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今鼻がムズムズするのが花粉症なのか、粘膜が乾いただけなのかは分からないが、花粉症でないことを願う。
春は嫌いだ。
昼休み、桜の花びらが舞い込む2階渡り廊下。
先輩は、近年稀に見るドヤ顔で言ってきた。
「商店街のアーケードでさ、地面に硬い物落とすと銃声みたいに聞こえるんだぜ。おすすめはむき出しの水筒。」
くそどうでもいい。
「落としたあとに『ジョン...お前だったのか....!!クハッ....(吐血)』って言うまでがセットだぞ。(吐血)もちゃんと声に出せよ。」
実践しようとは毛ほども思わないので、親切なアドバイスは聞き流した。
本来なら、僕はさっきの先輩の「商店街のアーケ」辺りで図書室に直行しているところだ。
しかし、今日―いや、今月はそうもいかない。
教室で安静にしていて欲しいと心の底から思うのだが、この人にそんな事を言ったって聞かない。むしろ煽りのごとく校舎内を徘徊するだろう。
ある日、「勉強もスポーツも万能なイケメン(本人談)」な先輩は、体育の授業でバスケを楽しんでいた。
この際なので、先輩は卓球部の補欠だという事はおいておく。なんなら学校前のバス停にでも野ざらしにしておく。
先輩は、女子が観戦していたのでテンションが上がったらしい。
ここで僕は察した。
「バスケは俺の十八番だぞ。なんてったってスラムダ〇ク全巻家にあるからな。安西先生のモノマネしてやろうか?えーごほん、(割愛)」な先輩と、男女共同の体育の授業、この二つが同時に体育館に存在していたらどうなるか。
先輩は調子に乗って、ダンクシュートをキメた。
わきあがる女子の方々。
着地する先輩。
ネットをくぐって床に落ちるボール。
先輩は、手のひらを吹き飛ばす勢いで手を振る。もちろん女子の方々にだ。
狙い済ましたかのように先輩の足元に転がるボール。
歩き続ける先輩。
先輩の右足首は、鼻の向いている方向、z軸に関してマイナス90度に回転した。ぐぎゃあ(全治4週間)。ボール、ナイs...ンン!!
それが1週間前。
そんなわけで、今ジョニーごっこについて熱く語っている先輩の右足には、立派なギプスがついている。
松葉杖は持っているらしいが、僕は何故か人間松葉杖になっている。
大丈夫だろうとは思うのだが、「お前がいないと俺は校内階段チーズ転がし祭りを開催する。」と真顔で訳が分からないことを言われ、連行された。
僕はタコさんウインナーを口に入れた。表面が冷めた脂でヌメヌメしていた。
2階渡り廊下はコの字の開いているところを上に向けたような形の橋を校舎の中館と本館を繋いでいて、窓も何もないが、完全に野ざらしの3階渡り廊下と違って雨風はだいたい凌げる。3階渡り廊下が屋根がわりになっているからだ。
しかし、それでも限界があって、申し訳程度に置かれた木のベンチはもはや何年ものなのかも分からないほど汚れている。なんなら苔とか生え始めている。自然に還りかけている。
だから、座るなら適度に吹き込んだ雨で洗い流された地面の方が幾らか精神的に楽だ。
そんなわけで、僕らは腐りかけた桜の花びらがちらほらこびりついているコンクリートの地面にあぐらをかき、弁当を広げていた。
他にも数グループが同じように弁当を広げている。この時期は丁度ここから我が校のばがでかい満開の桜の木が見え、日焼けの心配もなく花見ができるので女子の皆様に地味に人気なのだ。
―もっとも、僕らは桜の木には背を向けているが。
早く本の続きが読みたい。折角小遣いをはたいて買ったのに、先輩の妨害のせいで10ページも読めていない。帰りたい。
「なんで僕なんですか?」
「え?」
「他に友達でもなんでもいるでしょ。」
先輩はサンドウィッチを齧り、マイペースにしばらくモグモグしてから言った。
「一番友達がいなさそうだったからに決まってるだろ。」
ふっ、とわざとらしく笑った口の端から千切りキャベツが落ちた。
「喧嘩売ってるんですか?」
「腹パン50円、ギプス悪臭攻撃100円。」
絶対に受けたくない。
生暖かい風が、僕の弁当のご飯に薄桃色の花びらをトッピングした。
「桜の花びらって食べれるのかな。」
先輩がそれをじっと見ていた。
「塩漬けとかなら食べられるらしいですね。」
「塩漬けか。持って帰ろうかな花びら。」
「やめた方がいいですよ。」
こんな先輩だが―いや、こんな先輩だからこそ―先輩が1人でいる所は見たことがない。全校生徒、下手すりゃ先生までもと友達なのかと疑うほど、見る度に違う友達に囲まれている。
そんな人を見ていると、僕はいつも謎の罪悪感を覚える。
―僕だって、高校デビューを試みたことはある。
とりあえず僕は、入学式の時に隣の席の人に話しかけて友達を作る努力をしようとした。
意を決して右に90度上半身を回転させた。
「あ、はじめまして、僕...俺、アッ」
隣の席は、ゴリゴリのヤンキーだった。あんなピンク色はペンケースの中でしか見たことが無かった。
僕は速やかにマイナス90度回転に移行した。
やっぱり高校デビューは無理だった。僕は今までと同様、休み時間は寝たフリをするか、図書室に行くか、そして高校になってから解禁された新ステージ、便所(シトラスの香り付き)の3択で過ごした。
そのせいでこの先輩に「トイレの芳香剤(サワデー)ソムリエ」と呼ばれる始末である。僕は今でも隙あらばこの先輩の―わざとなのかオシャレのつもりなのか分からないが―跳ねている前髪を根こそぎ引きちぎる機会を狙っている。
羨ましくないと言えば嘘になる。
間違っても昼休みにトイレの窓から校庭を眺めて、芳香剤のシトラスの香りを嗅いでいるはずではなかった。
僕だって、友達でも...あわよくば彼女でも持って、THE☆青春してみたかったのだ。
そんないたいけな少年の願いを、神様はフル無視しやがりなさった。
初詣くらいは行ってやって申しあげたが、願いを叶えてくれる気配は全くない。5円じゃ不満だってか?
他でもない、罪悪感だ。
「高校生」という期間限定のこの時期を、こんな風に過ごしていることへの罪悪感だ。
ごめんな、僕の青春。...夢を膨らませていた中学生の僕。お前高校生になっても芋してるぞ。
なんなら、入学式の日に見知らぬ人に「...がんばれよ。」って肩叩かれるぞ。
「あ!あとな、俺とお前は似てるからさ。」
先輩が、思い出したようにぽんと手を打つ。
「は?」
部活の練習だってすぐにふざけ始めて真面目にしない。
僕の教室の向かい側から科学実験室が覗き見られるのだが、そこでは先輩が白衣を発火させている所しか見たことがない。何をどうすれば、1年に数回しか使わない白衣があんなに黒くなるのだろうと常々思う。
勿論、僕がほぼ毎日出入りしている図書室なんか、先輩は一度も足を踏み入れたことは無いだろう。
それにトイレの使い方だって用を足すくらいしか知らないに決まっている。
「何がですか。」
先輩はニヤニヤしながら、しかし何も答えない。くそ、本当に前髪むしってやろうか。
僕がじろっと睨んでいると、チャイムが鳴った。先輩はこれ幸いと立ち上がり、
「そんじゃな!!」
ものすごいスピードで校舎の中に消えていった。やっぱり人間松葉杖必要ないじゃないか。
春は嫌いだ。
昼休み、桜の花びらが舞い込む2階渡り廊下。
先輩は、近年稀に見るドヤ顔で言ってきた。
「商店街のアーケードでさ、地面に硬い物落とすと銃声みたいに聞こえるんだぜ。おすすめはむき出しの水筒。」
くそどうでもいい。
「落としたあとに『ジョン...お前だったのか....!!クハッ....(吐血)』って言うまでがセットだぞ。(吐血)もちゃんと声に出せよ。」
実践しようとは毛ほども思わないので、親切なアドバイスは聞き流した。
本来なら、僕はさっきの先輩の「商店街のアーケ」辺りで図書室に直行しているところだ。
しかし、今日―いや、今月はそうもいかない。
教室で安静にしていて欲しいと心の底から思うのだが、この人にそんな事を言ったって聞かない。むしろ煽りのごとく校舎内を徘徊するだろう。
ある日、「勉強もスポーツも万能なイケメン(本人談)」な先輩は、体育の授業でバスケを楽しんでいた。
この際なので、先輩は卓球部の補欠だという事はおいておく。なんなら学校前のバス停にでも野ざらしにしておく。
先輩は、女子が観戦していたのでテンションが上がったらしい。
ここで僕は察した。
「バスケは俺の十八番だぞ。なんてったってスラムダ〇ク全巻家にあるからな。安西先生のモノマネしてやろうか?えーごほん、(割愛)」な先輩と、男女共同の体育の授業、この二つが同時に体育館に存在していたらどうなるか。
先輩は調子に乗って、ダンクシュートをキメた。
わきあがる女子の方々。
着地する先輩。
ネットをくぐって床に落ちるボール。
先輩は、手のひらを吹き飛ばす勢いで手を振る。もちろん女子の方々にだ。
狙い済ましたかのように先輩の足元に転がるボール。
歩き続ける先輩。
先輩の右足首は、鼻の向いている方向、z軸に関してマイナス90度に回転した。ぐぎゃあ(全治4週間)。ボール、ナイs...ンン!!
