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第三話・黒竜勝つも脱皮し逃げられる・カロリナとのラクシスの姫セリア救出戦

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クロヴィスは黒竜を倒せなかった。

黒竜(アルドゥイン)は身体

から脱皮するように

身体から飛びだし飛びたった。

「黒竜…貴様を地獄まで追い掛け

てやる!」

クロヴィスは心に誓った。

「あのぉ……私はカロリナフェルネーゼ

と申します!助けて戴きありがとうござ

います滅竜士様に助けて戴けるとは

これこそ皇竜アゾス様お導きでしょう」

「単なる偶然だ。」

クロヴィスは宗教に対して否定

的だった。

「いいえこれは皇竜アゾス様が

導いた必然なのです!

そしてお願いがございます。姫様を

セリア様をお救い下さい!」

「姫てのは、ラクシス王の娘か……

俺には関係無い事だ。」

「そこを何とかセリア様も戦で王を

亡くし黒竜に母を殺されたのですよ!

貴方も大事な人を殺されたからこそ

黒竜を倒すのでございましょう」

「解ったよ…引き受けてやるよ!」

クロヴィスは密かに舌打ちしながらも

渋々引き受けた。

「でっ監禁されてる場所は、」

「ラクシス城の地下牢です!私も弓で

後方で戦います亡きロビンロングスト

ライド殿から教わった弓の腕で援護

射撃します。」

「…勝手にしろ」

「勝手にさせていただきます。」

クロヴィスはカロリナの事を気に

する事なく進んでいった。

後にカロリナはアルビリオン皇国の

二代目王コーデル王を産み侍女から

側室になるがまだセリアの侍女だった。











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