1 / 4
おい、おいってば
しおりを挟む
ツンデレMくんとマイペースS田は、毎晩同じベッドで眠る。
互いに帰宅はバラバラで、S田の方が帰りは遅い。
MくんはいつもS田の晩飯を作り置きして眠り、S田はそのご飯を静かに食べる。
週末になってやっと二人は一緒にご飯を食べ、一緒に眠ることができるのだ。
ここ最近は繁忙期で、平日はくたくたになって帰宅し、MくんとS田はろくな会話もできず毎日を過ごした。疲れた体は、互いに触りたいのに、眠気に勝てない。
そんなS田に、オレを起こしてもいいんだからさァ、ってか起こせよ、と内心では思っているMくん。
そんなMくんの内心を知らないS田は、うん今日もMくんの寝顔は平和で可愛い、とニヤける。
休日はお互い好き勝手過ごした。
やりたいこと、互いの趣味や残務なんかもあったりして、別行動だけれど、それでも同じ空間っていうのが重要なんだ。
一緒に布団へ入るっていうのも……なんか。
愛情の表現って、どうやんだっけ?
「Mくん、おやすみ」
「お、おう」
「電気消すね」
「オレがっ」
「フッ」
「なんだよ」
「別に」
「……」
「……」
「おいS田」
「何?」
「寝たか?」
「……起きてるから返事してるんでショ」
「……触らないのかよ」
「フッ」
「笑うなよなバカ」
「可愛いね」
互いに帰宅はバラバラで、S田の方が帰りは遅い。
MくんはいつもS田の晩飯を作り置きして眠り、S田はそのご飯を静かに食べる。
週末になってやっと二人は一緒にご飯を食べ、一緒に眠ることができるのだ。
ここ最近は繁忙期で、平日はくたくたになって帰宅し、MくんとS田はろくな会話もできず毎日を過ごした。疲れた体は、互いに触りたいのに、眠気に勝てない。
そんなS田に、オレを起こしてもいいんだからさァ、ってか起こせよ、と内心では思っているMくん。
そんなMくんの内心を知らないS田は、うん今日もMくんの寝顔は平和で可愛い、とニヤける。
休日はお互い好き勝手過ごした。
やりたいこと、互いの趣味や残務なんかもあったりして、別行動だけれど、それでも同じ空間っていうのが重要なんだ。
一緒に布団へ入るっていうのも……なんか。
愛情の表現って、どうやんだっけ?
「Mくん、おやすみ」
「お、おう」
「電気消すね」
「オレがっ」
「フッ」
「なんだよ」
「別に」
「……」
「……」
「おいS田」
「何?」
「寝たか?」
「……起きてるから返事してるんでショ」
「……触らないのかよ」
「フッ」
「笑うなよなバカ」
「可愛いね」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる