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Final Season
決意と決別(4)
しおりを挟む俺の顔を認識したことで目を覚ました湊は、自分の腹にめり込んだ俺の足を両手で包み込んできて、包み込んだ足の甲を擦るように撫でてきたから、俺は慌てて突き出した足を引っ込めた。
起きて早々、エロ親父みたいなことをしてくんな。
「あれ? 俺、リビングで寝てたんじゃなかったっけ?」
目は覚ましたし、俺の足も擦ってきた湊だが、脳の方はまだ完全には覚醒していないようで、ここがどこなのか、どうして自分がリビングではないところで寝ているのかは理解ができないようだった。
まあ、自分が寝惚けている間の記憶が一切なさそうな湊には、誰かがちゃんと説明してやらないと、現状を理解することは難しいだろう。
そもそも、ここに連れて来られる前の自分が何をしたのかがわかっていたら、呑気にすやすや眠ってなんかいられないよな。
「なんかさー、すげーいい夢を見た気がするんだよね。陽平といい感じにイチャイチャする夢。陽平に触れる感触までリアルだった」
次第に意識がはっきりしてきた湊は、ベッドの上から身体を起こして、自分が見ていた夢の内容を能天気な顔で話してきたが
「そのリアルな感触は夢の中の俺のものじゃなくて、お前が寝惚けて襲い掛かった律のものだと思うぞ」
それが決して夢の中だけの話ではないことを教えてやると
「え……」
湊の顔は一瞬にしてサーっと青褪めた。
「え……待って待って。俺が寝惚けて律に襲い掛かったって? マジ?」
「マジ。俺はその場にいなかったけど、お前が律に襲い掛かった姿を目撃している人間が四人もいるし、律の首にその証拠もしっかり残っていたからな」
「しょっ……証拠⁈」
「おー。律の首にお前が付けたキスマークがくっきりと」
「ぬあっ⁈」
血の気の失せた顔で俺の話を聞いていた湊は、自分が律の首にキスマークを付けたという事実を知るなり、酷く驚いた顔になって変な声を上げた。
その反応はもっともなんだろうが、自分のしでかしたことを全く覚えていないというのも説教のし甲斐いがないよな。
「ヤバいじゃん、俺。うわー……どうしよう。律、怒ってた?」
それでも、自分がしてしまったことを反省する気持ちはあるようだし、自分の行動をうちのメンバー……特に律がどう思っているのかは気になるらしかった。
「正直、律は全然怒ってはいなかったな。まあ、困ってはいたし、呆れてもいるみたいではあったけど」
「そっか……」
被害を被った律が怒っていないと聞いて安心したのも束の間。
「でも、海の方はかなりご立腹だったぞ」
「え……マジ?」
「おう」
律の恋人である海が怒っていると聞いた湊は、なんとも言えない冴えない顔になり、困り果てた顔で俺をジッと見詰めてきた。
そんな顔で見詰められても、俺の方こそ困るだけなんだけど。
「二人ってもう寝た?」
「あ? いや、まだ起きてるけど」
「俺、すぐ謝りに行った方がいいよね?」
「あー……」
湊が律と海の二人に謝りたいと思う気持ちは極々自然なことだ。俺もそうして欲しいと思う。
でも、俺に詰め寄ってきた時の海の様子を思い出すと、今は湊を近づけない方がいいのかも……と思ってしまう。
幸いなことに、律が湊のことを怒っていないから、しばらくは怒りの収まらない海を、律が宥めてくれているんじゃないかって気がするしな。
今、湊を二人のもとに送り込んでしまったら火に油を注ぐようなものだから、それはちょっと避けたい。
「今はやめといた方がいいと思う。明日の朝には海も落ち着いてると思うから、謝るのは朝になってからにした方がいい」
これ以上、湊のせいで家の中がごたごたして欲しくない俺は、特に深い意味もなく、純粋に平和的な解決のためにそう言ったのに、湊はそんな俺をちょっと驚いた顔になってまじまじと見てきた。
「な……なんだよ」
別に変なことは言ってねーだろ。むしろ、俺は湊のために適切なアドバイスをしてやっただけなんだけど?
「いや……ってことは、俺って今日はここに泊まっていいのかな~……って」
「っ!」
しまった。そういう取られ方をするとは思っていなかった。
っていうか、俺は湊の目が覚め次第、湊の体内からアルコールを抜けさせて、家に帰すつもりだったよな? なんで「謝るのは朝になってからにした方がいい」なんて言っちゃったんだよ。俺がそんなことを言ったら、湊が朝までこの家に居座っちゃうじゃん。
「いやっ……そういうことじゃ……」
「てかさ、今って何時?」
「ぅえ?」
「わっ……もう0時過ぎてんじゃん。うちのメンバーってどうした?」
「え……えっとぉ……」
自分の発言を上手く撤回しようと焦る俺は、そんな俺には全く気付かず、俺に向かって立て続けに質問を浴びせてくる湊に、あたふたと慌てるしかできなかった。
しかし
「お前以外のCROWNのメンバーは帰ったよ。俺がさっき、全員家まで送ってきたところだ」
湊が酔っ払ったせいで、予定が大幅に狂ってしまったことに対しての不満や苦情は言いたい。
自分でメンバーを家まで送ると言い出しておいて酔い潰れた湊は、どう考えても無責任だしな。
「え? あ、そっか。そういや俺、帰りはメンバーを送ってあげるって言ったんだよね」
「おう。にも拘らず、知らない間に悠那を唆して酔っ払っていたお前にはほんとがっかりだわ」
もう完全に目を覚ましているし、身体も起こしているのに、ベッドから下りるつもりはないらしい湊は、ベッドの上に胡坐をかいて座り、決まり悪そうな苦笑いを俺に向けてくる。
多少は自分の失態を恥じているのかと思いきや
「いやね、忘れていたわけじゃないんだけど、ちょっとした出来心というか、誘惑に負けちゃって」
という、あまり反省しているとは思えないセリフを吐く湊に、俺は思わず眉をひそめてしまった。
“ちょっとした出来心”とか“誘惑に負けちゃって”とかさ。如何にもダメ男が言いそうな常套句を使うなよ。
そもそも、一体どんな出来心を起こして、なんの誘惑に負けたって言うんだか。
「その発言はお前が如何に適当で無責任な人間であるかってことがよくわかるだけで、同情の余地は微塵もないけどな」
湊の言い分に全く理解を示さない俺が素っ気なく言い返すと
「待ってってば」
湊は自分に背を向けようとする俺の手を、慌てて掴んできたりする。
「んだよ」
別に湊を置いて部屋から出ようとしたわけじゃないのに。何も慌てて俺を引き止めてくることはないだろ。俺はただ、自分の部屋で湊と二人っきりになっている状態が落ち着かなくて、湊と少し距離を置きたいだけなんだけどな。
俺と湊のいる場所がベッドの周辺ってことも、俺的には身の危険を感じなくもないし。
だが、こうして俺に向かって伸びてきた湊の手に、俺の手を掴まれてしまった今、俺にはもう嫌な予感しかしない。
掴まれた手を鬱陶しがる素振りを見せつつも、どうしても心の動揺が顔に出てしまう俺を見て、湊の口許が小さく笑った……ように見えた。
その笑みが余計に俺を不安にさせてくる。
「この手はなんだよ」
掴まれた手を速攻振り解こうと思ったものの、その前に一応理由を聞いてみた。すると――。
「ん? いや、離れがたいかな~……って」
「はぁ……」
湊からは予想通りの“聞かなきゃ良かった”と思える返事が返ってきたから、俺は小さく溜息を零した。
何が「離れがたい」だよ。俺は何が悲しくて、本来はのんびり寛げるはずの自分の部屋で、恋人でもない相手……それも男とのイチャこら展開を繰り広げなくちゃならないんだよ。
(だから俺の部屋に湊を入れて欲しくなかったのに……)
湊がうちに遊びに来たら、絶対に俺の部屋に入りたがるだろうとは思っていた。
それなのに、CROWNのメンバーと一緒にうちに遊びに来た湊は、司や悠那、律と海が他のCROWNのメンバーに家の中を案内している時にはキッチンに立つ俺の傍にいて、俺が
『お前も一緒に案内してもらってこいよ』
と促しても
『今はいいかな』
と言って、俺の傍から離れなかったんだよな。
その時から、どうせ後でタイミングを見計らって、俺に部屋の案内をさせるつもりだろうとは思っていたけれど、まさかこんな形で湊を自室に招き入れることになるとは思っていなかった。
(ひょっとして、これも湊の狙いだったりする?)
湊に最初からメンバーを送るつもりがなかったとは思えないが、湊の性格なら、自分が酔い潰れることで帰りの足を失ったメンバー共々、うちにお泊りする流れを企んだ可能性は充分に考えられるよな。
そして、その思い付きこそが出来心であり、誘惑だったんじゃないかと……。
(ったく……だとしたら、とんでもない話だ)
泊めて欲しいなら泊めて欲しいって素直に言えば、こっちも考えてやらないではなかったのに。
実はこの家、一階に客室として使える部屋が一つあって、友人や家族が泊まりにきた時に使ってもらうための部屋がある。
そんなに広くはないし、まだなんの用意もしていないガランとした部屋ではあるが、押し入れの中には万が一に備えて寝具一式が一組だけ入っている。寒い冬でもない限り、一組の布団があればCROWNのメンバー四人が泊まれないこともなかったんだよな。
湊一人を残されたうえ、その湊がここに泊まる気でいるとなると、逆にCROWNのメンバーを帰してしまったことが悔やまれる。
CROWNのメンバー全員がここに泊まることになっていれば、湊が寝惚けて律に襲い掛かることはなかっただろうし、律から引き剥がされた後の湊が、わざわざ二階にある俺の部屋に運び込まれることもなかったのに。
っていうか、一階にある客室を思い出したついでに言いたい。なんで司にしても海にしても、湊の隔離先を俺の部屋にしたんだよ。一階の客室にぶち込んでおいた方が楽だったんじゃねーの?
