109 / 162
恋する乙女のため息
しおりを挟む
朝から温泉に入り、最近お気に入りの石鹸「滴る果汁の潤い」で全身を洗った。
石鹸の仄かな香りが一日中香るから、香水なんてつけなくても大丈夫。
少しネコッ毛な髪を念入りに梳かし、緩めに一纏めにして、木製の素朴なバレッタで止める。
化粧はうっすらと血色を補う程度に。
服は若草色の清潔感のあるシンプルなワンピース。靴はどんな場所でも歩きやすいブーツ。
「完璧ですわ」
宝石もドレスもない、今の自分が出来る精一杯のお洒落だ。
用意したバスケットの中は、サンドイッチとフルーツタルト。宿屋のフーゴに教わりながら手作りした物だ。
肉好きな彼の為に、揚げた分厚い肉を挟んだカツサンド。キャベツのピクルスを一緒に挟んで、揚げ物でもサッパリと食べられる。
フルーツタルトは、濃厚なカスタードクリームの上に酸味の強いフルーツをたっぷりのせて、食後でも食べやすい味にした。
「喜んでくれるかしら」
外はいい天気……ではないけれど、雨は降っていない。重い曇り空でもギリギリセーフだ。
足取り軽く、鼻歌交じりに家を出た。
「ロザリアさん」
呼ばれて振り向くと、知らない男がいた。
バート村の村人はすぐに全員顔見知りになったけれど、最近は近隣の村との交流もさかんになって来た為に、あまりよく知らない人もいる。
ロザリアは人の顔と名前を覚えることは得意な方だ。
おそらく初めて顔を見る男と、その隣にいるオレンジに近い茶色の髪の男は知っている。
「あら、ごきげんよう。ブルシェル村のディエゴさん。それから……」
「ダネルです!」
オレンジ髪の男は、バート村の村長の娘、フィーネの恋人だ。
ディエゴは少し困ったように眉を下げて、小さく頭も下げた。
ダネルと名乗った男は、爽やかに微笑む。
(なるほど。この人が村の女の子達が騒いでいた人か)
よく見るとなかなか綺麗な顔をしている。
日に焼けている肌に、笑うと白い歯が目立つ。長い睫毛、シュッとした鼻筋。
隣のディエゴはゴリゴリのマッチョだから細身に見えるけれど、なかなかガッシリした体つきだと思う。
いかにも女性にモテそうだ。
(わたくしの好みではありませんけど)
顔見知りのディエゴに呼び止められるならまだしも、初対面の男に名前を呼ばれるなんて不快だと思ってしまうのは、貴族令嬢として育ってきた名残だろうか。
「どこかでお会いしましたかしら?」
つい刺々しい口調になってしまう。けれど、男は全く気付かずにヘラリと笑った。
「以前、バート村に来た時に貴女を見かけたんです。
貴女ほど美しい女性はいません。一目で心を奪われてしまいました。ぜひ一度お話したいと思いまして」
「あら、皆様そう言われますのよ。
ですが、困ったことに本当に心奪われてほしいお方は、わたくしには見向きもして下さりませんの。まぁ、そこも素敵なのですけど」
「そう、ですか」
きっぱりと自分には好きな人がいることを伝えた方が、面倒なことにならないとバート村に来てから知った。
笑って「お戯言を」の一言で流す貴族流は、一般には通用しない。
酒の席で旅人に迫られた時に、ヴェロニカから教わった。
「貴女の美しさに気付かないなんて、男としてどうでしょう。私なら、貴女にそんな思いはさせません!」
自分が女性にモテることを知っていて、自分に自信がある男が言いそうなことだと、ロザリアは心の中で笑った。
いくら顔が良くても、お断りだ。そもそもタイプじゃないのだけれど。
容姿がタイプなら誰でもいいのかと言いそうになって、なんとか笑顔に抑えた。
一目惚れがあることは知っている。相手の内面を何一つ知らなくても、一瞬で心を捕まれることがあるのを、ロザリアは身を持って体験した。
「見た目で女を判断したら、痛い目をみますよ。ふふふっ」
「そんな! 俺は本気で」
左腕の犯罪奴隷の印を見せてやろうか。あなたが顔だけで興味を持った女は、かつて嫉妬にかられて、自分の婚約者を殺害しようとした罪を背負った女ですと。知っても同じことが言えるだろうか。
「そうだ。食事を一緒にどうですか? お互いを知れば、ロザリアさんもきっと」
「いえ、知人と食事の約束をしていますので」
「ではその後にでも」
「今日は予定が詰まっています」
断っても断っても食い付いて来る男に、さすがにもう苛立ちを隠せない。いや、隠すのを止めたというのが正しい。
空気の読めない男に変わって、隣のディエゴがオロオロしている。
「ダネル、もう行こう」
「離せ、ディエゴ。俺は今、ロザリアさんを」
さすがに見かねて、ディエゴが止めに入るけれど、ダネルは気持ちが高揚しているからか引こうとしない。
面倒なことになったなと、ロザリアがため息をついた時、後ろからポンと肩を叩かれた。
「やぁ、ロザリア」
振り向かなくても分かる。
低くて少し掠れた声。
とたんに胸がドキドキと騒ぎだした。
「イ、イザーク様」
普段は何度訂正しても「お姫様」と呼ぶ彼が、今日はロザリアと名前で呼んでくれた。
たったそれだけで、こんなに胸がうるさいなんて、我ながら単純だ。
「待たせたか?」
「え」
「昼飯、行くんだろ? ああ、ディエゴじゃないか。フィーネならババ様のところにいたぞ」
イザークの強面の顔に、ダネルは一歩下がった。
何度も会っているディエゴも、今は気まずそうにひきつった笑いを浮かべる。
「悪いな。ロザリアは俺と昼飯の約束してたんだ。じゃあな」
大きな手に優しく背中を押されるままに、ディエゴとダネルから離れた。
完全に二人の姿が見えなくなった頃、イザークの足が止まった。
背中に当てた手、いつもより近い距離感に、緊張してまともに顔を上げられなかったロザリアは、ついイザークを見上げた。
(っ!!)
バッチリと目が合って、一瞬で顔が熱くなる。
「あーー、悪いな。余計なことをしたか?」
「いえ! 正直とても困っていたので、助かりました。ありがとうございました」
自分で対処していたら、苛立ちに任せて相手を必要以上に傷つけていたかもしれない。
「イザーク様はこれからお仕事でしょうか」
「ん? いや、昼休憩。昼飯食べにフーゴのところに行こうかと思ってな」
最近、フーゴの作るパスタがバート村で流行っている。
田舎にはパスタマシンがないことがほとんどで、パスタと言えばショートパスタが中心。蝶々の形をしたファルファッレ、袋状になったラビオリ、帽子型のカペレッティなどが主流だ。ショートパスタは田舎パスタと呼ばれるほど。
それがフーゴの作る、麺状のロングパスタがバート村に登場したことで、絶賛ロングパスタブーム中だ。
イザークもパスタを食べに行くのだろうか。
でも、それなら。
「わたくし、サンドイッチを作ったんです。もしよろしかったら、ご一緒にいかがですか?」
言った。言ってしまった。
穴があったら入りたい。
口にした瞬間、大きな不安が押し寄せた。
サンドイッチを作った時も、身支度を整えた時も、甘い気持ちしかなかったのに。
断られることを微塵も考えていなかったなんて。
(わたくしったら、初めての恋に浮かれすぎだわ)
今、初めて、拒絶されることの怖さを知った。
元婚約者に拒絶された時は、寂しさはあってもこんなに怖くなかったのに。
(イザーク様と、こんな風に隣を歩けなくなったらどうしましょう)
もちろん今のまま、ただの知り合いで満足しているわけではない。
当たって砕けろとは言うけれど、高確率で砕けそうな場合、敢えて砕けなくてもいいのでは。今のままでも十分幸せで、これ以上を望んだら我が儘ではないのか。
(だって、わたくしは犯罪奴隷ですもの。王族を害そうとした極悪人ですもの)
顔を上げていられずにうつむいたロザリアを、イザークは覗き込んだ。
「へぇ、美味そうな匂いがすると思ったら」
「え」
「お姫様の手作りか?」
バスケットを凝視しているイザークに、ロザリアはガクリと力が抜けた。
「呼び方! さっきは名前で呼んで下さったのに!」
またいつもの「お姫様」という呼び方に戻っている。
そう呼ばれる度に距離感を感じるのと、なんだか子供扱いをされているようで、嫌だ。
「あーーいやぁ、さっきは空気を読んだつもりなんだ。
やっぱりとびきりの美人はお姫様って呼び方がしっくり来るんだよなぁ」
頭を掻きながら言うイザークからは、特別な甘さは感じなかったけれど。
(どうしましょう。すごく嬉しい)
やっぱりイザークがいい。
他の誰でもダメだ。
(我が儘でもいいですわ)
突然、ふふふっと笑ったロザリアに、イザークは驚いたように目を見開いた。
粉々に砕け散ってバート村にいられなくなっても、マルファンに戻ればいい。帰る場所があるということは、なんて心強いのだろう。
「わたくし、強欲な極悪人ですので、絶対に諦めません」
まずは女として意識して意識して貰わないと。
「向こうで一緒にサンドイッチを食べましょう?」
手始めにイザークの手をギュッと握って引くと、イザークが一瞬ビクリと震えた。
石鹸の仄かな香りが一日中香るから、香水なんてつけなくても大丈夫。
少しネコッ毛な髪を念入りに梳かし、緩めに一纏めにして、木製の素朴なバレッタで止める。
化粧はうっすらと血色を補う程度に。
服は若草色の清潔感のあるシンプルなワンピース。靴はどんな場所でも歩きやすいブーツ。
「完璧ですわ」
宝石もドレスもない、今の自分が出来る精一杯のお洒落だ。
用意したバスケットの中は、サンドイッチとフルーツタルト。宿屋のフーゴに教わりながら手作りした物だ。
肉好きな彼の為に、揚げた分厚い肉を挟んだカツサンド。キャベツのピクルスを一緒に挟んで、揚げ物でもサッパリと食べられる。
フルーツタルトは、濃厚なカスタードクリームの上に酸味の強いフルーツをたっぷりのせて、食後でも食べやすい味にした。
「喜んでくれるかしら」
外はいい天気……ではないけれど、雨は降っていない。重い曇り空でもギリギリセーフだ。
足取り軽く、鼻歌交じりに家を出た。
「ロザリアさん」
呼ばれて振り向くと、知らない男がいた。
バート村の村人はすぐに全員顔見知りになったけれど、最近は近隣の村との交流もさかんになって来た為に、あまりよく知らない人もいる。
ロザリアは人の顔と名前を覚えることは得意な方だ。
おそらく初めて顔を見る男と、その隣にいるオレンジに近い茶色の髪の男は知っている。
「あら、ごきげんよう。ブルシェル村のディエゴさん。それから……」
「ダネルです!」
オレンジ髪の男は、バート村の村長の娘、フィーネの恋人だ。
ディエゴは少し困ったように眉を下げて、小さく頭も下げた。
ダネルと名乗った男は、爽やかに微笑む。
(なるほど。この人が村の女の子達が騒いでいた人か)
よく見るとなかなか綺麗な顔をしている。
日に焼けている肌に、笑うと白い歯が目立つ。長い睫毛、シュッとした鼻筋。
隣のディエゴはゴリゴリのマッチョだから細身に見えるけれど、なかなかガッシリした体つきだと思う。
いかにも女性にモテそうだ。
(わたくしの好みではありませんけど)
顔見知りのディエゴに呼び止められるならまだしも、初対面の男に名前を呼ばれるなんて不快だと思ってしまうのは、貴族令嬢として育ってきた名残だろうか。
「どこかでお会いしましたかしら?」
つい刺々しい口調になってしまう。けれど、男は全く気付かずにヘラリと笑った。
「以前、バート村に来た時に貴女を見かけたんです。
貴女ほど美しい女性はいません。一目で心を奪われてしまいました。ぜひ一度お話したいと思いまして」
「あら、皆様そう言われますのよ。
ですが、困ったことに本当に心奪われてほしいお方は、わたくしには見向きもして下さりませんの。まぁ、そこも素敵なのですけど」
「そう、ですか」
きっぱりと自分には好きな人がいることを伝えた方が、面倒なことにならないとバート村に来てから知った。
笑って「お戯言を」の一言で流す貴族流は、一般には通用しない。
酒の席で旅人に迫られた時に、ヴェロニカから教わった。
「貴女の美しさに気付かないなんて、男としてどうでしょう。私なら、貴女にそんな思いはさせません!」
自分が女性にモテることを知っていて、自分に自信がある男が言いそうなことだと、ロザリアは心の中で笑った。
いくら顔が良くても、お断りだ。そもそもタイプじゃないのだけれど。
容姿がタイプなら誰でもいいのかと言いそうになって、なんとか笑顔に抑えた。
一目惚れがあることは知っている。相手の内面を何一つ知らなくても、一瞬で心を捕まれることがあるのを、ロザリアは身を持って体験した。
「見た目で女を判断したら、痛い目をみますよ。ふふふっ」
「そんな! 俺は本気で」
左腕の犯罪奴隷の印を見せてやろうか。あなたが顔だけで興味を持った女は、かつて嫉妬にかられて、自分の婚約者を殺害しようとした罪を背負った女ですと。知っても同じことが言えるだろうか。
「そうだ。食事を一緒にどうですか? お互いを知れば、ロザリアさんもきっと」
「いえ、知人と食事の約束をしていますので」
「ではその後にでも」
「今日は予定が詰まっています」
断っても断っても食い付いて来る男に、さすがにもう苛立ちを隠せない。いや、隠すのを止めたというのが正しい。
空気の読めない男に変わって、隣のディエゴがオロオロしている。
「ダネル、もう行こう」
「離せ、ディエゴ。俺は今、ロザリアさんを」
さすがに見かねて、ディエゴが止めに入るけれど、ダネルは気持ちが高揚しているからか引こうとしない。
面倒なことになったなと、ロザリアがため息をついた時、後ろからポンと肩を叩かれた。
「やぁ、ロザリア」
振り向かなくても分かる。
低くて少し掠れた声。
とたんに胸がドキドキと騒ぎだした。
「イ、イザーク様」
普段は何度訂正しても「お姫様」と呼ぶ彼が、今日はロザリアと名前で呼んでくれた。
たったそれだけで、こんなに胸がうるさいなんて、我ながら単純だ。
「待たせたか?」
「え」
「昼飯、行くんだろ? ああ、ディエゴじゃないか。フィーネならババ様のところにいたぞ」
イザークの強面の顔に、ダネルは一歩下がった。
何度も会っているディエゴも、今は気まずそうにひきつった笑いを浮かべる。
「悪いな。ロザリアは俺と昼飯の約束してたんだ。じゃあな」
大きな手に優しく背中を押されるままに、ディエゴとダネルから離れた。
完全に二人の姿が見えなくなった頃、イザークの足が止まった。
背中に当てた手、いつもより近い距離感に、緊張してまともに顔を上げられなかったロザリアは、ついイザークを見上げた。
(っ!!)
バッチリと目が合って、一瞬で顔が熱くなる。
「あーー、悪いな。余計なことをしたか?」
「いえ! 正直とても困っていたので、助かりました。ありがとうございました」
自分で対処していたら、苛立ちに任せて相手を必要以上に傷つけていたかもしれない。
「イザーク様はこれからお仕事でしょうか」
「ん? いや、昼休憩。昼飯食べにフーゴのところに行こうかと思ってな」
最近、フーゴの作るパスタがバート村で流行っている。
田舎にはパスタマシンがないことがほとんどで、パスタと言えばショートパスタが中心。蝶々の形をしたファルファッレ、袋状になったラビオリ、帽子型のカペレッティなどが主流だ。ショートパスタは田舎パスタと呼ばれるほど。
それがフーゴの作る、麺状のロングパスタがバート村に登場したことで、絶賛ロングパスタブーム中だ。
イザークもパスタを食べに行くのだろうか。
でも、それなら。
「わたくし、サンドイッチを作ったんです。もしよろしかったら、ご一緒にいかがですか?」
言った。言ってしまった。
穴があったら入りたい。
口にした瞬間、大きな不安が押し寄せた。
サンドイッチを作った時も、身支度を整えた時も、甘い気持ちしかなかったのに。
断られることを微塵も考えていなかったなんて。
(わたくしったら、初めての恋に浮かれすぎだわ)
今、初めて、拒絶されることの怖さを知った。
元婚約者に拒絶された時は、寂しさはあってもこんなに怖くなかったのに。
(イザーク様と、こんな風に隣を歩けなくなったらどうしましょう)
もちろん今のまま、ただの知り合いで満足しているわけではない。
当たって砕けろとは言うけれど、高確率で砕けそうな場合、敢えて砕けなくてもいいのでは。今のままでも十分幸せで、これ以上を望んだら我が儘ではないのか。
(だって、わたくしは犯罪奴隷ですもの。王族を害そうとした極悪人ですもの)
顔を上げていられずにうつむいたロザリアを、イザークは覗き込んだ。
「へぇ、美味そうな匂いがすると思ったら」
「え」
「お姫様の手作りか?」
バスケットを凝視しているイザークに、ロザリアはガクリと力が抜けた。
「呼び方! さっきは名前で呼んで下さったのに!」
またいつもの「お姫様」という呼び方に戻っている。
そう呼ばれる度に距離感を感じるのと、なんだか子供扱いをされているようで、嫌だ。
「あーーいやぁ、さっきは空気を読んだつもりなんだ。
やっぱりとびきりの美人はお姫様って呼び方がしっくり来るんだよなぁ」
