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不能公爵
12 不能でいいじゃん
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時間になって、迎えに行った時。
デュークは白眼を剥いてビクビクと体を震わせていた。
その中心で逸物は、薬の影響で勃っている。
もう、煙も出ないだろうに…。
きゅっと内股になった。
同じ男として辛すぎるっ!
デュークの黒い陰毛の中で、まだピンクに近い紅色のソレがぬるりと鎌首をもたげているのは、すんげぇいやらしくて。
わりぃ。
頭の中の"おかずフォルダ"に、すちゃっと収まってしまった。
そしてぬるぬる…。
身体中、訳のわかんねぇ汁でぬるぬるだ。
デュークは自己保存の為に、早々に意識を手放したようだ。
いいぞ、正解だ。
うん、後ろは無事。
それだけが明るいニュースだ。
~~指名しとけば良かったな。
後悔先に立たずって奴だ。
俺はとにかく心の中で土下座した。
もう、一生、付いてくからと誓った。
そして、まぁ、なんとかその騒動を乗り越えたとかと思っていたんだが…
≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒
「デューク様ぁ♡」
「お誕生日おめでとうございまぁす」
なよなよと着飾った令息に取り囲まれた。
その香水と、脂粉の匂いが人数分混じって。
まるで蝿が沸き立つ様に、ぅわんぅわんと立ち昇る。
甲高い裏声が耳をつん裂き、人の輪の中に引っ張り込まれる。
デュークの作られた笑顔は、すぐに綻びた。
無理。
無理だ!
怖すぎる!
薬でナニがずんずんする。
無理矢理引き摺り出されたナニを、数人がかりでちゅぱちゅぱ舐めている。
むっちりとした尻が胸に乗っかって、息が出来ない。
いや、でも後ろ向きで良かったわ。
これが前向きだったらぜってぇゲロる。
……そんな冷えた気持ちが、頭の片隅にチラッと残ってた。
そうこうしているうちに、ナニは誰かの肉壁に飲み込まれていった。
ありえない事に、気持ちいい。
そこだけが、別の生き物の様で、怖い。
なんだこりゃぁ。
苦しい。
痛い。
重い。
三重苦だ!
セックスって。
セックスって。
嬉し恥ずかしのパラダイスじゃなかったのかよ‼︎
積み重なった肉の布団の中であっぷあっぷと溺れそうだっ!
温い肉体が次々とのしかかって来る!
苦しい。
死ぬっ。
びちゃっと跳んだ精液の青臭い匂いが鼻にくる。
ひいぃぃいっ!
助けてウェイド‼︎
デュークは必死になって暴れた。
訓練では、対戦が三人でも難なくのしていた。
なのに、ねっとりとした娼夫達からは、腕さえ外せない。
なんて手練れなんだっ!
怖すぎる!
香水と混ざり合った体臭が、飲まされた媚薬と混ざって頭がグラグラする。
揺れて、回って、吐きそうだ。
意識を、
早く意識を切らないと……
≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒
お分かりだろう。
デュークは以来、
媚びた目付き。や。
香水の匂い。や。
ねっとりと甘えてしなだれてくるのが、怖くてたまらない。
そりゃ元気な男だ。
朝も勃つ!
でもいざ、相手が近づくと萎えてしまう。
むしろ近づくなんて無理‼︎
無理だ。
怖すぎる!
俺の凶器は人には向けない。
それでいいぞっ。
とにかく領地は遠くに貰った。
このまま父上の元からフェードアウトしよう。
もう、不能でいいじゃん。
デュークは開き直った。
そしてただただ逃げを打った。
デュークは白眼を剥いてビクビクと体を震わせていた。
その中心で逸物は、薬の影響で勃っている。
もう、煙も出ないだろうに…。
きゅっと内股になった。
同じ男として辛すぎるっ!
デュークの黒い陰毛の中で、まだピンクに近い紅色のソレがぬるりと鎌首をもたげているのは、すんげぇいやらしくて。
わりぃ。
頭の中の"おかずフォルダ"に、すちゃっと収まってしまった。
そしてぬるぬる…。
身体中、訳のわかんねぇ汁でぬるぬるだ。
デュークは自己保存の為に、早々に意識を手放したようだ。
いいぞ、正解だ。
うん、後ろは無事。
それだけが明るいニュースだ。
~~指名しとけば良かったな。
後悔先に立たずって奴だ。
俺はとにかく心の中で土下座した。
もう、一生、付いてくからと誓った。
そして、まぁ、なんとかその騒動を乗り越えたとかと思っていたんだが…
≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒
「デューク様ぁ♡」
「お誕生日おめでとうございまぁす」
なよなよと着飾った令息に取り囲まれた。
その香水と、脂粉の匂いが人数分混じって。
まるで蝿が沸き立つ様に、ぅわんぅわんと立ち昇る。
甲高い裏声が耳をつん裂き、人の輪の中に引っ張り込まれる。
デュークの作られた笑顔は、すぐに綻びた。
無理。
無理だ!
怖すぎる!
薬でナニがずんずんする。
無理矢理引き摺り出されたナニを、数人がかりでちゅぱちゅぱ舐めている。
むっちりとした尻が胸に乗っかって、息が出来ない。
いや、でも後ろ向きで良かったわ。
これが前向きだったらぜってぇゲロる。
……そんな冷えた気持ちが、頭の片隅にチラッと残ってた。
そうこうしているうちに、ナニは誰かの肉壁に飲み込まれていった。
ありえない事に、気持ちいい。
そこだけが、別の生き物の様で、怖い。
なんだこりゃぁ。
苦しい。
痛い。
重い。
三重苦だ!
セックスって。
セックスって。
嬉し恥ずかしのパラダイスじゃなかったのかよ‼︎
積み重なった肉の布団の中であっぷあっぷと溺れそうだっ!
温い肉体が次々とのしかかって来る!
苦しい。
死ぬっ。
びちゃっと跳んだ精液の青臭い匂いが鼻にくる。
ひいぃぃいっ!
助けてウェイド‼︎
デュークは必死になって暴れた。
訓練では、対戦が三人でも難なくのしていた。
なのに、ねっとりとした娼夫達からは、腕さえ外せない。
なんて手練れなんだっ!
怖すぎる!
香水と混ざり合った体臭が、飲まされた媚薬と混ざって頭がグラグラする。
揺れて、回って、吐きそうだ。
意識を、
早く意識を切らないと……
≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒≒
お分かりだろう。
デュークは以来、
媚びた目付き。や。
香水の匂い。や。
ねっとりと甘えてしなだれてくるのが、怖くてたまらない。
そりゃ元気な男だ。
朝も勃つ!
でもいざ、相手が近づくと萎えてしまう。
むしろ近づくなんて無理‼︎
無理だ。
怖すぎる!
俺の凶器は人には向けない。
それでいいぞっ。
とにかく領地は遠くに貰った。
このまま父上の元からフェードアウトしよう。
もう、不能でいいじゃん。
デュークは開き直った。
そしてただただ逃げを打った。
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