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中古車を買いました!
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ペナンに来て3ヶ月目、私は中古のマイカーを手に入れました。
夫は会社の車で通勤しているので、平日は私専用の車です。
Grabはとても便利なのですが、田舎育ちでマイカーが欠かせなかった私にとっては、やはりマイカーが便利なんです。
マレーシアは日本と同じように車は左側通行で、基本右ハンドルです。
だから運転自体は問題ないのですが、とにかく鈍い私が慣れるには時間がかかると思いました。
ペナンはとにかく車が多く、いつも渋滞している状態なんです。
アメリカでは右通行でしたが、運転のし易さで言えば圧倒的にアメリカに軍配が上がる感じ。
でも一般ドライバーの運転技術で言ったら、これは圧倒的にマレーシアじゃないでしょうか。
マレーシアの皆さんは運転が上手いと言えばいいのか荒いと言えばいいのか、まず車間距離はほぼ置かないし、少しでも隙間が空けば魔法かと思うくらいスッと入ってきます。
これが、首都高より高いレベルで行われているんです。
実は私、かなり車間距離を置くタイプのドライバーです。
前の車が「急に停まったら」とか「急に曲がったら」と思うと間を詰められないし、それに咄嗟に反応できるような反射神経もない。
要するに、他人の運転も自分の運転も信用できないんです。
だから私の車の前は、どんどん入り放題。
夫には「空けすぎるとかえって危ない」とか言われるんですが、怖いものはしょうがない。
これが日本なら、複数の車線がある道路で左側を大人しく走っていれば怖くないですが、こちらの左車線は突然無くなるから油断できません。
それもしょっちゅう!
車線変更したくない私にとっては苦行の連続です。
それにとにかく路駐が多いんです。
皆さん縦列駐車がものすごく上手で、日本人が一番上手だと思い込んでいた私にとってはそれも目から鱗でした。
また、歩行者も結構怖いです。
3~4車線ある道路でも普通にヒョイヒョイ渡ります。
中央分離帯があったって乗り越えて渡ったりするんです。
いちおう信号とか歩道橋もあるのですが、待ち時間が長いし間隔もかなりあるので面倒臭いんですよね。
でもこちらの道路事情は圧倒的に車優先なので、もちろん歩行者がいても停まったりなどしません。
歩行者は走る車の隙間を縫って道路を渡るんです。
歩行者優先、横断歩道以外は渡らないと叩き込まれてきた私たちから見たら信じられない光景です。
また、怖いと言えばバイクです。
車の数より多いんじゃないかってくらいバイクが多いんですが、まるでスキーのターンみたいに車と車の間をスイスイ抜いて行きます。
渋滞している時なんて、車の列を抜くために逆走してくるバイクもあって、こちらの方がビビってしまいます。
それが、かなりの確率で2人乗りで軽装なんです。
それからよく、子供を含めた4人乗りとか、バイクで走りながら食事している人もいます。
「曲芸か⁈」と思わず二度見してしまいます。
家族で1台のバイクでお出かけとかうっかり和みますが、脇を通る時はヒヤヒヤしてしまいます。
きっと皆さん、恐ろしく運動神経が良いのでしょうね。
そう、皆さん運転が上手で慣れているのだとは思いますが、反射神経が鈍くなってきているこちらからしたら怖くて仕方ないんですよ。
でも、車は便利だけど凶器になりうるもの。
自分がいつそれを凶器に変えてしまうかと、いつまでも恐怖心を持って運転したいな、とは思います。
そういうわけで、私はまだ1人では家の半径5km程しか運転していません。
せめて、息子たちやお友達が来た時に車で案内できるようになっていたいんですけどね。
ただ感心するのは、目の前で横入りされたり、日本でならちょっとどうかという運転をされても、誰も怒ったりしないんですよね。
無理矢理入ってきた車でもすんなり入れるし、トロトロ走っている車は上手に抜いて行ってくれます。
日常茶飯事だからと言ってしまえばそうなのかもしれませんが、皆さん運転は荒いけど意地悪な運転はしないんです。
そこにも、寛容なマレーシア人の国民性を見る気がします。
あ、そう言えば。
アメリカでは苦労して取得した現地の運転免許証(※2話目参照)。
マレーシアでは筆記試験も実技試験も無く、書類の手続きだけで取得できます。
あの頃(アメリカ駐在の頃)は今より若く少しも頭が柔らかかったから取得できたんだと思いますが、今ならぜっっったい無理ですね。
書類の手続きだけで済んで、本当にホッとしました。
そういうわけで、少しずつ、1人でもあちこち行けるように頑張りたいと思います!
夫は会社の車で通勤しているので、平日は私専用の車です。
Grabはとても便利なのですが、田舎育ちでマイカーが欠かせなかった私にとっては、やはりマイカーが便利なんです。
マレーシアは日本と同じように車は左側通行で、基本右ハンドルです。
だから運転自体は問題ないのですが、とにかく鈍い私が慣れるには時間がかかると思いました。
ペナンはとにかく車が多く、いつも渋滞している状態なんです。
アメリカでは右通行でしたが、運転のし易さで言えば圧倒的にアメリカに軍配が上がる感じ。
でも一般ドライバーの運転技術で言ったら、これは圧倒的にマレーシアじゃないでしょうか。
マレーシアの皆さんは運転が上手いと言えばいいのか荒いと言えばいいのか、まず車間距離はほぼ置かないし、少しでも隙間が空けば魔法かと思うくらいスッと入ってきます。
これが、首都高より高いレベルで行われているんです。
実は私、かなり車間距離を置くタイプのドライバーです。
前の車が「急に停まったら」とか「急に曲がったら」と思うと間を詰められないし、それに咄嗟に反応できるような反射神経もない。
要するに、他人の運転も自分の運転も信用できないんです。
だから私の車の前は、どんどん入り放題。
夫には「空けすぎるとかえって危ない」とか言われるんですが、怖いものはしょうがない。
これが日本なら、複数の車線がある道路で左側を大人しく走っていれば怖くないですが、こちらの左車線は突然無くなるから油断できません。
それもしょっちゅう!
車線変更したくない私にとっては苦行の連続です。
それにとにかく路駐が多いんです。
皆さん縦列駐車がものすごく上手で、日本人が一番上手だと思い込んでいた私にとってはそれも目から鱗でした。
また、歩行者も結構怖いです。
3~4車線ある道路でも普通にヒョイヒョイ渡ります。
中央分離帯があったって乗り越えて渡ったりするんです。
いちおう信号とか歩道橋もあるのですが、待ち時間が長いし間隔もかなりあるので面倒臭いんですよね。
でもこちらの道路事情は圧倒的に車優先なので、もちろん歩行者がいても停まったりなどしません。
歩行者は走る車の隙間を縫って道路を渡るんです。
歩行者優先、横断歩道以外は渡らないと叩き込まれてきた私たちから見たら信じられない光景です。
また、怖いと言えばバイクです。
車の数より多いんじゃないかってくらいバイクが多いんですが、まるでスキーのターンみたいに車と車の間をスイスイ抜いて行きます。
渋滞している時なんて、車の列を抜くために逆走してくるバイクもあって、こちらの方がビビってしまいます。
それが、かなりの確率で2人乗りで軽装なんです。
それからよく、子供を含めた4人乗りとか、バイクで走りながら食事している人もいます。
「曲芸か⁈」と思わず二度見してしまいます。
家族で1台のバイクでお出かけとかうっかり和みますが、脇を通る時はヒヤヒヤしてしまいます。
きっと皆さん、恐ろしく運動神経が良いのでしょうね。
そう、皆さん運転が上手で慣れているのだとは思いますが、反射神経が鈍くなってきているこちらからしたら怖くて仕方ないんですよ。
でも、車は便利だけど凶器になりうるもの。
自分がいつそれを凶器に変えてしまうかと、いつまでも恐怖心を持って運転したいな、とは思います。
そういうわけで、私はまだ1人では家の半径5km程しか運転していません。
せめて、息子たちやお友達が来た時に車で案内できるようになっていたいんですけどね。
ただ感心するのは、目の前で横入りされたり、日本でならちょっとどうかという運転をされても、誰も怒ったりしないんですよね。
無理矢理入ってきた車でもすんなり入れるし、トロトロ走っている車は上手に抜いて行ってくれます。
日常茶飯事だからと言ってしまえばそうなのかもしれませんが、皆さん運転は荒いけど意地悪な運転はしないんです。
そこにも、寛容なマレーシア人の国民性を見る気がします。
あ、そう言えば。
アメリカでは苦労して取得した現地の運転免許証(※2話目参照)。
マレーシアでは筆記試験も実技試験も無く、書類の手続きだけで取得できます。
あの頃(アメリカ駐在の頃)は今より若く少しも頭が柔らかかったから取得できたんだと思いますが、今ならぜっっったい無理ですね。
書類の手続きだけで済んで、本当にホッとしました。
そういうわけで、少しずつ、1人でもあちこち行けるように頑張りたいと思います!
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マレーシアは最近行きたい旅行先の一つです。ジョージタウン、マラッカ、クアラルンプール、来年には!と検討中。
エッセイ楽しみにしています。
Turarin様、こちらにまでコメントありがとうございます😊
うわー、アメリカにいらっしゃったんですね⁇お仲間嬉しいです!
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マレーシア、ぜひぜひ計画してください。私は現在ペナンに住んでいますが、食べ物も美味しいです💞
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