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恋人Getのチャンス?☆

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「僕の恋人に・・・なってください!!」


(え・・・私・・・?これって・・・告白??)


「私の・・・恋人ですか?」
「はい、そうです」


レイは初めて受ける告白に、驚きを隠せない。しかしサムの真剣な表情で、嘘ではないのだと分かる。


(すごい、私・・・告白された)


「ごめんなさい・・・言うの早かったかな・・・でも、あの上司さんたち・・・僕と同じであなたに恋い焦がれる瞳をしてたので・・・焦ってしまいました」


サムは眼鏡を何度も上に上げ、ハンカチで汗を拭っている。呼吸も早くなり、彼の鼻息の音が聞こえてきた。


(え・・・ジェイク団長と・・・セル副団長が・・・?ま、まさか)


レイはサムは勘違いしているのだと、首を横に振った。レイは彼らにとって都合の良い部下なだけである。


「僕たち・・・とっても合うと思うんです」


(確かに・・・趣味も合うし・・・こういう人と結婚したら、幸せなんだろうな・・・)


レイが黙りこんでいると、サムは手を伸ばし、レイの手を握った。しかしその感覚の違和感にレイは首を傾げた。


(なんだろ・・・ジェイク団長とセル副団長に触れられたら・・・あんなドキドキするのに・・・)


男性に、しかも自分を好いてくれている人に手を握られて、嬉しいはずであるのに、何も感じない。


(ジェイク団長と・・・セル副団長に・・・触れてほしい・・・)


そう気がつくと先程の二人のレイをとことん焦らすようなタッチを思いだし、レイは足を刷り寄せた。


(今頃・・・二人は愛し合ってるのかな・・・)


レイは二人が去っていった本棚の方向が気になって仕方がない。


(告白の、返事しないと・・・・はい、って言うだけで・・・それだけでいいのに)


レイはどうしても告白されたことよりも、ジェイクとセルが気になってソワソワと二人の消えた本棚の先を覗きこむ。


(私なしで・・・始めないで・・・)


レイは耐えることができず、レイはサムの手を放しガタリと椅子を引き立ち上がった。


「ごめんなさいっ・・・ちょ、ちょっと・・・お手洗いに行ってきます」


そう言いながらも、レイはお手洗いとは逆方向であるセルとジェイクが向かった本棚に向かう。


(あれ・・・いない・・・)


レイは古書が並び少し埃っぽい本棚を進んだ。そこに二人の姿はない。なんだかレイはがっかりしてサムの元に戻ろうとした。しかしレイの後ろから手が伸びる。


「きゃっ・・・!!」
『しーっ、落ち着け』


レイは後ろから口を塞がれ羽交い締めとなった。後ろから低いバリトンボイスが右耳に響く。その声がレイの体を溶かし、緊張した体の力を抜いた。


(ジェイク・・・団長・・・)


「ちゃんと自分の意志で来れたんだね、レイちゃん」


セルがひょこっと現れる。二人はまるでレイが来るのを分かっていたかのようである。


「・・・僕たちが、欲しかったんでしょう?」
「ち、ちがっ・・・私は、こっちに、ほ、本を探しに来ただけで・・・」


ここは古文のコーナーで、古文を勉強しなかったレイにとってさっぱりである。ジェイクはそんなレイを羽交い締めにしたまま、ブラウスのボタンを外し、ブラジャーを上にずらした。


