントの机の上にエリカを乗せ、エリカの両足を持ち大きく開いた。


「この間は、護衛中で、味わえなかったからな」


──ペチャッペチャッ


「ふぁぁああん・・・」


ビッグはエリカの股の間に顔を埋める。ビッグは太い舌を小刻みに揺らしてエリカのクリトリスを刺激した。


「んんんぁ・・・すごい、ぁあああん」
「今度はココにも指と舌、入れてやるからな。でもそれはまた今度、レオンと一緒にだ」


ビッグはエリカの入り口部分に舌の先をツンツンと当てた。過激な予告にエリカはさらに濡れてしまう。


「今は・・・可愛いクリトリスで・・・イけ」
「はぁああああん!!」


ビッグはエリカの花弁を何度も舌で擦り、エリカの入り口部分を何度も滑らすように撫でた。


「入り口気持ちいい・・・入り口触られるの気持ちいいの・・・」
「んっ、なかはもっと気持ちいいぞ・・・楽しみにしとけっ」


ビッグは入り口部分を触りながら舌を上下左右に動かした。


「イくぅ・・・だん、ちょぉ、はぁぁん」


エリカは机の上で盛大にイった。ビッグは大きなご馳走を食べた後のように口に付いた液体を拭った。


「はぁ・・・はぁ・・・」
「今からお前の口で、気持ちよくなりたいが、試合に勝ったらにしとくよ。その方が試合に燃えるからな。してくれるか?」


エリカは首を縦にコクコクと揺らした。ビッグはエリカの濡れた下着をお守りにとポケットに入れて、次の試合へと向かった。


(わ、私のパンツ返して────!!)
















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