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【番外編】もう一度
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テルル国王セレンがクロムを表敬訪問したのは、その年の初夏のことである。
隣国の国王自ら訪問することなど滅多にないため、クロム国では上を下への大騒ぎになり、到着初日には盛大な歓迎セレモニーが催された。
歓迎セレモニーでは王族の一人として挨拶を交わしただけに過ぎないが、翌日、エリザベットはあらためてセレンと顔を合わせる席を設けられた。
新緑と、初夏の爽やかな風の中、クロム王宮のガゼボで行われたお茶会の席である。
昨日初対面の挨拶はしたが、今日再び、二人はにこやかに挨拶を交わした。
差し障りのない天気の話から始まり、お互いの国の特産物の話などしながらお茶会は和やかに進んで…はいなかった。
エリザベットの隣で、まるで睨むようにセレンを見つめている人物がいる。
ベリンダである。
セレンは居心地悪そうにベリンダにも笑顔を向けるが、当のベリンダはニコリともしない。
気まずい様子にクロム王太子が
「エリザベット。陛下に庭を案内してあげては?」
と助け船を出したが、ベリンダは
「では私も行きますわ!」
と立ち上がる。
「ベリンダ…、何故君が」
「婚約もしていない男女を2人きりになんてさせられませんわ」
「…いい加減にしなさい、ベリンダ」
夫に窘められ、ベリンダは唇を尖らせた。
クロム王太子妃と言えど相手は大国テルル国王なのだから、不敬と言えば不敬である。
「義姉が申し訳ありません」
その後無事に二人で庭を散策することになったエリザベットは、セレンに謝罪した。
「いいえ。あの方が私を嫌う理由はわかっていますから。それにしても…、貴女はずいぶん義姉上に可愛がられているようですね」
そう言ってセレンは苦笑する。
セレンだってベリンダ妃が元妻フレイアの実姉なのはもちろん知っている。
だから、彼女が自分を嫌うことも理解できるのだ。
「そうですわね…」
エリザベットも苦笑した。
そして、立ち止まると意を決したようにセレンを見つめた。
金髪に蒼い目の、容姿端麗な若き国王。
若い娘なら大抵、この男に惹かれることだろう。
ベリンダの愛する妹フレイアだって、かつてはこの男に夢中だったと聞く。
だが…。
エリザベットはもう恋に恋するような時期はとっくに過ぎた、行き遅れの令嬢である。
見てくれなどには騙されない。
というか、見た目などどうだっていいのである。
今回この見合いを承知したのだって、父と兄の顔を立ててのことだ。
いつまでも行き遅れの王女がいては迷惑をかけるし、どうせ嫁がなくてはいけないならせめて国の役に立ちたいとも思う。
だが、再婚とはいえ何故テルル国王が自分に求婚しようとしているのか…、それがどうしてもエリザベットには解せない。
「率直に申し上げますわね、陛下」
エリザベットは静かに口を開いた。
「陛下がどのようなおつもりで私を縁談相手に選ばれたのか、当惑しております。ご覧の通り私はもう若くもありませんし、目を惹くような容姿も持っておりませんわ。私を娶ることに、陛下のメリットは皆無だと思いますの」
真っ直ぐに見上げてくるエリザベットの目に射抜かれ、セレンは目を見開いた。
率直な物言いは清々しくもある。
亡くなった婚約者を想って引きこもっている儚げな王女かと思っていたが、噂とはだいぶ違うようだ。
しかし驚くセレンを尻目に、エリザベットは自説を展開する。
「それに…、多分私は他のお姫様やご令嬢方より陛下を良く思っておりませんわ。義姉からフレイア様のことは散々聞かされてきましたもの。フレイア様がどれほどセレン陛下を想っておられたかも。そのフレイア様がたった2年でアルゴンに帰された屈辱も」
エリザベットは心から義姉ベリンダを慕っていた。
その義姉が溺愛しているのだから、フレイアは本当に素敵な女性なのだと思う。
だったら、そんなフレイアと添い遂げられなかったセレンは、所詮その程度の男なのだろう。
まぁ、その程度の男には自分のような行き遅れの王女はお似合いなのかもしれない。
しかし、だからと言って大人しく言いなりになるのも、エリザベットには面白くなかった。
「婚約者を亡くした王女を引き取ってクロムに恩を売ろうだとか、行き遅れの女だから御し易いだとかいう理由でしたら、こちらからご辞退申し上げますわ。それでももし…私にお飾りの正妃を望むというなら、考える余地が無くもございません」
挑むように見上げられ、セレンは目を見張り、息をのんだ。
「お飾りの正妃とは…、どういう意味ですか?」
「私を正妃に据えた後、後宮に側妃を迎えられるつもりなのでしょう?」
セレンにはフレイアと離婚した後、側妃もいない。
離婚は表向きフレイアの病などと噂されているが、その後彼女がビスマス領の領主として活躍しているのは知っている。
詳しい離婚理由は知らないが、フレイアが我慢できないほど、セレンに好きな女でもいたのではないだろうか。
セレンは相変わらず目を見張ったまま絶句している。
しかし次の瞬間、堪え切れないように口に手をやった。
「…クッ…」
「…?」
「…ククッ…、アハハハハハッ!」
突然笑い出したセレンに、エリザベットは目を丸くする。
今まで取り澄まして貴公子然としていたセレンが、急に破顔して腹を抱えているのだ。
キョトンと見上げるエリザベットに、セレンは涙目でたずねた。
「なるほど。それが貴女の素の姿なのですね?」
素も何も、エリザベットは最初から自分を偽るつもりなど毛頭ない。
亡くした婚約者を思い続けて泣き暮らしているイメージを持たれていたなら傍迷惑である。
隣国の国王自ら訪問することなど滅多にないため、クロム国では上を下への大騒ぎになり、到着初日には盛大な歓迎セレモニーが催された。
歓迎セレモニーでは王族の一人として挨拶を交わしただけに過ぎないが、翌日、エリザベットはあらためてセレンと顔を合わせる席を設けられた。
新緑と、初夏の爽やかな風の中、クロム王宮のガゼボで行われたお茶会の席である。
昨日初対面の挨拶はしたが、今日再び、二人はにこやかに挨拶を交わした。
差し障りのない天気の話から始まり、お互いの国の特産物の話などしながらお茶会は和やかに進んで…はいなかった。
エリザベットの隣で、まるで睨むようにセレンを見つめている人物がいる。
ベリンダである。
セレンは居心地悪そうにベリンダにも笑顔を向けるが、当のベリンダはニコリともしない。
気まずい様子にクロム王太子が
「エリザベット。陛下に庭を案内してあげては?」
と助け船を出したが、ベリンダは
「では私も行きますわ!」
と立ち上がる。
「ベリンダ…、何故君が」
「婚約もしていない男女を2人きりになんてさせられませんわ」
「…いい加減にしなさい、ベリンダ」
夫に窘められ、ベリンダは唇を尖らせた。
クロム王太子妃と言えど相手は大国テルル国王なのだから、不敬と言えば不敬である。
「義姉が申し訳ありません」
その後無事に二人で庭を散策することになったエリザベットは、セレンに謝罪した。
「いいえ。あの方が私を嫌う理由はわかっていますから。それにしても…、貴女はずいぶん義姉上に可愛がられているようですね」
そう言ってセレンは苦笑する。
セレンだってベリンダ妃が元妻フレイアの実姉なのはもちろん知っている。
だから、彼女が自分を嫌うことも理解できるのだ。
「そうですわね…」
エリザベットも苦笑した。
そして、立ち止まると意を決したようにセレンを見つめた。
金髪に蒼い目の、容姿端麗な若き国王。
若い娘なら大抵、この男に惹かれることだろう。
ベリンダの愛する妹フレイアだって、かつてはこの男に夢中だったと聞く。
だが…。
エリザベットはもう恋に恋するような時期はとっくに過ぎた、行き遅れの令嬢である。
見てくれなどには騙されない。
というか、見た目などどうだっていいのである。
今回この見合いを承知したのだって、父と兄の顔を立ててのことだ。
いつまでも行き遅れの王女がいては迷惑をかけるし、どうせ嫁がなくてはいけないならせめて国の役に立ちたいとも思う。
だが、再婚とはいえ何故テルル国王が自分に求婚しようとしているのか…、それがどうしてもエリザベットには解せない。
「率直に申し上げますわね、陛下」
エリザベットは静かに口を開いた。
「陛下がどのようなおつもりで私を縁談相手に選ばれたのか、当惑しております。ご覧の通り私はもう若くもありませんし、目を惹くような容姿も持っておりませんわ。私を娶ることに、陛下のメリットは皆無だと思いますの」
真っ直ぐに見上げてくるエリザベットの目に射抜かれ、セレンは目を見開いた。
率直な物言いは清々しくもある。
亡くなった婚約者を想って引きこもっている儚げな王女かと思っていたが、噂とはだいぶ違うようだ。
しかし驚くセレンを尻目に、エリザベットは自説を展開する。
「それに…、多分私は他のお姫様やご令嬢方より陛下を良く思っておりませんわ。義姉からフレイア様のことは散々聞かされてきましたもの。フレイア様がどれほどセレン陛下を想っておられたかも。そのフレイア様がたった2年でアルゴンに帰された屈辱も」
エリザベットは心から義姉ベリンダを慕っていた。
その義姉が溺愛しているのだから、フレイアは本当に素敵な女性なのだと思う。
だったら、そんなフレイアと添い遂げられなかったセレンは、所詮その程度の男なのだろう。
まぁ、その程度の男には自分のような行き遅れの王女はお似合いなのかもしれない。
しかし、だからと言って大人しく言いなりになるのも、エリザベットには面白くなかった。
「婚約者を亡くした王女を引き取ってクロムに恩を売ろうだとか、行き遅れの女だから御し易いだとかいう理由でしたら、こちらからご辞退申し上げますわ。それでももし…私にお飾りの正妃を望むというなら、考える余地が無くもございません」
挑むように見上げられ、セレンは目を見張り、息をのんだ。
「お飾りの正妃とは…、どういう意味ですか?」
「私を正妃に据えた後、後宮に側妃を迎えられるつもりなのでしょう?」
セレンにはフレイアと離婚した後、側妃もいない。
離婚は表向きフレイアの病などと噂されているが、その後彼女がビスマス領の領主として活躍しているのは知っている。
詳しい離婚理由は知らないが、フレイアが我慢できないほど、セレンに好きな女でもいたのではないだろうか。
セレンは相変わらず目を見張ったまま絶句している。
しかし次の瞬間、堪え切れないように口に手をやった。
「…クッ…」
「…?」
「…ククッ…、アハハハハハッ!」
突然笑い出したセレンに、エリザベットは目を丸くする。
今まで取り澄まして貴公子然としていたセレンが、急に破顔して腹を抱えているのだ。
キョトンと見上げるエリザベットに、セレンは涙目でたずねた。
「なるほど。それが貴女の素の姿なのですね?」
素も何も、エリザベットは最初から自分を偽るつもりなど毛頭ない。
亡くした婚約者を思い続けて泣き暮らしているイメージを持たれていたなら傍迷惑である。
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