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第一話 『キスから始まるエトセトラ』

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「馬鹿だなぁ。自分の家族の問題だろ。何遠慮してんだよ。嫌なら嫌でハッキリ言えばいいし、その雪音って奴が深雪にしたこともバラしちゃえば良かったのに」
「そんなの言えるわけないじゃん。〈あなたの息子に二度もキスされました。だから、再婚には賛成できません〉なんて」
「はぁ……案外隙が多いんだな、お前」
「うぅ……」
 日曜日。またしても頼斗をうちに招き入れた俺は、昨日のことを全て頼斗に打ち明けていた。
 今日は高校の合格発表の日でもあり、元々頼斗とは会う約束をしていた。
 同じ高校を受験したから、その結果を一緒に見に行った後、その足で頼斗を家に連れて帰って来たのである。
 本当は父さんも一緒に合格発表を見に行く予定だったんだけど、万が一ダメだった時に気を遣わせるのが嫌だから、父さんには出掛けるようにお願いした。
 なので、父さんは昨日も一緒に夕飯を食べた宏美さんとデートに出掛けている。
 結果は二人揃って合格だったからホッとしたし、結果はすぐに父さんにもメールで知らせておいた。
 きっと今頃、俺の合格報告を受けて宏美さんと喜んでくれていることだろう。
 対する俺は、心配事が一つ減ったというのに全然気分が晴れてくれなくて、こうして頼斗に泣きついているという状況なのである。
「おいで。慰めてやるから」
「うー……」
 昨日のことを頼斗に話したついでに嫌なことを全部思い出してしまった俺は涙目だった。
 そんな俺に向かって両手を広げてみせる頼斗。俺は素直に頼斗の胸に擦り寄っていった。
「よしよし。災難だったな」
 自分の胸に顔を埋める俺をしっかりと抱き締め、腕の中に閉じ込めた俺の頭を頼斗の手が優しく撫でてくれる。
 男同士で何をやっているんだ? って感じではあるんだけれど、俺が本気で凹んでいる時、頼斗はこうして俺を抱き締めながら慰めてくれる。
 多分、母さんを亡くしてしばらくの間、酷く寂しがる俺が頼斗にくっついていたからだと思う。
 あの頃も頼斗は俺を沢山抱き締めてくれたし、俺の頭を撫でることで、俺に安心感を与えてくれた。それが俺は嬉しかったから、今でも頼斗に抱き締められることも、頭を撫でてもらうことも好きだった。
「稔さんには何か言った?」
「うん。ちょっとだけ。〈再婚のことはもう少し考えさせて欲しい〉くらいしか言えなかったけど」
「そっか」
 昨日ホテルから帰ってきた俺と父さんの間では、当然再婚や夏川家のことを話し合う時間というものが設けられた。
 しかし、雪音のせいで宏美さんとの再婚に益々乗り気になってしまった父さんにはあまり強く出られなくて……。俺が雪音のことを気に入らないことも言えなかった。
「なあ、深雪」
「うん?」
「やっぱ俺とキスしない?」
「え?」
 頼斗の温もりに安心しきっていた俺は、頭の上から聞こえてきた頼斗の声に動揺した。
 いや……どうして?
「えっと……何で?」
 混乱しながら聞き返してみると
「だってさ、正直面白くないんだよ。そんな奴に深雪の唇を二度も奪われて、そのたびに俺が深雪を慰めてやらなきゃいけないっていう構図」
 頼斗からはそんな返事が返ってきた。
 うぅ……やっぱり迷惑だったのかな。俺の自業自得から始まっていることなのに、頼斗を頼って泣きつく俺って。
 でも、それだと「俺とキスしない?」にはならない気もする。
 俺が頼斗に泣きつくのが迷惑だったとしても、そこから「キスしよう」になる理由を知りたい。
「っつーか、いっそのこと、俺と付き合わない?」
「え⁉」
 頭の中が混乱してしまう俺は、更に混乱するようなことを頼斗に言われてしまい、素っ頓狂な声を上げてしまった。
(つ……付き合う? 付き合うって……?)
 この場合、どういう意味での〈付き合う〉なのかがわからないほど、俺も察しが悪いわけではない。
 だけど、小学校の頃からずっと一緒にいる頼斗からそんな事を言われるとは思っていなかった。
「実はさ、ずっと言おうかどうしようか迷っていたんだけど、お前の話を聞いて、迷ってる場合じゃないって気がしたから言うよ。俺、お前のことが好き」
「えぇっ⁉」
 突然の告白っ⁉ 嘘っ! 頼斗って俺のことが好きだったの⁉ 俺、全然気が付かなかったんだけどっ!
「驚き過ぎ。そんなに意外だった?」
「ぅ、ん……だって……その…………いつから?」
 ど……どうしよう……。まさかここで頼斗から告白されるとは思っていなかったよ。俺、頼斗のことは好きだし、頼斗とはずっと友達でいたいと思っているけれど、俺の〈好き〉と頼斗の〈好き〉が違っていただなんて……。
 頼斗のそんな気持ちを知っちゃったら、俺と頼斗の関係ってこれからどうなっちゃうの?
「うーん……いつからかな? 多分、深雪の母さんが死んでからしばらくしてだろうな。落ち込んでるお前を慰めてやっているうちに、お前のことを守りたいって気持ちが芽生えてきて。で、いつの間にか好きになってた」
「そ……そうなんだ……」
 母さんを亡くした頃の俺と言ったら、それはもう酷い落ち込みようだった。まるで〈この世の終わり〉みたいな顔をしていたし、しばらくは学校にも行けなかった。
 そんな時、頼斗は俺が学校に行けない代わりに俺の家に毎日来てくれて、母さんを思い出しては泣いてばかりの俺を、今みたいに抱き締めて、頭を撫でて慰めてくれたんだよね。
 誰とも口を利く気になれなくて、ほとんど喋らない俺の相手なんかしても面白くなかっただろうに。俺が何も喋らなくても、頼斗はずっと俺の傍にいてくれた。
 そんな頼斗の存在があったからこそ俺は立ち直れたと思うし、そこまでしてくれた頼斗の存在は俺の中でも大きい。
 でも、恋愛的な意味で頼斗を好きだと思ったことはなくて、そういう意味で俺を好きだと言ってくれる頼斗に、俺はどう応えたらいいのだろう。
 頼斗を失いたくないけれど、俺が頼斗を振っちゃったら、俺と頼斗は今までみたいな友達じゃいられなくなっちゃうよね?
「だからさ、深雪の前に現れた雪音って奴からも俺が深雪を守ってやりたいんだ。ただの友達としてじゃなくて、その……お前の彼氏としてっていうか……」
 か……彼氏……今、彼氏って言った。何だか物凄く恥ずかしい響きだし、そんな事を言われた俺は実際にめちゃくちゃ恥ずかしい。
「と……とにかくっ! お前を守る理由っつーか、大義名分みたいなものが欲しいわけっ! お前の話を聞く限り、その雪音って奴は一筋縄じゃいきそうにない相手だし。お前と友達のままじゃ守ってやれない気がするんだよっ!」
「頼斗……」
 頼斗に告白なんてものをされちゃって、俺一人が恥ずかしい思いをしているのかと思ったら、見上げた頼斗の顔も真っ赤だった。
 小学校からの付き合いなのに。そんな俺相手でも告白する時は照れるんだ。ちょっと可愛いかも……。
 でも、別に俺の彼氏にならなくてもいいから友達として守って欲しい、と思ってしまう俺って我儘なのかな?
「ダメか?」
「っ……」
 一度はヤケクソみたいな発言をして、気まずい空気を吹き飛ばそうとした頼斗だったけれど、次の瞬間には真剣な顔に戻り、切羽詰まったような顔で俺をジッと見詰めてきた。
(あ……頼斗って結構睫毛長いんだ……)
 いつも一緒にいる頼斗の顔をまじまじと観察することなんてなかったけれど、真剣な眼差しで真っ直ぐ俺を見詰めてくる頼斗の顔を、俺は初めてじっくりと見詰め直した。
 漆黒の艶やかな髪。最近髪を切りに行っていないのか、前髪が少し鬱陶しい感じに伸びてしまっているけれど、その伸びた前髪が逆に格好いいというか、頼斗には似合っていた。
 前髪の隙間から覗く切れ長で鋭い目は男らしさを感じるし、筋の通った鼻は高くて、俺のこじんまりとした小さな鼻とは大違い。
 唇は少し薄いけれど、全体的にシャープな感じがする頼斗の顔には合っているし、この口がニッと引き上げられて笑った時の笑顔は無邪気な少年らしさを感じさせられて、たまにドキッとしちゃうこともあるんだよね。
(って! 俺はこんな時に何を考えているんだかっ!)
 呑気に頼斗の顔を観察している場合でもなかった。俺は今、頼斗から告白された挙げ句、「俺じゃダメか?」的なことを問われているんだよね? よくよく見ると頼斗ってイケメンじゃん、なんて感心している場合ではない。
「ダメっていうか……俺、頼斗のことをそういう意味で好きだと思ったことがなくて……。頼斗のことは好きだし、ずっと一緒にいたいと思ってるけど、付き合うとかは考えたことがないから……急にそんな事を言われても……」
 しどろもどろになってしまったけれど、今の自分の気持ちを正直に伝えることはできた。
 頼斗にとってはあまり好ましくない言葉だったのかもしれないけれど、心の準備が全くできていなかった俺としては、それ以外に答えようがなかった。
「そっか……そりゃそうだよな。いきなりこんな事言われても困るよな。悪い」
「う……ううん。ちょっとびっくりしちゃったけど、頼斗が俺のことをそんな風に思ってくれていたことはちょっと嬉しい……かも」
 頼斗に恋愛感情を抱かれていたことについてはちょっと困るけれど、根底には俺のことを〈守ってやりたい〉という思いがあるところは嬉しかった。
「ん? そうなの? じゃあ全くの脈ナシじゃないと思ってもいい?」
「えっと……それは……」
 うぅ……それはどうだろう。何せ俺、今まで考えたこともなかった頼斗の気持ちを聞かされて混乱しているし、自分が今後頼斗のことを好きになる可能性があるかどうかなんてわからないよ。脈ナシか脈ナシじゃないのかなんて答えられない。
(でも……)
 頼斗の気持ちを〈嫌じゃない〉と感じたのは事実。それって全くの脈ナシじゃないってことになるのかな?
 俺、今まで誰かに告白されたことなんてないから、告白されたこと自体に舞い上がっているだけかもしれないけれど。
「んじゃさ、試しにキスしてもいい?」
「えっ⁉」
 ちょっと待て。さすがにそれは早急過ぎるし、〈試しに〉って何だ。
 既に雪音によってファーストキスを奪われた身ではあるけれど、俺のキスって合意のもとじゃなかったり、試しにされちゃうようなキスばっかりなの?
「ダっ……ダメだよっ! そんな事しちゃったら、俺、明日からどんな顔して頼斗に会えばいいのかわからなくなっちゃうっ!」
「でも、雪音って奴とはシたよな? 二回も。だったら俺もシたい」
「そ……そんな……」
 今ここでそれを言うか。雪音とのキスは「犬に嚙まれたとでも思って忘れろ」って言った癖に。今ここでそれを蒸し返してくるなんてズルいよ。
 それに
「俺も深雪とキスしたい。お前がしたキス、雪音って奴としたキスだけじゃ納得いかない」
「あうぅ……」
 小学校からの付き合いである頼斗から迫られたら、俺もどうにも断り辛い。
 雪音とは違って、頼斗は俺の合意無しにキスをしてくるつもりはなさそうだし、俺自身、雪音としかキスしていない自分は何だか悔しい。
 これが俺にとってのファーストキスになるというなら、俺も断固阻止の姿勢を取れるんだけど――。
「……一回……だけなら……」
 そう言ってしまった。
「わかった。一回だけな」
 俺からの合意を得た頼斗は、途端に嬉しそうな顔になってニッと笑った。
 ああ……その笑顔はズルい。俺って意外と押しに弱いんだ。まあ、既にキスを経験済みだから、という理由もあるんだろうけれど。
「ほ……本当に一回だけ……だよ?」
「わかってる」
 俺が頼斗に抱き締められている最中の出来事だったから、俺の身体は頼斗の腕の中だった。
 この状態から頼斗とキスするのはやっぱり恥ずかしいと思っちゃうし、俺の身体を更に自分の腕の中へと抱き寄せてくる頼斗にドキドキが止まらなかった。
(あ……)
 頼斗の腕の中で落ち着かなさそうにそわそわしていた俺は、ゆっくりと近付いてくる頼斗の顔に気付いて目を閉じた。
 不意打ちでも無理矢理でもないキスに、俺はどうしていいのかがわからない。
 ただ、頼斗が腕の中の俺を物凄く丁寧に扱ってくれていることがわかったから、俺は流れに身を任せることにした。
(三日続けて男にキスされる俺ってどうなの?)
 ふとそんな事を思ってしまったりもしたけれど、一日目と二日目は防ぎようがなかったし、その二日間があったからこその三日目である。
 俺が隙だらけで頼りないだけなのかもしれないけれど、そもそも俺なんかとキスしたいと思う雪音や頼斗がおかしい、って気もする。
「んっ……」
 凄く優しく俺の唇に触れてきた頼斗の唇に、俺の身体は一瞬ビクンッ、と強張った。
 だけど
「んんっ……」
 俺の唇を慈しむように吸い上げてくる頼斗の唇に、雪音にされたキスとはまた違った感覚が芽生えてきた。
(凄く……優しいキス……)
 そう思った。
 頼斗が俺にこんなにも優しいキスをしてくるのも、頼斗が俺のことを好きだから……なのかな。
 悪戯に奪われてしまったキスと、俺のことを好きだと思ってくれる人間のキスとではこんなに違うものなんだ。
(何だろう……何か胸の奥がきゅぅってする……)
 雪音の時には感じなかった感覚にも戸惑ってしまう。頼斗からのキスに胸が締め付けられるような感じがすると同時に、全身に甘い感覚が広がっていくような感じ……。これって一体どういう感覚なんだろう。
「ん…………ぁ……」
 随分と長い間キスされていたような感じがしたけれど、時間にしたら十秒くらいのものだった。
 とびっきり優しいキスを俺にした頼斗は、俺の唇から名残惜しそうに自分の唇を離すと
「ヤバ……このまま深雪にエロい事したくなった」
 と言った。
「それはダメ」
 そこは俺もきっぱり拒否しておいた。
 エロい事って何だよ。何するつもりだよ。いくらキスを許したからって、俺もそこまで流れやすい人間じゃないんだからね。
 と言いつつ、頼斗からのキスを許した俺は、ガードが固い人間とも言いがたい。
「ちっ……ダメか。今ので完全にエロい気分になったんだけどな」
「ダメなものはダメだよ。俺にはそういう意味で頼斗のことを好きだっていう自覚がないし。男同士でエッチな事なんておかしいじゃん」
「そうか? そうでもないぞ?」
「ダメっ!」
 唇は解放してくれたけど、抱き締めたままになっている俺の身体を解放するつもりはないみたいだった。頼斗は腕の中に閉じ込めたままの俺に甘えるようにくっついてきた。
 何だか物凄くイチャイチャしているみたいになって恥ずかしい。もしかして、頼斗はずっとこんな風に俺に触れたかったのかな?
「わかったわかった。エロい事はしない。我慢する。でも、もうちょっとこのまま抱き締めててもいい?」
「それくらいならまあ……今更って感じだし……」
 甘い。俺が頼斗に甘過ぎる。自分のことを好きだと言っている人間に対し、この手緩い対応は何だよ。思わせぶりな態度ってやつになっていない?
 でも
「あー……マジで好き。俺、今めちゃくちゃ深雪のことが好きだって実感してる」
 俺を抱き締めることに幸せを感じている様子の頼斗にはやっぱり強く出られなくて……。
「好きだよ、深雪」
 改めて俺に告白してくる頼斗に自分がどういう顔をしていいのかがわからなかったし、実際に今、自分がどういう顔をしているのかもわからなかった。
 父さんの再婚話や雪音のことにもまだ決着がついていないっていうのに。そのうえ更に頼斗との間にも問題が浮上しちゃったら、俺はもうどうしていいのかが本当にわからないよ……。


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