鳴花

１８ 二人

　恵夢鳴は二人のご主人様を持つようになり、益々衰弱して行った。

　だが、聖は倒れる寸前で「往診」と言う形を取り、点滴してやった。
　雄也は聖に治療費を支払い、聖に感謝していた。
　
　点滴中ですら、雄也にディルドを刺されて固定され、あるいはバイブを刺し固定された。

　聖は休日が不定期な為、極力二人で休みを合わせた。
全て「恵夢鳴の為」なのだ。

　恵夢鳴は二人の男に左右の乳房を、一つずつ与える。
二人の男に穴を一つずつ与え、順番に口の中で受けた。

　聖は雄也のマンションの合鍵を持ち、休みが合わない日も、恵夢鳴が寂しくない様に訪れ慰めた。
恵夢鳴は聖が大好きだった。
優しくて静かな、大人の聖。
いつしか、「聖の好きな身体にして欲しい」と思う様になっていた。

　聖が来た。
昨日「明日も来るよ」と耳元で囁いてくれたから。
恵夢鳴はとびきり足を開いて待った。
「恵夢鳴ちゃん」
聖に飛びつき、キスをせがむ。
聖は深く深くキスし、舌を奥深く這わせた。
「がはぁ」
恵夢鳴は息が苦しくて離れたくなかったけれど、重なりを外した。
「今日もかわいいね」
おでこ、頬、耳、首筋、手のひら、チュッチュッと口づけし、舐める。
「はん」
巨大な乳房と乳首は執拗に時間をかけて、舐め吸った。
「ああん」
恵夢鳴の穴から蜜が溢れ出る。
聖を穴へと誘導し、ラビアをひっぱって穴を開ける。
聖はなかなか入れてくれない。
執拗に時間をかけて、剥きクリトリス、ラビア、穴の周りを舐めて吸った。
剥かれたクリトリスは、恵夢鳴を天国へ連れて行く。
「ああ！」
聖は恵夢鳴が泣くまで、剥き出しのクリトリスを責めた。
「お願い。やめて」
恵夢鳴の喘ぎ声以外の言葉を、やっと聞いた気がした。
聖はクリトリスへの責めを止め、穴へ挿入した。
「ああ」
恵夢鳴は聖の背中を抱きしめ、喜んだ。
「聖様」
「聖でいい」
「聖」
長い長いキスをし、お互いの身体を舐め、吸い合った。
恵夢鳴は聖の体温が嬉しかった。

　雄也が休みの日。
雄也は恵夢鳴の巨大な乳房を縛り、後ろ手にして縛った。
巨大な乳首には洗濯バサミ。
足はベッドに造り付けの柱に、開いて縛っている。
雄也は恵夢鳴のマ◯◯を舐め、吸い、棒で突き、中に放って４.５cm径の極太バイブで栓をして、固定した。
後ろの花には後ろ用のビーズ型ディルドを入れた。
バイブのクリトリス用の突起が、辛い。
快楽と苦痛が入り混じり、頭がおかしくなりそうになる。
「は。は」喘ぐ。
「雄也様に抱きしめて欲しい」
「雄也様に舐めて欲しい」
「雄也様を舐めたい」
そう願いながら、恵夢鳴は喘ぎ続けた。