「やっ・・・」
「こんな先っぽおっ立てながらか?」
「わぁ・・・レイちゃん、お友達の前で、こーんなことになってたの?」
「ち、ちがっ・・・」


セルは前からレイの胸の先を親指と人差し指でグニグニと押した。


「はぁっ・・・」
「彼、目の前に座ってたから、こんなになってたのバレちゃったかもね・・・こんないやらしい体してるんだもん。本読んでる振りして彼も起ってたかもね」


セルがレイの左の耳元で、囁きながらその手を止めない。そしてセルはその胸元にかぶりついた。


「ああん・・・!!」
『声、出すぎだ』


レイは甲高い声を出してしまう。声が漏れないようにジェイクはレイの口に大きな手を当てた。


「んんん・・・」


セルはレイの胸の先を避けながら、くるくると胸のまわりを舌で何周も辿る。胸の頂は彼の柔らかい舌を求めて、赤くピンと起ちあがっている。


「レイちゃん・・・僕の舌が、一番好き?」


レイはコクコクと頭を上下する。


「うん、レイちゃんの体もそう言ってるよ」


セルはレイの胸の頂を舌を使いながら何度も押したり舌を付きだして胸の下からベロリと舐めあげたりした。


「んんん・・・!!」


ジェイクは後ろから手を伸ばし、レイの下着の中に手を入れた。レイの花弁を触り、。すでに洪水となったそこは、滑っており、何度もレイの愛液をすくってレイの破れ目に塗りつけた。


「ん、んんんん!!」
「ほら、これ咥えとけ」


ジェイクはハンカチをレイの口に入れた。レイは声が我慢できず、くぐもった喘ぎ声を出し続ける。


(ここ・・・図書館なのに・・・)


幸い回りには誰もいないようだ。セルはレイの胸を離れ、レイの下着をゆっくりずらす。レイは無理やり足を少し開かされ、その間にセルが屈みこんだ。


「ああ・・・美味しそうなクリームが滴り落ちそうだ。」


セルは顔を下半身に埋め、レイから溢れ出る花蜜を啜った。


──ジュルッ、ジュルッ


「んんん・・・」


ジェイクは後方で、右手をレイのお尻部分からお尻の割れ目に腕を通し、ヒクヒクとヒクついているレイの中に指を入れた。クリトリスをセルに舌でねっとりと舐められ、ジェイクには奥まで指を入れられる。


「んんん・・・」
「すっげぇ、エロい顔してんぞ・・・そんな顔、誰にも見せらんねーな」


レイは頭がボーっとなって快感以外何も考えられなくなっていく。ジェイクは大きな左手でレイの両胸を掴み、親指と人差し指を広げて両方の胸の頂を同時に刺激した。大きな手で両胸の中心に引き寄せ、小刻みに指を動かしてプルプルと胸をゆらす情景はとても卑猥だ。


「どうだ、ぜ~んぶ感じさせられてる気分は」
「んっんん・・・」


(ヤバい・・・気持ちいい・・・)


胸も、外側も、中も全て気持ちよくさせられレイは瞼が痙攣するような感覚となり、囁かれる耳や、セルに触られる脚など、全身が性感帯となったみたいである。


「俺たちに触れられんの、好きか?」
「んん・・・」


レイは一秒も開けずに頷いた。


「じゃあ、イけ」
「んんんんんん・・・!!!!」


セルとジェイクはまるで意志が完全に疎通しているかのように、レイの感じる部分を一気に攻め立てた。脚が子鹿のように震え、頭の中でバチンと音が鳴ったと思える程激しくイき、頭が真っ白となる。ジェイクは力を抜いたレイを後ろで受け止めた。


「ごめんね、レイちゃん。僕たち、とっても嫉妬深いんだ・・・」
「お前の一番じゃねえと、気が済まねえんだよな。あの男は諦めろ」


声を押さえていたハンカチが外され、レイはペタリと床に座りこんだ。


(嫉妬・・・?サムさんに・・・二人は嫉妬してたの?)


レイは立ち上がった二人を上を向き交互に見た。その瞳はレイだけを映している。レイに関しては恋愛対象ではない嫉妬だとしても、レイは嬉しくて全然嫌ではなかった。


「わかった・・・?」
「っ・・・はい」


レイが頷くと、ジェイクとセルはカチャカチャとベルトを外し、チャックを下げた。


「ご褒美の時間だ」


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