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バカな義姉⑤~レオナルド視点~☆
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(姉上・・・綺麗だ)
外が明るくなる頃にフィーヌは気を失うように眠ってしまったが、レオナルドの下半身はまだまだフィーヌを求めており、何度も彼女のイく姿を思い出して自慰した。顔を足の間に埋め、彼女のまだ閉じた芽を舐めると、フィーヌはモジモジと体を動かす。
「ふぅ・・・ん」
(ああ、甘い・・・姉上の蜜はストロベリーよりも甘い)
──ペチャッペチャッ──
彼女にはたっぷりレオナルドの匂いがついているので、きっと彼女の周辺の人間も分かるであろう。獣王の匂いがついたメスに手を出そうとするのは、嗅覚が優れていないごく一部の半獣だけだ。
「姉上、もう逃げられませんからね」
外堀はもう埋めてある。父親と義母の弱みは握っているので、いざという時に使えるように隠し持っているし、第三王子であるチャーリーもレオナルドをサポートしてくれるそうだ。もちろん将来的に侯爵としてチャーリーを支えるつもりである。
「あなたのお遊びにもう少し、もう少しだけ付き合ってあげますね、姉上」
彼女がレオナルドを無理に虐めようとしているのは分かっていた。そうしようとしている彼女の目的が分からなかったが、人間の女が言っていた彼女の予知夢が鍵を握っていそうである。もしかするとフィーヌもその予知夢とやらを見ているのではないだろうか。あの人間はまだ嘘をついているようだが、なんとなくヒントにはなった。
(いずれにせよ、そのうち吐かせてあげます)
レオナルドは彼女の寝顔を見て微笑んだ。
+
+
+
「姉上・・・こんなところで寝て・・・風邪ひきますよ」
「んんん・・・あれ?」
昼休憩前に、フィーヌの匂いをたどり彼女を探していると、彼女は木の下で一人で寝ていた。彼女を起こすと彼女はキョロキョロと何かを探すように首を動かしてる。
「どうかしましたか」
「何もないわ。そろそろ教室に戻らないと!」
フィーヌは急いで鞄を持ち教室に走る。
(ん・・・?)
フィーヌが寝ていた木の下に黒い羽が落ちていた。回りの様子を伺うも誰もいないようだ。するとフィーヌが振り返り、立ち止まっていたレオナルドを呼ぶ。
「は、早くしないと遅刻するわよ」
「え、ええ」
いつもと変わらぬこの場所にレオナルドは違和感を感じる。獅子としての勘としか言いようがないが、悪意は感じられなかったのでレオナルドはそれ以上気にするのは止めて教室に向かった。
外が明るくなる頃にフィーヌは気を失うように眠ってしまったが、レオナルドの下半身はまだまだフィーヌを求めており、何度も彼女のイく姿を思い出して自慰した。顔を足の間に埋め、彼女のまだ閉じた芽を舐めると、フィーヌはモジモジと体を動かす。
「ふぅ・・・ん」
(ああ、甘い・・・姉上の蜜はストロベリーよりも甘い)
──ペチャッペチャッ──
彼女にはたっぷりレオナルドの匂いがついているので、きっと彼女の周辺の人間も分かるであろう。獣王の匂いがついたメスに手を出そうとするのは、嗅覚が優れていないごく一部の半獣だけだ。
「姉上、もう逃げられませんからね」
外堀はもう埋めてある。父親と義母の弱みは握っているので、いざという時に使えるように隠し持っているし、第三王子であるチャーリーもレオナルドをサポートしてくれるそうだ。もちろん将来的に侯爵としてチャーリーを支えるつもりである。
「あなたのお遊びにもう少し、もう少しだけ付き合ってあげますね、姉上」
彼女がレオナルドを無理に虐めようとしているのは分かっていた。そうしようとしている彼女の目的が分からなかったが、人間の女が言っていた彼女の予知夢が鍵を握っていそうである。もしかするとフィーヌもその予知夢とやらを見ているのではないだろうか。あの人間はまだ嘘をついているようだが、なんとなくヒントにはなった。
(いずれにせよ、そのうち吐かせてあげます)
レオナルドは彼女の寝顔を見て微笑んだ。
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「姉上・・・こんなところで寝て・・・風邪ひきますよ」
「んんん・・・あれ?」
昼休憩前に、フィーヌの匂いをたどり彼女を探していると、彼女は木の下で一人で寝ていた。彼女を起こすと彼女はキョロキョロと何かを探すように首を動かしてる。
「どうかしましたか」
「何もないわ。そろそろ教室に戻らないと!」
フィーヌは急いで鞄を持ち教室に走る。
(ん・・・?)
フィーヌが寝ていた木の下に黒い羽が落ちていた。回りの様子を伺うも誰もいないようだ。するとフィーヌが振り返り、立ち止まっていたレオナルドを呼ぶ。
「は、早くしないと遅刻するわよ」
「え、ええ」
いつもと変わらぬこの場所にレオナルドは違和感を感じる。獅子としての勘としか言いようがないが、悪意は感じられなかったのでレオナルドはそれ以上気にするのは止めて教室に向かった。
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