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第一話 『キスから始まるエトセトラ』
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しおりを挟む「へー。稔さん再婚するんだ」
「するんだ、って。まだ〈する〉と決まったわけじゃないよ」
三月になった。今日は三月最初の金曜日。明日は父さんの再婚相手とその息子と一緒に食事をすることになっている俺。
初めて父さんから再婚話を切り出されてから今日までの間、俺は父さんの再婚話を誰にも話せないままでいたけれど、再婚相手とその息子に会う日が近付くにつれ、誰かに話さずにはいられなくなってきた。
なので、小学校からの幼馴染みである戸塚頼斗にその話をすると、頼斗は意外でも何でもなさそうな顔でそう返してきた。
「ま、いいんじゃない? 男手しかない家っていうのも何かと大変だろうし。稔さんも仕事が忙しい人じゃん。稔さんが再婚したら、深雪も家事から解放されて自由の身だろ?」
「他人事だと思って……。俺にとっては結構深刻な問題なんだよ?」
「そりゃ自分の父親が再婚するっていうんだから、深刻は深刻だろうよ。でも、家族が増えるのはいいことじゃん。稔さん男前だから、今まで再婚の話が上がってこなかったこと自体、俺としては意外だったしな」
「そうかもね。確かに俺の父さんはイケメンだと思うよ。俺はちっとも似てないけど」
「深雪は母親似だからな」
「父さんとの二人暮らしから、再婚相手とその連れ子との四人暮らしに変わったら、さぞかし毎日が賑やかになることだろうね」
「連れ子? 連れ子がいるんだ。女?」
「まさか。俺より一つ年下の息子だってさ」
「なんだ。男か。それはつまらないな」
「あのねぇ……。そういう問題じゃないんだけど」
こっちはあれからずっと気分が沈みがちだっていうのに。自分のことではない頼斗は呑気なものだった。
ま、そうなるよね。俺が塞ぎ込んでいるからって、頼斗まで一緒に落ち込む必要はない。二人揃ってどんよりしていたら、それこそ余計に気分が滅入っちゃう。
デリケートな問題だからこそ、第三者が前向きな発言をしてくれないと、こっちもいつまで経っても浮上できないって感じだし。
「明日、その再婚相手と息子に会うことになってるんだよね。憂鬱」
「そう言うなって。もしかしたら、物凄くいい親子で、あっという間に気が合っちゃうかもしれないじゃん」
「だといいんだけど」
ずっと自分の中に溜め込んでいたもやもやを吐き出したことによって少しは気持ちが楽になったけれど、どんなに頼斗が前向きな発言をしてくれても、俺の心が完全に晴れることはなかった。
こうやってうじうじ悩んでしまう自分が自分でも鬱陶しいんだけれど、この先の人生、俺に大きく関わってくる問題でもあるから、俺もナーバスにならざるを得ない感じなんだよね。
(安易に〈会ってもいい〉なんて言わなきゃ良かった……)
今更後悔しても遅いことではあるが、そう思わずにもいられなかった。
約束の日が近付いてくるたびに、俺は不安と心配に苛まれていく。
当然と言えば当然だ。今の俺は多感な少年期。悩み事は尽きないお年頃と言ってもいい。そんな時に父親の再婚話が浮上して、能天気でいられるほうがおかしいよ。
「稔さんが再婚したら、今の家で新しい家族と一緒に暮らすの?」
「多分ね。だって、うち一軒家だし。建ててまだ十年も経っていないのに父さんだって手放さないよ。ローンだって残ってるのに」
「それもそっか。深雪が小学校に上がるのに合わせて建てた家だもんな。まだまだ全然綺麗だし、手放したりなんかしないよな」
「元々四人家族を想定して建てられた家だから、家族が二人増えたところでむしろ丁度いいって感じだよ。部屋も余ってるし」
「お? 何だかんだと新しい家族と一緒に住むことに前向きじゃん」
「そういうわけじゃないけど……」
ここ数日。俺の頭の中は父さんの再婚話のことでいっぱいだったりもするけれど、そうやってあれこれ考えているからこそ、〈もし、父さんが再婚したら……〉なんてことも考えてしまう。
元々父さんの再婚についてはあまり否定的ではなかった俺だから、あれこれ悩んでいるものの、父さんに再婚して欲しいのか、再婚して欲しくないのかはよくわからなかったりもする。
というより、そこがハッキリしてくれないからこそ、俺ももやもやして気分が沈んでしまうのだと思う。
俺が父さんの再婚に賛成なのであれば、明日会うことになっている再婚相手とその息子の存在は楽しみにするだろうし、反対したい気持ちがあるのであれば、きっぱりと拒絶の意思を示せるから、それはそれで迷いがなくていい。どっちつかずのままだから、自分がどういう感情を抱いていいのかがわからなくて悩むのだと思う。
「そう暗い顔するなって。ただ会うだけなんだからさ。もっと気楽に構えてろって」
「うん……」
あからさまに陰鬱なオーラを纏う俺の頭を、頼斗の手がわしゃわしゃと撫でてきた。
まるで子供扱いをされているような気持ちになってしまうけれど、こうして鬱陶しい感じに塞ぎ込んでいる俺に構ってくれる頼斗の存在は有り難かった。
「稔さんの再婚相手とその息子に会ったら感想聞かせろよ。どんな人達なのか俺も気になる」
「うん。そうする」
生憎俺はちっとも楽しみにできないんだけれど、話を聞く側に回る頼斗は本当に楽しみにしているようだった。
できることなら、俺もこの手の話は聞く側に回りたいものだ。
自分の家のことだから、それは無理な相談だとわかっていても。
その日の放課後。
「じゃあな、深雪。明日は頑張れよ」
「うん。頑張る」
いつもの帰り道。いつもの場所で頼斗と別れた俺は、その足でいつものスーパーに寄って帰るつもりだった。
ところが
「生意気なんだよっ! お前っ!」
「菜穂がこいつの彼女って知ってんだろ? それなのに、人の女に手を出すとはどういうつもりだよっ!」
「ちっとばかし顔がいいからって、調子に乗ってんじゃねーよっ!」
帰り道でもある商店街を歩いていると、薄暗い路地の奥からそんな怒声が聞こえてきて、俺はビクッと肩を震わせて立ち止まってしまった。
喧嘩なんて俺には無縁な日常だ。そもそも、そんな場面に出くわしたこと自体がこれまでに一度もない。
どうやら女性問題のいざこざみたいだけれど、こういうのって、やっぱり如何にも怖そうなお兄さん達が揉めているんだろうか。
「……………………」
下手に興味を持って首を突っ込み、変に巻き込まれでもしたら大変だ。俺には全然関係ないことだし、この場は知らん顔をして通り過ぎるのが一番だよね。
でも
(ちょ……ちょっとだけ……)
どうしても〈見てみたい〉という誘惑に勝てなくて、俺は周りの人間に怪しまれないよう、涼しい顔をして路地に足を踏み入れていった。
そして、入り組んだ路地の奥へと進み、声が聞こえてくる場所をこっそりと覗き込んでみる。
「別に調子になんか乗っていませんよ。大体、僕が手を出したわけじゃない。向こうが勝手に言い寄ってきたんだ。こちらとしてはいい迷惑ですよ」
およそ〈怖いお兄さん〉とは程遠い、スラっと背が高くて端正な顔をしているイケメンが、文字通り〈怖いお兄さん〉にしか見えない男三人に囲まれていた。
(どうしようっ! 弱そうなイケメンがピンチっ!)
見た目の怖さもそうだけど、三対一ではどう考えても絡まれているイケメン君の方が圧倒的に不利である。
しかも、今のイケメン君の発言を信じるのであれば、あのイケメン君は何も悪くない気がする。
(け……警察に通報した方がいいのかな?)
ドキドキしながら路地を覗く俺は、頭の中で必死にこの辺りの地図を思い出してみる。
確か、五百メートルほど先に交番があった気がする。そこまで走って行って、お巡りさんを連れてきた方がいいのだろうか。
(でも、勝手に警察なんか連れてきたら迷惑だったりする?)
現時点では別に暴力沙汰になっているわけでもないし、ただ単に絡まれているだけという状況。この先、あのイケメン君が三人の男から暴行を加えられる保証もない。
それなのに、俺が勝手に交番に駆け込んでしまったら、逆にあのイケメン君が男達から恨まれて、後で仕返しされちゃうかもしれない。
(ど……どうすれば……)
ちょっとした興味本位で路地を覗いてみただけなのに。何だか俺が究極の選択を迫られているような気分。
やっぱり余計なことに首を突っ込むものじゃないよね。ただでさえ、最近の俺は悩み事が尽きなくて憂鬱な気分になっているっていうのに。こんな場面を見てしまったら、益々気分が沈んじゃいそうだよ。
「めっ……迷惑だと⁉ お前っ! 俺の彼女が迷惑だって言ったのか!」
「ひっ……」
別に俺が絡まれているわけでもないというのに。男の一人がイケメン君の胸倉を乱暴に掴んだ瞬間、俺の口からは悲鳴を押し殺したような声が上がってしまった。
俺、暴力シーンとか苦手なんだよね。テレビや映画を見ていても、そういうシーンではいつも萎縮して、目を背けちゃうくらいだし。
それに比べて
「迷惑を迷惑だと言って何が悪いんですか? 第一、あなたの彼女ですよね? だったら、僕が他人の彼女をどう思おうと問題がないのでは?」
胸倉を掴まれたイケメン君は冷静だった。俺だったら、あんな怖そうなお兄さんに胸倉を掴まれた時点で怖くて泣いちゃうよ。
「この野郎……いい度胸してるじゃねーか」
「ちょっと痛い目に遭わせてやった方が良さそうだな」
「そのすかした顔をボコボコにしてやる」
あわわわわ……ついに……ついに暴力沙汰に発展してしまいそうな危険な展開。ここはもう、迷わず交番に駆け込むべきだ。交番に駆け込んで、早くお巡りさんを連れて来なくっちゃ。
そう思った俺は、踵を返して路地から立ち去ろうとしたはずなのに――。
「目上の人間に向かって生意気な口を叩いた自分を後悔しやがれっ!」
イケメン君に向かって握り締めた拳が振り上げられた瞬間
「暴力反対ーっ!」
俺は路地から立ち去るのではなく、路地の中に足を踏み入れてしまっていた。
「…………は?」
「誰だ? お前」
勢い良く飛び出してきた俺の姿に、その場にいた全員がきょとんとした顔になっている。
「あ……あの……だから……」
自分でも頭の中が真っ白だった。ここで俺が姿を現して何になる。咄嗟に身体が動いてしまったとはいえ、あまりにも無謀で愚か過ぎる行動だった。
「ぼっ……暴力は良くないと思います……」
「あぁ?」
「ひっ……! あぅ……だから、その……」
勢い良く飛び出したまでは良かったけれど、その後はやっぱりダメダメだった。体格のいいお兄さん達にちょっと怖い顔で睨まれただけで、もう泣きそうな顔になっていた。
いっそのこと、本当に泣き出してしまったら、そのあまりにも情けない俺の姿にドン引き、興ざめして、この人たちの闘争本能も薄れてくれるだろうか。
いやいや。いくらなんでも自分から飛びしておいて泣き出す自分は格好悪過ぎる。男として、そこはプライドが許さない。
「けっ……警察呼びますよっ! 三対一なんて卑怯じゃないですかっ! 立派な暴力事件として成立しますよっ!」
どうにか涙は堪えたけれど、何もできないのであれば、おとなしく尻尾を巻いて退散すればいいものを。
そうはせず、更に余計なことを言ってしまう自分に、俺自身が心の中で悲鳴を上げたくなった。
(お願いだから黙って! 俺っ!)
頭の中では冷静に自分の姿を見られる俺がいるのに、実際の俺は冷静でも何でもなかった。
全く関係のない人間が突然介入してきたこと自体がおもしろくないだろうに。その関係ない俺が「警察を呼ぶ」だの「卑怯」だのと宣うのだ。三人の怖そうなお兄さん達の怒りが俺に向いてしまうのも無理はない。
「どこのガキだ」
「こいつの知り合いか?」
「関係ない奴は引っ込んどいてもらおうか」
三人が三人共俺を怖い顔で睨みつけてきて、まるで足の裏から根が生えて動けなくなってしまったように立ち尽くす俺に、じりじりと詰め寄ってきた。
(ひぃぃぃ~っ! 今度は俺が大ピンチーっ!)
余計なことをした罰とでも言うのだろうか。人生最大のピンチと言っても過言ではない状況に陥ってしまった俺はパニックだった。
これ、とっ捕まえられてボコボコにされるパターン。突然の父さんの再婚話といい、喧嘩の場面に遭遇してしまう事といい、最近の俺って踏んだり蹴ったりじゃない?
「よお、ガキ。警察が何だって?」
「あうぅ……」
「困るなぁ~。警察なんか呼ばれちゃ」
「これは俺らとあいつの問題なわけよ。わざわざ警察を呼ばれるようなことじゃないの。おわかり?」
「うぅ……うー……」
か……囲まれた。俺、今ガタイのいい怖そうな男三人に囲まれて、完全に逃げ場を失っちゃってるよ。
せめてもの救いは、俺の介入により、イケメン君が男三人にボコボコにされる悲劇を食い止められたことではあるけれど、それと引き換えに、今度は俺が男三人からボコボコにされるという展開が目に浮かぶ。
(俺、何も悪いことなんかしてないのにっ!)
見過ごすことができない暴力を止めに入っただけで、この人達とは何の関りもない俺がボコボコにされるだなんて理不尽だよ。この世には正義というものがないの?
「おやおや。震えちゃって可哀想だなぁ?」
「見るからに弱そうだな。喧嘩なんかしたことない顔してんだから、こういう時は黙って見て見ぬ振りをしなきゃダメだろ?」
「余計な首を突っ込むから、今度は自分が痛い目を見るってことを学ばなくちゃなぁ」
恐怖と絶望を感じた俺は最早言葉を発することすらできず、ただただ震えることしかできなかった。
だから
「うぐっ……!」
突然目の前の男の身体がくの字に曲がり、硬いアスファルトの上に倒れ込んだ時は何が起こったのかがわからなかった。
一瞬にして意識を刈り取られてしまった男の姿を呆然と見下ろしていると
「うっ……!」
「がはっ……!」
両サイドにいた二人の男も次々とアスファルトの上に沈み、立っているのは何が起こったのかがわからないままでいる俺と
「大丈夫?」
さっきまで男三人に絡まれていたイケメン君だった。
「えっと……うん。大丈夫……」
一体何が起こったの? もしかして、この三人を一瞬で伸しちゃったのって、このイケメン君?
だったらめちゃくちゃ強いじゃん。俺、何のために怖い思いをしてまで首を突っ込んだの? 完全に余計なお世話でしかなかったじゃん。
「助けてくれてありがとう」
何の役にも立たなかったはずの俺なのに、そんな俺に向かってイケメン君が爽やかな笑顔でお礼を言ってきた。
「いや……そんな……。むしろ、俺の方が助けてもらっちゃって……」
だけど、実際に助けてもらったのは俺で、むしろ俺が彼にお礼を言わなくてはいけない立場である。
いや。お礼を言うだけではなく、何かお礼をしなくちゃいけない気分にすらなってしまう。
だって、俺が変に首を突っ込まなければ、このイケメン君は余計なところに気を回すこともなく、あの三人をあっさり伸してしまい、何事もなかったように路地を後にしていたはずだもん。
「俺の方こそ助けてくれてありがとう。何かお礼を……」
なので、その旨を伝えようと思ったんだけれど
「お礼? いいよ、そんなの。先に助けてくれたのは君だし」
爽やかイケメン君ははにかみ、「気にしないで」と言わんばかりの笑顔だった。
優しい。というか、はにかむ笑顔が少し幼くも見えて可愛い。ひょっとして、俺と同じくらいの年頃なのかな? 倒れているお兄さん達は明らかに年上っぽいけれど。
(そう言えば、目上の人間がどうとか言っていたよね……)
何をしたら、年上の男が年下の男を三人がかりで痛めつけようとするのかがわからない。自分の彼女が他の男に心移りしたとしても、友達を引き連れて仕返ししようだなんて格好悪過ぎると思う。
そんな彼の災難も含め、益々何かお礼をしたくなってしまう俺。
「でも、俺のせいで余計な手間を掛けさせちゃったみたいだから、そのお詫びはしたいと思っちゃうんだけど」
お礼やお詫びといっても、そんなに大したことはできない。せめて路地を出たところにあるカフェでお茶を奢るとか、商店街の中にあるお店でお礼の品を買うくらいしかできないけれど
「気にしなくてもいいよ。お互い様ってことで」
イケメン君は俺からのお礼を受け取ろうとはしなかった。
そんなイケメン君に対し
(優しいうえに謙虚な人なんだな……)
なんて俺も感心していたんだけれど――。
「でも、どうしてもって言うなら……」
「っ⁉」
「お礼はこれでいいよ」
イケメン君は急に態度を一転させて、俺から大事なものを奪っていった。
「……………………」
そして、そのあまりの豹変ぶりに唖然としてしまう俺に向かって
「じゃあね。もう危ないことに首を突っ込んじゃダメだよ」
爽やかな笑顔でそう言い残すと、男三人が倒れたままの路地に俺を残し、暗くて湿っぽい路地から去っていった。
「……………………」
後に残された俺は自分の身に起こった出来事が理解できなくて、彼の姿が見えなくなった後も、しばらくは身動き一つできなかった。
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