25 / 36
恋人Getのチャンス?☆
しおりを挟む「僕の恋人に・・・なってください!!」
(え・・・私・・・?これって・・・告白??)
「私の・・・恋人ですか?」
「はい、そうです」
レイは初めて受ける告白に、驚きを隠せない。しかしサムの真剣な表情で、嘘ではないのだと分かる。
(すごい、私・・・告白された)
「ごめんなさい・・・言うの早かったかな・・・でも、あの上司さんたち・・・僕と同じであなたに恋い焦がれる瞳をしてたので・・・焦ってしまいました」
サムは眼鏡を何度も上に上げ、ハンカチで汗を拭っている。呼吸も早くなり、彼の鼻息の音が聞こえてきた。
(え・・・ジェイク団長と・・・セル副団長が・・・?ま、まさか)
レイはサムは勘違いしているのだと、首を横に振った。レイは彼らにとって都合の良い部下なだけである。
「僕たち・・・とっても合うと思うんです」
(確かに・・・趣味も合うし・・・こういう人と結婚したら、幸せなんだろうな・・・)
レイが黙りこんでいると、サムは手を伸ばし、レイの手を握った。しかしその感覚の違和感にレイは首を傾げた。
(なんだろ・・・ジェイク団長とセル副団長に触れられたら・・・あんなドキドキするのに・・・)
男性に、しかも自分を好いてくれている人に手を握られて、嬉しいはずであるのに、何も感じない。
(ジェイク団長と・・・セル副団長に・・・触れてほしい・・・)
そう気がつくと先程の二人のレイをとことん焦らすようなタッチを思いだし、レイは足を刷り寄せた。
(今頃・・・二人は愛し合ってるのかな・・・)
レイは二人が去っていった本棚の方向が気になって仕方がない。
(告白の、返事しないと・・・・はい、って言うだけで・・・それだけでいいのに)
レイはどうしても告白されたことよりも、ジェイクとセルが気になってソワソワと二人の消えた本棚の先を覗きこむ。
(私なしで・・・始めないで・・・)
レイは耐えることができず、レイはサムの手を放しガタリと椅子を引き立ち上がった。
「ごめんなさいっ・・・ちょ、ちょっと・・・お手洗いに行ってきます」
そう言いながらも、レイはお手洗いとは逆方向であるセルとジェイクが向かった本棚に向かう。
(あれ・・・いない・・・)
レイは古書が並び少し埃っぽい本棚を進んだ。そこに二人の姿はない。なんだかレイはがっかりしてサムの元に戻ろうとした。しかしレイの後ろから手が伸びる。
「きゃっ・・・!!」
『しーっ、落ち着け』
レイは後ろから口を塞がれ羽交い締めとなった。後ろから低いバリトンボイスが右耳に響く。その声がレイの体を溶かし、緊張した体の力を抜いた。
(ジェイク・・・団長・・・)
「ちゃんと自分の意志で来れたんだね、レイちゃん」
セルがひょこっと現れる。二人はまるでレイが来るのを分かっていたかのようである。
「・・・僕たちが、欲しかったんでしょう?」
「ち、ちがっ・・・私は、こっちに、ほ、本を探しに来ただけで・・・」
ここは古文のコーナーで、古文を勉強しなかったレイにとってさっぱりである。ジェイクはそんなレイを羽交い締めにしたまま、ブラウスのボタンを外し、ブラジャーを上にずらした。
「やっ・・・」
「こんな先っぽおっ立てながらか?」
「わぁ・・・レイちゃん、お友達の前で、こーんなことになってたの?」
「ち、ちがっ・・・」
セルは前からレイの胸の先を親指と人差し指でグニグニと押した。
「はぁっ・・・」
「彼、目の前に座ってたから、こんなになってたのバレちゃったかもね・・・こんないやらしい体してるんだもん。本読んでる振りして彼も起ってたかもね」
セルがレイの左の耳元で、囁きながらその手を止めない。そしてセルはその胸元にかぶりついた。
「ああん・・・!!」
『声、出すぎだ』
レイは甲高い声を出してしまう。声が漏れないようにジェイクはレイの口に大きな手を当てた。
「んんん・・・」
セルはレイの胸の先を避けながら、くるくると胸のまわりを舌で何周も辿る。胸の頂は彼の柔らかい舌を求めて、赤くピンと起ちあがっている。
「レイちゃん・・・僕の舌が、一番好き?」
レイはコクコクと頭を上下する。
「うん、レイちゃんの体もそう言ってるよ」
セルはレイの胸の頂を舌を使いながら何度も押したり舌を付きだして胸の下からベロリと舐めあげたりした。
「んんん・・・!!」
ジェイクは後ろから手を伸ばし、レイの下着の中に手を入れた。レイの花弁を触り、。すでに洪水となったそこは、滑っており、何度もレイの愛液をすくってレイの破れ目に塗りつけた。
「ん、んんんん!!」
「ほら、これ咥えとけ」
ジェイクはハンカチをレイの口に入れた。レイは声が我慢できず、くぐもった喘ぎ声を出し続ける。
(ここ・・・図書館なのに・・・)
幸い回りには誰もいないようだ。セルはレイの胸を離れ、レイの下着をゆっくりずらす。レイは無理やり足を少し開かされ、その間にセルが屈みこんだ。
「ああ・・・美味しそうなクリームが滴り落ちそうだ。」
セルは顔を下半身に埋め、レイから溢れ出る花蜜を啜った。
──ジュルッ、ジュルッ
「んんん・・・」
ジェイクは後方で、右手をレイのお尻部分からお尻の割れ目に腕を通し、ヒクヒクとヒクついているレイの中に指を入れた。クリトリスをセルに舌でねっとりと舐められ、ジェイクには奥まで指を入れられる。
「んんん・・・」
「すっげぇ、エロい顔してんぞ・・・そんな顔、誰にも見せらんねーな」
レイは頭がボーっとなって快感以外何も考えられなくなっていく。ジェイクは大きな左手でレイの両胸を掴み、親指と人差し指を広げて両方の胸の頂を同時に刺激した。大きな手で両胸の中心に引き寄せ、小刻みに指を動かしてプルプルと胸をゆらす情景はとても卑猥だ。
「どうだ、ぜ~んぶ感じさせられてる気分は」
「んっんん・・・」
(ヤバい・・・気持ちいい・・・)
胸も、外側も、中も全て気持ちよくさせられレイは瞼が痙攣するような感覚となり、囁かれる耳や、セルに触られる脚など、全身が性感帯となったみたいである。
「俺たちに触れられんの、好きか?」
「んん・・・」
レイは一秒も開けずに頷いた。
「じゃあ、イけ」
「んんんんんん・・・!!!!」
セルとジェイクはまるで意志が完全に疎通しているかのように、レイの感じる部分を一気に攻め立てた。脚が子鹿のように震え、頭の中でバチンと音が鳴ったと思える程激しくイき、頭が真っ白となる。ジェイクは力を抜いたレイを後ろで受け止めた。
「ごめんね、レイちゃん。僕たち、とっても嫉妬深いんだ・・・」
「お前の一番じゃねえと、気が済まねえんだよな。あの男は諦めろ」
声を押さえていたハンカチが外され、レイはペタリと床に座りこんだ。
(嫉妬・・・?サムさんに・・・二人は嫉妬してたの?)
レイは立ち上がった二人を上を向き交互に見た。その瞳はレイだけを映している。レイに関しては恋愛対象ではない嫉妬だとしても、レイは嬉しくて全然嫌ではなかった。
「わかった・・・?」
「っ・・・はい」
レイが頷くと、ジェイクとセルはカチャカチャとベルトを外し、チャックを下げた。
「ご褒美の時間だ」
34
お気に入りに追加
2,820
あなたにおすすめの小説
逃げて、追われて、捕まって
あみにあ
恋愛
平民に生まれた私には、なぜか生まれる前の記憶があった。
この世界で王妃として生きてきた記憶。
過去の私は貴族社会の頂点に立ち、さながら悪役令嬢のような存在だった。
人を蹴落とし、気に食わない女を断罪し、今思えばひどい令嬢だったと思うわ。
だから今度は平民としての幸せをつかみたい、そう願っていたはずなのに、一体全体どうしてこんな事になってしまたのかしら……。
2020年1月5日より 番外編:続編随時アップ
2020年1月28日より 続編となります第二章スタートです。
**********お知らせ***********
2020年 1月末 レジーナブックス 様より書籍化します。
それに伴い短編で掲載している以外の話をレンタルと致します。
ご理解ご了承の程、宜しくお願い致します。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
女性が全く生まれない世界とか嘘ですよね?
青海 兎稀
恋愛
ただの一般人である主人公・ユヅキは、知らぬうちに全く知らない街の中にいた。ここがどこだかも分からず、ただ当てもなく歩いていた時、誰かにぶつかってしまい、そのまま意識を失う。
そして、意識を取り戻し、助けてくれたイケメンにこの世界には全く女性がいないことを知らされる。
そんなユヅキの逆ハーレムのお話。
魔法使いと彼女を慕う3匹の黒竜~魔法は最強だけど溺愛してくる竜には勝てる気がしません~
村雨 妖
恋愛
森で1人のんびり自由気ままな生活をしながら、たまに王都の冒険者のギルドで依頼を受け、魔物討伐をして過ごしていた”最強の魔法使い”の女の子、リーシャ。
ある依頼の際に彼女は3匹の小さな黒竜と出会い、一緒に生活するようになった。黒竜の名前は、ノア、ルシア、エリアル。毎日可愛がっていたのに、ある日突然黒竜たちは姿を消してしまった。代わりに3人の人間の男が家に現れ、彼らは自分たちがその黒竜だと言い張り、リーシャに自分たちの”番”にするとか言ってきて。
半信半疑で彼らを受け入れたリーシャだが、一緒に過ごすうちにそれが本当の事だと思い始めた。彼らはリーシャの気持ちなど関係なく自分たちの好きにふるまってくる。リーシャは彼らの好意に鈍感ではあるけど、ちょっとした言動にドキッとしたり、モヤモヤしてみたりて……お互いに振り回し、振り回されの毎日に。のんびり自由気ままな生活をしていたはずなのに、急に慌ただしい生活になってしまって⁉ 3人との出会いを境にいろんな竜とも出会うことになり、関わりたくない竜と人間のいざこざにも巻き込まれていくことに!※”小説家になろう”でも公開しています。※表紙絵自作の作品です。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる