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05 裸婦という名の花
処理してあげます
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02
「じゃあ、準備しますんでこちらへ」
佐奈に連れられて、瞳はアトリエの奥の部屋に向かう。
控え室らしい部屋に通される。
「それでは…申し訳ないですけど脱いでもらえます?」
「わかった…」
引き受けた以上腹を括る以外にはないと、瞳は服に手をかけて脱いでいく。
せっかくおしゃれな服をめんどくさがらずに選んできたのに、徒労に終わった。
自然とため息が口を突いて出てしまう。
「わ…先輩裸もきれい…。これなら下手な化粧も不要ですね」
「あ…ありがとう…」
相手が同性でも、きれいと言われると素直に嬉しい気分になる。
最近お肌の手入れもまめにするようにしているから、その成果が出ていると思うと満足した気分なのだ。
「それで先輩、前張りはつけたことあります?」
「え…ないけど…前張りするの…?」
あからさまな言葉に、瞳はつい聞き返してしまう。
大事なところ、女のシークレットゾーンに貼り付けるテープのようなもの。
知識としては知っていても、自分がするとなるといささか恥ずかしいのだ。
「ヌード写生だからこそ、マンチラはNGなんです。子供もいますからね」
(それなら…子供がヌード写生ってこと自体どうなのかしら?)
瞳はそんな疑問を抱いた。
アトリエで見かけた生徒たちは、佐奈と克己を除けば小学校高学年や中学生程度の年格好の者ばかりだったからだ。
まあ、ミロのヴィーナスやミケランジェロの著名な彫像は純粋な芸術とされている。
それと同じようなものだろうか。
「前張りはしたことはないけど…」
「そうなんですか…困りましたね…。下の毛をちゃんと処理しないとはがれちゃうかもですから…」
「だから、ヌード写生だなんて聞いてなかったんだから」
「わかってますよ…。そこは反省してますって…」
瞳は佐奈を恨みがましい目で見てしまう。
急に呼び出されたので、股間とお尻の割れ目の毛を処理してこなかったのだ。
まあ、ヌードだと知らされていたら、そもそも断っていただろうが。
「よし、じゃああたしが処理してさし上げます。
そこによつんばいになってもらえます?」
「ええ…そんなこと言われても…」
下の毛を誰かに処理してもらうこともそうだが、ズボラをして剃っていない股間やお尻を見られるのは恥ずかしかった。
「大丈夫。あたし、こう見えて剃るの得意なんです。
お願いしますよ。生徒たち待ってますから」
「わかった…手早くお願いね…」
そう言って、諦め気味に瞳は佐奈に尻を向けて四つん這いになるのだった。
「じゃあ、準備しますんでこちらへ」
佐奈に連れられて、瞳はアトリエの奥の部屋に向かう。
控え室らしい部屋に通される。
「それでは…申し訳ないですけど脱いでもらえます?」
「わかった…」
引き受けた以上腹を括る以外にはないと、瞳は服に手をかけて脱いでいく。
せっかくおしゃれな服をめんどくさがらずに選んできたのに、徒労に終わった。
自然とため息が口を突いて出てしまう。
「わ…先輩裸もきれい…。これなら下手な化粧も不要ですね」
「あ…ありがとう…」
相手が同性でも、きれいと言われると素直に嬉しい気分になる。
最近お肌の手入れもまめにするようにしているから、その成果が出ていると思うと満足した気分なのだ。
「それで先輩、前張りはつけたことあります?」
「え…ないけど…前張りするの…?」
あからさまな言葉に、瞳はつい聞き返してしまう。
大事なところ、女のシークレットゾーンに貼り付けるテープのようなもの。
知識としては知っていても、自分がするとなるといささか恥ずかしいのだ。
「ヌード写生だからこそ、マンチラはNGなんです。子供もいますからね」
(それなら…子供がヌード写生ってこと自体どうなのかしら?)
瞳はそんな疑問を抱いた。
アトリエで見かけた生徒たちは、佐奈と克己を除けば小学校高学年や中学生程度の年格好の者ばかりだったからだ。
まあ、ミロのヴィーナスやミケランジェロの著名な彫像は純粋な芸術とされている。
それと同じようなものだろうか。
「前張りはしたことはないけど…」
「そうなんですか…困りましたね…。下の毛をちゃんと処理しないとはがれちゃうかもですから…」
「だから、ヌード写生だなんて聞いてなかったんだから」
「わかってますよ…。そこは反省してますって…」
瞳は佐奈を恨みがましい目で見てしまう。
急に呼び出されたので、股間とお尻の割れ目の毛を処理してこなかったのだ。
まあ、ヌードだと知らされていたら、そもそも断っていただろうが。
「よし、じゃああたしが処理してさし上げます。
そこによつんばいになってもらえます?」
「ええ…そんなこと言われても…」
下の毛を誰かに処理してもらうこともそうだが、ズボラをして剃っていない股間やお尻を見られるのは恥ずかしかった。
「大丈夫。あたし、こう見えて剃るの得意なんです。
お願いしますよ。生徒たち待ってますから」
「わかった…手早くお願いね…」
そう言って、諦め気味に瞳は佐奈に尻を向けて四つん這いになるのだった。
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