4 / 5
4日目―ディラくんの誕生日プレゼントは―
しおりを挟む
「う~ん……」
かわいい小鳥のさえずりがピヨピヨと聞こえる朝の中
少年は唸りを上げながら早くも目を覚ました
コンコン
それと同時に少年の
ディラの部屋にノック音が響く
「ディラくん、朝で――」
「起きてるよ」
朝7時
ディラは目覚まし係が仕事をする前に起きる事ができた
「朝食がでキてますヨ」
「うん、ありがとう」
ディラミスの持ってきた服に着替え
その間にディラの髪を整えてくれる
ばっちり決まってから
ディラは台所へと移動した
「……あ、そうそう」
その移動の最中、ディラは立ち止まった
「……昨日は、ごめんね」
昨日
それはつまらない意地でディラミスに向かって
暴言や馬鹿な命令をしたことだろう
彼なりにひきずっていたようだ
「?」
ディラミスは人差し指をアゴにあてて顔を傾ける
人で言うならなんのこと?
ロボでいうなら解析不能といったところか
「ディラくん、朝ご飯ごゆっくリ」
「う、うん」
相手が人間だったら気をつかっているのか
などと考えることも出来るが相手は無機質な生命体
どちらとも捉えられないし、あるいは捉えられない
むしろディラミスは何も思ってないとわかったディラは
気持ちを切り替えて朝食の席についた
「おぉ、ディラ 今日はすっきり起きれたねぇ」
テレビをみていた母がこちらを向いて笑顔で言う
「うん、慣れたかな
そういえばお母さん今日やすみ?」
「そうよ」
ディラはやった! と思った
と、いうのも母が休みの時は外に遊びに行けるのだ
「ねぇ遊びに行っていいよね!」
「ん? いいよーいっといで」
母の許可を得てディラは電話のもとへと走り出した
ピッピッピッピ……
誰に電話をかけるのか慣れた手つきで数字を押す
「……」
それを遠目で見つめているディラミス
「あ、おれだよリュオル!」
ディラが電話をかけた相手はリュオルという少年
1年前にディラの住む町に越してきて
その頃から一緒に遊んでいる仲だ
「……登録名、リュオル」
その様子を見ながら呟くディラミス
ひそかに電話番号と相手をインプットしたようだ
そんな事とはつゆしらずディラは電話を続ける
「今日お母さん休みだから一緒に遊ぼうよ
……うん、うん……いける? よしじゃあお昼に家いくね!」
ガチャッ
電話を切ったディラ
会話の様子だと遊ぶ約束は無事取り付けたようだ
「じゃあお母さんお昼にいってくるね!」
「はーい、いっといで
……あ」
これはいつもの日常光景なのだが
母はいつもと違うことに気が付いた
それは勿論、ディラミスである
「ディラくんお出かけでスか?」
母の食べた朝食の後片付けをすませながら問う
「うん、友達のところ」
「同行しましょウか?」
ディラは返事に困った
一瞬、ディラミスを自慢してみようかなとも思ったが
今考えてみると自分と似たような名前に女の形をしたロボット
もし、リュオルにあわせた時のことを想像すると恥ずかしくなったのだ
別にどうということはないかもしれないが……
「……いや、いいよ 大丈夫 こなくて」
だから断った
「わかリましタ」
そう言って後片付けに戻るディラミス
ハッ、としてからディラは置かれていた朝食を食べ始めた
それから数時間後、お昼を迎える
「いってきまーす!」
約束の時間がきたので
久々の友との再会に心躍らせ家を出た
その後ろではディラミスがいつまでも手を振っていた
――リュオル家 前
シャラーーンッ
鈴のチャイム音が鳴り響く
ディラは友人の家に到着した
「……ああディラくん、こんにちは」
ガチャっと静かに扉を開けて顔を出したのは
銀髪のショートカットの少女……いや、少年だ
ディラと背丈はほぼ変わらないが
見るからに内気そうな少年である
「うわ、なにその服」
扉を開けて出てきたのは知った友の顔だが
その友の服装には見覚えが無かった
体全体をすっぽりと覆う白のローブを着ている
「うん……まぁ入ってよ」
とりあえずディラは聞きたい事を後にして
微笑む友の言葉に甘えて家へ入ることにした
「こんにちは」
家に入るや否や今度は少女の声が聞こえた
前髪は揃えておりショートカットと銀髪
いや、顔もリュオル似だ
物静かなところもそっくりで
おおかた彼の妹といったところだろう
背丈もリュオルやディラと変わらない
「おばさん、こんにちは~」
しかしディラは彼女をあろうことかおばさんといった
どこがおばさんにみえるのだろう?
しかし彼女は怒ることなく静かに微笑んで家の奥へ消えた
これにはさすがに説明が必要で
リュオルというのはそもそも 幼魔(ようま) といわれる一族であり
肉体は人間で言うところ15歳ぐらいまでにしか成長せず
寿命が尽きるまでその肉体を維持する極めて珍しい種族だ
つまり親子と外見の差がほぼ無く
知っていなければ誰が娘で誰が父だ などというのはわからない
もちろん先ほどの少女は少女ではなく立派な成人幼魔
リュオルの母ということだ
ちなみにディラは魔界の中でも目立った特長が無い
魔人 といわれる種族である
「どうぞ」
そんな説明をしている間に
ディラ達はリュオルの自室へとやってきた
同じような子供部屋といった雰囲気だ
「でさ、どうしたの? その服」
再び同じ質問をするディラ
「うん……あのね、そろそろお母さんが
魔導師の勉強しなさいって服だけくれたんだ」
「まどーし?」
ディラには少し聞きなれない言葉だ
「まほうだよ、まほうつかい
ぼくのお母さん魔導師だから……」
「へぇー! まほうかぁー!」
ディラはワクワクしてきた
と、いうのも彼の家系は戦士一筋
聞けばディラ母の父母も
ディラ父の父母さえも戦士だったと聞く
およそ魔法とは無縁なのだ
「もう魔法は使えるの?」
「あ、いや……まだ
でもそろそろ勉強する予定なんだ」
そういって一冊の本を持ってくるリュオル
それほど分厚くないが表紙には魔法使い入門
と、かわいいロゴで飾られている
「これね、誕生日に貰ったんだ
でも文字いっぱいで……ちょっとずつ勉強中……」
ちょっと照れた笑みを見せる少年
彼自身も魔法が使えるようになったら、とわくわくしているのだろう
そんな笑みのまま彼は質問してきた
「ねぇ……ディラくんは誕生日に何をもらったの?」
なんとこのふたり 誕生日は同じなのである
知り合ってからそれを知って更に仲良くなったのだが
ディラはその質問に対して返事に悩んだ
「えーと…」
何でもいう事を聞いてくれる忠実な女の子のロボット!
……とはこの年頃で言うのは恥ずかしい
「俺はね………剣!」
あまり長く悩んでは怪しまれるので彼はそう言った
「剣かぁ……ディラくんも戦士になりなさいっていわれたの?」
「……うん そう、戦士になるための第一歩ってことで!」
ディラも戦士になりなさい
そういえばそんなこと言われたことがなかった
親にしてみればなるのは当たり前だと思っているのか
彼自身の、ディラ自身が自由に決める事なのか
義務教育も特に無い魔界では
職業はまだしも戦士や魔導師といった
戦型(せんけい)というものについて幼い年齢から考える必要がある
戦士は正式名称では強戦士
その他にも、拳闘士、呪術師、癒術師 様々な型がある
魔界では自分の能力にあった型を持たずして
強くなる事ができなければ生き延びる事もできない
リュオルの口から何気なくでたその言葉に
……そして、自分の進路を一つ決めていた友人を前にして
実は前々から悩んでいた戦型について
改めて考えさせられるのであった
「ディラくん……?」
「……あ、ごめんね 俺はほんとに戦士がいいのかなって
ちょっとおもったりして」
コンコン
ちょっぴり変な空気が漂いかけたその時
ノックと共にリュオルの母がおやつを持ってきてくれた
「ディラくん、今日は門限まもりなさいね……」
「あ、すいません はは……」
おっとりとやさしい笑みでリュオルの母から注意される
彼はいつも時間を忘れて門限を破ってしまうのだ
その後、彼は友人とお話したりゲームをしたり
久々の再会を楽しんだが
リュオル母の言葉や、その他いろんな考えもあり
今日は珍しく夕陽の落ちる中 家へ帰ることにした
――そして自宅の前
「ディラくん、おかエりなサい
夕食はまだデすよ?」
いつからまってくれていたのか
いまでてきてくれたのか
ディラミスが家の前でディラを迎えてくれた
「あ、ただいま」
そういえば俺の誕生日はメイドロボ
……剣じゃなかったなぁ
そんなことを思いながら彼は自宅の光へと消えていった
4日目―ディラくんの誕生日プレゼントは―
まタ明日……
かわいい小鳥のさえずりがピヨピヨと聞こえる朝の中
少年は唸りを上げながら早くも目を覚ました
コンコン
それと同時に少年の
ディラの部屋にノック音が響く
「ディラくん、朝で――」
「起きてるよ」
朝7時
ディラは目覚まし係が仕事をする前に起きる事ができた
「朝食がでキてますヨ」
「うん、ありがとう」
ディラミスの持ってきた服に着替え
その間にディラの髪を整えてくれる
ばっちり決まってから
ディラは台所へと移動した
「……あ、そうそう」
その移動の最中、ディラは立ち止まった
「……昨日は、ごめんね」
昨日
それはつまらない意地でディラミスに向かって
暴言や馬鹿な命令をしたことだろう
彼なりにひきずっていたようだ
「?」
ディラミスは人差し指をアゴにあてて顔を傾ける
人で言うならなんのこと?
ロボでいうなら解析不能といったところか
「ディラくん、朝ご飯ごゆっくリ」
「う、うん」
相手が人間だったら気をつかっているのか
などと考えることも出来るが相手は無機質な生命体
どちらとも捉えられないし、あるいは捉えられない
むしろディラミスは何も思ってないとわかったディラは
気持ちを切り替えて朝食の席についた
「おぉ、ディラ 今日はすっきり起きれたねぇ」
テレビをみていた母がこちらを向いて笑顔で言う
「うん、慣れたかな
そういえばお母さん今日やすみ?」
「そうよ」
ディラはやった! と思った
と、いうのも母が休みの時は外に遊びに行けるのだ
「ねぇ遊びに行っていいよね!」
「ん? いいよーいっといで」
母の許可を得てディラは電話のもとへと走り出した
ピッピッピッピ……
誰に電話をかけるのか慣れた手つきで数字を押す
「……」
それを遠目で見つめているディラミス
「あ、おれだよリュオル!」
ディラが電話をかけた相手はリュオルという少年
1年前にディラの住む町に越してきて
その頃から一緒に遊んでいる仲だ
「……登録名、リュオル」
その様子を見ながら呟くディラミス
ひそかに電話番号と相手をインプットしたようだ
そんな事とはつゆしらずディラは電話を続ける
「今日お母さん休みだから一緒に遊ぼうよ
