地平の月
中学生の頃家族を失い、叔母に引き取られて育った、関戸瑠奈(せきど るな)。
その叔母を亡くし、遺品を調べるうちに、奇妙な手紙の束を見つける。
『瑠奈をかえして』。
書かれた言葉にも、差出人にも心当たりがなく戸惑うが、やがて身のまわりで色々なことが起こり始める。
血だらけの制服を着た少女の幽霊。
同僚との仲を疑い、悪意をぶつけてくる先輩社員。
過去を掘り返そうとするフリージャーナリスト。
果たして瑠奈は、ずっと見ぬふりをしてきた過去の恐怖に、今こそ向き合えるのか----。
<使用画像>
表紙→photoAC
タイトル文字→かんたん表紙メーカー
その叔母を亡くし、遺品を調べるうちに、奇妙な手紙の束を見つける。
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血だらけの制服を着た少女の幽霊。
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なお、執筆にあたり日本語版wikiの内容を引用させていただく箇所がございます。
The Backroomsのwikiは常に更新され続けているため、同期しきれない箇所があることをご了承ください。
作者独自の解釈、改変を行う可能性があることをご了承ください。
それでは良い旅を。
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面白かったです。
この手のホラー小説にもテンプレというものが存在していて、本作はそれを逸脱しないもので、紹介文と冒頭を読んだだけで終わりまでの筋がすべてわかってしまう類のお話でした。
ですが本作の主眼はお話運びよりも別のところにあった気がします。神は細部に宿るといいますが、様々なお仕事に関する細やかな描写や心理の機微、特に負荷がかかる状況に相対したときの、人物の心の動きというものが丁寧に描かれていて、一読者としてもそういった細部に心を動かされました。
特に作中で仕事をがんばる人たちの、世の中に対して誠実に生きたいという心構えのようなものが行間からにじみ出ているような気がして、作者様的には不本意かもしれませんがホラー小説というよりはお仕事小説としてとても好感の持てるお話でした。
とはいえ前述のとおり人物の心の動きを丁寧に描いてくださっているので、意外性からくる怖さ恐ろしさというものはなくとも、人って怖いな、っていう根源的な怖さというものは感じさせてもらえたのではないかと思います。
読ませていただきありがとうございました。
素敵な感想、ありがとうございます!
とても丁寧に読んでくださったようで、喜びもひとしおです。
指摘についてもあくまで優しい視線で、気づきをくださってありがとうございます。
特に、「人って怖いな」を書きたかったお話だったので、その言葉はなにより嬉しかったです。
ただあの……本当にすみませんっ!
システムがよくわかっておらず、今日の今日まで感想いただけたことに気づいておりませんでした……。
せっかくこんな素敵な感想をお寄せいただいたのに、お礼が遅くなってしまって申し訳ありませんでした!!
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