頭を掻きながら言うイザークからは、特別な甘さは感じなかったけれど。
(どうしましょう。すごく嬉しい)
やっぱりイザークがいい。
他の誰でもダメだ。
(我が儘でもいいですわ)
突然、ふふふっと笑ったロザリアに、イザークは驚いたように目を見開いた。
粉々に砕け散ってバート村にいられなくなっても、マルファンに戻ればいい。帰る場所があるということは、なんて心強いのだろう。
「わたくし、強欲な極悪人ですので、絶対に諦めません」
まずは女として意識して意識して貰わないと。
「向こうで一緒にサンドイッチを食べましょう?」
手始めにイザークの手をギュッと握って引くと、イザークが一瞬ビクリと震えた。
1
お気に入りに追加
349
あなたにおすすめの小説
修学旅行に行くはずが異世界に着いた。〜三種のお買い物スキルで仲間と共に〜
長船凪
ファンタジー
修学旅行へ行く為に荷物を持って、バスの来る学校のグラウンドへ向かう途中、三人の高校生はコンビニに寄った。
コンビニから出た先は、見知らぬ場所、森の中だった。
ここから生き残る為、サバイバルと旅が始まる。
実際の所、そこは異世界だった。
勇者召喚の余波を受けて、異世界へ転移してしまった彼等は、お買い物スキルを得た。
奏が食品。コウタが金物。紗耶香が化粧品。という、三人種類の違うショップスキルを得た。
特殊なお買い物スキルを使い商品を仕入れ、料理を作り、現地の人達と交流し、商人や狩りなどをしながら、少しずつ、異世界に順応しつつ生きていく、三人の物語。
実は時間差クラス転移で、他のクラスメイトも勇者召喚により、異世界に転移していた。
主人公 高校2年 高遠 奏 呼び名 カナデっち。奏。
クラスメイトのギャル 水木 紗耶香 呼び名 サヤ。 紗耶香ちゃん。水木さん。
主人公の幼馴染 片桐 浩太 呼び名 コウタ コータ君
(なろうでも別名義で公開)
タイトル微妙に変更しました。
転生したら神だった。どうすんの?
埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの?
人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
夫婦で異世界に召喚されました。夫とすぐに離婚して、私は人生をやり直します
もぐすけ
ファンタジー
私はサトウエリカ。中学生の息子を持つアラフォーママだ。
子育てがひと段落ついて、結婚生活に嫌気がさしていたところ、夫婦揃って異世界に召喚されてしまった。
私はすぐに夫と離婚し、異世界で第二の人生を楽しむことにした。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。
スキル【自動回収】で人助け〜素直な少年は無自覚に人をたらし込む〜
ree
ファンタジー
主人公ー陽野 朝日は(ようの あさひ)は
かなり変わった境遇の持ち主だ。
自身の家族も故郷も何もかもを知らずに育ち、本だけが友達だった。
成人を目前にして初めて外に出た彼は今まで未知だった本の中の世界を夢見て冒険に出る。
沢山の人に頼り、頼られ、懐き、懐かれ…至る所で人をタラシ込み、自身の夢の為、人の為ひた走る。
【自動回収】という唯一無二のスキルで気づかず無双!?小さな世界から飛び出した無垢な少年は自分の為に我儘に異世界で人をタラシ込む?お話…
冒険?スローライフ?恋愛?
何が何だか分からないが取り敢えず懸命に生きてみます!
*ゲームで偶に目にする機能。
某有名ゲームタイトル(ゼ○ダの伝説、テイ○ズなどなど)をプレイ中、敵を倒したらそのドロップアイテムに近づくと勝手に回収されることがありませんか?
その機能を此処では【自動回収】と呼び、更に機能的になって主人公が扱います。
*設定上【自動回収】の出来る事の枠ゲームよりもとても広いですが、そこはご理解頂ければ幸いです。
※誤字脱字、設定ゆるめですが温かい目で見守って頂ければ幸いです。
※プロット完成済み。
※R15設定は念の為です。
ゆっくり目の更新だと思いますが、最後まで頑張ります!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる