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無知な少女~ライト視点~

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(お前はエリックを愛しているのでは、ないのか?)


ライトは今頃仲良くやっているのだろうとセナのことを思うと胸が痛み、常に思い浮かぶ彼女のことを考えたくなくて彼女を避けていた。これで良いのだと何度も自分に言い聞かせているところで、彼女が強行突破してしてきたのである。


(男がどれだけ怖いものかと知って貰うためにキスをしたが・・・何故受け入れた)


彼女の唇はまるで穢れを知らない無垢な少女のように、ライトの舌を受け入れた。そしてぎこちなくライトの舌を追う彼女の様子にライトの息子は限界が来そうな程貼りつめていた。


「ライト・・・寝るときくらい、帯剣しなくていいんじゃないか」
「・・・剣?」
「ここにしまっているだろう?」


ライトの息子をまさか剣であると勘違いするとは思わなかった。しかも彼女の無知ぶりは、常軌を逸しているようだ。


(何も、ひとつも教育されてこなかったのか?)


この国の女性であれば、性行為も軽く教育課程で教育され、女性同士で情報交換などすると聞いているのだが、彼女は全く違うようだ。


(彼女が自分の美しさについても全く分かっている様子もないし・・・まるで聖職者・・・いや、優しいふりをした聖職者に育てられた子羊生け贄のようだ)


ふとエリックの様子が頭に過る。彼はセナという婚約者を持ち、どのような時を過ごしてきたのだろうかとライトは考える。しかしセナがライトのイチモツを興味深そうに撫でたりつついたりするので思考が反らされた。ライトはこの問題は後回ししする事にした。


「出せば楽になるのか?」
「まあ、そうだな」
「どうやって出すんだ?」


こうやって純粋な表情でライトに聞くのだからたちが悪い。


「セナが少し・・・手伝ってくれたら出すことができる」
「私ができることであれば、するぞ」


ライトはこんな無知な少女に手伝わせるなんて自分は悪魔である、と思うもそんなことを聞く彼女が悪いのだと自分に言い聞かせた。ライトは彼女の前でズボンを少し下ろすと、血管が浮かび上がり凶悪そうなイチモツが露になる。


「す、すごく大きいのだな・・・男性はこんなものを隠し持っていたのか」
「ああ、興奮するとこんな風になるんだ」
「すごい、不思議だ・・・私はどうしたらいい」


ライトはセナの手を取り、二つの玉を触るように促した。そこはもう硬く締まっており、セナの小さな手の中に収まる。


「口で、ここを咥えてくれ」
「こ、こうか」
「ああ、口をすぼめて、前後に動かすんだ」


セナはライトの男根に吸い付いた。彼女の口にライトのモノが入っていると分かるだけで、爆発しそうだが、もっとライトの為に頑張っているセナを見たくてライトはぐっと我慢をする。


「くっ・・・上手だ・・・セナ・・・」


──ジュボッ、ジュボッ──


セナはライトの顔を見ながら、「これで合っているのか?」という風に見てくるのだが、彼女が口をすぼめてライトを見るいやらしい顔にライトはすぐに限界を感じた。


「くっ・・・で、出るぞ・・・」


セナの頭を少し支え、頭の前後を早めた。セナはそれに従うように、頭を動かしてライトはとうとう限界を迎えた。


──ドピュッ──


ライトの精子は、なかなか止まらずにセナの口の中に大量に放出されてしまった。出るのが早かったのは、彼女が可愛すぎるせいだ。



──ゴクリ──


「・・・飲んだのか」
「ん・・・ああ」
「別に飲まなくてよかったのだぞ」
「そうなのか?でもライトの子種なのだろう?吐き出すのは勿体なかったんだ」
「・・・」


(拷問か・・・これは拷問なのか・・・)


「なあセナ・・・君はエリックともこういう事をしたいと思っているのか?」
「なっ・・・何言ってるんだ、ライト。私は・・・ライトだからしたいと思ったんだ。他の人となんでできる訳ないだろ!!」
「そ、そうか」


その言葉にライトはニヤつきそうになる。セナは少なからず自分を思ってくれているのではないかと、期待をしたくなる。彼女の言い方を考えるとエリックとは親同士が決めた政略的な婚約だったのだろうか。


「それに、ライトになら・・・何されてもいいって思う・・・」


彼女の発言にライトのイチモツが再び立ち上がりそうになるが、彼女に再び無理をさせてはいけないと耐えに耐えた。ライトは無言でセナを抱きしめ頭を撫でた。くすぐったそうに目を細めるセナは嬉しそうだ。


「もう遅いから寝よう」
「うん、おやすみライト」
「おやすみセナ」




──────────
侍女1「仲直りされたみたいで良かったですわ~」
侍女2「久々にセナ様と一緒に寝れたみたいですけど、あれは絶対何かありましたわね」
侍女3「今朝セナ様がバナナをいやらしく握って色っぽいため息を吐いていましたわよ。思わずまた鼻血が出そうだったけど、耐えましたわ。何かあったのでしょうね・・・ふふふ」
侍女123『ふふふふふふ』
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