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(44)SIDE:斗輝
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三度目の射精を迎えて脱力している愛すべき番の体を後ろから優しく抱き締め、目の前にあるほっそりとしたうなじに鼻先を埋める。
この腕の中にいる番が見せてくれた姿を思い返しながら、俺はゆっくりと息を吐いた。
発情度合いが深まり自分の感情を素直に口にする奏太は、可愛くて色っぽくて、とてつもなく愛おしい存在だ。
俺が欲しいと可愛らしく訴え、気持ちいいと艶めく表情で告げ、その上、俺がなかなか射精しないことを気に病む様子はあまりにもいじらしく、奏太への愛情が底なしに溢れていく。
それと同時に、この愛してやまない番のなにもかもを独占したい感情が膨れ上がった。
その感情を抑えることができず、奏太を後ろから貫きながら、うなじに狙いを定める。
薄く汗が浮かんでいるうなじが、この世のなによりも美味そうなごちそうに見えた。
無意識のうちに、俺はゴクリと喉を鳴らす。
そして、俺の突き上げに合わせて揺れるうなじに、大きく開けた口をゆっくりと近付けた。
その時、奏太が泣きそうな声を上げる。
『とき、ま、まって……。とき、と、き……、あぁ、ん!』
快感に染まった啼き声ではなく、制止を求める泣き声だった。
どういう意図で奏太がそう訴えてきたのか完全には掴めなかったが、切羽詰まったような甲高い声に、俺は正気を取り戻す。
――あやうく、自分の感情だけで暴走するところだった。
本来なら俺の射精に合わせてこのうなじに歯を立てて、番同士の結びつきを確固たるものにしたかった。
どういう理屈か分からないが、オメガはうなじに噛み痕を付けたアルファの匂いにしか反応しなくなり、同様にアルファもそのオメガの匂いにしか反応しなくなる。
もしかしたらアルファの精は関係なく、噛み痕のみが重要なのかもしれない。
ただ、アルファが射精しつつ噛み痕を付けたほうが、互いの結びつきが強くなる可能性は高いという事例もあった。
ようやく見つけ出した番を自分だけに縛り付け、俺以外の人間に奪われないようにしたい。
己の欲望を満たしたいだけという下衆なアルファから、奏太を守り通したい。
そういった思いからうなじに噛み痕を付けようという衝動がこみ上げたが、寸でのところで踏みとどまる。
奏太の口からはっきりと俺と番になると言ってもらったものの、彼はまだ番がどういうものかを完全に理解していない。
アルファと縁遠い地域で育った奏太に対し、俺の感情だけで噛み痕を付けることは、果たして正しい行為なのだろうか。
番という関係を受け入れたことで、奏太は俺と生涯を共にする。そのことを漠然と感じ取っているだろうが、きちんと彼に理解をしてもらったうえで、けして断ち切ることができない関係を結びたかった。
一度目のセックスにおいて俺の精を胎内で受け止めた奏太は一時的に理性を取り戻したものの、それでもあのやり取りは発情期中のことだ。
俺のことを受け入れてくれた奏太の気持ちに嘘はないだろうが、自分の意思とは関係なくアルファを求めてしまうのが発情期のオメガである。
だからこそ、発情期間を終え、きちんと正気を取り戻した状態の奏太に、俺自身を番として認めてもらい、彼のうなじに噛み痕を付ける権利を与えてほしいのだ。
心の底から俺を求めていると、奏太の言葉で伝えてほしいのだ。
アルファとして、人類の王として、今ここで奏太に噛み痕を付けるのは当然のことであり、周囲から非難されるいわれはない。
主導権は、常にアルファの俺にある。
しかし、相手の理性がない状態で強引にねじ伏せても、きっと俺の中には空しさが残るだろう。俺の一方的な想いで、奏太を自分に縛り付けたのだと。
もちろん、奏太を可愛がり、甘やかし、愛するのは、誰にも譲れない俺の権利だ。
