囚われの斎王は快楽に溺れる 竜と神話の王国

工房 炎上

肉襞にペニスが押し込まれていく。
潤滑油になった自分の精液を、肉壁はじゅぶじゅぶと吸収し、巻きついてくる。

結腸の中にまですすむたびに、繊細な肉襞はびくびく震えながらまとわりつき、逃さないように蠕動している。

「お、おぉ…っ…」

野太い声が耳に届いて、自分の中がどれほど収縮しているのかわかる。

腰を回してペニスを締め上げる。
自分の内がそれだけで、意思を持ってるかのようにじんじん震えながらそれを搾り上げているのがわかる。

もうこの形を覚えている。
カリの張りも、じゅぽじゅぽと動くこの擦れ具合も。


　あぁ……気持ちがいい。

逃がさないように巻きついて、びくびくと蠢いているのがわかる。


　もっと、もっと、擦って欲しい。





抽送が再開し、先端でシコリを刺激すれば、シリンの中が締まり、揉みしだくかのように蠢いて快感を伝えてきた。

夢中で肉をえぐる。

シリンが声をあげるたびに、搾り取られるような快感が立て続けに襲ってくる。

浅いところを突き上げ、深いところを突き上げる。

そうして、連続で激しい抽送を繰り返す。


「ひぃ、あぁぁぁっ、あぁぁ…ん！」

高い嬌声とともに激しく締め付けられて、たまらず放つ。
シリンの肉襞が、搾り取るような動きで震える。

弾けた残滓を搾り取るような妙なる動きに、再びペニスが硬くなっていく。

よく見るとシリンも小刻みに震えて、多量の精液を吹き出していた。

あぁ、このまま抱き潰してしまいたい。

コレは俺のものだ。





ようやく眠った王に、悟られ無いように睡眠魔法をかけながら、シリンは辺りを伺った。

王から発せられる覇気が、簡単な結界を全て壊して、発熱するマグマのような気配になっている。

証拠を残さないように慎重に睡眠魔法を重ね掛けながら、自分の意識を工房へと飛ばす。



ガラス工房の床で、何人もの見習い達が敷き藁の上田で寝ている。

くすんだ金髪の男は、そっと掠めたシリンの意識に、ぴくりと眉をあげた。

口元がにやりとほころぶと頷く。

ソレを見て、シリンは静かに自分へと還った。



その夜、工房の一画から火の手があがった。