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五限目 瓢箪から駒が出る

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「私、西尾麻衣にしおまいっていいます。篠宮君や早乙女君と同じ一年生です」
 場所は変わって駅前である。俺と結月とその尾行者は、駅前から離れた公園を後にして、駅前まで戻って来ていた。
 駅前と言っても、俺や結月の自宅がある最寄り駅の駅前ではなく、学校の最寄り駅になる駅前である。
 その駅前にあるファーストフード店の中で、俺と結月は俺達を尾行していた西尾麻衣という子に、改めて自己紹介なんかをされていた。
 霧島の時とは違って、本当に全く見覚えのない子だし、名前を聞いたこともない。顔は普通なのだが、あまりパッとしないというか、至って地味で目立たない感じの女の子である。
 黒い髪は所謂いわゆるおかっぱ――ショートボブ? 俺にはその違いがよくわからない――というやつで、顔には存在感のある黒縁眼鏡を掛けている。眼鏡さえ掛けていなければ、日本人形を彷彿させるような子であった。
 一体どういう理由があって、俺達はこんな地味な子から尾行をされていたのだろうか。
 見るからに目立ちそうにない子だから、最近話題になりがちな俺達に興味を持ってしまったのだろうか。
「えっと……その……西尾さん、って呼んでもいいのかな?」
「はい。どうぞお好きなように呼んでください」
「わ……わかった。じゃあ西尾さん。西尾さんはどうして俺達を尾行していたのかな?」
 同級生だと言われたが、俺も初対面の相手――特に相手が女の子だと緊張する。霧島のように最初からフレンドリーな感じで気さくに話してくれる相手なら、まだ勢い任せに話すこともできるが、西尾さんも緊張しているようだし。同級生だというのに敬語を使われてしまっては尚更だ。
「……………………」
 ちなみに、結月は西尾さんに対して無視を決め込むことにしたらしい。
 結月のふて腐れた横顔は「尾行するような人間は話す価値もない」と言っているようである。
「そ……それは……」
 俺からの至極当然な質問に対し、西尾さんは急にもじもじとし始めて、とても答えにくそうな顔である。
 それもそうだろう。何といっても俺達を尾行していたわけだから。その理由を「説明しろ」と言われたら、そりゃ答え難いしもじもじもするだろう。
 だからといって、こちらとしても理由を聞かないわけにはいかない。知らない人間に後をけられるなんて行為は不愉快だし、気持ちが悪いものだからな。そうする理由というものを、尾行された側の人間からすれば聞かせて欲しいものである。
「っ!」
 ズズーっと、結月がわざと音を立ててジュースを吸い上げる音に、西尾さんの肩がビクッと震える。
 尾行をしたお詫びなのか、西尾さんは俺達にジュースを奢ってくれていた。
「あっ……あのっ……私、その……実は……」
 結月の立てた音を催促だと受け取ってしまったのか、西尾さんは慌てて口を開いたのだが、まだ心の準備ができていないようで、なかなか上手く話すことができない様子だった。
 俺はテーブルの下で結月の太腿を軽く叩き、「威嚇するな」と目で合図を送った。
 こっちは注意しているというのに、結月はそんな俺の手を握ってくると、何故か得意気な顔をした。
 こいつは本当に空気を読んでくれない奴だ。
「じ……実は私、篠宮君と早乙女君のファンというか……密かに二人の仲を応援しているというか……」
「…………は?」
 いつまでも黙っているわけにはいかないと、西尾さんも覚悟を決めたらしい。俺と結月がちょっとした戯れを始めた間に言葉を紡ぎ始めた西尾さんだったが、その言葉に、俺の頭の中は初っ端から大混乱だった。
(何を言っているんだ? この子……)
 目の前の地味な女の子のことが心の底から心配になる。俺と結月のファンって何だ。俺と結月の仲を応援しているって何だ。
「お二人は〈腐女子〉って知っていますか?」
「え? えっと……まあ……聞いたことくらいは……」
 今度は〈腐女子〉って言葉が出てきた。
 その言葉なら俺も聞いたことがあるし、何となく意味もわかっている。その生態についてはよく知らないものの。
「私それなんです。それで、入学してすぐに話題になった篠宮君と早乙女君のことを知って、どんな人達なのかが凄く気になっちゃって。こっそり二人の姿を教室まで見に行ったことがあるんです」
「へ……へー……そうなんだ」
 くっ……ここにも人の噂というか、生徒同士の話題に踊らされた人間がいるようだ。
 俺と結月の存在が入学早々秀泉の中で広まってしまった原因は、十中八九入学式での新入生代表の挨拶だ。あれさえなければ、結月が入学早々変人扱いされることはなかったし、それに付き合わされた俺が話題になることもなかった。
「そしたら、私的には物凄く萌える男の子の二人組だったから、私はもうテンションが上がっちゃって。一目見た瞬間から、〈この二人は付き合っているに違いない!〉って決めつけちゃったんです」
「……………………」
 勝手に決めつけられても困る。俺と結月の姿にテンションを上げられても困る、って話だ。
 それに、何だ、この子。そう言った途端に急に目の色が変わったというか、目がキラキラと輝き始めたぞ。最初のもじもじどこ行った? ちょっと怖いんだけど。
「それ以来、私は密かに篠宮君と早乙女君の仲を応援し、二人の仲睦まじい姿を遠目から見ては萌え、様々な妄想をしていたんです」
「そ……そうなんだぁ……」
 知らない女の子から勝手に様々な妄想をされていた。しかも、その妄想とはどう考えても俺にとって好ましくない妄想だと思われる。
「お二人とも学校ではあまり友達を作らないタイプのようだし、いつも二人で一緒にいるから、私も〈二人を邪魔する人間はいない〉って安心していたんです。それなのに……」
 少し誤解をしているようだが、俺は別に好きで友達を作らないわけではなく、結月のせいで友達を作り難いだけなのである。そこを勝手に誤解され、安心されても迷惑だ。俺だって普通に友達は欲しい。
「夏休み中、私は篠宮君がバイトをしているイベントに行ったんです。私、キャラクターとか好きなので。そしたら、そこで篠宮君と親しくしている霧島さんの姿を見掛けてしまって……。私、物凄くショックを受けてしまったんです」
「え」
 ちょっと待て。今、俺がバイトをしていたイベントに行った、と……そう言ったか? それってつまり……。
「篠宮君の隣りに早乙女君以外の人間……それも、女の子がいるだなんて許せなかったんです。気が付いたら私、持っていたデジカメで二人の姿を……」
「お前かぁーっ!」
 犯人発見。俺と霧島のツーショット写真を隠し撮りした犯人が、今俺の目の前にいる。
「ひぃっ! ごめんなさいっ! ごめんなさいっ! ちょっとした出来心だったんですぅっ!」
「悪事を働いた人間は大体そう言うんだっ! ごめんで済んだら警察はいらないぞっ! おかげで酷い迷惑を掛けられたじゃないかっ!」
「ごもっともですぅ~っ!」
 弱い者には優しく。女の子相手に本気で怒ってはいけない。と教えられてきた俺も、さすがに声を荒げてしまった瞬間である。
 自分でも「落ち着け」と思ったが、新学期が始まってから今日までの間、俺に敵意剥き出しな霧島ファンからの執拗な詰問攻撃を考えたら、そりゃ俺も声を荒げたくなる。
 しかし、一度怒鳴ってしまうとスッキリしたもので
「……百歩譲って、俺と霧島の写真を撮ってしまったことは許すとしても、その写真をわざわざ霧島のファンサイトに載せた理由は何だ」
 その後はわりと落ち着いて話ができるようになった。
 一度は俺に怒鳴られて萎縮した西尾さんも、俺が落ち着いて話し始めたことで安心した顔になる。
「それは、その……篠宮君と霧島さんの仲を引き裂くためというか……。霧島さんが男の子と一緒にいる写真が出回れば、霧島さんのファンが黙っていないだろうと思って……。霧島さんが男子から人気があるのは知っていましたし、霧島さんのファンサイトがあることも知っていたので……」
 西尾さんは小さく深呼吸をすると、どういうつもりで俺と霧島のツーショット写真を、霧島ファンサイトに投稿したのかを説明してくれた。
「ああ、そう……」
 頭が痛くなった。写真を投稿した目的は予想通り――というか、俺と霧島が親しくしている姿を面白くないと思う人間が、俺と霧島の仲を引き裂くために投稿したものだったが、そこに結月が絡んでいたとは……。
 俺と結月に仲睦まじいままでいて欲しくて、俺と霧島の仲を引き裂こうとする人間の仕業だとは思わなかった。
 犯人が霧島ではなく、俺と結月のファンであったことも予想外だ。そもそも、秀泉にそんな人間が存在することすら、俺は考えたこともなかった。
「つまり、君は僕と御影以外のカップリングは許せないと……そういう事?」
「⁉」
 あまりの予想外に対応が追い付かなくなっていた俺は、西尾さんのことは無視を決め込んでいたはずの結月が急に口を開いたのでびっくりした。
 しかも、悪態や悪口ではなく、まともな発言をしているので二重に驚いた。
 俺と霧島のツーショット写真を拡散させた犯人のことは、結月もいたくご立腹しているんじゃなかったのか? もしかして、彼女の動機が〈俺と霧島の仲を引き裂くため〉というところが気に入ってしまったのだろうか。
「は……はいっ! その通りですっ! 私、篠宮君の隣りは早乙女君しかいないと思っていますからっ!」
 もちろん、結月は愛想のいい態度ではなかったし、西尾さんのことはゴミでも見るかのような目で見ていた。が、結月からの質問で結月からの理解を得た気分になったらしい西尾さんは、勢い良く首を縦に振っていた。
(そこを思いきり肯定されてもなぁ……)
 という感じである。
 確か〈腐女子とは男同士の恋愛に萌える女の子〉という意味だったように記憶しているのだが、生憎俺の身近にそういう人間はいないから、俺と結月の関係に萌えられても複雑である。萌えて欲しくもない。
 しかも、ただ勝手に萌えているだけならまだしも、俺と結月以外の組み合わせが許せないというあたりも、はなはだ迷惑でしかないように思える。
 そりゃまあ、世の中にはいろんな趣味趣向を持つ人間がいることくらいはわかっているから、腐女子そのものを否定するつもりはない。
 でも、その考え方を他人に押し付けた挙げ句、人に迷惑まで掛けたらダメだろ。
「なるほどね。ま、その考え方は間違っていないし、事実ではあるんだけどね」
「待てこら。お前は偉そうな顔で何を言っていやがるんだ。犯人をとっ捕まえたら土下座させるんじゃなかったのかよ」
 犯人への怒りはどこに行った。俺と霧島の仲を引き裂くため、霧島のファンサイトに俺と霧島のツーショット写真を上げた憎むべき犯人相手に、何を「でかした」みたいな顔をしていやがるんだ。
「え? でも、このこけし娘は僕達の敵じゃないっていうか、むしろ味方じゃない? だったら許してあげようかと思って」
「甘っ! 俺のこれまでの苦労って何だったの⁉」
 いくら動機が自分好みだったからって、あまりにも簡単に許し過ぎじゃないか?
 犯人捜しをすると言い出したのは結月だし、そのために俺は情報収集に精を出したり、霧島とのツーショット写真まで偽装させられたというのに。
 そこまでしてようやく名乗り出た犯人に対して、結月の対応は目を剥くほどに甘かった。
「まあまあ。こうして犯人が名乗り出てくれたわけだから。御影の苦労は無駄にならなかったし、天然水も汚染水にならなくて済んだじゃない。結果オーライだよ」
「そ……そういう問題?」
 確かに、こうして犯人が見つかったのであれば、俺の苦労や努力も報われたと思うけれど――。
(それにしては、あまりにも釈然としないこの状況……)
 犯人が見つかったからといって、俺と霧島のツーショット写真が出回った過去は消えないし、それによって引き起こされた諸々の面倒事もなかったことにはできない。
 そりゃまあ、俺としても済んだ事をいつまでも根に持つつもりはないから、こうして名乗り出てくれた犯人が、自分のしでかしたことを誠心誠意込めて謝ってくれるのであれば、許してやらないこともない。でもなぁ……。
「あぁ……私の目の前で篠宮君と早乙女君の仲睦まじい日常が……」
 何かこの子、あまり反省している様子ではないし、俺と結月のちょっとしたやり取りに萌えてるし。
(犯人が見つかったからって解決する問題なのか?)
 と思ってしまう。
「篠宮君と早乙女君……特に、篠宮君には悪いことをしたと反省しています。ごめんなさい」
「ああ、うん。本当にな」
 一応、謝罪はしてもらった後も、俺の気持ちは晴れるものではなかった。
 とりあえず
「もう二度とこういう事はしないでくれ。もし、俺達のことで何か不満に思うことがあれば、これからは直接俺達に言ってくれればいいから」
 とは言っておいた。
「はいっ! そうしますっ!」
 こっちはわりと真面目に言ったつもりであったが、西尾さんのほうはちょっとしたアドバイスをしてもらったかのようなノリで、やはりあまり反省の色は窺えなかった。
(まあいいや。もうどうでも良くなってきた感じだし……)
 彼女の態度を見ていると、俺もなんだか投げ遣りな気持ちになってしまう。
 本当はもっと色々言ってやりたい気もするし、彼女のした事には説教らしきものもしてやりたかったのだが……。
 彼女の態度と結月の変わり身の速さに、俺の気力というものが根こそぎ奪われてしまった感じである。
「犯人がわかったなら天然水に報告と、事後処理のお願いをしておかなくちゃね」
「ん? ああ、そうだな」
 犯人捜しに協力してもらった霧島には、犯人がわかった際にはその報告と、霧島ファンを鎮める役目をお願いしていた。
 結月に言われ、俺は早速霧島に連絡を取ることにした。
「あのー……早速質問してもいいですか?」
 おもむろにスマホを取り出す俺を見て、西尾さんが不安そうな顔になって聞いてくる。
「うん? 何?」
 俺はスマホを操作するかたわら、西尾さんからの質問に答えてあげる姿勢を見せた。
「天然水っていうのは霧島さんのことですよね? 篠宮君は霧島さんと繋がっているというか、霧島さんの連絡先を知っているということですか?」
 何やら彼女の顔が怖い。まるで俺を責めているような顔である。
 自分が結月に〈こけし娘〉と呼ばれたことには気付いているのかどうかがわからないが――俺的には〈こけし〉よりも〈日本人形〉という感じだが――、結月の言う〈天然水〉が霧島のことだと気付いた彼女はなかなか鋭い。
 もっとも、俺達の会話を聞いていれば、〈天然水〉が霧島のことを指しているのは容易に想像がつくと思うけれど。
「え? あー……まあ……」
「じゃあ、篠宮君と霧島さんが親密な仲であるということは、あながち間違いではないということですか?」
「えっとぉ……」
 彼女の言う〈親密〉という言葉が、どういう関係のことを言っているのかはわからないが、俺と霧島の関係を恋人同士だと疑っているのであれば、それは違う。
「親密というか、普通に友達ってだけだよ。一緒にバイトをした仲ってだけのことだし」
 霧島のことを〈友達〉と呼ぶにはあまりにも交流した期間が短いようにも思えたが、知り合いと言うほどに素っ気ないものでもない。
 昨日は一緒に神奈川の街を歩いた仲だし、もう〈友達〉と呼んでしまってもいいだろう。次はいつ会うかわからない友達だけれど。
「そうそう。御影と天然水はただの友達……っていうか、知り合い以上友達未満って感じだよ。だって、天然水は御影に振られているし」
「おいっ! 余計なことを言うなっ!」
 俺が霧島に告白をされ、その霧島を振ってしまった事実はなるべく人に知られたくない。俺が霧島に告白されたことを自慢しているように思われるのが嫌だし、その話が出るたびに、俺の良心というものが痛みもする。
 しかし、俺と霧島の関係が何でもないことを証明したい結月は、初対面の西尾さんにまでその話をしてしまうのであった。
「え⁉ そうなんですか⁉ 篠宮君、霧島さんのことを振っているんですねっ!」
 俺と結月の仲を応援しているという西尾さんは、当然その話に目を輝かせた。
 こんな子が俺と霧島のツーショット写真を拡散させた犯人だと知っていれば、俺は絶対に結月の犯人捜しに協力なんてしなかった。
「それってつまり、篠宮君には早乙女君がいるからってことですよね⁉」
「そういう事になるよね」
「やっぱり~。やっぱり私の直感は正しかったんですね。それがわかれば、これからは私も安心して二人の仲を応援し続けられますっ!」
 …………一体どういう展開だよ。犯人に土下座させるどころか、犯人を歓喜させている結月って何? 俺に対する嫌がらせか何か? 俺、結月に嫌がらせされるような事なんかしていないよな?
「はぁ……」
 勝手に盛り上がる二人をよそに、俺は霧島に打つメールの中に、今の自分の感情をつづりたくて仕方がなかった。


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