30 / 30
番外編
妖精は見た2
しおりを挟む
「レグルスぅ~~」
妖精の花から出る。ふらふらと飛んでレグルスのところに行こうとすると、先に大きな手のひらに捕まった。
「お帰り、ルリナ。」
「レグルスぅ~~。魔力がぁ~~」
魔力をねだるとすぐにレグルスの大きな舌の先がルリナの口内に入って来た。
「んんっ……ぅん」
口が舌でいっぱいになる。大きな舌を必死に受けとめていると、レグルスのペニスを口に咥えている時のようだ。
羽の付け根を指先で擽られ、身体がビクビク跳ねる。
甘酸っぱいレグルスの魔力がどんどん入って来て、いつの間にか人間サイズになっていても、キスは終わらない。
舌を絡めて、擦り合わせる。
「んふっ……ふぁん……んっ」
快感が腰にゾクゾク来る。
レグルスの手がワンピースの中に入って、下着の着けていない柔かな尻を揉んだ。揉みながら、時々尻の割れ目に指が忍び込み、後ろの蕾を撫でていく。
「ひゃん!」
キスに蕩けていたルリナは、その刺激で我に帰った。
先ほどオスカーがエリーゼ様に辱しめられていた場所だ。
オスカーは最初はとても痛そうに呻いていたのに、途中から極太の黒みがかったペニスをガチガチに硬くしていた。
懸命に食い縛った口からは粗い息が漏れ、鞭打たれても萎えることはなかった。
「ルリナ?」
レグルスに呼びかけられて、はっと意識が戻る。
「……何があったか、話してごらん。ね?」
ニッコリ笑顔なのに妙に迫力があって、ルリナは身体を固くした。
この雰囲気のレグルスには逆らえない。躊躇すると、徹底的に快楽攻めにされてヘロヘロになってしまう。もうやめてと泣いても、許してくれないのだ。
「ルリナ?」
「あ、あのね……飛んでたら、窓から見ちゃって……」
「何を見たの?」
「エッチなことしてた。……男の人が裸で縛られてて、女の人にお尻を叩かれてたの。
それからお尻に……細い棒が……」
レグルスが真面目な顔で「殿下か……」と呟いた。
違うとも、オスカーです……とも言えなくて目がおよいでしまう。その様子にレグルスは目を細めた。
「ルリナ? 可愛い顔を見せて?」
「うっ……」
「それで、どうしたのかな?」
レグルスの瞳は、洗いざらい話さないと許してくれそうにない。
「男の人は……アレが気持ちいいのかなって思って……」
視線から逃れたくて、ギュッとレグルスにしがみついた。
オスカーは、最初は痛いと叫んでいたのに、ずっとペニスは硬くて大きかった。先端から溢れるカウパーと血管が浮いたペニスを見ると、嫌がっていても気持ち良かったに違いない。
他の人がエッチなことをしているところを、ルリナは初めて見たのだ。
あの行為が普通だとしたら……。
「私……レグルスにあんなこと、上手に出来るか分からなくて……」
レグルスが珍しくよろけた。
そんなことも出来ないのかと、呆れられただろうか。
「私、頑張ってパシッてやる練習するね! 細い棒もイボイボの棒も、ちゃんと使えるように頑張るよ!」
自信はないけど、レグルスの為なら頑張りたい。
「……あのね、ルリナ。今日ルリナが見たのは、普通はあまりしない事なんだよ。
喜ぶ人もいないとは言わないけれど……私は少人数しか知らないな。
ちなみに、私は全く望んでいないからね……」
普通はしない事なのか……。
ホッとした反面、オスカーが少し心配になってきた。……赤く腫れた尻が痛々しく感じる。
今度会ったら、少し優しくしてあげようかな。
「ルリナには今夜、頑張ってもらうからね」
「今夜?」
「朝まで、離してあげられない……」
ギュッと密着すると、硬く熱いものがルリナの身体に押し当てられた。
すでに膨張しているレグルスの下半身はとても美味しそうで……。
「夜まで待てないよぅ。ちょっぴりだけ……ちょっぴりだけ、食べてもいい?」
レグルスがよろけて、唸りながら崩れ落ちた。
魔術師棟の裏庭の池の縁に座ってウトウト居眠りをしていたルリナは、突然背後から抱きしめられて、小さな悲鳴をあげた。
甘く少しスパイシーな香りに、身体の力が抜ける。
「わりぃ。……何にもしないから、少しだけこうさせてくれ」
ルリナの首筋に顔を埋めたオスカーの声は、いつもと違って弱々しい。
昨日のこともあって、オスカーの腕を振りほどくことは出来なかった。
「あ~~っ、癒されるぅ~~! ……いい匂い」
首筋に鼻をつけて、スンスンされるとくすぐったい。
本当にそれ以上は何もして来ないようで、安心して体重をオスカーに預けた。
「……どうかしたの?」
聞いていいものか悩む。けれど、弱々しいオスカーは見ていられなくて……。
「……女って怖いな」
呟いた声は消え入りそうで、ルリナの胸がギュッと痛くなる。
赤くなった尻を思い出して、撫でてあげたい気持ちになった。
オスカーの腕の中でもぞもぞともがくと、抱きしめられていた腕の力が弱くなる。向かい合う形に体勢を変えると、赤茶色の髪に手を乗せ、撫でた。固そうな髪に見えて、意外と柔らかい。
「元気、出してね」
オスカーは面白いくらい顔を赤く染めて、ルリナを抱きしめた。
……この後しばらく、オスカーを元気付けようと必死に頑張る、王子の姿があったとか。
おしまい
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
オスカーが元気じゃないとパンティを回収出来ない王子……彼には死活問題なんです。
もう書き残したことはない……かな。
読んでいただき、ありがとうございました。
妖精の花から出る。ふらふらと飛んでレグルスのところに行こうとすると、先に大きな手のひらに捕まった。
「お帰り、ルリナ。」
「レグルスぅ~~。魔力がぁ~~」
魔力をねだるとすぐにレグルスの大きな舌の先がルリナの口内に入って来た。
「んんっ……ぅん」
口が舌でいっぱいになる。大きな舌を必死に受けとめていると、レグルスのペニスを口に咥えている時のようだ。
羽の付け根を指先で擽られ、身体がビクビク跳ねる。
甘酸っぱいレグルスの魔力がどんどん入って来て、いつの間にか人間サイズになっていても、キスは終わらない。
舌を絡めて、擦り合わせる。
「んふっ……ふぁん……んっ」
快感が腰にゾクゾク来る。
レグルスの手がワンピースの中に入って、下着の着けていない柔かな尻を揉んだ。揉みながら、時々尻の割れ目に指が忍び込み、後ろの蕾を撫でていく。
「ひゃん!」
キスに蕩けていたルリナは、その刺激で我に帰った。
先ほどオスカーがエリーゼ様に辱しめられていた場所だ。
オスカーは最初はとても痛そうに呻いていたのに、途中から極太の黒みがかったペニスをガチガチに硬くしていた。
懸命に食い縛った口からは粗い息が漏れ、鞭打たれても萎えることはなかった。
「ルリナ?」
レグルスに呼びかけられて、はっと意識が戻る。
「……何があったか、話してごらん。ね?」
ニッコリ笑顔なのに妙に迫力があって、ルリナは身体を固くした。
この雰囲気のレグルスには逆らえない。躊躇すると、徹底的に快楽攻めにされてヘロヘロになってしまう。もうやめてと泣いても、許してくれないのだ。
「ルリナ?」
「あ、あのね……飛んでたら、窓から見ちゃって……」
「何を見たの?」
「エッチなことしてた。……男の人が裸で縛られてて、女の人にお尻を叩かれてたの。
それからお尻に……細い棒が……」
レグルスが真面目な顔で「殿下か……」と呟いた。
違うとも、オスカーです……とも言えなくて目がおよいでしまう。その様子にレグルスは目を細めた。
「ルリナ? 可愛い顔を見せて?」
「うっ……」
「それで、どうしたのかな?」
レグルスの瞳は、洗いざらい話さないと許してくれそうにない。
「男の人は……アレが気持ちいいのかなって思って……」
視線から逃れたくて、ギュッとレグルスにしがみついた。
オスカーは、最初は痛いと叫んでいたのに、ずっとペニスは硬くて大きかった。先端から溢れるカウパーと血管が浮いたペニスを見ると、嫌がっていても気持ち良かったに違いない。
他の人がエッチなことをしているところを、ルリナは初めて見たのだ。
あの行為が普通だとしたら……。
「私……レグルスにあんなこと、上手に出来るか分からなくて……」
レグルスが珍しくよろけた。
そんなことも出来ないのかと、呆れられただろうか。
「私、頑張ってパシッてやる練習するね! 細い棒もイボイボの棒も、ちゃんと使えるように頑張るよ!」
自信はないけど、レグルスの為なら頑張りたい。
「……あのね、ルリナ。今日ルリナが見たのは、普通はあまりしない事なんだよ。
喜ぶ人もいないとは言わないけれど……私は少人数しか知らないな。
ちなみに、私は全く望んでいないからね……」
普通はしない事なのか……。
ホッとした反面、オスカーが少し心配になってきた。……赤く腫れた尻が痛々しく感じる。
今度会ったら、少し優しくしてあげようかな。
「ルリナには今夜、頑張ってもらうからね」
「今夜?」
「朝まで、離してあげられない……」
ギュッと密着すると、硬く熱いものがルリナの身体に押し当てられた。
すでに膨張しているレグルスの下半身はとても美味しそうで……。
「夜まで待てないよぅ。ちょっぴりだけ……ちょっぴりだけ、食べてもいい?」
レグルスがよろけて、唸りながら崩れ落ちた。
魔術師棟の裏庭の池の縁に座ってウトウト居眠りをしていたルリナは、突然背後から抱きしめられて、小さな悲鳴をあげた。
甘く少しスパイシーな香りに、身体の力が抜ける。
「わりぃ。……何にもしないから、少しだけこうさせてくれ」
ルリナの首筋に顔を埋めたオスカーの声は、いつもと違って弱々しい。
昨日のこともあって、オスカーの腕を振りほどくことは出来なかった。
「あ~~っ、癒されるぅ~~! ……いい匂い」
首筋に鼻をつけて、スンスンされるとくすぐったい。
本当にそれ以上は何もして来ないようで、安心して体重をオスカーに預けた。
「……どうかしたの?」
聞いていいものか悩む。けれど、弱々しいオスカーは見ていられなくて……。
「……女って怖いな」
呟いた声は消え入りそうで、ルリナの胸がギュッと痛くなる。
赤くなった尻を思い出して、撫でてあげたい気持ちになった。
オスカーの腕の中でもぞもぞともがくと、抱きしめられていた腕の力が弱くなる。向かい合う形に体勢を変えると、赤茶色の髪に手を乗せ、撫でた。固そうな髪に見えて、意外と柔らかい。
「元気、出してね」
オスカーは面白いくらい顔を赤く染めて、ルリナを抱きしめた。
……この後しばらく、オスカーを元気付けようと必死に頑張る、王子の姿があったとか。
おしまい
※※※※※※※※※※※※※※※※※※
オスカーが元気じゃないとパンティを回収出来ない王子……彼には死活問題なんです。
もう書き残したことはない……かな。
読んでいただき、ありがとうございました。
0
お気に入りに追加
942
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(14件)
あなたにおすすめの小説
女の子がひたすら気持ちよくさせられる短編集
春
恋愛
様々な設定で女の子がえっちな目に遭うお話。詳しくはタグご覧下さい。モロ語あり一話完結型。注意書きがない限り各話につながりはありませんのでどこからでも読めます。pixivにも同じものを掲載しております。
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
【R18舐め姦】変態パラダイス!こんな逆ハーレムはいらない!!
目裕翔
恋愛
唾液が淫液【媚薬】の淫魔や、愛が重めで残念なイケメンの変態から、全身をしつこく舐めまわされ、何度イッても辞めて貰えない、気の毒な女の子のお話です
全身舐め、乳首舐め、クンニ、分身の術(敏感な箇所同時舐め)、溺愛、ヤンデレ
クンニが特に多めで、愛撫がしつこいです
唾液が媚薬の淫魔から、身体中舐め回され
1点だけでも悶絶レベルの快感を、分身を使い
集団で敏感な箇所を同時に舐められ続け涎と涙をこぼしながら、誰も助けが来ない異空間で、言葉にならない喘ぎ声をあげ続ける
そんな感じの歪んだお話になります。
嫌悪感を感じた方は、ご注意下さい。
18禁で刺激の強い内容になっていますので、閲覧注意
年上彼氏に気持ちよくなってほしいって 伝えたら実は絶倫で連続イキで泣いてもやめてもらえない話
ぴんく
恋愛
いつもえっちの時はイきすぎてバテちゃうのが密かな悩み。年上彼氏に思い切って、気持ちよくなって欲しいと伝えたら、実は絶倫で
泣いてもやめてくれなくて、連続イキ、潮吹き、クリ責め、が止まらなかったお話です。
愛菜まな
初めての相手は悠貴くん。付き合って一年の間にたくさん気持ちいい事を教わり、敏感な身体になってしまった。いつもイきすぎてバテちゃうのが悩み。
悠貴ゆうき
愛菜の事がだいすきで、どろどろに甘やかしたいと思う反面、愛菜の恥ずかしい事とか、イきすぎて泣いちゃう姿を見たいと思っている。
みられたいふたり〜変態美少女痴女大生2人の破滅への危険な全裸露出〜
冷夏レイ
恋愛
美少女2人。哀香は黒髪ロング、清楚系、巨乳。悠莉は金髪ショート、勝気、スレンダー。2人は正反対だけど仲のいい普通の女子大生のはずだった。きっかけは無理やり参加させられたヌードモデル。大勢の男達に全裸を晒すという羞恥と恥辱にまみれた時間を耐え、手を繋いで歩く無言の帰り道。恥ずかしくてたまらなかった2人は誓い合う。
──もっと見られたい。
壊れてはいけないものがぐにゃりと歪んだ。
いろんなシチュエーションで見られたり、見せたりする女の子2人の危険な活動記録。たとえどこまで堕ちようとも1人じゃないから怖くない。
***
R18。エロ注意です。挿絵がほぼ全編にあります。
すこしでもえっちだと思っていただけましたら、お気に入りや感想などよろしくお願いいたします!
「ノクターンノベルズ」にも掲載しています。
【R18】短編集【更新中】調教無理矢理監禁etc...【女性向け】
笹野葉
恋愛
1.負債を抱えたメイドはご主人様と契約を
(借金処女メイド×ご主人様×無理矢理)
2.異世界転移したら、身体の隅々までチェックされちゃいました
(異世界転移×王子×縛り×媚薬×無理矢理)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
何回も読んでます(*´▽`*)大好きな作品です!
コメントありがとうございます!
何度も読んでいただけるなんて。(σ≧▽≦)σ
そろそろ私もエロスを欲してます~~。疼く!
ボチボチ18禁のお話をあげる予定ですので、その時は、ぜひ一緒にムフムフッとしましょう(*^^*)
良いですね。ラブラブで🎶
オスカーは殴りたいけど、パンティのお兄さん(笑)が素敵ですね!
決して本体には手を出さず、付属品で奥さんときちんと営んでるなんて素晴らしい自制心と道徳観。好きです(*´ω`*)
コメントありがとうございます!
オスカーが濡らし、王子が喜び、レグルスが燃える……のルーティーンで上手く行ったようです(*^^*)
パンティコレクションがまた増えるかな。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました! ラブ!
完結おめでとうございます♪。番外編も、とても面白かったです。
かなりツボに入ってしまい、何回も読み直ししちゃってます笑。
次回作をお考えでしたら、ぜひ!お知らせ下さい。
コメントありがとうございます!
最後までお付き合いくださり、嬉しいです!
今後は薄味の話を予定していますが、またエロパワーたまったら濃厚濃い味のお話を書きたいと思います(*^^*)
またお会いしましょう! ラブ!