3 / 4
3
しおりを挟む
「ぐぇっくしっ!」
誰だ前の掃除当番。全然掃除できてないじゃないか。
放課後、僕は図書室でハタキを握っていた。これでエプロンでもしていたら昔ながらの本屋の店主だ。
他の掃除の担当が当たっている奴らは当然のように来なかった。まあ来るだけ来て喋っただけで帰るだけだろうからどっちにしろ同じだ。
隣の本棚も、やはり白くなっていた。今日だけでは終わりそうにない。帰ろう。もうちょっと書店ごっこしてから帰ろう。
僕はしばらく腰に手を当て、無駄にスナップを効かせながらハタキをかけていた。
「ふんふ~んふふん...」
どうせこの時間に図書室にいる人もいない。
僕は途中で面白そうな本を見つけ、床に座りこんで読みふけっていた。おかげで学ランが白くなった。
「おぐぇっ!ぶしっ!!」
僕はハウスダストアレルギーか何かなのだろうか。他に人がいたら別だが、今ばかりは堪えずにおっさんみたいなくしゃみをしても誰も文句は言わないだろう。
あ、なんか高校生になってから初めて楽しいかもしれない。
―無理にキラキラ青春しなくてもいいのかもしれないな。
時々掃除を再開しながら―ほぼ本を読んでいたが―図書館の奥の方へ入っていく。
「ぐへぁっ!」
明日からはマスクをしてこよう。
まだムズムズする鼻をこすり、僕は一番奥の本棚へたどり着いた。
「ひぎゃぁ。」
そこに居た知らない人が悲鳴をあげた。
「ほぎゃぁ。」
僕は思わずハタキを取り落とした。
―いや待て、いつからそこに居たんだ。
良かった。鼻歌とくしゃみで終わらせといて。大声で歌おうとした時止めてくれてありがとう僕の理性。
「す、すみません!邪魔ですよね...!」
妙にキョドキョドした女子だ。
キョドキョドしたいのはこっちである。
「あぁ...いえ。」
猫背で、肩までの髪はあちこち跳ねている。広辞苑のような厚さの『菌類大集合』を抱きしめ、生まれたての小鹿のように震えていた。
「い、移動しまふっ!」
そう噛んだ女子は、本を取り落とし、それに躓き、本棚に見事なタックルを決めた。
幸いだったのは、その女子がタックルしたのは比較的小さな、僕の肩ほどの本棚だったこと、そして怪我がなかったこと。
不幸いだったのは、本棚がぶっ倒れたこと、それからぶっ倒れた本棚に文庫本がぎっしり詰まっていたこと。
「大変申し訳ございませんんん!!」
静寂を守っていた図書館に、轟音と女子の絶叫が響いた。
「す、すすすみませ...すみません...。」
一挙一動に丁寧に「すみません」と効果音をつけながら、女子が本を拾っていく。
僕は一瞬意識が飛んでいたが、はっと我に返って本を拾う。すぐに手が埃でザラザラし始めた。
「すみません...」
「いや、ぼ..俺.....僕はただの掃除係なんで。あ、その本こっちです。」
「ありがとうございます...これは」
「それは別の棚のですね。誰かが面倒くさがってここに入れたんだと思います。」
「よ、良く知ってますね?」
お互いが何年生なのか分からないので、とりあえず敬語で探る。ただこの作戦には決定的な欠点があって、僕にはそんな度胸もコミュ力もない。
「まあ...よく出入りしてるんで。」
「私もです!...小説とかじゃないんですけど...」
「菌類大集合」
「見られてましたか。」
「菌類ってあれですか、キノコとか」
よくは見えなかったが、女子の目がキラリと光った気がした。
「キノコっていうのはですね!特定の菌類のうちで、比較的大型の...突起した子実体あるいは、担子器果そのものをいう俗称でして!あとキノコという言葉は特定の菌類の総称として扱われるんですけど本来は構造物のことで菌類の分類のことでは...」
―めっちゃ喋る。さっきまでとは比にならないくらい喋る。そしてめちゃくちゃ笑顔だ。