とはいえ、奏太にも俺を愛してほしい。俺が与えたものに対して見返りは求めないが、ただ奏太の想いを俺にも向けてほしかった。
――いつかは、必ず……
心の中でそう呟きながら、俺は目の前のうなじに吸い付く。
すると、俺のペニスを受け入れている奏太のナカがひときわ大きくうねり始めた。
その動きにつられるようにして、俺の腰が激しく動く。
ペニスが前後するたびに、奏太のナカから溢れる分泌液がグチュ、ズチュと粘着質な音を奏でる。
同時に、奏太の嬌声も甘さを増していった。
そんな番の声の可愛らしさに我慢できず、とうとう、俺は細いうなじに歯を立ててしまった。
それでも理性で踏みとどまり、痕が付かないように力を加減する。
すると、奏太のナカが引き絞られるようにキュウッと収縮し、その一瞬後、フニャリと弛緩した。どうやら、イッたようだ。
同時に、俺も奏太のナカに精を放った。
体力や持久力に自信はあるが、さすがに射精直後は俺でも息が乱れる。
華奢な奏太ならなおさらであり、グッタリと手足を投げ出して肩で息をしていた。
呼吸に合わせて動く肩の丸みが愛らしく、そこにチュッと吸い付く。
するとピクリと奏太の体が震え、「んんっ」という鼻にかかった喘ぎ声が聞こえた。
その声には制止の意味合いは感じられず、むしろ続きを促すような響きがあった。
散々じらしたせいで、アルファの精液一回分では体の高ぶりが収まらなかったのだろう。
俺としてもまだ奏太と繋がっていたいので、望むところである。
奏太の膝を掬い上げていた右腕を静かに下ろし、そのまま前に回した。左手も奏太の首と肩の隙間に差し込み、前に回す。
両腕でしっかりと抱き締めながら奏太の名前を呼ぶと、ほっそりとした体が僅かに身じろいだ。
力が抜けている体をなんとか動かして、奏太が後ろを振り返る。
そんな彼の顔を覗き込むように、俺も体勢を少し変えた。
情欲に濡れた茶色の瞳が、ジッとこちらを見つめている。
上気した頬に乱れた髪が張り付いた様子は色気に溢れていて、なおかつ「とき……」と甘えたように名前を呼ばれたら、俺の下半身にグングン熱が集まっていく。
「奏太、続けてもいいか?」
緩く目を細めて問いかけると、いっそう頬が赤みを増した。
恥ずかしそうにスッと視線を逸らした奏太は、しばらくしてからコクリと小さく頷く。
そんな些細な仕草でさえ胸が切なくなるほど愛おしく、ギュッと力いっぱい抱き締めた。
前に回していた腕を解き、左手を奏太の右乳首へ、右手を奏太のペニスへと移動させる。
さんざん弄られてプクリと膨らんでいる乳首は、目にしなくても簡単に探り当てることができた。
人差し指の先を当てて押し込むようにクリクリと回してやると、奏太が甘い吐息を零す。
「は、あ……」
愛らしさよりも色気が増した様子に、俺のペニスが徐々に芯を持ち始めた。
その変化を感じ取った奏太のナカが、ふたたびヤワヤワとうねり始める。その絶妙な動きが気持ちよく、ペニスがどんどん硬くなっていった。
射精感が募っていくが、奏太にももっと気持ちよくなってほしい。
俺は奏太のペニスに添えていた右手を手早く上下に動かし、根元から扱き上げた。
「やっ、んんっ!」
ビクンと奏太の体が跳ね、小さな頭が目の前で揺れる。
いっそう甲高くなった声は快感を訴えていて、俺は安心して右手を動かした。
手の中のペニスはあっという間に硬くなり、付け根にある陰嚢も質量を増す。
俺は竿部分を扱く動きから、先端を弄るものに変えた。
小さな孔周辺に親指の腹を当て、痛くない程度にグリグリと抉る。また四本の指を時折動かし、裏筋の辺りを擽ってやった。
奏太のペニスはさらに勃ち上がり、先端の孔からはぬめりを帯びた液体がジワリと滲み始める。
「あ、あぁっ、ん……、く、ふっ……」
甲高い喘ぎ声がしきりに零れ、華奢な体はビクビクと震え続ける。おまけに、奏太のナカがキュウキュウと収縮を繰り返した。
奏太の恥態と淫靡な収縮に寄り、当然のことながら俺のペニスも完全に勃起する。
「やっ、あ……と、き……、もっと……。おくに、きて……、んんっ」
可愛くていやらしいおねだりに、俺の顔が緩む。
「ああ、もっと奥まで俺をあげるよ」
そして、奏太が満足するまで、俺はたっぷりと愛しい番を抱き続けた。
この腕の中にいる番が見せてくれた姿を思い返しながら、俺はゆっくりと息を吐いた。
発情度合いが深まり自分の感情を素直に口にする奏太は、可愛くて色っぽくて、とてつもなく愛おしい存在だ。
俺が欲しいと可愛らしく訴え、気持ちいいと艶めく表情で告げ、その上、俺がなかなか射精しないことを気に病む様子はあまりにもいじらしく、奏太への愛情が底なしに溢れていく。
それと同時に、この愛してやまない番のなにもかもを独占したい感情が膨れ上がった。
その感情を抑えることができず、奏太を後ろから貫きながら、うなじに狙いを定める。
薄く汗が浮かんでいるうなじが、この世のなによりも美味そうなごちそうに見えた。
無意識のうちに、俺はゴクリと喉を鳴らす。
そして、俺の突き上げに合わせて揺れるうなじに、大きく開けた口をゆっくりと近付けた。
その時、奏太が泣きそうな声を上げる。
『とき、ま、まって……。とき、と、き……、あぁ、ん!』
快感に染まった啼き声ではなく、制止を求める泣き声だった。
どういう意図で奏太がそう訴えてきたのか完全には掴めなかったが、切羽詰まったような甲高い声に、俺は正気を取り戻す。
――あやうく、自分の感情だけで暴走するところだった。
本来なら俺の射精に合わせてこのうなじに歯を立てて、番同士の結びつきを確固たるものにしたかった。
どういう理屈か分からないが、オメガはうなじに噛み痕を付けたアルファの匂いにしか反応しなくなり、同様にアルファもそのオメガの匂いにしか反応しなくなる。
もしかしたらアルファの精は関係なく、噛み痕のみが重要なのかもしれない。
ただ、アルファが射精しつつ噛み痕を付けたほうが、互いの結びつきが強くなる可能性は高いという事例もあった。
ようやく見つけ出した番を自分だけに縛り付け、俺以外の人間に奪われないようにしたい。
己の欲望を満たしたいだけという下衆なアルファから、奏太を守り通したい。
そういった思いからうなじに噛み痕を付けようという衝動がこみ上げたが、寸でのところで踏みとどまる。
奏太の口からはっきりと俺と番になると言ってもらったものの、彼はまだ番がどういうものかを完全に理解していない。
アルファと縁遠い地域で育った奏太に対し、俺の感情だけで噛み痕を付けることは、果たして正しい行為なのだろうか。
番という関係を受け入れたことで、奏太は俺と生涯を共にする。そのことを漠然と感じ取っているだろうが、きちんと彼に理解をしてもらったうえで、けして断ち切ることができない関係を結びたかった。
一度目のセックスにおいて俺の精を胎内で受け止めた奏太は一時的に理性を取り戻したものの、それでもあのやり取りは発情期中のことだ。
俺のことを受け入れてくれた奏太の気持ちに嘘はないだろうが、自分の意思とは関係なくアルファを求めてしまうのが発情期のオメガである。
だからこそ、発情期間を終え、きちんと正気を取り戻した状態の奏太に、俺自身を番として認めてもらい、彼のうなじに噛み痕を付ける権利を与えてほしいのだ。
心の底から俺を求めていると、奏太の言葉で伝えてほしいのだ。
アルファとして、人類の王として、今ここで奏太に噛み痕を付けるのは当然のことであり、周囲から非難されるいわれはない。
主導権は、常にアルファの俺にある。
しかし、相手の理性がない状態で強引にねじ伏せても、きっと俺の中には空しさが残るだろう。俺の一方的な想いで、奏太を自分に縛り付けたのだと。
もちろん、奏太を可愛がり、甘やかし、愛するのは、誰にも譲れない俺の権利だ。
とはいえ、奏太にも俺を愛してほしい。俺が与えたものに対して見返りは求めないが、ただ奏太の想いを俺にも向けてほしかった。
――いつかは、必ず……
心の中でそう呟きながら、俺は目の前のうなじに吸い付く。
すると、俺のペニスを受け入れている奏太のナカがひときわ大きくうねり始めた。
その動きにつられるようにして、俺の腰が激しく動く。
ペニスが前後するたびに、奏太のナカから溢れる分泌液がグチュ、ズチュと粘着質な音を奏でる。
同時に、奏太の嬌声も甘さを増していった。
そんな番の声の可愛らしさに我慢できず、とうとう、俺は細いうなじに歯を立ててしまった。
それでも理性で踏みとどまり、痕が付かないように力を加減する。
すると、奏太のナカが引き絞られるようにキュウッと収縮し、その一瞬後、フニャリと弛緩した。どうやら、イッたようだ。
同時に、俺も奏太のナカに精を放った。
体力や持久力に自信はあるが、さすがに射精直後は俺でも息が乱れる。
華奢な奏太ならなおさらであり、グッタリと手足を投げ出して肩で息をしていた。
呼吸に合わせて動く肩の丸みが愛らしく、そこにチュッと吸い付く。
するとピクリと奏太の体が震え、「んんっ」という鼻にかかった喘ぎ声が聞こえた。
その声には制止の意味合いは感じられず、むしろ続きを促すような響きがあった。
散々じらしたせいで、アルファの精液一回分では体の高ぶりが収まらなかったのだろう。
俺としてもまだ奏太と繋がっていたいので、望むところである。
奏太の膝を掬い上げていた右腕を静かに下ろし、そのまま前に回した。左手も奏太の首と肩の隙間に差し込み、前に回す。
両腕でしっかりと抱き締めながら奏太の名前を呼ぶと、ほっそりとした体が僅かに身じろいだ。
力が抜けている体をなんとか動かして、奏太が後ろを振り返る。
そんな彼の顔を覗き込むように、俺も体勢を少し変えた。
情欲に濡れた茶色の瞳が、ジッとこちらを見つめている。
上気した頬に乱れた髪が張り付いた様子は色気に溢れていて、なおかつ「とき……」と甘えたように名前を呼ばれたら、俺の下半身にグングン熱が集まっていく。
「奏太、続けてもいいか?」
緩く目を細めて問いかけると、いっそう頬が赤みを増した。
恥ずかしそうにスッと視線を逸らした奏太は、しばらくしてからコクリと小さく頷く。
そんな些細な仕草でさえ胸が切なくなるほど愛おしく、ギュッと力いっぱい抱き締めた。
前に回していた腕を解き、左手を奏太の右乳首へ、右手を奏太のペニスへと移動させる。
さんざん弄られてプクリと膨らんでいる乳首は、目にしなくても簡単に探り当てることができた。
人差し指の先を当てて押し込むようにクリクリと回してやると、奏太が甘い吐息を零す。
「は、あ……」
愛らしさよりも色気が増した様子に、俺のペニスが徐々に芯を持ち始めた。
その変化を感じ取った奏太のナカが、ふたたびヤワヤワとうねり始める。その絶妙な動きが気持ちよく、ペニスがどんどん硬くなっていった。
射精感が募っていくが、奏太にももっと気持ちよくなってほしい。
俺は奏太のペニスに添えていた右手を手早く上下に動かし、根元から扱き上げた。
「やっ、んんっ!」
ビクンと奏太の体が跳ね、小さな頭が目の前で揺れる。
いっそう甲高くなった声は快感を訴えていて、俺は安心して右手を動かした。
手の中のペニスはあっという間に硬くなり、付け根にある陰嚢も質量を増す。
俺は竿部分を扱く動きから、先端を弄るものに変えた。
小さな孔周辺に親指の腹を当て、痛くない程度にグリグリと抉る。また四本の指を時折動かし、裏筋の辺りを擽ってやった。
奏太のペニスはさらに勃ち上がり、先端の孔からはぬめりを帯びた液体がジワリと滲み始める。
「あ、あぁっ、ん……、く、ふっ……」
甲高い喘ぎ声がしきりに零れ、華奢な体はビクビクと震え続ける。おまけに、奏太のナカがキュウキュウと収縮を繰り返した。
奏太の恥態と淫靡な収縮に寄り、当然のことながら俺のペニスも完全に勃起する。
「やっ、あ……と、き……、もっと……。おくに、きて……、んんっ」
可愛くていやらしいおねだりに、俺の顔が緩む。
「ああ、もっと奥まで俺をあげるよ」
そして、奏太が満足するまで、俺はたっぷりと愛しい番を抱き続けた。
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