……うん、うん……いける? よしじゃあお昼に家いくね!」
ガチャッ
電話を切ったディラ
会話の様子だと遊ぶ約束は無事取り付けたようだ
「じゃあお母さんお昼にいってくるね!」
「はーい、いっといで
……あ」
これはいつもの日常光景なのだが
母はいつもと違うことに気が付いた
それは勿論、ディラミスである
「ディラくんお出かけでスか?」
母の食べた朝食の後片付けをすませながら問う
「うん、友達のところ」
「同行しましょウか?」
ディラは返事に困った
一瞬、ディラミスを自慢してみようかなとも思ったが
今考えてみると自分と似たような名前に女の形をしたロボット
もし、リュオルにあわせた時のことを想像すると恥ずかしくなったのだ
別にどうということはないかもしれないが……
「……いや、いいよ 大丈夫 こなくて」
だから断った
「わかリましタ」
そう言って後片付けに戻るディラミス
ハッ、としてからディラは置かれていた朝食を食べ始めた
それから数時間後、お昼を迎える
「いってきまーす!」
約束の時間がきたので
久々の友との再会に心躍らせ家を出た
その後ろではディラミスがいつまでも手を振っていた
――リュオル家 前
シャラーーンッ
鈴のチャイム音が鳴り響く
ディラは友人の家に到着した
「……ああディラくん、こんにちは」
ガチャっと静かに扉を開けて顔を出したのは
銀髪のショートカットの少女……いや、少年だ
ディラと背丈はほぼ変わらないが
見るからに内気そうな少年である
「うわ、なにその服」
扉を開けて出てきたのは知った友の顔だが
その友の服装には見覚えが無かった
体全体をすっぽりと覆う白のローブを着ている
「うん……まぁ入ってよ」
とりあえずディラは聞きたい事を後にして
微笑む友の言葉に甘えて家へ入ることにした
「こんにちは」
家に入るや否や今度は少女の声が聞こえた
前髪は揃えておりショートカットと銀髪
いや、顔もリュオル似だ
物静かなところもそっくりで
おおかた彼の妹といったところだろう
背丈もリュオルやディラと変わらない
「おばさん、こんにちは~」
しかしディラは彼女をあろうことかおばさんといった
どこがおばさんにみえるのだろう?
しかし彼女は怒ることなく静かに微笑んで家の奥へ消えた
これにはさすがに説明が必要で
リュオルというのはそもそも 幼魔(ようま) といわれる一族であり
肉体は人間で言うところ15歳ぐらいまでにしか成長せず
寿命が尽きるまでその肉体を維持する極めて珍しい種族だ
つまり親子と外見の差がほぼ無く
知っていなければ誰が娘で誰が父だ などというのはわからない
もちろん先ほどの少女は少女ではなく立派な成人幼魔
リュオルの母ということだ
ちなみにディラは魔界の中でも目立った特長が無い
魔人 といわれる種族である
「どうぞ」
そんな説明をしている間に
ディラ達はリュオルの自室へとやってきた
同じような子供部屋といった雰囲気だ
「でさ、どうしたの? その服」
再び同じ質問をするディラ
「うん……あのね、そろそろお母さんが
魔導師の勉強しなさいって服だけくれたんだ」
「まどーし?」
ディラには少し聞きなれない言葉だ
「まほうだよ、まほうつかい
ぼくのお母さん魔導師だから……」
「へぇー! まほうかぁー!」
ディラはワクワクしてきた
と、いうのも彼の家系は戦士一筋
聞けばディラ母の父母も
ディラ父の父母さえも戦士だったと聞く
およそ魔法とは無縁なのだ
「もう魔法は使えるの?」
「あ、いや……まだ
でもそろそろ勉強する予定なんだ」
そういって一冊の本を持ってくるリュオル
それほど分厚くないが表紙には魔法使い入門
と、かわいいロゴで飾られている
「これね、誕生日に貰ったんだ
でも文字いっぱいで……ちょっとずつ勉強中……」
ちょっと照れた笑みを見せる少年
彼自身も魔法が使えるようになったら、とわくわくしているのだろう
そんな笑みのまま彼は質問してきた
「ねぇ……ディラくんは誕生日に何をもらったの?」
なんとこのふたり 誕生日は同じなのである
知り合ってからそれを知って更に仲良くなったのだが
ディラはその質問に対して返事に悩んだ
「えーと…」
何でもいう事を聞いてくれる忠実な女の子のロボット!
……とはこの年頃で言うのは恥ずかしい
「俺はね………剣!」
あまり長く悩んでは怪しまれるので彼はそう言った
「剣かぁ……ディラくんも戦士になりなさいっていわれたの?」
「……うん そう、戦士になるための第一歩ってことで!」
ディラも戦士になりなさい
そういえばそんなこと言われたことがなかった
親にしてみればなるのは当たり前だと思っているのか
彼自身の、ディラ自身が自由に決める事なのか
義務教育も特に無い魔界では
職業はまだしも戦士や魔導師といった
戦型(せんけい)というものについて幼い年齢から考える必要がある
戦士は正式名称では強戦士
その他にも、拳闘士、呪術師、癒術師 様々な型がある
魔界では自分の能力にあった型を持たずして
強くなる事ができなければ生き延びる事もできない
リュオルの口から何気なくでたその言葉に
……そして、自分の進路を一つ決めていた友人を前にして
実は前々から悩んでいた戦型について
改めて考えさせられるのであった
「ディラくん……?」
「……あ、ごめんね 俺はほんとに戦士がいいのかなって
ちょっとおもったりして」
コンコン
ちょっぴり変な空気が漂いかけたその時
ノックと共にリュオルの母がおやつを持ってきてくれた
「ディラくん、今日は門限まもりなさいね……」
「あ、すいません はは……」
おっとりとやさしい笑みでリュオルの母から注意される
彼はいつも時間を忘れて門限を破ってしまうのだ
その後、彼は友人とお話したりゲームをしたり
久々の再会を楽しんだが
リュオル母の言葉や、その他いろんな考えもあり
今日は珍しく夕陽の落ちる中 家へ帰ることにした
――そして自宅の前
「ディラくん、おかエりなサい
夕食はまだデすよ?」
いつからまってくれていたのか
いまでてきてくれたのか
ディラミスが家の前でディラを迎えてくれた
「あ、ただいま」
そういえば俺の誕生日はメイドロボ
……剣じゃなかったなぁ
そんなことを思いながら彼は自宅の光へと消えていった
4日目―ディラくんの誕生日プレゼントは―
まタ明日……
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
ドグラマ ―超科学犯罪組織 ヤゴスの三怪人―
小松菜
ファンタジー
*プロローグ追加しました。
狼型改造人間 唯桜。
水牛型改造人間 牛嶋。
蛇型改造人間 美紅。
『悪の秘密組織 ヤゴス』の三大幹部が荒廃した未来で甦った。その目的とは?
悪党が跳梁跋扈する荒廃した未来のデストピア日本で、三大怪人大暴れ。
モンスターとも闘いは繰り広げられる。
勝つのはどっちだ!
長くなって来たので続編へと移っております。形としての一応の完結です。
一回辺りの量は千文字強程度と大変読みやすくなっております。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
愛することをやめたら、怒る必要もなくなりました。今さら私を愛する振りなんて、していただかなくても大丈夫です。
石河 翠
恋愛
貴族令嬢でありながら、家族に虐げられて育ったアイビー。彼女は社交界でも人気者の恋多き侯爵エリックに望まれて、彼の妻となった。
ひとなみに愛される生活を夢見たものの、彼が欲していたのは、夫に従順で、家の中を取り仕切る女主人のみ。先妻の子どもと仲良くできない彼女をエリックは疎み、なじる。
それでもエリックを愛し、結婚生活にしがみついていたアイビーだが、彼の子どもに言われたたった一言で心が折れてしまう。ところが、愛することを止めてしまえばその生活は以前よりも穏やかで心地いいものになっていて……。
愛することをやめた途端に愛を囁くようになったヒーローと、その愛をやんわりと拒むヒロインのお話。
この作品は他サイトにも投稿しております。
扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID 179331)をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる