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オートモード
11 ジャッジ
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「さあ! 三年ぶりに開催となりましたクイーン争奪戦! 今回のクイーンはなんと、異世界からの客人! 華奢な体とミステリアスなまなざしがなんとも魅力的。女王の手を取る幸運な男は誰だぁああああっ!」
絶叫する司会者の声に、参加者たちが「うおおおおっ」と鬨の声をあげた。
なんか、大ごとになったんだけど!
ステージの正面に、どこからともなく王様のイスみたいなヤツがドーンと据え置かれた。僕はそこに座らせられている。僕の様子は、プロジェクターでバーンと映されちゃってるし、逃げられそうもない。
そろりとうしろを振り返れば、会場には軽く百人は集まっているように見えた。
コレ、全員が出場者ってわけじゃないんだよね?
イスの上で震える僕の耳に、妙な放送が聞こえてくる。
「ただいま、パルサノステージでクイーン争奪戦が開催中です」
僕はギョッとしてスピーカーを探した。パルサノステージってたぶんここのことだよね。
これ以上、人を呼ぶのは止めてくれ!
もう帰りたい。僕のささやかな願いは叶うこともなく、無情にも開幕の挨拶が始まった。
クイーンてなんなんだ。
白目になっていたら、さっそく僕の前に三人の男たちが躍り出た。
ステージの上はこれまたいつのまにやら、赤、青、黄色に色分けされていて、踊り手はそのエリア内で僕にダンスを見せつける。
「さあ、クイーン! 気に入った相手がいれば、同じ色の旗を上げて! どいつもダメなら黒! おおっと黒が上がった。早い! クイーンもうすこし見て差しあげて!」
ハイテンションすぎる司会に周りがどっと沸く。
ついて行けないよ。ダンスの良し悪しなんて僕にはわからない。そんなふうに腰をふられたって不快なだけだ。
わかっちゃいたけどこの国の人たちダンスが好きすぎだろ!
もはや口実がありゃなんでもいいんだろ。
熱意を込めて踊ってくれる人には悪いけど、辟易してしまってどうしても興味が持てない。
けれど、あからさまに視線を背けたり、ため息をつくと踊ってる人のやる気が削げて、観客からブーイングが飛んでくる。
そうだ、僕も見られているんだった。
「クイーン! マジメに選べ!」
こんなの、時間稼ぎの域をとっくに超えている。
冷やかしなのか、中には女性もいた。
一瞬、女性を選んでうやむやにするという手もあるかと思いかけたが、アルファの女性はオメガの男性を孕ませる。
自分が子供を産む側の性であるという自覚は、まだ持てずにいる。それでも、なんか狙われてるみたいでゾッとした。
なによりも、僕はミラロゥ以外に触れたいとも触れられたいとも思わない。
「ジャッジは、ジャッジはどうだ! また黒だああああっ」
会場は、ものすごい盛り上がりだ。僕以外は。
帰りたい。ミラロゥはまだだろうか。祈るような気持ちで会場を見渡すと、いた!
「――っ」
思わず「先生」と呼びかけそうになった。だがその前に、ミラロゥはさりげなく口元に手をやる。黙るように仕草で伝えてきたのだ。
その手に、紙片が挟まれていることを僕は見逃さなかった。
まさか、普通に出るつもり!?
