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王都
37 幕間 美術商 リベラトーレの悪癖
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オレンジ色の日差しが目に刺さる。お天道様の熱烈な瞼へのキスに致し方なく渋々起き上がると、昨日のお祭り騒ぎの会場から持ち出したらしい酒瓶がシーツの上を転がってベットの上も下も大惨事だ。
気のいい連中と飲み明かすとこういうことがままにある。とても良いことだ。
「何満足そうな顔してるのやら ここが誰の家だか覚えていないのかね?」
まだ日のあるうちから紫煙を薫らし、惜しげもなくその肢体を晒してドアに寄り掛かるいい女。そういえば、なんだか昨晩はこの裸体を抱きしめて床についたような気がする。
「ああ、覚えてるよ、ハニー。こんな時間まで放っておいたから拗ねてるのかい?」
いまだにふらつく千鳥足を引きづって腰を抱き寄せようと近づくとぴしゃりと手首を叩かれた。
「そういうことは私の名前を言えるようになってからお言いなさいな。私はこれからお客の相手があるんだからさっさとそのしみったれた体にお似合いの貧相な服をお着よ」
キッパリしゃべる姿はやっぱりいい女だ。
「つれないね、俺はこんなにも君を求めているのに」
「おバカも休み休み言わなけりゃ可愛げがないもんだねぇ。金も払わない男の一夜限りの甘言は鼻垂れ坊主の冗談より信憑性がないもんだよ」
彼女はそう言って僕の愛の言葉をはねのけるとさっさと酒瓶とシーツを片付け始めた。
触れる事すらためらう女神のような裸体で明るい部屋を闊歩し、小庶民のように日々の営みを当たり前のように行う彼女こそが僕の芸術だ。
「でも僕の水の女神。今は一度夜が明けてもうそろそろ沈むころだよ。哀れな僕に二夜目の愛をささやくお慈悲を恵んでおくれよ」
それを聞いた彼女は一つため息をついてシーツを本物の女神のように結び纏うと、僕の首根っこをひっつかんで服と一緒に僕を家から叩き出した。
「“王都随一の美術商リベラトーレ”私はあんたのコレクションに加わる気はないよ。その趣味の悪い指輪を持ってとっとと帰んな。それから女を口説くなら自分の抱いた回数ぐらいは覚えておくのが礼儀だよ。酒の入ってない日に来てから言ってみろってんだ」
ああ、やっぱり彼女は美しい。
「やあセレスタン。元気? ちょっと指輪の注文を頼みたいんだけど」
あの衝撃を発露するために僕は服も纏わず馴染みの宝石店へ駆け込んだ。ジュエリーズ・セレスタンはこの王都で宝石を引き立てるだけでなく女性を最も美しくすることにかけては右に出るものがいない格式高い宝石店だ。
「リベラトーレ様。相変わらずなようでわたくし安心いたしました。しかし僭越ながら申し上げますと、一旦服を着ていただいてからお入り直しくださいますようお願いいたします」
セレスタンが店内の美術品とそっくりな品の良い顔をわずかにしかめて礼をする。そういうところがなんとなくクレールの彫刻っぽくて僕は好きだ
「今はそんな些細なことを気にしている余裕がなくってさ!」
僕はとうとう女神会うことが出来たんだ! と飛び跳ねるとセレスタンは僕が飛び跳ねながら投げ捨てた服を拾って、静かに僕の頸椎をつかんだ。
やばい、セレスタンの怪力握力のこと忘れてた。
「もうお入り直さなくとも結構ですので、このまま奥へご案内いたしますね」
「あはは、そうしてもらえるとありがたいかな」
「それでね、僕はこの世の女神としか思えない女性と会ったんだ」
セレスタンに首から下をブラブラされながら奥へ行く道中、僕のあった女神がどれほど麗しかったかは話し続けた。
「左様でございますか。ちなみそれはもしやここから三つほど西の区画の安アパートでございますか? ヨーゼフ、私はこの方と商談をしてまいりますから店舗の方はよろしくお願いしますね」
「ああ、ヨーゼフ元気かい? 僕女神に会ったんだよ!」
困ったように微笑むディディエの絵画の老紳士そっくりなヨーゼフは、一度微笑むとくるりと踵を踵を返して売り場へ戻って行った。
「私がお相手いたしますので他の従業業員に声をかけるのはご遠慮くださいませ」
「あんな女神のことを黙っておくなんて無理さ! Oh、わかった大人しく君に女神の情報を独り占めさせるから右手をもっとリラックスさせて。ああ、でもよく彼女の住所がわかったね。あんなに美しい人だから噂にでもなっているのかな? 僕はあんな美人見たことないよ」
「左様で、わたくしはあなたが同じ住所の方が美しかったと駆け込まれるのは五度目でございますが」
途中すれ違った新人君がウジェーヌの街中模型のような繊細さとつつましさが面白くて声をかけようとしたけど女神に興味津々のセレスタンの右手が許してくれなかった。
「そういえば前にあそこに住んでいた健康的でふとましいところが美しい女性と、手の形が驚くほど美しかった女性と、病的に細くてその鬱々しさが美しい女性と、すべての肉付きが中途半端でこれから花開くつぼみのように美しかった女性は、一体どこへ行ったんだろうね。今の僕は彼女たちにも新しい指輪を贈りたいような心地さ」
ねぇ、セレスタン。その右手をぎゅっぎゅさせているのはワザとなのかい?
「ええ、私はあまりの不憫さにこの男のことは最早とっとと忘れてしまえと言って差し上げたい心地です。ちなみに彼女のお名前は聞けましたか?」
「さあ、僕のコレクションになる気はないって追い出されちゃったからわかんなや」
「ああ、彼女には個人的にカードと指輪を贈っておきます。それとあなたにはいい加減一夜限りの関係の女性に指輪を贈る悪癖をお直しになることを推奨いたします」
Oh、いくらセレスタンのお願いでも聞けないようなことを言われるとは、一夜のだけの僕の花嫁たちに愛と指輪を贈らないのは失礼だろう? しかし懸命な僕はセレスタンの右手がどこにあるのか忘れていないから、そこはスルーすることにした。
「ああ、そうだね。僕も彼女に指輪を贈りたいんだ。その前に彼女をモチーフにした指を作ろうよ! 一点物のやつ! アンドレに頼んであのこのあいだ話題になったうっすら青く光る金属で土台を作って、あの君のところに持ち込まれたっていう血のように真っ赤な原石をエメにカットと研磨を頼もう! デザインはブリュノの所に持ち込んでさ! 指輪の名前は『女神の吐息』で!」
セレスタンはため息をつくといつもの応接室の扉を開けた。
「ええ、ええ、『農夫の指先』『女流リュート弾きの休日』『未亡人貴族の祈り』『妖精の指飾り』の正式連作として売り出しましょう」
「ああ! 同じ住所シリーズだね!」
「あなたが袖にされ続けた女性シリーズです」
「ははっ、面白いことを言うね! 僕は誘った女性と一夜を明かせなかったことは無いよ!」
「リベラトーレの抱擁と指輪入りを頑なに拒まれ続けていることお認めくださいませ」
セレスタンは僕を手直にあった備品を入れる大きな麻布に入れて口を縛ると応接室の椅子に座らせて、エルネストの代表作みたいな苦々しい表情を浮かべた。
「あなたの悪癖のせいで想いをこじらせたコレクションたちが不憫なので早々に指輪を手放してしまえるように今後はあなたは“婚約指輪”をお買い上げくださいませ」
リベラトーレ・コレクションの方の換金は進んでお受けしますよ。とよくわからないことを言われた。そもそも”婚約指輪”って何だい?
気のいい連中と飲み明かすとこういうことがままにある。とても良いことだ。
「何満足そうな顔してるのやら ここが誰の家だか覚えていないのかね?」
まだ日のあるうちから紫煙を薫らし、惜しげもなくその肢体を晒してドアに寄り掛かるいい女。そういえば、なんだか昨晩はこの裸体を抱きしめて床についたような気がする。
「ああ、覚えてるよ、ハニー。こんな時間まで放っておいたから拗ねてるのかい?」
いまだにふらつく千鳥足を引きづって腰を抱き寄せようと近づくとぴしゃりと手首を叩かれた。
「そういうことは私の名前を言えるようになってからお言いなさいな。私はこれからお客の相手があるんだからさっさとそのしみったれた体にお似合いの貧相な服をお着よ」
キッパリしゃべる姿はやっぱりいい女だ。
「つれないね、俺はこんなにも君を求めているのに」
「おバカも休み休み言わなけりゃ可愛げがないもんだねぇ。金も払わない男の一夜限りの甘言は鼻垂れ坊主の冗談より信憑性がないもんだよ」
彼女はそう言って僕の愛の言葉をはねのけるとさっさと酒瓶とシーツを片付け始めた。
触れる事すらためらう女神のような裸体で明るい部屋を闊歩し、小庶民のように日々の営みを当たり前のように行う彼女こそが僕の芸術だ。
「でも僕の水の女神。今は一度夜が明けてもうそろそろ沈むころだよ。哀れな僕に二夜目の愛をささやくお慈悲を恵んでおくれよ」
それを聞いた彼女は一つため息をついてシーツを本物の女神のように結び纏うと、僕の首根っこをひっつかんで服と一緒に僕を家から叩き出した。
「“王都随一の美術商リベラトーレ”私はあんたのコレクションに加わる気はないよ。その趣味の悪い指輪を持ってとっとと帰んな。それから女を口説くなら自分の抱いた回数ぐらいは覚えておくのが礼儀だよ。酒の入ってない日に来てから言ってみろってんだ」
ああ、やっぱり彼女は美しい。
「やあセレスタン。元気? ちょっと指輪の注文を頼みたいんだけど」
あの衝撃を発露するために僕は服も纏わず馴染みの宝石店へ駆け込んだ。ジュエリーズ・セレスタンはこの王都で宝石を引き立てるだけでなく女性を最も美しくすることにかけては右に出るものがいない格式高い宝石店だ。
「リベラトーレ様。相変わらずなようでわたくし安心いたしました。しかし僭越ながら申し上げますと、一旦服を着ていただいてからお入り直しくださいますようお願いいたします」
セレスタンが店内の美術品とそっくりな品の良い顔をわずかにしかめて礼をする。そういうところがなんとなくクレールの彫刻っぽくて僕は好きだ
「今はそんな些細なことを気にしている余裕がなくってさ!」
僕はとうとう女神会うことが出来たんだ! と飛び跳ねるとセレスタンは僕が飛び跳ねながら投げ捨てた服を拾って、静かに僕の頸椎をつかんだ。
やばい、セレスタンの怪力握力のこと忘れてた。
「もうお入り直さなくとも結構ですので、このまま奥へご案内いたしますね」
「あはは、そうしてもらえるとありがたいかな」
「それでね、僕はこの世の女神としか思えない女性と会ったんだ」
セレスタンに首から下をブラブラされながら奥へ行く道中、僕のあった女神がどれほど麗しかったかは話し続けた。
「左様でございますか。ちなみそれはもしやここから三つほど西の区画の安アパートでございますか? ヨーゼフ、私はこの方と商談をしてまいりますから店舗の方はよろしくお願いしますね」
「ああ、ヨーゼフ元気かい? 僕女神に会ったんだよ!」
困ったように微笑むディディエの絵画の老紳士そっくりなヨーゼフは、一度微笑むとくるりと踵を踵を返して売り場へ戻って行った。
「私がお相手いたしますので他の従業業員に声をかけるのはご遠慮くださいませ」
「あんな女神のことを黙っておくなんて無理さ! Oh、わかった大人しく君に女神の情報を独り占めさせるから右手をもっとリラックスさせて。ああ、でもよく彼女の住所がわかったね。あんなに美しい人だから噂にでもなっているのかな? 僕はあんな美人見たことないよ」
「左様で、わたくしはあなたが同じ住所の方が美しかったと駆け込まれるのは五度目でございますが」
途中すれ違った新人君がウジェーヌの街中模型のような繊細さとつつましさが面白くて声をかけようとしたけど女神に興味津々のセレスタンの右手が許してくれなかった。
「そういえば前にあそこに住んでいた健康的でふとましいところが美しい女性と、手の形が驚くほど美しかった女性と、病的に細くてその鬱々しさが美しい女性と、すべての肉付きが中途半端でこれから花開くつぼみのように美しかった女性は、一体どこへ行ったんだろうね。今の僕は彼女たちにも新しい指輪を贈りたいような心地さ」
ねぇ、セレスタン。その右手をぎゅっぎゅさせているのはワザとなのかい?
「ええ、私はあまりの不憫さにこの男のことは最早とっとと忘れてしまえと言って差し上げたい心地です。ちなみに彼女のお名前は聞けましたか?」
「さあ、僕のコレクションになる気はないって追い出されちゃったからわかんなや」
「ああ、彼女には個人的にカードと指輪を贈っておきます。それとあなたにはいい加減一夜限りの関係の女性に指輪を贈る悪癖をお直しになることを推奨いたします」
Oh、いくらセレスタンのお願いでも聞けないようなことを言われるとは、一夜のだけの僕の花嫁たちに愛と指輪を贈らないのは失礼だろう? しかし懸命な僕はセレスタンの右手がどこにあるのか忘れていないから、そこはスルーすることにした。
「ああ、そうだね。僕も彼女に指輪を贈りたいんだ。その前に彼女をモチーフにした指を作ろうよ! 一点物のやつ! アンドレに頼んであのこのあいだ話題になったうっすら青く光る金属で土台を作って、あの君のところに持ち込まれたっていう血のように真っ赤な原石をエメにカットと研磨を頼もう! デザインはブリュノの所に持ち込んでさ! 指輪の名前は『女神の吐息』で!」
セレスタンはため息をつくといつもの応接室の扉を開けた。
「ええ、ええ、『農夫の指先』『女流リュート弾きの休日』『未亡人貴族の祈り』『妖精の指飾り』の正式連作として売り出しましょう」
「ああ! 同じ住所シリーズだね!」
「あなたが袖にされ続けた女性シリーズです」
「ははっ、面白いことを言うね! 僕は誘った女性と一夜を明かせなかったことは無いよ!」
「リベラトーレの抱擁と指輪入りを頑なに拒まれ続けていることお認めくださいませ」
セレスタンは僕を手直にあった備品を入れる大きな麻布に入れて口を縛ると応接室の椅子に座らせて、エルネストの代表作みたいな苦々しい表情を浮かべた。
「あなたの悪癖のせいで想いをこじらせたコレクションたちが不憫なので早々に指輪を手放してしまえるように今後はあなたは“婚約指輪”をお買い上げくださいませ」
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