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王都上空

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シュバエル南方国境を超えてあと数時間もすれば王都上空に到着する。

「嫌という程、自分の船の扱いがわかった所で実戦と行こうか…」

イージスはまだドック中の為、前線復帰は無理のようだ。

「ライラック、攻撃機発艦開始」


「了解、艦首を風上に向けろ!紫電、震電、雷電の発艦を開始せよ!」

麒麟でアラートなり、発艦準備が開始された。

「甲板長!紫電、震電、雷電の発艦準備完了!噴進弾の搭載完了!」

すると甲板長が

「準備できた物から上げろ!」

震電から発艦が開始された。

「隊長機離陸完了。後続機は発艦完了次第合流せよ!」

「フェンリル了解」=震電

「アクア了」=雷電

「インフェルノ了解」=紫電

「ディザスター了解」=橘花改二甲

総勢300機が邪魔者を排除を開始した。

「隊長、今夜の夕食はなんですかね?」

「フェンリル4、私語慎め!艦船の相手は我々なのだぞ!集中しろ!」


そして雄也は飛行機一機一機を監視していた。

「戦闘機は貴重な戦力だ…一機も落とされては行けない」


そしてランデブーポイントに到着したウルフ攻撃隊はディザスター攻撃隊と連携して停泊している艦船を迎撃を開始した。

「フェンリル1、王都上空に既に艦船が上がっている模様!至急、イヴァン雷撃隊、トール雷撃隊の応援を要請する」

ライラックが念話機を取り

「フェンリル1、要請を却下する。その翼に着いてる噴進弾はお飾りでは無いことを祈るよ。」

実は噴進弾は対艦兵器の一種で一発でフリージア級の戦艦に破甲ができる。

「フェンリル1、了解。もっと早く教えて 欲しかったぜ、ライラック様…」

「フェンリル1、帰ったら一杯奢るよ」

「頼みましたよ!ライラック様」

そしてフェンリル1はフェンリル攻撃隊とディザスター攻撃隊は対艦戦闘に移行した。

「フェンリル、これより敵艦の武装を無力化せよ!」


そしてフェンリルとディザスター攻撃隊は散開して攻撃に移った。敵艦は大慌てで防御陣形並びに対空陣形取るが間に合わず

「あばよ!!爆弾投下!」

この爆弾には臨界鉱石を粉末にして、
魔法で圧縮した魔法爆薬が仕込まれており特性として爆発物があれば共鳴して弾薬ごと吹き飛ばす爆弾である。

「ディザスター2、敵艦に命中船体が半分に割れたぞ!」

「フェンリル1、了解!」

「隊長!フロストの攻撃隊が来ました!新型戦闘機ブリザードです!こちらの二倍早いですが武装がへなちょこなので大丈夫かと!」


すると不明の周波数で

「フェンリル1!俺たちの事を忘れるな!」

「その声は?!マンティス1」

「俺も忘れて貰っちゃ困るぜ!」

「ドラゴン1!」

するとマンティスから

「フェンリル1、ディザスター1、ブリザードは引き受ける!帰ったら呑もうぜ!」

するとフェンリル1は

「分かった!お前も生きて帰れ!」

するとフェンリル1の隣に来て親指を立ててグッバイとやって来たそして離脱してブリザードの所へ行った。

「こちらフェンリル1、シドさんこいつらどうします?」

するとシドが

「1機だけ生け捕りにあとは例の奴を使え」


「了解!」


そしてマンティス1が

「マンティス1から全機へ!予定通り例の煙を撒く!高度4000から3000で使うが1機だけ生け捕りだ。頼むぞ!」

そしてドラゴン1に

「マンティス1からドラゴンへ救出作戦に移行せよ!繰り返す!救出作戦に移行せよ!幸運を祈る!」

ドラゴン1は全機王城に進路を変えて城内に複数のカプセルを落として離脱していったそのカプセルには救出部隊が入っており、その中には夜月が村雨と一緒に居た。

「村雨、準備運動したか?」

すると村雨が

「紅兎ちゃんは?」

「今回は紅兎に頼るよ!」

「私も紅ちゃんに頼るわね!」

(ご主人様はもう少し丁寧に扱って下さい。壊れてしまいます…)

「善処するね!」

これはしない奴だと思いながら紅兎も

(主!今回は潰れるなよ!)

「分かってるよ!」

血の気が多いなうちの子はと思いながら

(斑頼むぜ!)

(承知した!)

ダンテを腰から抜いて魔弾を込めて

「聖戦の始まりだ!」

後にこの戦は歴史に刻まれる事になったがこの時は誰も知らないのであった。

次回「偽装された夢の結末」















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