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トウモロコシ成長記録
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固くパサパサの土をプランターに入れる。土に穴を空け、赤く色付いた三角形の種を、トンガリを下に向けて穴に入れる。一つの穴に3粒くらい植えるのがポイントだ。そして優しく土を被せる。
農業経験もなければ、家庭菜園さえ縁がなかった私が、何となく植えることが出来たのは、会社の休憩室に置いてある、『月刊楽しい園芸』という本のおかげだ。基本的な植え方だから、最初のページに書いてあった。まさかペラペラ流し読みした内容が役に立つとは。人生、無駄なことはないね。
一週間もすれば芽を出す。
発芽率は良好。さすが有名種苗メーカーの種だ。
苗は、子供達が耕した中庭の畑に植えた。
一週間で高さ1メートルに成長。さらに二週間もすれば、大きくて立派な実をつけた。
「それにしても……大きすぎないかな」
私が知っているトウモロコシの二倍は大きい。縦にも横にも。
マインが水をあげながら、トウモロコシの緑色のヒゲを撫でた。
トウモロコシ自体が大きいから、ヒゲもモッサモサだ。ヒゲの数の分、粒があるって言うから、皮を剥いたら艶々な粒がぎっしりだといいな。
「毎日水をあげてるだけですが、すごく大きく育ちましまね! まさかレイダック国の土で、野菜が育つなんて、自分の目で見なければ信じられませんでした」
「ふふ。このヒゲが茶色くなったら収穫するからね。後少しだね」
子供達から歓声が上がった。
自分で育てた野菜が、もう少しで収穫出来るなんて、楽しみだよね。
「世話は大変だった?」
「いえ、害虫もつきませんから、育てやすいと思います。
ですが、問題はコルボ鳥ですね。普段は隣国にいる鳥で、レイダックには餌がないのでめったに来ないんですが……。追い払うのが一苦労です」
「鳥か……鳥害対策は私も分からないなぁ」
ゴミ捨て場にカラス避け用の、キラキラした飾りを見たことがある。
それとも、田んぼを守る案山子がいいだろうか。
考えていると、子供の1人が空を指差した。
「あれがコルボ鳥です」
見るとカラスより一回り大きい鳥が、ゲルの上を旋回している。
「おおぅ。狙われてるねぇ」
隣国の方が確実に美味しい餌があるでしょうに、わざわざレイダックまでやって来るなんて、よほどトウモロコシが気になるんだね。
どうやってトウモロコシを嗅ぎ付けたのかは不明。野生の勘? 美味しい物センサーでもあるのかな。
「コルボ鳥、美味しいんですよ。素早くて頭が良いから、なかなか捕まえられないんですが……高級食材です」
「この間、エドガー兄さんが捕まえてくれて、みんなで食べたんです! すごく美味しくて、また食べたいです」
「エドガー兄さんの真似をして罠を仕掛けたんですが、全然捕まらないんです」
確かに……鳥なら、謎のガロ肉よりずっと食欲をそそる。海鳥は生臭くて不味いっていうけど、コルボ鳥の見た目は……何となく、美味しそうだ!
いつの間にか、ゲルの上を旋回していたコルボ鳥は、姿を消していた。
※※※※※※※※※※※※※※※
「ようこそいらっしゃいませ~~」
ファミリーレストランのような挨拶だなと自分でも思う。
だって、この世界の、それもお貴族様に対する挨拶なんて知らない。
目の前でポカンとしている上品なオジ様一行を前に、リサーチしておくべきだったと、後悔した。もう遅いけど。
こういう時は笑ってごまかせだ。
「ふふ。私の故郷の、丁寧さと親しみを織り混ぜた、挨拶です。うふふ」
全身白い服を着た、水色の髪の上品なオジ様が、すぐに立ち直って、優雅に胸に片手を当てた。
「モーシュ領主、スティーグ・イン・アムレアンだ」
後ろの御付きの者達が、彼が名乗ったとたんに、厳しい表情で前に出ようとする。それを優雅に片手で止めた。
どうやら今のやり取りに、無礼に当たる何かがあったようだ。
「彼女はこの国の者ではない。過敏に反応するな」
「はっ」
うん。何だか分からないけど、オジ様が大丈夫って言うなら大丈夫なんだろうね。
「ええと、勉強不足ですみませんが、異国流の挨拶で失礼いたします。
マイカ・イシカワと申します。
この度は、こちらに住居を持たせていただくことになりました。
異国の出身なので、この国の礼儀に疎くて……。失礼がありましたら、お許し下さい」
「いや、何も気にしないで欲しい。
今日は礼を言いに来たのだ。うちの息子達を助けてくれたこと、感謝している」
助けたのは私じゃないし、クルト達が盗賊のアジトを奪っただけの話なんだけどね。偶然だろうとなんだろうと、親として正しい対応だと思う。
領主としての評判は全然分からないけど、少なくとも、この人をおもてなししたいっていう、私の日本人魂が疼いた。
立ち話はこれくらいにして、中に入ってもらおう。
応接室に通したのは、領主アムレアン様と、御付きの者が二人。二人共、腰に剣を付けているから、護衛騎士のようだ。
領主の息子が拐われたばかりだからか、ピリピリしているのが表情で分かる。
この場所が息子が拐われた場所だから、仕方ないか。
「家を新しくしたのか」
以前のボロゲルではなく、真新しいゲルを見たら誰だってそう思うだろうけど……。
「はい。ご存知の通り」
今じゃなく、もっと前から知ってるはずなのに白々しいな。このオジ様は、新しいゲルを組み立てている時から、知っていたはずだ。
監視がついているとクルトから報告があったのは、完成したゲルに家具を運んでいる時だった。その道のプロではなく、その辺の素人だとも。
「……すまない。恩人とはいえ、領主として簡単に信用することは出来ないのだ」
「分かりますよ。十分観察出来たでしょうか?」
領主の立場も分かるから、敢えて放置しておいたんだから。
とはいえ、プロを送り込まれていたら、こっちも厳重警戒だったけど。素人スパイが領主様に報告したことなんて、ごく普通の生活をしていました、くらいしかないでしょ。
「コルボ鳥を捕まえたとか」
「はい。美味しい鳥だと、みんな喜んでいましたよ」
「この国でコルボ鳥を見かけることなどないはずなのに、先ほどこの家の上を飛んでいるところを見かけて驚いた」
「うふふ」
笑ってごまかせ。
アムレアン様も少し微笑む。
和やかな時間だなぁ……なんて思わないよ。アムレアン様の後ろに立つ護衛が、スッゴく恐い顔してるんだもの。
ここは、おもてなしの第一段だ。
「失礼いたします」
ノックする扉がない家だから、声掛けのみでペトロネラがティーセットを運んで来た。
飴色のお茶をテーブルに置く。
アムレアン様はカップを持つと、少しだけ目を見開く。
「香りがいいな」
「味もなかなか美味しいんですよ」
毒味の変わりに私が先に飲む。
すぐにアムレアン様も口を付けた。
「なんと。香ばしく、ほのかに甘味もある。これは、癖になるな。今まで、味わったことがない。これは……何だ?」
「トウモロコシ茶です」
「トウモロコシとは?」
「トウモロコシは、私の故郷で一般的な野菜です。健康にもいいんですよ」
トウモロコシのヒゲを天日干しして、弱火で煎った物がトウモロコシのヒゲ茶だ。
子供の頃、トウモロコシのヒゲをスーパーの野菜コーナーから貰って来て、家で作った。弟が好きだったから。
アムレアン様の様子を見ると……出だしは好調かな。
農業経験もなければ、家庭菜園さえ縁がなかった私が、何となく植えることが出来たのは、会社の休憩室に置いてある、『月刊楽しい園芸』という本のおかげだ。基本的な植え方だから、最初のページに書いてあった。まさかペラペラ流し読みした内容が役に立つとは。人生、無駄なことはないね。
一週間もすれば芽を出す。
発芽率は良好。さすが有名種苗メーカーの種だ。
苗は、子供達が耕した中庭の畑に植えた。
一週間で高さ1メートルに成長。さらに二週間もすれば、大きくて立派な実をつけた。
「それにしても……大きすぎないかな」
私が知っているトウモロコシの二倍は大きい。縦にも横にも。
マインが水をあげながら、トウモロコシの緑色のヒゲを撫でた。
トウモロコシ自体が大きいから、ヒゲもモッサモサだ。ヒゲの数の分、粒があるって言うから、皮を剥いたら艶々な粒がぎっしりだといいな。
「毎日水をあげてるだけですが、すごく大きく育ちましまね! まさかレイダック国の土で、野菜が育つなんて、自分の目で見なければ信じられませんでした」
「ふふ。このヒゲが茶色くなったら収穫するからね。後少しだね」
子供達から歓声が上がった。
自分で育てた野菜が、もう少しで収穫出来るなんて、楽しみだよね。
「世話は大変だった?」
「いえ、害虫もつきませんから、育てやすいと思います。
ですが、問題はコルボ鳥ですね。普段は隣国にいる鳥で、レイダックには餌がないのでめったに来ないんですが……。追い払うのが一苦労です」
「鳥か……鳥害対策は私も分からないなぁ」
ゴミ捨て場にカラス避け用の、キラキラした飾りを見たことがある。
それとも、田んぼを守る案山子がいいだろうか。
考えていると、子供の1人が空を指差した。
「あれがコルボ鳥です」
見るとカラスより一回り大きい鳥が、ゲルの上を旋回している。
「おおぅ。狙われてるねぇ」
隣国の方が確実に美味しい餌があるでしょうに、わざわざレイダックまでやって来るなんて、よほどトウモロコシが気になるんだね。
どうやってトウモロコシを嗅ぎ付けたのかは不明。野生の勘? 美味しい物センサーでもあるのかな。
「コルボ鳥、美味しいんですよ。素早くて頭が良いから、なかなか捕まえられないんですが……高級食材です」
「この間、エドガー兄さんが捕まえてくれて、みんなで食べたんです! すごく美味しくて、また食べたいです」
「エドガー兄さんの真似をして罠を仕掛けたんですが、全然捕まらないんです」
確かに……鳥なら、謎のガロ肉よりずっと食欲をそそる。海鳥は生臭くて不味いっていうけど、コルボ鳥の見た目は……何となく、美味しそうだ!