それが1週間前。
そんなわけで、今ジョニーごっこについて熱く語っている先輩の右足には、立派なギプスがついている。
松葉杖は持っているらしいが、僕は何故か人間松葉杖になっている。
大丈夫だろうとは思うのだが、「お前がいないと俺は校内階段チーズ転がし祭りを開催する。」と真顔で訳が分からないことを言われ、連行された。
僕はタコさんウインナーを口に入れた。表面が冷めた脂でヌメヌメしていた。
2階渡り廊下はコの字の開いているところを上に向けたような形の橋を校舎の中館と本館を繋いでいて、窓も何もないが、完全に野ざらしの3階渡り廊下と違って雨風はだいたい凌げる。3階渡り廊下が屋根がわりになっているからだ。
しかし、それでも限界があって、申し訳程度に置かれた木のベンチはもはや何年ものなのかも分からないほど汚れている。なんなら苔とか生え始めている。自然に還りかけている。
だから、座るなら適度に吹き込んだ雨で洗い流された地面の方が幾らか精神的に楽だ。
そんなわけで、僕らは腐りかけた桜の花びらがちらほらこびりついているコンクリートの地面にあぐらをかき、弁当を広げていた。
他にも数グループが同じように弁当を広げている。この時期は丁度ここから我が校のばがでかい満開の桜の木が見え、日焼けの心配もなく花見ができるので女子の皆様に地味に人気なのだ。
―もっとも、僕らは桜の木には背を向けているが。
早く本の続きが読みたい。折角小遣いをはたいて買ったのに、先輩の妨害のせいで10ページも読めていない。帰りたい。
「なんで僕なんですか?」
「え?」
「他に友達でもなんでもいるでしょ。」
先輩はサンドウィッチを齧り、マイペースにしばらくモグモグしてから言った。
「一番友達がいなさそうだったからに決まってるだろ。」
ふっ、とわざとらしく笑った口の端から千切りキャベツが落ちた。
「喧嘩売ってるんですか?」
「腹パン50円、ギプス悪臭攻撃100円。」
絶対に受けたくない。
生暖かい風が、僕の弁当のご飯に薄桃色の花びらをトッピングした。
「桜の花びらって食べれるのかな。」
先輩がそれをじっと見ていた。
「塩漬けとかなら食べられるらしいですね。」
「塩漬けか。持って帰ろうかな花びら。」
「やめた方がいいですよ。」
こんな先輩だが―いや、こんな先輩だからこそ―先輩が1人でいる所は見たことがない。全校生徒、下手すりゃ先生までもと友達なのかと疑うほど、見る度に違う友達に囲まれている。
そんな人を見ていると、僕はいつも謎の罪悪感を覚える。
―僕だって、高校デビューを試みたことはある。
とりあえず僕は、入学式の時に隣の席の人に話しかけて友達を作る努力をしようとした。
意を決して右に90度上半身を回転させた。
「あ、はじめまして、僕...俺、アッ」
隣の席は、ゴリゴリのヤンキーだった。あんなピンク色はペンケースの中でしか見たことが無かった。
僕は速やかにマイナス90度回転に移行した。
やっぱり高校デビューは無理だった。僕は今までと同様、休み時間は寝たフリをするか、図書室に行くか、そして高校になってから解禁された新ステージ、便所(シトラスの香り付き)の3択で過ごした。
そのせいでこの先輩に「トイレの芳香剤(サワデー)ソムリエ」と呼ばれる始末である。僕は今でも隙あらばこの先輩の―わざとなのかオシャレのつもりなのか分からないが―跳ねている前髪を根こそぎ引きちぎる機会を狙っている。
羨ましくないと言えば嘘になる。
間違っても昼休みにトイレの窓から校庭を眺めて、芳香剤のシトラスの香りを嗅いでいるはずではなかった。
僕だって、友達でも...あわよくば彼女でも持って、THE☆青春してみたかったのだ。
そんないたいけな少年の願いを、神様はフル無視しやがりなさった。
初詣くらいは行ってやって申しあげたが、願いを叶えてくれる気配は全くない。5円じゃ不満だってか?
他でもない、罪悪感だ。
「高校生」という期間限定のこの時期を、こんな風に過ごしていることへの罪悪感だ。
ごめんな、僕の青春。...夢を膨らませていた中学生の僕。お前高校生になっても芋してるぞ。
なんなら、入学式の日に見知らぬ人に「...がんばれよ。」って肩叩かれるぞ。
「あ!あとな、俺とお前は似てるからさ。」
先輩が、思い出したようにぽんと手を打つ。
「は?」
部活の練習だってすぐにふざけ始めて真面目にしない。
僕の教室の向かい側から科学実験室が覗き見られるのだが、そこでは先輩が白衣を発火させている所しか見たことがない。何をどうすれば、1年に数回しか使わない白衣があんなに黒くなるのだろうと常々思う。
勿論、僕がほぼ毎日出入りしている図書室なんか、先輩は一度も足を踏み入れたことは無いだろう。
それにトイレの使い方だって用を足すくらいしか知らないに決まっている。
「何がですか。」
先輩はニヤニヤしながら、しかし何も答えない。くそ、本当に前髪むしってやろうか。
僕がじろっと睨んでいると、チャイムが鳴った。先輩はこれ幸いと立ち上がり、
「そんじゃな!!」
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