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第五章 その筋のコワモテ元締めさんは実は
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とある満月の夜。男妾館のペントハウス。
「さ、できあがりです。ほら、きれいでしょ?♡」
「恥ずかしいな……。おかしいだろう……?」
「とんでもない。こんなに美しいじゃないですか♡」
里実は化粧台の前に座る人物に、入念に化粧を施していた。
(化粧で化けるのは女だけとは限らないもんだな)
鏡越しに彼の美貌を見て、そう思う。
どう見ても少し背が高く肩幅が広めの女にしか見えない。が、胸の膨らみはなく、ブラのカップはスカスカだ。そして、女物のショーツの股間にはテントが張っている。化粧とウイッグで飾った自分の姿に興奮してしまっているのだ。
実際美しい。褐色肌は里実の言いつけ通り手入れをしているのだろう。前より目に見えて瑞々しくなっている。端正な顔立ちは普段は眼光鋭く貫禄がある。だが、化粧と付けまつげで驚くほど妖艶に女っぽくなった。銀髪セミロングのウィッグも妙に似合っている。
全身の訳ありの傷跡も、彼の肌と同じ色の化粧で隠した。トライバルのタトゥーも色っぽさに花を添えている。
「俺……いや……。私がいつもここで女装しているなんて……。他で言わないでよ……?」
「ご心配なく。♡ミカエルの美しい女装姿は僕だけのものですから♡」
そう言って、背後から引き締まった美しい身体を抱きしめる。
彼の名はミカエル・ロビンシュタイン。24歳。裏街を仕切る地下組合、ようするにマフィアの若き元締めだ。チンピラと侮るなかれ、貴族や商人、地主、司祭などの有力者たちにも影響力を持つ大物だ。世の中きれい事と常識だけで回っているわけではない。裏方の万汚れた仕事をこなすものが誰か必ず必要になる。依頼主の手を一切汚さない条件で。
それやこれやを引き受けて取り仕切るのが彼というわけだ。
(まさか、泣く子も黙るミカエル・ロビンシュタイン様が、マゾだとは誰も知るまい♡)
そんな彼の秘めた趣向を知っているのは己だけ。そう思うとゾクゾクしてしまう。
「じゃあミカエル。♡いつものあれから始めましょうか♡」
「わ……わかった……。♡ゆっくり行くから……少し待っていてくれ……♡」
里実の言葉に応じて、美貌の女装子がベッドに上がる。最近、毎日腰周りを鍛えさせ腰を細くさせている。一方男にしては骨盤が発達して尻が大きい。ゆえに、女物の下着を着けるとどう見ても男には見えない。
「うむむむむ……。♡あああ……♡」
M字開脚になったミカエルが、ゆっくりと前屈していく。驚くほど柔らかい。毎日ストレッチを欠かさず、定期的に熱い酢を飲むように命じている。最初は人並みの固さだった彼の身体は、新体操選手や曲芸師も顔負けの柔らかさになった。
「いいですね。♡じゃあ、そのまま自分のち×ぽを舐めるんです♡」
「あああ……はい……。♡れろれろれろっ……♡」
前屈したミカエルの口は、とうとう彼自身の勃起したものに届いてしまう。男妾の言いなりに、亀頭に舌を這わせ始める。いわゆるオートフェラチオだ。
(すごい……。♡本当にできるようになった……。頑張ったねミカエル♡)
里実は歓喜でどうにかなりそうだった。
平素は地下組合のボスとして、恐怖と尊敬を集めている傑物。整った顔立ちと勇猛だが面倒見のいい性格で女たちを魅了する美丈夫。
それが、女装して女物の下着を身につけながら、自分の勃起したものを舐めしゃぶっている。最高に浅ましく、そして素晴らしい光景だった。
「あむむむっ……!♡じゅるるるっ……!ああああ……♡」
褐色肌の女装子は、命じられてもいないのに亀頭を口に含む。我知らず、自分の肉茎をしゃぶるのに夢中になっていた。きれいに化粧をされた美貌が、無残にひょっとこフェラの形になっている。
「ふふふ。♡すごいですよミカエル。自分のち×ぽを美味しそうにフェラしちゃって。♡最低で最高です♡」
「じゅぷぷぷぷっ……。♡あああ……そんなこと言わないで……。じゅぽじゅぽっ……♡」
耳元で言葉攻めをされて、ミカエルは羞恥心を思い出す。だが、もうオートフェラを止めることができない。かれの勃起したものは限界で、このまま射精させて欲しいと悲鳴を上げている。
(ふふふ。♡必死になっちゃって。♡自分のお口に射精したいんですね?♡とっても素敵ですよ♡)
里実の肉茎は、美しい女装子の倒錯した媚態に荒々しく勃起している。これほどハレンチで美しい男がいるとは信じられなかった。
「あああ……。♡出る……。じゅるるるるっ……!♡うむむむっ……!♡」
勃起したものがビクビクと震え、ミカエル自身の口の中で爆ぜる。とうとう、自分の肉系を舐めて射精してしまったのだ。
「ふふふふ。♡自分で自分のザーメンをお口に出すなんて……。♡なんておぞましくて素敵な姿でしょう♡」
耳元で意地悪く囁かれ、美しい女装子のものがまたビクンと震える。尿道に残ったものまでが、全て口の中に注がれた。
「さ、できあがりです。ほら、きれいでしょ?♡」
「恥ずかしいな……。おかしいだろう……?」
「とんでもない。こんなに美しいじゃないですか♡」
里実は化粧台の前に座る人物に、入念に化粧を施していた。
(化粧で化けるのは女だけとは限らないもんだな)
鏡越しに彼の美貌を見て、そう思う。
どう見ても少し背が高く肩幅が広めの女にしか見えない。が、胸の膨らみはなく、ブラのカップはスカスカだ。そして、女物のショーツの股間にはテントが張っている。化粧とウイッグで飾った自分の姿に興奮してしまっているのだ。
実際美しい。褐色肌は里実の言いつけ通り手入れをしているのだろう。前より目に見えて瑞々しくなっている。端正な顔立ちは普段は眼光鋭く貫禄がある。だが、化粧と付けまつげで驚くほど妖艶に女っぽくなった。銀髪セミロングのウィッグも妙に似合っている。
全身の訳ありの傷跡も、彼の肌と同じ色の化粧で隠した。トライバルのタトゥーも色っぽさに花を添えている。
「俺……いや……。私がいつもここで女装しているなんて……。他で言わないでよ……?」
「ご心配なく。♡ミカエルの美しい女装姿は僕だけのものですから♡」
そう言って、背後から引き締まった美しい身体を抱きしめる。
彼の名はミカエル・ロビンシュタイン。24歳。裏街を仕切る地下組合、ようするにマフィアの若き元締めだ。チンピラと侮るなかれ、貴族や商人、地主、司祭などの有力者たちにも影響力を持つ大物だ。世の中きれい事と常識だけで回っているわけではない。裏方の万汚れた仕事をこなすものが誰か必ず必要になる。依頼主の手を一切汚さない条件で。
それやこれやを引き受けて取り仕切るのが彼というわけだ。
(まさか、泣く子も黙るミカエル・ロビンシュタイン様が、マゾだとは誰も知るまい♡)
そんな彼の秘めた趣向を知っているのは己だけ。そう思うとゾクゾクしてしまう。
「じゃあミカエル。♡いつものあれから始めましょうか♡」
「わ……わかった……。♡ゆっくり行くから……少し待っていてくれ……♡」
里実の言葉に応じて、美貌の女装子がベッドに上がる。最近、毎日腰周りを鍛えさせ腰を細くさせている。一方男にしては骨盤が発達して尻が大きい。ゆえに、女物の下着を着けるとどう見ても男には見えない。
「うむむむむ……。♡あああ……♡」
M字開脚になったミカエルが、ゆっくりと前屈していく。驚くほど柔らかい。毎日ストレッチを欠かさず、定期的に熱い酢を飲むように命じている。最初は人並みの固さだった彼の身体は、新体操選手や曲芸師も顔負けの柔らかさになった。
「いいですね。♡じゃあ、そのまま自分のち×ぽを舐めるんです♡」
「あああ……はい……。♡れろれろれろっ……♡」
前屈したミカエルの口は、とうとう彼自身の勃起したものに届いてしまう。男妾の言いなりに、亀頭に舌を這わせ始める。いわゆるオートフェラチオだ。
(すごい……。♡本当にできるようになった……。頑張ったねミカエル♡)
里実は歓喜でどうにかなりそうだった。
平素は地下組合のボスとして、恐怖と尊敬を集めている傑物。整った顔立ちと勇猛だが面倒見のいい性格で女たちを魅了する美丈夫。
それが、女装して女物の下着を身につけながら、自分の勃起したものを舐めしゃぶっている。最高に浅ましく、そして素晴らしい光景だった。
「あむむむっ……!♡じゅるるるっ……!ああああ……♡」
褐色肌の女装子は、命じられてもいないのに亀頭を口に含む。我知らず、自分の肉茎をしゃぶるのに夢中になっていた。きれいに化粧をされた美貌が、無残にひょっとこフェラの形になっている。
「ふふふ。♡すごいですよミカエル。自分のち×ぽを美味しそうにフェラしちゃって。♡最低で最高です♡」
「じゅぷぷぷぷっ……。♡あああ……そんなこと言わないで……。じゅぽじゅぽっ……♡」
耳元で言葉攻めをされて、ミカエルは羞恥心を思い出す。だが、もうオートフェラを止めることができない。かれの勃起したものは限界で、このまま射精させて欲しいと悲鳴を上げている。
(ふふふ。♡必死になっちゃって。♡自分のお口に射精したいんですね?♡とっても素敵ですよ♡)
里実の肉茎は、美しい女装子の倒錯した媚態に荒々しく勃起している。これほどハレンチで美しい男がいるとは信じられなかった。
「あああ……。♡出る……。じゅるるるるっ……!♡うむむむっ……!♡」
勃起したものがビクビクと震え、ミカエル自身の口の中で爆ぜる。とうとう、自分の肉系を舐めて射精してしまったのだ。
「ふふふふ。♡自分で自分のザーメンをお口に出すなんて……。♡なんておぞましくて素敵な姿でしょう♡」
耳元で意地悪く囁かれ、美しい女装子のものがまたビクンと震える。尿道に残ったものまでが、全て口の中に注がれた。
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