それがいちばん穏便ってことなんだろうか。だとしたら、ミラロゥの出番までひたすら待つしかない。それでも僕は浮足立った。
先生がどの色のエリアで踊るかわからないけど、くれぐれも間違えたりしないように、旗の位置だけでも確認しておかなきゃ。
ずっと抱え込んだままだった黒い旗を膝の上に降ろして、僕は色付きの旗の上に手をさ迷わせた。そのせいで、会場内がどよめいた。
「クイーンの手が旗に! どの色だ、どの色だ! やっぱり黒だあああっ」
うるさいなあ。でも、迷うフリ、くらいはしたほうがいいのかも。
僕はジリジリしながら先生の順番が来るのを待った。
「おい、しっかり見とけよ」
ステージ上からそう言い放ったのは、僕の手首にくっきりと指のあとを残していったあの金髪野郎だ。
諦めて帰ったのかと思ったら、酒を抜いていたらしい。
見ろ、と言われたのでダンスを終わりまでキッチリ見る。
そしてしっかりと彼を見据えたままで、黒い旗を上げる。ついでに舌を出してやった。ちょっとスッとした。
「ルノン!」
「あ!」
次にステージに立ったのは、昼間のにーちゃんたちだ。
「コイツ。俺のダチ。さっきまでメインステージで踊ってたんだ。見おぼえない?」
僕が首を傾げると、相手は大げさなしぐさで嘆いてみせた。
「え!? 嘘だろルノン、俺を覚えてないの? ほら、アレだよ、スイカ!」
「え? あ、スイカ男!」
「元気そうだね。安心した。あのときはゴメンね」
「僕じゃなくて先生に謝れ! あと、もうもうマナー違反はすんなよ」
相手の手がふさがっているときは求愛ダンスを仕掛けない。それがマナーだ。
釘をさすと反省の薄そうな照れ笑いをした。ほんのりムカつくんだよな。
「おおおっと! クイーンとなにやら親し気だ。さあ、彼らはどんなダンスを見せてくれるのか!」
ダンスが始まった。
コイツら、打ち合わせ済みだな。バラバラに動いているように見えて、要所要所でピタッと息があう。エリアも越境しちゃってるし、完全に楽しんでる。彼らのコミカルな踊りは見ていて楽しかったけど、やっぱりダメ。「さあ誰にする?」みたいなキメポーズ取られてもね。
僕はくすくす笑いながら、黒い旗をあげた。彼らは「おや」というように顔を見合わせたけれど、こだわりなく手を振ってステージを降りた。
もしかしたら、助けに来てくれたのかも。ほんと、見かけによらずいいヤツらだ。スイカ男のことも、ほんのすこし見直した。先生を枯れた呼ばわりしたことは許さないけど。
それからまた、何組かのダンスをジャッジして、ようやく、ミラロゥがステージの階段に足をかけた。
喜びでぶわっと鳥肌が立った。張りつめていた気がふっと抜けそうになった。
だけど、あれ? なんか怒ってない?
ミラロゥは青のエリアに立った。ほかの人なんてもう目に入らない。もう青の旗を握っておきたいくらいだけど、イカサマだって糾弾されて、引き離されるんじゃないかと怖かった。
ミラロゥは僕の視線に気づいてほのかに苦笑した。彼の顔が、すっと引き締まる。
今日はずいぶんとたくさんのダンスを見てきた。一流のダンサーは体の使い方からまるで違う。滑らかで妖艶で指先まで隙が無い感じ。見る人の目を引き付ける。
ミラロゥのダンスは、彼のまじめさを表すようにすこし固い。でも、それが好きだ。
軸がぶれない、キレイなターン。腕で顔を隠す色っぽい仕草。全身を使うステップ。思いがけないところで緩急が付く。
こんなふうに踊るんだ。はじめて見る一面だ。
あ、目が合った。ミラロゥの手のひらが、探るように宙を撫でる。触れられたみたいに、ゾクゾクした。
愛しさが溢れだしそうだった。求愛ダンスでもないのに、体の中でリズムがうずきだした。早く彼と踊りたい。
「果たしてジャッジは!」
言われてハッとした。すっかり見とれてしまった。僕は青色の旗をひっつかみ、飛び跳ねるみたいにして振りあげた。
「合格! 好き! 最高!」
「それではクイーン、ステージへ!」
言われるまでもない。僕はもう駆け出している。ステージ横の階段に回り込んで、転びそうになりながらミラロゥめがけてまっしぐらだ。
ほら、ミラロゥが腕を広げて待っている。
彼の胸に顔をうずめた。息が上がってる。僕のために全力で踊ってくれたんだ。
ホッとして力が抜けそうになった。
「ルノン、まだだ」
「え?」
ステージから会場を見おろす。さっきミラロゥを見つけたときよりも、さらに人が増えてる気がする。会場にみっちり人が押しかけている。
誰も帰ろうとしない。なんだ、なにを待っているんだ。
「さあさあ、クイーン争奪戦もいよいよ大詰め。最後はもちろん、クイーンによるダンスだああああっ!」
「はぁっ!? 僕も踊んのぉっ!?」
僕の絶叫は、会場の歓声にかき消された。
聞いてない。ぜんぜん聞いてないよ!
絶叫する司会者の声に、参加者たちが「うおおおおっ」と鬨の声をあげた。
なんか、大ごとになったんだけど!
ステージの正面に、どこからともなく王様のイスみたいなヤツがドーンと据え置かれた。僕はそこに座らせられている。僕の様子は、プロジェクターでバーンと映されちゃってるし、逃げられそうもない。
そろりとうしろを振り返れば、会場には軽く百人は集まっているように見えた。
コレ、全員が出場者ってわけじゃないんだよね?
イスの上で震える僕の耳に、妙な放送が聞こえてくる。
「ただいま、パルサノステージでクイーン争奪戦が開催中です」
僕はギョッとしてスピーカーを探した。パルサノステージってたぶんここのことだよね。
これ以上、人を呼ぶのは止めてくれ!
もう帰りたい。僕のささやかな願いは叶うこともなく、無情にも開幕の挨拶が始まった。
クイーンてなんなんだ。
白目になっていたら、さっそく僕の前に三人の男たちが躍り出た。
ステージの上はこれまたいつのまにやら、赤、青、黄色に色分けされていて、踊り手はそのエリア内で僕にダンスを見せつける。
「さあ、クイーン! 気に入った相手がいれば、同じ色の旗を上げて! どいつもダメなら黒! おおっと黒が上がった。早い! クイーンもうすこし見て差しあげて!」
ハイテンションすぎる司会に周りがどっと沸く。
ついて行けないよ。ダンスの良し悪しなんて僕にはわからない。そんなふうに腰をふられたって不快なだけだ。
わかっちゃいたけどこの国の人たちダンスが好きすぎだろ!
もはや口実がありゃなんでもいいんだろ。
熱意を込めて踊ってくれる人には悪いけど、辟易してしまってどうしても興味が持てない。
けれど、あからさまに視線を背けたり、ため息をつくと踊ってる人のやる気が削げて、観客からブーイングが飛んでくる。
そうだ、僕も見られているんだった。
「クイーン! マジメに選べ!」
こんなの、時間稼ぎの域をとっくに超えている。
冷やかしなのか、中には女性もいた。
一瞬、女性を選んでうやむやにするという手もあるかと思いかけたが、アルファの女性はオメガの男性を孕ませる。
自分が子供を産む側の性であるという自覚は、まだ持てずにいる。それでも、なんか狙われてるみたいでゾッとした。
なによりも、僕はミラロゥ以外に触れたいとも触れられたいとも思わない。
「ジャッジは、ジャッジはどうだ! また黒だああああっ」
会場は、ものすごい盛り上がりだ。僕以外は。
帰りたい。ミラロゥはまだだろうか。祈るような気持ちで会場を見渡すと、いた!
「――っ」
思わず「先生」と呼びかけそうになった。だがその前に、ミラロゥはさりげなく口元に手をやる。黙るように仕草で伝えてきたのだ。
その手に、紙片が挟まれていることを僕は見逃さなかった。
まさか、普通に出るつもり!?
それがいちばん穏便ってことなんだろうか。だとしたら、ミラロゥの出番までひたすら待つしかない。それでも僕は浮足立った。
先生がどの色のエリアで踊るかわからないけど、くれぐれも間違えたりしないように、旗の位置だけでも確認しておかなきゃ。
ずっと抱え込んだままだった黒い旗を膝の上に降ろして、僕は色付きの旗の上に手をさ迷わせた。そのせいで、会場内がどよめいた。
「クイーンの手が旗に! どの色だ、どの色だ! やっぱり黒だあああっ」
うるさいなあ。でも、迷うフリ、くらいはしたほうがいいのかも。
僕はジリジリしながら先生の順番が来るのを待った。
「おい、しっかり見とけよ」
ステージ上からそう言い放ったのは、僕の手首にくっきりと指のあとを残していったあの金髪野郎だ。
諦めて帰ったのかと思ったら、酒を抜いていたらしい。
見ろ、と言われたのでダンスを終わりまでキッチリ見る。
そしてしっかりと彼を見据えたままで、黒い旗を上げる。ついでに舌を出してやった。ちょっとスッとした。
「ルノン!」
「あ!」
次にステージに立ったのは、昼間のにーちゃんたちだ。
「コイツ。俺のダチ。さっきまでメインステージで踊ってたんだ。見おぼえない?」
僕が首を傾げると、相手は大げさなしぐさで嘆いてみせた。
「え!? 嘘だろルノン、俺を覚えてないの? ほら、アレだよ、スイカ!」
「え? あ、スイカ男!」
「元気そうだね。安心した。あのときはゴメンね」
「僕じゃなくて先生に謝れ! あと、もうもうマナー違反はすんなよ」
相手の手がふさがっているときは求愛ダンスを仕掛けない。それがマナーだ。
釘をさすと反省の薄そうな照れ笑いをした。ほんのりムカつくんだよな。
「おおおっと! クイーンとなにやら親し気だ。さあ、彼らはどんなダンスを見せてくれるのか!」
ダンスが始まった。
コイツら、打ち合わせ済みだな。バラバラに動いているように見えて、要所要所でピタッと息があう。エリアも越境しちゃってるし、完全に楽しんでる。彼らのコミカルな踊りは見ていて楽しかったけど、やっぱりダメ。「さあ誰にする?」みたいなキメポーズ取られてもね。
僕はくすくす笑いながら、黒い旗をあげた。彼らは「おや」というように顔を見合わせたけれど、こだわりなく手を振ってステージを降りた。
もしかしたら、助けに来てくれたのかも。ほんと、見かけによらずいいヤツらだ。スイカ男のことも、ほんのすこし見直した。先生を枯れた呼ばわりしたことは許さないけど。
それからまた、何組かのダンスをジャッジして、ようやく、ミラロゥがステージの階段に足をかけた。
喜びでぶわっと鳥肌が立った。張りつめていた気がふっと抜けそうになった。
だけど、あれ? なんか怒ってない?
ミラロゥは青のエリアに立った。ほかの人なんてもう目に入らない。もう青の旗を握っておきたいくらいだけど、イカサマだって糾弾されて、引き離されるんじゃないかと怖かった。
ミラロゥは僕の視線に気づいてほのかに苦笑した。彼の顔が、すっと引き締まる。
今日はずいぶんとたくさんのダンスを見てきた。一流のダンサーは体の使い方からまるで違う。滑らかで妖艶で指先まで隙が無い感じ。見る人の目を引き付ける。
ミラロゥのダンスは、彼のまじめさを表すようにすこし固い。でも、それが好きだ。
軸がぶれない、キレイなターン。腕で顔を隠す色っぽい仕草。全身を使うステップ。思いがけないところで緩急が付く。
こんなふうに踊るんだ。はじめて見る一面だ。
あ、目が合った。ミラロゥの手のひらが、探るように宙を撫でる。触れられたみたいに、ゾクゾクした。
愛しさが溢れだしそうだった。求愛ダンスでもないのに、体の中でリズムがうずきだした。早く彼と踊りたい。
「果たしてジャッジは!」
言われてハッとした。すっかり見とれてしまった。僕は青色の旗をひっつかみ、飛び跳ねるみたいにして振りあげた。
「合格! 好き! 最高!」
「それではクイーン、ステージへ!」
言われるまでもない。僕はもう駆け出している。ステージ横の階段に回り込んで、転びそうになりながらミラロゥめがけてまっしぐらだ。
ほら、ミラロゥが腕を広げて待っている。
彼の胸に顔をうずめた。息が上がってる。僕のために全力で踊ってくれたんだ。
ホッとして力が抜けそうになった。
「ルノン、まだだ」
「え?」
ステージから会場を見おろす。さっきミラロゥを見つけたときよりも、さらに人が増えてる気がする。会場にみっちり人が押しかけている。
誰も帰ろうとしない。なんだ、なにを待っているんだ。
「さあさあ、クイーン争奪戦もいよいよ大詰め。最後はもちろん、クイーンによるダンスだああああっ!」
「はぁっ!? 僕も踊んのぉっ!?」
僕の絶叫は、会場の歓声にかき消された。
聞いてない。ぜんぜん聞いてないよ!
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