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ギルド採用試験

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ガードナーとか言うチンピラに絡まれて
凄く不機嫌な最上は最初の試験である。
魔法適性と魔力総量を受ける為に会場に来ていた。

「なるほど、広いな…」

するとアデリアさんが

「最上さん!こちらです!」

呼ばれた方に行くととてつもなくでかい魔力測定器があった。

「最上さんには今から魔力総量と魔法適性の試験を行います。では、そちらの測定器に魔力を流してください。」

「こうで良いですか?」

そして最上は測定器に魔力を流すと魔力測定器が黒くなり始めて赤い数字が出てきた。

「総量魔力2000」

この数値でエラーと言うことはこの数値のさらに上かと思いながら魔力の体外放出を止めると数値がunknownになった。

「やっぱりこんな性能か…創造魔法リメイク!」

魔力測定器を改造し、測定器出来るようにした。そして最上は改めて

「魔力総量:不明

属性適性:全属性適応 」

こんなもんだろうと思いながらも次の試験である。魔法試験と近接戦闘試験をするのでまた会場を移動した。最初は魔法試験だった。

「最上さんここからは私レアが担当致します。使える魔法を見せて下さい。」

その言葉を聞いて最上が

「初級、中級、上級、最上級、禁忌の順で使います。」

「まずは…ファイヤー、ファイヤーウォール、エクスプロージョン、ニュークエクスプロージョンの順で撃たせていただきます」

魔法陣を初級から最上級を発動させて、的に放った。勿論、威力は極小で放った。だが、そう上手くは行かなかった。
初級で的を一撃で破壊してしまった。魔力コントロールで調整したが絞り足りず、最初の初級魔法で的を壊したため即合格した。

「レアさん、これで良かったの?」

「は、はい大丈夫です!戦闘試験を行いますのでそちらへお願いしたい。」

銃にゴム弾を込めて会場に向かった。リミッターをオンにした。

最上は魔力制御の一貫で手袋越しでないと魔法が発動できないようにリミッターが付いた手袋を着けている。

「さてと時間もあるし準備運動でもするかな…」

会場から路地裏に行くとやはり奴らがいた。

「何の用だ?ガードナー」

するとガードナーが

「良くも恥をかかせてくれたな!」

頭に血が昇ってるようで刃物を取り出してきた。

「詰まらんことは嫌いなんだ…帰らせてもらう…」

立ち去ろうとすると

「最上!クレアとかいう侍女と姫がどうなってもいいのか?」

最上は歩みを止めて小声で

「魔弾紫装填  麻痺…」

魔力飽和状態になり常時発動スキル
威圧、恐怖、殺意の波動が発動した。

「お前はSランクがそんなに偉いと思ってるのか?」

するとガードナーは笑いながら

「ランクは高ければ高いほど偉い!!」

さらにパッシブスキルオーラが発動して周囲に魔王が放つプレッシャーと同等のプレッシャーをかけていたがこの事に気づいていなかった。

「それで…何をどうするって?」

プレッシャーの出力が上がった

「お…お前…一体な…何者だ…」

最上は頭に血が登っており、殺気と魔王覇気
が発動

「質問に答えろ…」

「ま…待て!!俺はただ聞いただけだ…一国の王女を殺そうなんて俺には出来ん!!」

「その言葉本当か?」

「本当だ!!マキナ様に誓う!!」

「ほう、マキナ様の信徒だったか…なら、デウスマキナ様にあってもらうか…〖我は世界を守護する者、機械の女神に問う、己が配下の懺悔、誓いを聞き受けたもう!神名現界せよ!!機械の女神デウス・エクス・マキナ〗」

天から真っ直ぐ降りてくる一個の歯車がどんどん人の形に変わり機械の羽根やコードでできた髪の毛など形を形成し現界した

「久しぶりですね…タケル」

「お久しぶりですねマキナ様。九神はお元気ですか?」

マキナ様は微笑み

「ええ、お元気ですよ。パトリオットとメギド特に」

あの二人はまぁそうなるかと思いながら

「ところでこのマキナ様の信徒達に導きをお願いします」

そう言うとマキナ様は目を閉じて

「汝らの罪を受け入れ、Sランク冒険者として先進誠意、務めなさい。さすればあなた方はいずれダブルSになれる日が訪れましょう…どうかこの日を忘れてはなりませんよ…」

そしてマキナ様は俺にマシンコアという物を渡し、神界に帰って行った。

「お、お前は…神の使いか?」

神を呼び出せるのを見たガードナーが恐る恐るも呟いた

「秘密だぞ、もしこれを盾にする事があればお前を存在ごと滅する」

最上はそう言うとマントを翻し、影のように霧散した。

(成功した。隠密スキル霧隠れ)

ガードナーをのして試験会場に行くと人が俺ともう一人の女剣士が居た。

「あの人?隙が無いな…鑑定!」

(アデリア・カザール 18歳

称号 妖艶なる刃

魔導剣士

サムライ系統スキルの使い手)


すると最上は戦術ナイフを取り替えて刃が長い刀を取り出して

「あの剣は両刃の剣…小烏丸に似てるな…」

向うの世界じゃ作るのが無理だった奴だけどこっちに来てから作れたこの刀でやるか、そう言いながら最上は刀をポーチから取り出して腰に装備して銃をしまって顔に狐面を着けた、するとアデリアさんがこちらに来て

「あら、貴方が対戦相手かしら?」

あーなるほどこの人こう言うの好きなのねと思いながら

「そ、そうです!」

するとアデリアさんはニヤリと笑い

「楽しみにしてるわよ!」

そう言い残してステージに上がったそして俺もステージに上がり

「貴方は相当戦闘がお好きな様ですね…アデリアさん!」

すると驚いたように

「良く気づきましたわね!まぁ、気づいた所で何も変わりませんがね。元ダブルSの私に」

なるほどまずは小手調べに

「神速縮地」

移動したのを目で追えていたのでここまでは想定内

「これが見えますか?ならこれはどうですか?」

最上は残像を残して消えた。

「これは見えてはいないが魔力で追ってるな…なら」

魔力コントロールで魔力に蓋をした瞬間キョロキョロし始めた。どうやら魔力探知と視覚からおっていたようだ。

(多分だが超感覚の持ち主だ。今度は音と匂いで追い出した。ならあれを使うか!)

ポーチから金属製の鞘を取り出して納刀した音を拡音の付与を行って

「近接格闘術一式雷鳴!!」

アデリアさんがよろけて耳を抑えていた。どうやら目が回っているようだ。

「くっ!まだまだ!」

やはり剣を片手で待ち、まっすぐ構えて突進してきたのだ。

「まさか…」

(予想はしていたが、あの技は西洋剣術)

「あの武器そんなに軽いのかよ!なら俺だって!」

最上は刀を逆手持ちにして近距離から攻撃する事にした。だが、アデリアさんは
攻撃を受け続けて最後には武器にヒビが入り始めた。

「最上くん!行くわよ!」

そう言うと剣を下に向けて撃った。

(ちっ!ガンブレードか…あの動きも納得だ…俺も銃使うかこの場合は蒼魔銃そうまじゅうにするか…こいつは近接には持ってこいだな!)

「チェインドレスアップ!スタイル格闘ガンナー!チェインウェポン!蒼銃クルフ」

「魔弾蒼装填!水流弾・改」

水流弾とは水に渦を発生させる弾だが、水流弾・改は水属性の魔力を纏わせることで水流をその場で起こす弾だ。

「私も負けてられませんね。魔弾赤装填!火炎魔法ヴァーニングバレット」

(赤!?何を考えてヴァーニングバレットって高熱過ぎてある程度の距離で炸裂する弾じゃん!違う!狙ってるのは水蒸気爆発か!?なら)

「闇魔法!シャドウカーテン・奈落」

魔法効果はここを通ると無に帰してしまうのだが、魔力が多いと通り抜けられる。

「あの子あんなのまで使えるのね…感心したわ!二年前貴方が居てくれれば変わったのかもね…」

最後の言葉は聞こえなかったがどうやらトリガーを引いてホーミングをかけたようでたまが変な弾道で飛んでくるがあえて奈落で受けてみたところ弾が灰になって散った。

「こっちも行きますよ!インビジブル!」

姿を消して高魔力充填ゴム弾を地面に撃ち込んで移動した。そしてアデリアさんの後ろを取って後ろから魔力波を当てるとスっと何か出てきた。

「これはゴースト!」

そして最上は神聖魔法第12位階クラスの浄化魔法を使用した。

セイクリッドピリフケーション神聖なる浄化

だが最上は発動だけでは終わらないのだそれと同時に魔法を解析して基礎魔法陣を形成している魔法言語と古代ルーン文字を習得して色々な魔法と組み合わせることもできる。


アデリアさんは倒れてしまったそして戦闘試験も無事終了

「神聖魔法は回復魔法に似ているから相性良いかもな…まぁほかの魔法とも相性は良いが闇と毒だけは駄目だな…呪いとかとは相性良いのにな…」

そんな事を考えているとアデリアさんが目を覚ました。

「私負けたのね…認めるわ…貴方が強い事をね!それと恥ずかしから膝枕はもういいわよ…」

とは言っているが耳は真っ赤である。

「アデリアさんって、結構強いですね!」

するとアデリアさんが

「貴方よりは弱いわよ…」

そしてアデリアさんを抱えて会場を後にして、ギルド支部に向かうとレアさんが出てきてアデリアさんを回収して行った。そして晴れてトリプルSを獲得した。

「ドッグタグに似てるな…ステータス表示!」


(最上 武尊もがみ たける 

職業:銃魔導士

ランク:トリプルS

王都ギルド長認定者  )

そしてギルド登録初日だが初依頼をこなす事にした。

「何かいいクエストありませんか?」

するとレアが

「龍霊山の山頂調査なんてどうですか?最上さんの実力なら龍王と会えるかも知れませんよ!ちなみにアデリアさんは龍王とあって友達になったそうですよ!」

(ほう、龍霊山って確か魔物の森の最深部の方にあるよな…まぁ行ってみるか!龍霊石欲しかったし)

「その依頼頼むよ!」

「受付完了しました!それではお気をつけて!」

最上は急いで古木に戻り魔法実験場に行き各種鉱石を集めて防具を作り、武器も作成して途中まで軽装甲機動車で移動して1合目付近で車を降りてデバイスを使いながら山を登った。

「はぁ、いい空気だ…魔素を大量に含んだ空気だ!有毒ガスと一緒だな…」

標高は約18000メートルで魔物が多くて冒険者か研究者しか登って来ないらしい。そして4合目付近で暗くなって来たので斜面に穴を開けて退避壕を作ってそこで寝る事にした。

「何かこんな感じで良いか!」

水は龍霊山の湧き水を使っているが人間にとっては毒素が多いので飲める水にする為に魔法陣をパイプに刻印して神聖魔法を刻印して浄化した水を作り樽に溜まるように設計してここには状態維持の魔法をかけてから疲れ出したので寝る事にした。

「ふぁ~…寝るか…」


次回「不穏な空気」

































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