「説明菌類とは、一般に菌糸や子実体を形成する生活環をもつキノコとかカビとか単細胞性の酵母と呼ばれる生活環をもつ菌とか、ツボカビなど鞭毛をもつ菌などの真核生物の総称でして!生物界では菌界に分類されます。それで、この子達は外部の有機物を利用する従属栄養生物で、分解酵素を分泌して細胞外で養分を消化して細胞表面から摂取...」
何かに取り憑かれたのか?とりあえずエクスペクトパトローナムとか言っておこうか。
「...エク」
「あっ」
はっと目を見開く女子。
待ってくれまだ僕の守護霊(笑)が召喚されていない。
「す、すみません....」
女子が俯いて、黙々と作業を続ける。耳が赤かった。なんかよく分からない罪悪感に見舞われた。
「...菌類好きな人って現実では初めて見ました。マンガとかドラマとかではよく見るんですけど。」
「...よく引かれます。」
だろうな。
万年ぼっちの僕に言えたことではないので、それは心の中にそっと仕舞っておく。
「だから学校では黙っておこうと思ってたんですけど...忘れてくださいすみません。」
急に親近感を覚えた。
女子とこうやって話すのはいつぶりだろうか。いや、これはそもそも会話なのか?
―としみじみと考える余裕はこの時には微塵もなかった。
僕はただ、堤防が決壊したようにボソボソと口走った。
「...まあ趣味は自分のためにしてる物だから。他人がどうとか関係ないんじゃないんですかね。好きなことはちゃんと好きって言うのが趣味と自分に対する礼儀、的な...」
嫌に痛々しい沈黙が流れた。
何言っているんだろう。軽く目眩がした。
「...って!て!せ、先輩が言ってましたね、はい。」
僕の脳内に、ぴょこんと跳ねた前髪が浮かんできた。無性に引きちぎりたくなった。
あれ、僕結構いい事言った気が...気の所為か、多分かなり恥ずかしいこと口走っただろうから全責任は優しい(笑)先輩に擦り付k...譲渡しておこう。
女子が軽く笑った。え、それ鼻で笑ったの?ねえ馬鹿にされたの?...大丈夫、それ言ったの先輩だから!僕じゃないから!!
「先輩って、部活の?」
「そ、そうです。今足首捻ってギプス生活をエンジョイしてます。」
「あ、白衣よく燃やす人ですね?」
「...知ってるんですね...」
「部活の顧問が化学の先生でして。」
「そっすか...」
どうやら先輩は、先生が生徒に愚痴をこぼすくらいのレベルには問題児らしい。想定の範囲内だ。
「これで全部ですね。お疲れ様です。」
僕は、最後の一冊を本棚にさした。
「本当にすみませんでした...。」
女子が直角のお辞儀をした。髪が垂れ下がって某テレビから出てくる幽霊のようだった。
「いえ、まあ傷んだ本もなかったんで黙っとけば大丈夫でしょ。」
「そ、そうですね。」
共犯者めいた笑みを見せる。不覚にも少し可愛いと思ってしまった。
次の日、先輩は「ニヤニヤ」と文字が頬に浮かんでくるくらいニヤニヤしながら、
「っまぁ...(間) まあ趣味は自分のためにしてる物だからぁ...(間)他人がどうとか関係ないんじゃないんですかねっ(前髪をかきあげる)。好きなことはちゃんと好きって言うのが趣味と自分に対する礼儀、だからさ...(キメ顔)!」
「ぎゃあああああああ」
僕は本気で先輩の前髪を毟りにかかった。軽々とかわされ、僕は猫が伸びをするような格好で2階渡り廊下に突っ伏すことになった。
「なんで...」
いやそもそも(間)とか(前髪をかきあげる)とか(キメ顔)とかしてない...いや、記憶がないぞ、緊張しすぎて頭おかしくなって(間)とか(前髪をかきあげる)とか(キメ顔)とかやったかもしれない。完全に否定はできない。なんてこった。
いっそここから飛び降りたい。
この先輩野郎、なんでそれを知ってるんだ。
「なぁに、恥ずかしがることはないさ。これは『by僕の先輩』なんだろ?」
「ぎゃあああああああ」
この時の僕にできることと言ったら、自分の弁当のピーマンの山を先輩の焼きそばパンに移すという地味な嫌がらせくらいであった。
「あっ何してんだ!」
誰だ前の掃除当番。全然掃除できてないじゃないか。
放課後、僕は図書室でハタキを握っていた。これでエプロンでもしていたら昔ながらの本屋の店主だ。
他の掃除の担当が当たっている奴らは当然のように来なかった。まあ来るだけ来て喋っただけで帰るだけだろうからどっちにしろ同じだ。
隣の本棚も、やはり白くなっていた。今日だけでは終わりそうにない。帰ろう。もうちょっと書店ごっこしてから帰ろう。
僕はしばらく腰に手を当て、無駄にスナップを効かせながらハタキをかけていた。
「ふんふ~んふふん...」
どうせこの時間に図書室にいる人もいない。
僕は途中で面白そうな本を見つけ、床に座りこんで読みふけっていた。おかげで学ランが白くなった。
「おぐぇっ!ぶしっ!!」
僕はハウスダストアレルギーか何かなのだろうか。他に人がいたら別だが、今ばかりは堪えずにおっさんみたいなくしゃみをしても誰も文句は言わないだろう。
あ、なんか高校生になってから初めて楽しいかもしれない。
―無理にキラキラ青春しなくてもいいのかもしれないな。
時々掃除を再開しながら―ほぼ本を読んでいたが―図書館の奥の方へ入っていく。
「ぐへぁっ!」
明日からはマスクをしてこよう。
まだムズムズする鼻をこすり、僕は一番奥の本棚へたどり着いた。
「ひぎゃぁ。」
そこに居た知らない人が悲鳴をあげた。
「ほぎゃぁ。」
僕は思わずハタキを取り落とした。
―いや待て、いつからそこに居たんだ。
良かった。鼻歌とくしゃみで終わらせといて。大声で歌おうとした時止めてくれてありがとう僕の理性。
「す、すみません!邪魔ですよね...!」
妙にキョドキョドした女子だ。
キョドキョドしたいのはこっちである。
「あぁ...いえ。」
猫背で、肩までの髪はあちこち跳ねている。広辞苑のような厚さの『菌類大集合』を抱きしめ、生まれたての小鹿のように震えていた。
「い、移動しまふっ!」
そう噛んだ女子は、本を取り落とし、それに躓き、本棚に見事なタックルを決めた。
幸いだったのは、その女子がタックルしたのは比較的小さな、僕の肩ほどの本棚だったこと、そして怪我がなかったこと。
不幸いだったのは、本棚がぶっ倒れたこと、それからぶっ倒れた本棚に文庫本がぎっしり詰まっていたこと。
「大変申し訳ございませんんん!!」
静寂を守っていた図書館に、轟音と女子の絶叫が響いた。
「す、すすすみませ...すみません...。」
一挙一動に丁寧に「すみません」と効果音をつけながら、女子が本を拾っていく。
僕は一瞬意識が飛んでいたが、はっと我に返って本を拾う。すぐに手が埃でザラザラし始めた。
「すみません...」
「いや、ぼ..俺.....僕はただの掃除係なんで。あ、その本こっちです。」
「ありがとうございます...これは」
「それは別の棚のですね。誰かが面倒くさがってここに入れたんだと思います。」
「よ、良く知ってますね?」
お互いが何年生なのか分からないので、とりあえず敬語で探る。ただこの作戦には決定的な欠点があって、僕にはそんな度胸もコミュ力もない。
「まあ...よく出入りしてるんで。」
「私もです!...小説とかじゃないんですけど...」
「菌類大集合」
「見られてましたか。」
「菌類ってあれですか、キノコとか」
よくは見えなかったが、女子の目がキラリと光った気がした。
「キノコっていうのはですね!特定の菌類のうちで、比較的大型の...突起した子実体あるいは、担子器果そのものをいう俗称でして!あとキノコという言葉は特定の菌類の総称として扱われるんですけど本来は構造物のことで菌類の分類のことでは...」
―めっちゃ喋る。さっきまでとは比にならないくらい喋る。そしてめちゃくちゃ笑顔だ。
「説明菌類とは、一般に菌糸や子実体を形成する生活環をもつキノコとかカビとか単細胞性の酵母と呼ばれる生活環をもつ菌とか、ツボカビなど鞭毛をもつ菌などの真核生物の総称でして!生物界では菌界に分類されます。それで、この子達は外部の有機物を利用する従属栄養生物で、分解酵素を分泌して細胞外で養分を消化して細胞表面から摂取...」
何かに取り憑かれたのか?とりあえずエクスペクトパトローナムとか言っておこうか。
「...エク」
「あっ」
はっと目を見開く女子。
待ってくれまだ僕の守護霊(笑)が召喚されていない。
「す、すみません....」
女子が俯いて、黙々と作業を続ける。耳が赤かった。なんかよく分からない罪悪感に見舞われた。
「...菌類好きな人って現実では初めて見ました。マンガとかドラマとかではよく見るんですけど。」
「...よく引かれます。」
だろうな。
万年ぼっちの僕に言えたことではないので、それは心の中にそっと仕舞っておく。
「だから学校では黙っておこうと思ってたんですけど...忘れてくださいすみません。」
急に親近感を覚えた。
女子とこうやって話すのはいつぶりだろうか。いや、これはそもそも会話なのか?
―としみじみと考える余裕はこの時には微塵もなかった。
僕はただ、堤防が決壊したようにボソボソと口走った。
「...まあ趣味は自分のためにしてる物だから。他人がどうとか関係ないんじゃないんですかね。好きなことはちゃんと好きって言うのが趣味と自分に対する礼儀、的な...」
嫌に痛々しい沈黙が流れた。
何言っているんだろう。軽く目眩がした。
「...って!て!せ、先輩が言ってましたね、はい。」
僕の脳内に、ぴょこんと跳ねた前髪が浮かんできた。無性に引きちぎりたくなった。
あれ、僕結構いい事言った気が...気の所為か、多分かなり恥ずかしいこと口走っただろうから全責任は優しい(笑)先輩に擦り付k...譲渡しておこう。
女子が軽く笑った。え、それ鼻で笑ったの?ねえ馬鹿にされたの?...大丈夫、それ言ったの先輩だから!僕じゃないから!!
「先輩って、部活の?」
「そ、そうです。今足首捻ってギプス生活をエンジョイしてます。」
「あ、白衣よく燃やす人ですね?」
「...知ってるんですね...」
「部活の顧問が化学の先生でして。」
「そっすか...」
どうやら先輩は、先生が生徒に愚痴をこぼすくらいのレベルには問題児らしい。想定の範囲内だ。
「これで全部ですね。お疲れ様です。」
僕は、最後の一冊を本棚にさした。
「本当にすみませんでした...。」
女子が直角のお辞儀をした。髪が垂れ下がって某テレビから出てくる幽霊のようだった。
「いえ、まあ傷んだ本もなかったんで黙っとけば大丈夫でしょ。」
「そ、そうですね。」
共犯者めいた笑みを見せる。不覚にも少し可愛いと思ってしまった。
次の日、先輩は「ニヤニヤ」と文字が頬に浮かんでくるくらいニヤニヤしながら、
「っまぁ...(間) まあ趣味は自分のためにしてる物だからぁ...(間)他人がどうとか関係ないんじゃないんですかねっ(前髪をかきあげる)。好きなことはちゃんと好きって言うのが趣味と自分に対する礼儀、だからさ...(キメ顔)!」
「ぎゃあああああああ」
僕は本気で先輩の前髪を毟りにかかった。軽々とかわされ、僕は猫が伸びをするような格好で2階渡り廊下に突っ伏すことになった。
「なんで...」
いやそもそも(間)とか(前髪をかきあげる)とか(キメ顔)とかしてない...いや、記憶がないぞ、緊張しすぎて頭おかしくなって(間)とか(前髪をかきあげる)とか(キメ顔)とかやったかもしれない。完全に否定はできない。なんてこった。
いっそここから飛び降りたい。
この先輩野郎、なんでそれを知ってるんだ。
「なぁに、恥ずかしがることはないさ。これは『by僕の先輩』なんだろ?」
「ぎゃあああああああ」
この時の僕にできることと言ったら、自分の弁当のピーマンの山を先輩の焼きそばパンに移すという地味な嫌がらせくらいであった。
「あっ何してんだ!」
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
私たち、博麗学園おしがまクラブ(非公認)です! 〜特大膀胱JKたちのおしがま記録〜
赤髪命
青春
街のはずれ、最寄り駅からも少し離れたところにある私立高校、博麗学園。そのある新入生のクラスのお嬢様・高橋玲菜、清楚で真面目・内海栞、人懐っこいギャル・宮内愛海の3人には、膀胱が同年代の女子に比べて非常に大きいという特徴があった。
これは、そんな学校で普段はトイレにほとんど行かない彼女たちの爆尿おしがまの記録。
友情あり、恋愛あり、おしがまあり、そしておもらしもあり!? そんなおしがまクラブのドタバタ青春小説!
彗星と遭う
皆川大輔
青春
【✨青春カテゴリ最高4位✨】
中学野球世界大会で〝世界一〟という称号を手にした。
その時、投手だった空野彗は中学生ながら152キロを記録し、怪物と呼ばれた。
その時、捕手だった武山一星は全試合でマスクを被ってリードを、打っては四番とマルチの才能を発揮し、天才と呼ばれた。
突出した実力を持っていながら世界一という実績をも手に入れた二人は、瞬く間にお茶の間を賑わせる存在となった。
もちろん、新しいスターを常に欲している強豪校がその卵たる二人を放っておく訳もなく。
二人の元には、多数の高校からオファーが届いた――しかし二人が選んだのは、地元埼玉の県立高校、彩星高校だった。
部員数は70名弱だが、その実は三年連続一回戦負けの弱小校一歩手前な崖っぷち中堅高校。
怪物は、ある困難を乗り越えるためにその高校へ。
天才は、ある理由で野球を諦めるためにその高校へ入学した。
各々の別の意思を持って選んだ高校で、本来会うはずのなかった運命が交差する。
衝突もしながら協力もし、共に高校野球の頂へ挑む二人。
圧倒的な実績と衝撃的な結果で、二人は〝彗星バッテリー〟と呼ばれるようになり、高校野球だけではなく野球界を賑わせることとなる。
彗星――怪しげな尾と共に現れるそれは、ある人には願いを叶える吉兆となり、ある人には夢を奪う凶兆となる。
この物語は、そんな彗星と呼ばれた二人の少年と、人を惑わす光と遭ってしまった人達の物語。
☆
第一部表紙絵制作者様→紫苑*Shion様《https://pixiv.net/users/43889070》
第二部表紙絵制作者様→和輝こころ様《https://twitter.com/honeybanana1》
第三部表紙絵制作者様→NYAZU様《https://skima.jp/profile?id=156412》
登場人物集です→https://jiechuandazhu.webnode.jp/%e5%bd%97%e6%98%9f%e3%81%a8%e9%81%ad%e3%81%86%e3%80%90%e7%99%bb%e5%a0%b4%e4%ba%ba%e7%89%a9%e3%80%91/
姉らぶるっ!!
藍染惣右介兵衛
青春
俺には二人の容姿端麗な姉がいる。
自慢そうに聞こえただろうか?