いつの間にか、ゲルの上を旋回していたコルボ鳥は、姿を消していた。
※※※※※※※※※※※※※※※
「ようこそいらっしゃいませ~~」
ファミリーレストランのような挨拶だなと自分でも思う。
だって、この世界の、それもお貴族様に対する挨拶なんて知らない。
目の前でポカンとしている上品なオジ様一行を前に、リサーチしておくべきだったと、後悔した。もう遅いけど。
こういう時は笑ってごまかせだ。
「ふふ。私の故郷の、丁寧さと親しみを織り混ぜた、挨拶です。うふふ」
全身白い服を着た、水色の髪の上品なオジ様が、すぐに立ち直って、優雅に胸に片手を当てた。
「モーシュ領主、スティーグ・イン・アムレアンだ」
後ろの御付きの者達が、彼が名乗ったとたんに、厳しい表情で前に出ようとする。それを優雅に片手で止めた。
どうやら今のやり取りに、無礼に当たる何かがあったようだ。
「彼女はこの国の者ではない。過敏に反応するな」
「はっ」
うん。何だか分からないけど、オジ様が大丈夫って言うなら大丈夫なんだろうね。
「ええと、勉強不足ですみませんが、異国流の挨拶で失礼いたします。
マイカ・イシカワと申します。
この度は、こちらに住居を持たせていただくことになりました。
異国の出身なので、この国の礼儀に疎くて……。失礼がありましたら、お許し下さい」
「いや、何も気にしないで欲しい。
今日は礼を言いに来たのだ。うちの息子達を助けてくれたこと、感謝している」
助けたのは私じゃないし、クルト達が盗賊のアジトを奪っただけの話なんだけどね。偶然だろうとなんだろうと、親として正しい対応だと思う。
領主としての評判は全然分からないけど、少なくとも、この人をおもてなししたいっていう、私の日本人魂が疼いた。
立ち話はこれくらいにして、中に入ってもらおう。
応接室に通したのは、領主アムレアン様と、御付きの者が二人。二人共、腰に剣を付けているから、護衛騎士のようだ。
領主の息子が拐われたばかりだからか、ピリピリしているのが表情で分かる。
この場所が息子が拐われた場所だから、仕方ないか。
「家を新しくしたのか」
以前のボロゲルではなく、真新しいゲルを見たら誰だってそう思うだろうけど……。
「はい。ご存知の通り」
今じゃなく、もっと前から知ってるはずなのに白々しいな。このオジ様は、新しいゲルを組み立てている時から、知っていたはずだ。
監視がついているとクルトから報告があったのは、完成したゲルに家具を運んでいる時だった。その道のプロではなく、その辺の素人だとも。
「……すまない。恩人とはいえ、領主として簡単に信用することは出来ないのだ」
「分かりますよ。十分観察出来たでしょうか?」
領主の立場も分かるから、敢えて放置しておいたんだから。
とはいえ、プロを送り込まれていたら、こっちも厳重警戒だったけど。素人スパイが領主様に報告したことなんて、ごく普通の生活をしていました、くらいしかないでしょ。
「コルボ鳥を捕まえたとか」
「はい。美味しい鳥だと、みんな喜んでいましたよ」
「この国でコルボ鳥を見かけることなどないはずなのに、先ほどこの家の上を飛んでいるところを見かけて驚いた」
「うふふ」
笑ってごまかせ。
アムレアン様も少し微笑む。
和やかな時間だなぁ……なんて思わないよ。アムレアン様の後ろに立つ護衛が、スッゴく恐い顔してるんだもの。
ここは、おもてなしの第一段だ。
「失礼いたします」
ノックする扉がない家だから、声掛けのみでペトロネラがティーセットを運んで来た。
飴色のお茶をテーブルに置く。
アムレアン様はカップを持つと、少しだけ目を見開く。
「香りがいいな」
「味もなかなか美味しいんですよ」
毒味の変わりに私が先に飲む。
すぐにアムレアン様も口を付けた。
「なんと。香ばしく、ほのかに甘味もある。これは、癖になるな。今まで、味わったことがない。これは……何だ?」
「トウモロコシ茶です」
「トウモロコシとは?」
「トウモロコシは、私の故郷で一般的な野菜です。健康にもいいんですよ」
トウモロコシのヒゲを天日干しして、弱火で煎った物がトウモロコシのヒゲ茶だ。
子供の頃、トウモロコシのヒゲをスーパーの野菜コーナーから貰って来て、家で作った。弟が好きだったから。
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