まあ、普段全く使っていない部屋だし、存在自体も全く意識していない部屋だからな。すぐには思い付かなかったのかもしれない。
俺は週に一回は掃除のためにその部屋に入るから、頭の片隅にその部屋の存在がインプットされているけれど、俺以外のメンバーは下手すると引っ越ししてきた時の一回以来、一度も一階の部屋には足を踏み入れていないんじゃないかと思われる。
あいつらが如何に客室というものの存在を忘れているのかは、今日、CROWNのメンバーに家の中を案内する姿からも想像がつく。
キッチンに立つ俺が見ていた限り、一階の奥まった場所にひっそりとある客室には、誰も近付いていなかったからな。
実際にこの家で暮らす人間の五分の四の人間から忘れ去られている部屋って必要? とも思うけれど、今日みたいな日こそ必要だと思った。
それはさておき――だ。
「離れがたい、とか言ってないで、この手は離してくんね?」
湊が起きて、酔いも醒めているならちゃんと説教しなくちゃだよな。そのために、俺は風呂を後回しにして、まずは自分の部屋に戻って来たわけだから。
「あれ? なんか陽平、怒ってる?」
「……………………」
なんだ、こいつ。今頃気が付いたのか。寝ている人間の腹に足をめり込まされた時点で普通は気付くだろ。人間は怒ってでもいない限り、寝ている人間の腹に足はめり込ませないんだよ。
まさかとは思うが、こいつは本気で何かしらのプレイだとでも思ったのか? だとしたら馬鹿過ぎるし、脳味噌が平和過ぎる。
「おう。俺はお前に言いたいことが山ほどある」
俺の声は確実に聞こえているし、言っていることの意味もわかっているはずなのに、俺の手を離すつもりがない湊に苛々しつつ、わりと冷たい声で言ってやったのに
「え? 山ほどもあるの?」
湊にはちっとも焦る気配がなかった。
日頃キレ口調や塩対応で湊に接する機会が多いと、こういう時にいまいち効果が発揮されないな。
湊自身が俺に怒られ慣れてしまうというか、反省というものからどんどん遠ざかっていく。
「おー。俺の怒りは今エベレスト並みだ」
「え。標高8000m以上の怒りってどれくらい?」
「~……」
別にボケたわけじゃねーだから突っ込まなくてもいいんだよ。そこは素直に構えろよ。
今から俺に説教をされる人間の態度でもなければ、相変わらず俺の手を離す気もなさそうな湊に、俺は早くも心が折れそうだった。
こいつの相手はいつも思い通りに行かなくて疲れる。それなのに、俺の方もそのことに慣れてしまっているところがある。
「俺、結構真面目に怒ってるんだけどな」
「ごめん」
声を荒げるではなく、半分諦めた顔と声で言いながら、湊に手を握られたままの俺がベッドの上に腰を下ろすと、湊も急にしおらしくなったりする。
湊に説教をする時は、感情的になるよりも優しく諭すようにした方が効果的だったりするんだよな。
湊は基本的にノリがいいから、こっちに勢いがあればあるほど、その感情が喜怒哀楽のどれであっても、ノリで返してきたりするからな。抑揚のない淡々とした口調で話した方が、親身になって受け答えをするようになる。
ついでに言うと、話をする時の距離感も結構大事で、くっつき過ぎるとすぐに手を出してこようとするし、遠過ぎるとその距離が気になって話に集中しなくなるから、友達として不自然じゃないくらいの距離を保つのがちょうどいい。
手は握られたままではあるものの、俺が湊の隣りに身体が触れるか触れないかの距離で腰を下ろすことによって、ようやくまともに会話ができる準備が整った。
(さて……まずは何から話そうか……)
しかし、いざとなったらそこで迷ってしまいそうになる俺だった。
が、まずは律に襲い掛かったことから説教するべきだろう。うちのメンバーの手を焼かせ、俺が帰宅するなり海から怒られた原因はそれなんだからな。
「まずは、お前が寝惚けて律に襲い掛かったことについてだけど、いくら寝惚けていたからって、俺と律を間違えるものか? 俺と律に外見的な共通点ってあんまりないと思うんだけど?」
「う……そ……それは……」
おーおー。早速狼狽え始めたぞ。
ま、普段から俺のことを鬱陶しいくらいに「好きだ、好きだ」と言っているわりには、寝惚けていると自分が抱き付いている相手が俺か、俺じゃないかの区別もつかないようじゃな。湊的にはさぞかし決まりが悪いのだろう。
言っておくが、俺は湊に俺と律を間違えられたことについて、特になんとも思ってはいない。律や海には申し訳ないと思っているが、湊に対しては「この馬鹿が」と思うくらいで、「俺が好きな癖に俺と律を間違えやがって」なんて拗ねる気持ちは一切ない。そこだけは誤解をしないでいただきたい。
まあ、「こいつの“好き”もその程度か」くらいなら、ちょっと思ってしまいそうでもあるが、寝惚けている人間の感覚なんてそんなものだ。曖昧で、適当で、頼りない。
むしろ、ほぼほぼ自分の意思や意識がない状態で、はっきりと俺の存在を判別される方が嫌だ。湊からの愛の重さみたいなものを感じるから。
だが
「お前の俺に対する気持ちもそんなもんか。何せ、俺と律の区別もつかねーんだからな」
その別に怒ってもいないし、拗ねているわけでもないところを衝いてやることが、湊にとっては一番痛いのだろう。
案の定、俺にそう言われた湊はグッとなり、酷く悔しそうな顔つきになった。
(効いてる効いてる……)
悔しがるということは、自分の行動に後悔しているということでもあり、後悔しているということは反省にも繋がっているということだ。
おそらく、今、湊の頭の中は、どうして俺と律を間違えてしまったのか……という後悔の念と、俺への上手い言い訳を考えることでいっぱいになっていることだろう。
上手い言い訳も何も紛れもない事実だから、言い訳のしようなんてないんだけどな。
「それと、キスマークを首に付けるのはやめろ。俺も困るけど、今回みたいに俺以外の人間に間違って付けた日には目も当てられないだろ?」
湊が何も言えないのをいいことに、今のうちに言いたいことは言ってしまおうとする俺。
「あと、自分から言い出したことはちゃんと責任を持つことだな。そもそも、お前が酒なんか飲んで酔っ払わなきゃ、こんなことにはなっていなかったし、俺がお前の代わりにCROWNのメンバーを車で送って行くことにもなっていなかったんだからな」
まあ、最初は司がCROWNのメンバーを車で送る役を引き受けてくれようとしていたんだけどな。そこはあえて言わないことにしておく。
「ああ、そうそう。律に襲い掛かったお前を引き剥がすのも大変だったらしいぞ。司と海が二人掛かりでお前を律から引き剥がして、わざわざ二階にある俺の部屋まで運んだわけだから、そりゃまあ大変だっただろうな、って感じだけどな」
俺が矢継ぎ早に口を開くたびに、湊の項垂れ具合が酷くなる。
最初はとても反省するつもりがある人間には見えなかったが、俺の言葉によって、強制的に反省せざるを得なくなった湊の姿に、俺は内心ほくそ笑んだ。
やっぱり、悪いことをした人間にはお仕置きが必要だよな。
いつもはあんまり俺の説教が効いていなさそうな湊だが、今日みたいに目に見えて俺の説教に打ちひしがれている湊を見ると、俺も説教する甲斐があってほっとするし。
「つーわけで、お前が無責任にも酔っ払った被害が、至るところに飛び火したって感じだから、今後は……」
「陽平っ!」
「………………はい?」
項垂れた湊の肩がぶるぶると震える姿を確認した俺が、これくらいにしておいてやるか、と優しさを見せた時である。
俯いていた湊の顔が勢い良く上を向いたかと思うと
「ぉわっ⁈」
説教中もずっと握りっぱなしだった俺の手を湊に引かれ、ベッドの上に押し倒されたものだから、俺は一瞬で頭の中が真っ白になりそうだった。
(な……何やってんの? こいつ……)
どう考えても、今は俺を押し倒すようなシーンではないはずなんだけど。
「……………………」
湊の奇行に呆気に取られるしかない俺は、湊に向かって掛ける言葉をすぐには思い浮かべることができなかった。
多分、これは普通に怒っていい展開だとも思うのだが、切羽詰まった顔で俺を組み敷いてくる湊の顔を見ると、どんな言葉で湊を叱りつけてやればいいのかがわからなくなりそうだった。
「み……なと……?」
ただ一つ、はっきりとわかっていることは、この展開は俺にとって非常に好ましくない展開である、ということだった。
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