それは少しばかり誤解だ。
この二人の姉、どちらも重大な欠陥があるのだ……
次女の青山花穂は高校二年で生徒会長。
外見上はすべて完璧に見える花穂姉ちゃん……
「花穂姉ちゃん! 下着でウロウロするのやめろよなっ!」
「んじゃ、裸ならいいってことねっ!」
▼物語概要
【恋愛感情欠落、解離性健忘というトラウマを抱えながら、姉やヒロインに囲まれて成長していく話です】
47万字以上の大長編になります。(2020年11月現在)
【※不健全ラブコメの注意事項】
この作品は通常のラブコメより下品下劣この上なく、ドン引き、ドシモ、変態、マニアック、陰謀と陰毛渦巻くご都合主義のオンパレードです。
それをウリにして、ギャグなどをミックスした作品です。一話(1部分)1800~3000字と短く、四コマ漫画感覚で手軽に読めます。
全編47万字前後となります。読みごたえも初期より増し、ガッツリ読みたい方にもお勧めです。
また、執筆・原作・草案者が男性と女性両方なので、主人公が男にもかかわらず、男性目線からややずれている部分があります。
【元々、小説家になろうで連載していたものを大幅改訂して連載します】
【なろう版から一部、ストーリー展開と主要キャラの名前が変更になりました】
【2017年4月、本幕が完結しました】
序幕・本幕であらかたの謎が解け、メインヒロインが確定します。
【2018年1月、真幕を開始しました】
ここから読み始めると盛大なネタバレになります(汗)
【完結】おれたちはサクラ色の青春
藤香いつき
青春
国内一のエリート高校、桜統学園。その中でもトップクラスと呼ばれる『Bクラス』に、この春から転入した『ヒナ』。見た目も心も高2男子?
『おれは、この学園で青春する!』
新しい環境に飛び込んだヒナを待ち受けていたのは、天才教師と問題だらけのクラスメイトたち。
騒いだり、涙したり。それぞれの弱さや小さな秘密も抱えて。
桜統学園で繰り広げられる、青い高校生たちのお話。
《青春ボカロカップ参加》🌸
各チャプタータイトルはボカロ(※)曲をオマージュしております。
ボカロワードも詰め込みつつ、のちにバンドやアカペラなど、音楽のある作品にしていきます。
青い彼らと一緒に、青春をうたっていただけたら幸いです。
※『VOCALOID』および『ボカロ』はヤマハ株式会社の登録商標ですが、本作では「合成音声を用いた楽曲群」との広義で遣わせていただきます。
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
鮫島さんは否定形で全肯定。
河津田 眞紀
青春
鮫島雷華(さめじまらいか)は、学年一の美少女だ。
しかし、男子生徒から距離を置かれている。
何故なら彼女は、「異性からの言葉を問答無用で否定してしまう呪い」にかかっているから。
高校一年の春、早くも同級生から距離を置かれる雷華と唯一会話できる男子生徒が一人。
他者からの言葉を全て肯定で返してしまう究極のイエスマン・温森海斗(ぬくもりかいと)であった。
海斗と雷華は、とある活動行事で同じグループになる。
雷華の親友・未空(みく)や、不登校気味な女子生徒・翠(すい)と共に発表に向けた準備を進める中で、海斗と雷華は肯定と否定を繰り返しながら徐々に距離を縮めていく。
そして、海斗は知る。雷華の呪いに隠された、驚愕の真実を――
全否定ヒロインと超絶イエスマン主人公が織りなす、不器用で切ない青春ラブストーリー。
青春リフレクション
羽月咲羅
青春
16歳までしか生きられない――。
命の期限がある一条蒼月は未来も希望もなく、生きることを諦め、死ぬことを受け入れるしかできずにいた。
そんなある日、一人の少女に出会う。
彼女はいつも当たり前のように側にいて、次第に蒼月の心にも変化が現れる。
でも、その出会いは偶然じゃなく、必然だった…!?
胸きゅんありの切ない恋愛作品、の予定です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる