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18話 勝利
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「マジで電光石火って言ってるぜ」
「いや、この表現はまさに電光石火なんじゃないか?」
ヒロは手に持っていた槍をおろし、
ダンテは剣を肩にトントンと当てながら話していた。
「ちょっと、2人とも! 私何もしてないんだけど……」
ベネッタはムスッと頬を膨らませ、
少しご機嫌斜めになっている。
どうやら戦闘に加われなかったことを怒っているようだ。
「いいじゃねぇか、戦力は隠すに越したことはねぇだろ」
「そ、手の内は隠すべきだよ、次の試合も始まるだろうから早くはけようよ」
ヒロとダンテは不機嫌なベネッタをなだめながら、
終始会話をしながら、
控室に戻っていった。
会場はどよめき、
次の試合が始まるまで収まりそうにない。
「あの、アブロンを一撃?」
「ヒロってあんなに強かったの?」
「手も足も出てなかったぞ」
ダークホースと言われていたアブロンが、
ヒロに負けたことが誰も信じれなかったのだ。
「まさかの結末でした、ダークホースのアブロン選手が1回戦で敗退とは誰が予想できたでしょうか!? 今年の魔族武闘会は波乱の幕開けとなりそうです!」
ラブは軽妙な口調で実況を続け、
その間に次の試合が準備される。
1回戦の余韻が残っているのか、
続く2回戦以降はまるで無観客かと思われるほど静かに行われていった。
「ヒロ……なるほど、紋章の所持者ですか」
グルーディアは髭をゆっくりと撫でおろしながら、
試合を観戦していた。
「ヒロはスキルを使用しなかったようですな、あるいはまだ使用できないか……」
ゼゼルは鋭い観察眼で、
ヒロがスキルを使用できないことをすでに見抜く。
「だが、気がかりなのはダンテという男、彼の太刀筋は自己流に見えるが随所に垣間見える魔剣流……ロゼ様、もしや自らが教えた……ということではないですよね」
ゼゼルはチラッと横目でロゼを伺う。
ゼゼルの視線を感じたのか、
ロゼは静かに微笑んだ。
「ゼゼル、強い者がいるのはいいことだな」
その言葉を聞いたゼゼルは軽いため息をつく。
「はぁ、まったくロゼ様、そういうことは私どもに任せて頂かないと」
「仕方ないだろう、強さを求める者は拒むことはできん、ゼゼルならわかっておるだろう」
ロゼは椅子の横に置かれた机の上にあるグラスを手に取り口に運んだ。
「なるほど、ではヒロ達はロゼ様の弟子……ということですな?」
グルーディアは髭を執拗に触りながら、
会話に入ってきた。
「違う、弟子ではない」
ロゼはすぐに否定した。
「ほぅ、では何でしょうかな?」
「愛弟子だ」
グラスを置き、
肘をつきながら、
笑顔で答えた―――
―――控え室では、
3人が戦いの疲れを癒しながら、
モニターに映る試合を観戦していた。
木製のロッカーが白い壁際に配置され、
長机や長椅子も完備されており、
机の上には飲み物まで準備されている。
休むには十分な設備だ。
ダンテは長椅子に座って背中を掻きながらくつろいでいる。
「ったく、アブロンってやつもバカだよな。地力がついてないと増強スキルは強くならねぇのに、多分アイツ体鍛えてねぇぞ」
「そんな感じするわ、ぶっ叩いた時体柔らかかったし」
ヒロは槍を雑巾で拭きながら手入れをしている。
「アンタたちはいいわよ目立つことができて、私は立ってただけなんだけど……」
ベネッタは目立つことができなかったことを悔やんでいた。
「ベネッタの魔法はまだ隠しときたいんだけどな」
ヒロはベネッタをなだめる。
「狙うはベルゼルだけだ、他の奴らに無駄な魔法を使うわけにはいかねぇよ」
「それはそうだけど……」
ベネッタはダンテの言葉にどこか納得はいっていない様子だ。
『うおぉぉぉー!!』
モニターから観客が盛り上がる音が流れる。
第一試合の頃とは違い、
観客はすでに大熱狂、
皆が試合にくぎ付けになっている。
原因はベルゼルだった。
ベルゼルの試合はすでに始まっていたのだが、
すでに決着が決していた。
モニター越しからラブの実況が流れる。
『なんと、ベルゼル選手たった一人で相手選手を全員倒してしまいました! その時間わずか10秒! 第一試合の30秒を簡単に塗り替えてしました! さすが優勝候補の一角です!』
モニターにはベルゼルが口を拭っている姿が映し出されている。
映像は徐々に周囲を映し出し、
ベルゼルの周りには相手が血を出しながら倒れている。
「ベルゼル……」
モニターを眺めながら、
ヒロは静かに闘志を燃やした。
「本気を出してないわね」
「そりゃそうだろ、相手が弱すぎだ」
3人がモニターを見ていると、
控え室にデーモンが扉を開けて入ってきた。
「それでは2回戦第一試合を始めるので、3人は準備をお願いします」
「よし、行くか」
ダンテは剣を持って、
控え室の扉に向かう。
「次は私にも見せ場を頂戴よ」
「ベネッタって意外に好戦的だよな」
「ちょっとそれどういう意味よ?」
ベネッタはヒロに詰め寄る。
「わ、悪い意味じゃないって!」
ヒロはアタフタしながら控え室を出ていく。
ベネッタはムスッとしたまま、
どこか納得いかない表情を浮かべながら、
ズカズカと音を立て控え室を出る。
その後も3人は実力を隠しながら、
次第に勝ちを積み上げ、
決勝戦に進むことができた。
ベルゼルも力を隠したまま、
順調に勝ちを重ねていき、
試合が続いたことですっかり暗くなっているが、
観客の歓声はいまだ冷めず、
暗くなったことを感じさせない。
照明のスポットライトが中央のリングに焦点を次々と当てていく。
中央にはイヴが高らかに手を上げてマイクを持っていた。
「さぁ、みなさんお待たせしました! 魔族武闘会はいよいよクライマックス! 決勝戦が間もなく始まります!」
観客は大歓声を上げ決勝戦の開始を心待ちにしている。
「決勝戦はなんとお互いが紋章の所持者の戦いとなりました!」
ヒロ達の前には立ちふさがるのは、
因縁のベルゼルだ。
ついに決勝戦が始まる。
「いや、この表現はまさに電光石火なんじゃないか?」
ヒロは手に持っていた槍をおろし、
ダンテは剣を肩にトントンと当てながら話していた。
「ちょっと、2人とも! 私何もしてないんだけど……」
ベネッタはムスッと頬を膨らませ、
少しご機嫌斜めになっている。
どうやら戦闘に加われなかったことを怒っているようだ。
「いいじゃねぇか、戦力は隠すに越したことはねぇだろ」
「そ、手の内は隠すべきだよ、次の試合も始まるだろうから早くはけようよ」
ヒロとダンテは不機嫌なベネッタをなだめながら、
終始会話をしながら、
控室に戻っていった。
会場はどよめき、
次の試合が始まるまで収まりそうにない。
「あの、アブロンを一撃?」
「ヒロってあんなに強かったの?」
「手も足も出てなかったぞ」
ダークホースと言われていたアブロンが、
ヒロに負けたことが誰も信じれなかったのだ。
「まさかの結末でした、ダークホースのアブロン選手が1回戦で敗退とは誰が予想できたでしょうか!? 今年の魔族武闘会は波乱の幕開けとなりそうです!」
ラブは軽妙な口調で実況を続け、
その間に次の試合が準備される。
1回戦の余韻が残っているのか、
続く2回戦以降はまるで無観客かと思われるほど静かに行われていった。
「ヒロ……なるほど、紋章の所持者ですか」
グルーディアは髭をゆっくりと撫でおろしながら、
試合を観戦していた。
「ヒロはスキルを使用しなかったようですな、あるいはまだ使用できないか……」
ゼゼルは鋭い観察眼で、
ヒロがスキルを使用できないことをすでに見抜く。
「だが、気がかりなのはダンテという男、彼の太刀筋は自己流に見えるが随所に垣間見える魔剣流……ロゼ様、もしや自らが教えた……ということではないですよね」
ゼゼルはチラッと横目でロゼを伺う。
ゼゼルの視線を感じたのか、
ロゼは静かに微笑んだ。
「ゼゼル、強い者がいるのはいいことだな」
その言葉を聞いたゼゼルは軽いため息をつく。
「はぁ、まったくロゼ様、そういうことは私どもに任せて頂かないと」
「仕方ないだろう、強さを求める者は拒むことはできん、ゼゼルならわかっておるだろう」
ロゼは椅子の横に置かれた机の上にあるグラスを手に取り口に運んだ。
「なるほど、ではヒロ達はロゼ様の弟子……ということですな?」
グルーディアは髭を執拗に触りながら、
会話に入ってきた。
「違う、弟子ではない」
ロゼはすぐに否定した。
「ほぅ、では何でしょうかな?」
「愛弟子だ」
グラスを置き、
肘をつきながら、
笑顔で答えた―――
―――控え室では、
3人が戦いの疲れを癒しながら、
モニターに映る試合を観戦していた。
木製のロッカーが白い壁際に配置され、
長机や長椅子も完備されており、
机の上には飲み物まで準備されている。
休むには十分な設備だ。
ダンテは長椅子に座って背中を掻きながらくつろいでいる。
「ったく、アブロンってやつもバカだよな。地力がついてないと増強スキルは強くならねぇのに、多分アイツ体鍛えてねぇぞ」
「そんな感じするわ、ぶっ叩いた時体柔らかかったし」
ヒロは槍を雑巾で拭きながら手入れをしている。
「アンタたちはいいわよ目立つことができて、私は立ってただけなんだけど……」
ベネッタは目立つことができなかったことを悔やんでいた。
「ベネッタの魔法はまだ隠しときたいんだけどな」
ヒロはベネッタをなだめる。
「狙うはベルゼルだけだ、他の奴らに無駄な魔法を使うわけにはいかねぇよ」
「それはそうだけど……」
ベネッタはダンテの言葉にどこか納得はいっていない様子だ。
『うおぉぉぉー!!』
モニターから観客が盛り上がる音が流れる。
第一試合の頃とは違い、
観客はすでに大熱狂、
皆が試合にくぎ付けになっている。
原因はベルゼルだった。
ベルゼルの試合はすでに始まっていたのだが、
すでに決着が決していた。
モニター越しからラブの実況が流れる。
『なんと、ベルゼル選手たった一人で相手選手を全員倒してしまいました! その時間わずか10秒! 第一試合の30秒を簡単に塗り替えてしました! さすが優勝候補の一角です!』
モニターにはベルゼルが口を拭っている姿が映し出されている。
映像は徐々に周囲を映し出し、
ベルゼルの周りには相手が血を出しながら倒れている。
「ベルゼル……」
モニターを眺めながら、
ヒロは静かに闘志を燃やした。
「本気を出してないわね」
「そりゃそうだろ、相手が弱すぎだ」
3人がモニターを見ていると、
控え室にデーモンが扉を開けて入ってきた。
「それでは2回戦第一試合を始めるので、3人は準備をお願いします」
「よし、行くか」
ダンテは剣を持って、
控え室の扉に向かう。
「次は私にも見せ場を頂戴よ」
「ベネッタって意外に好戦的だよな」
「ちょっとそれどういう意味よ?」
ベネッタはヒロに詰め寄る。
「わ、悪い意味じゃないって!」
ヒロはアタフタしながら控え室を出ていく。
ベネッタはムスッとしたまま、
どこか納得いかない表情を浮かべながら、
ズカズカと音を立て控え室を出る。
その後も3人は実力を隠しながら、
次第に勝ちを積み上げ、
決勝戦に進むことができた。
ベルゼルも力を隠したまま、
順調に勝ちを重ねていき、
試合が続いたことですっかり暗くなっているが、
観客の歓声はいまだ冷めず、
暗くなったことを感じさせない。
照明のスポットライトが中央のリングに焦点を次々と当てていく。
中央にはイヴが高らかに手を上げてマイクを持っていた。
「さぁ、みなさんお待たせしました! 魔族武闘会はいよいよクライマックス! 決勝戦が間もなく始まります!」
観客は大歓声を上げ決勝戦の開始を心待ちにしている。
「決勝戦はなんとお互いが紋章の所持者の戦いとなりました!」
ヒロ達の前には立ちふさがるのは、
因縁のベルゼルだ。
ついに決勝戦が始まる。
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