地平の月

中学生の頃家族を失い、叔母に引き取られて育った、関戸瑠奈(せきど るな)。
その叔母を亡くし、遺品を調べるうちに、奇妙な手紙の束を見つける。
『瑠奈をかえして』。
書かれた言葉にも、差出人にも心当たりがなく戸惑うが、やがて身のまわりで色々なことが起こり始める。

血だらけの制服を着た少女の幽霊。
同僚との仲を疑い、悪意をぶつけてくる先輩社員。
過去を掘り返そうとするフリージャーナリスト。

果たして瑠奈は、ずっと見ぬふりをしてきた過去の恐怖に、今こそ向き合えるのか----。





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