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抜け出せない
しおりを挟む──ブブブブ、ブブブブブ
「はぁぁぁああ・・・」
振動音がジェイクの書斎に鳴り響いている。レイはジェイクの書斎机の上にお尻を付きだして座っており、セルの右手にはハンドマッサージ器を手にしている。
「レイちゃん、お仕置きされるのがとっても癖になってるね」
「ああ、こんだけ悦んでたら、お仕置きの意味がないな」
セルはレイの下着の上からマッサージ器の頭部分をレイの股間部に押さえつけた。レイはその強い刺激に何度もイってしまう。
「はぁ、ぁああああ、ダメぇ・・・!!」
「・・・おい、イくときはちゃんとセルにお願いしろって言ってるだろ?また黙ってイったのか?」
ジェイクとセルはレイの絶頂した顔や、絶頂する前に足の指や足が痙攣することを知っているので嘘をつくことができない。セルは一気にレイを高ぶらせるので、喘ぐことしかできていなかった。
「だ、だって・・・全然休ませてくれな・・・ぁああ!!」
再びセルはレイの股の部分にマッサージ器を擦りつける。今度はジェイクが下着を横にずらし、レイの良い部分に直接機械が当たるようになった。レイがお尻を動かしてその快感から逃げないように、ジェイクはお尻を固定している。
「ほーら、我慢だよ」
「んんん・・・」
お尻を付きだすように机に座っていて、ジェイクはお尻の割れ目を両手で開き、レイの秘部が丸見えとなっている。二人に見られていることで、さらにレイは気分が高まり、イくのが止まらないのだ。
「あっ・・・セル副、団長ぉ・・・お願いします、イかせてください・・・」
やっとのことでレイはセルにお願いをする。セルはいつもにように、レイに質問を投げ掛けた。
「お汁いっぱい垂らしちゃうこのだらしない下のお口は、誰のもの・・・?」
「・・・ジェイク団長と・・・セル副団長のものです」
「良くできました。あと五秒数えたらイっていいからね」
レイは爆発寸前であるが、セルは焦らし続ける。
「い~ち、に~い、さ~ん、し~、ごっ」
(あ・・・だめぇ・・・)
──プシャァァアアアア
極度の快楽と、一気に力を抜いたことでレイは潮を噴いてしまったようだ。ジェイクの書斎机にレイのいやらしい汁がたくさん飛び散っており、レイの匂いが充満していた。今誰かが入ってくれば、レイが何をしていたかは明解であろう。
「第五騎士団の男たちに色目使った罰だよ」
「あいつら、お前のことやらしい目で見てたからな」
「で、でも・・・あの人たちは女性であれば誰でも口説く訳で・・・」
今日は第五騎士団との交流戦があったのだ。第五騎士団の団員たちは国境が近いアムール国からの移民も多く、この国は女性をすぐに口説く文化がある。今日レイはかつてない程モテたのだ。すると二人はお仕置きだと言って、ジェイクの事務室で一時間休憩なしにイかされ続けたのである。
「次に第五騎士団と交流会する日はお前は休みをとって、一人でこうやって気持ちよくなりながら俺たちのことだけ考えてろ」
「ちゃーんと玩具固定しといてあげるから。時々様子も見にくるからね」
レイにとって今ではこの二人の激しい嫉妬でさえも愛しい。再び腰が砕ける程イかされ続けたレイは、二人に抱かれ、要塞内にあるジェイクの部屋に連れていかれる。ちなみに要塞の二階に団員の部屋があり、三階に団長と副団長の部屋がある。レイなど数少ない女性職員の部屋は地下で、どこか薄暗いのでレイはあまり好きではない。
「レイ、もう、こっちに住めよ。お前の部屋狭くて暗いし、俺かセルの部屋だったら広々と住めるぞ」
「そ、それは駄目です」
「でももう団員たちだって薄々気がついてるよ、レイちゃん」
ジェイク、セル、そしてレイの異常な仲の良さは団員たちにも知られ、レイに手を出さないことが暗黙の了解となっている。勿論ジェイクとセルが牽制をしているのだが、レイは知らない。
「ああ・・・夜お前抱きながら寝てぇ」
「うん・・・レイちゃんいっぱい気持ちよくさせて、そのまま抱きしめて寝たいよ」
「だ、駄目です、絶対だめ!!」
(そこまでしたら・・・もう他の男の人に満足できなくなっちゃって・・絶対結婚できないもん。もし二人が私を仲介役にして遊ぶのに飽きたら・・・私立ち直れなくなっちゃう・・・)
三階はジェイクとセルの部屋しかないので二人は人に見られず逢い引きし放題である。最近ジェイクとセルが仲良くしている様子を見ていないので、きっとレイが自分の部屋に戻ってから楽しんでいるのではないかと想像する。
(私、このままじゃ駄目だって、わかってるのに・・・)
二人はレイの体を広いお風呂で丁寧に洗い、お風呂でも再度気持ちよくさせられながら、二人のモノを交互に泡でヌメリを持った胸で挟んで扱き、彼らの白濁を口で受け止める。二人にタオルで体を拭かれ、ベッドの上でジェイクは髪の毛を乾かし、その間にセルはレイの体をマッサージしていく。
(ああ、ものすごく・・・幸せ・・・)
眠りそうになる体に鞭をうち、レイは二人に何度も引き留められながら自分の部屋に戻る。狭いこの部屋のベッドに入ると、とても虚しい気持ちになる。王都の本屋で働き始めてからずっと一人で生活しているはずであるなのに、レイはヒンヤリと冷たいベッドシーツの中で、ジェイクとセルを想いながら眠った。
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