ゲイホストだったけど、異世界でカリスマ男妾になるから てか、男同士でも孕める？

第四章 クールなノンケ豪商もホモの悦びに目覚めて

７ ★

「おおおーーーっ……！♡だめだ……来る……来るよおおっ……！♡」
　イケメンが身体を思い切り仰け反らせ、硬直する。女のように全身を小刻みに震わせる。ドライオーガズムを迎えてしまったのだ。
（気持ちいいでしょう？♡もっとして差し上げますよ♡）
　里実は内心で邪悪な笑みを浮かべる。愛妻家のノンケを、もっとホモにしてやりたい。討ちから湧き上がる衝動に支配されていた。　

　ベッドに仰向けにしたイケメン豪商の尻の穴に、木製のアナニーグッズを埋め込む。そのまま和式便器に座るような大股開きで、彼の腰に跨がる。
「楽にして……僕に任せてくださいね……。♡んんん……♡」
「あ……ああああああ……♡」
　エドワードが恐怖と期待の入り交じった表情になる。このまま里実の菊の花に挿入してしまったら、二度と引き返せない。決して戻れない世界に足を踏み入れてしまう。だが、もっと心地よくなりたい。ホモ行為でなければ決して味わえない快楽を知りたい。相反する思いがせめぎ合っている。
「ほら……。見えますか……？♡僕のケツ穴にエドワード様のち×ぽが入っちゃいますよ……？♡おお……おおおおおっ……♡」
　紫のすぼまりに、勃起したものがゆっくりと埋め込まれていく。入り口がゴムのリングのように拡がり、美味しそうに肉の杭を受け入れてしまう。
「ああああ……。♡すごい……すごい締まりだ……。♡おおおお……♡」
　イケメンの豪商が女のような声をあげる。肉茎が感じさせられると、勝手に下半身に力が入る。アナニーグッズを締め付けてしまい、前立腺が甘く擦られてしまう。
「たくさん気持ちよくして差し上げますよ。♡おお……おおおおおーーーっ……！♡」
　里実が腰を上下させ始める。器用に締め付けては緩めながら、勃起したものを出し入れする。時に浅く力を入れながら、時に深く力を抜いて。
「あああああっ……！♡だめっ……だめだっ……！♡あああああーーーっ……！」
　エドワードは前立腺と肉茎の快楽にのたうち回る。腸の奥に射精してしまうまでに、何度ドライオーガズムに達してしまったか自分でもわからなかった。
「はあ……はあ……。あああ……中でドクドク出てるう……。♡エドワード様のイってる顔かわいいですよ。♡こんな顔もするんですね♡」
「み……見ないでくれ……。♡あああ……♡」
　エドワードが女のような仕草で顔を隠す。恥ずかしいのだ。女のように恍惚とした表情をしているのが自分でもわかるから。
（かわいいですよ。♡イってる顔大好き♡）
　里実はイケメン豪商が無性に好きになった。男が射精した瞬間の表情を見るのが好きだ。わけても、彼のそれは信じられないほど美しくハレンチだった。
「ああ……。♡僕もイきますからね……。おおおお……♡」
「あああ……。♡イってくれ……♡君も……」
　荒々しく天井を向いた己の勃起したものに、エドワードの手を導く。イケメンは熱に浮かされるようにしごく。
（あああ……♡出る……♡）
　限界まで敏感になったそれは、軽く亀頭を刺激されただけで爆ぜた。熱く白い樹液が吹き上がり、エドワードの胸板や腹に降り注いだ。