ようやく幸せになりました!〜泡沫の華々たち《異譚》
ヴァット王国王妃、ステファニーは公務をこなすだけのお飾り王妃として日々を鬱々と過ごしていた。
表立って庇い、助けてくれるのは宰相だけ。絶対中立を是とする監視役の侯爵家、伯爵家が裏で出来る限り助けてくれるが、彼らではカバーしきれないほどに誹謗中傷が多く、文官からも仕事を押し付けられる始末。
当時王太子だったルークと恋仲だったカタリナを引き裂いた悪女として、社交界どころか民からも嫌われていた。
―― 王命で、婚約間近だった隣国の伯爵令息シェルジオ・グランパスと仲を引き裂かれ、強制的に王太子妃とされてしまったのに。
しかも、初夜に「お前を愛することはない。白い結婚で通すが離婚はしない」とまで言われて。
ある日、エインスボルト王国に留学中に仲良くしていたエインスボルト王国第一王女ツェツィーリアからいつものように手紙が届いた。
…いつもと違うのは、その便箋の縁。デザインのように書かれていたのは絵ではなく、言語学でもマイナーな失われていた言語、ベガルド語だった。
何度かやりとりしてこの言語を解読できる者は検閲官にはいないことが分かった。そこで、ステファニーは意を決して同じように便箋のデザインに見せかけてベガルド語を書き込んだ。
―― 助けて、と。
竜騎士であり竜人でもある隣国伯爵✕お飾り王妃の話。
王妃(ステファニー)視点、隣国王女(ツェツィーリア)視点、宰相(レガール卿)視点の三章立て+α予定。
※ 9/16 に本編完結。9/19 番外編(シェルジオ)1本を追加
※ 拙作「恥ずかしいに決まってるじゃないですか!」の二十四年後、「わたくしこの方と結婚しますわ!」の二十九年後の話ですが、読まなくても支障ないはず。
※ 立場上、ヒーローよりも脇役(エインスボルト兄妹等)が活躍します。どうしてこうなった。
※ 世界観は長編「彼女が幸せを掴むまで〜」と同じです。
※ タイトルに「〜泡沫の華々たち《異譚》」を追加しました
※ 10/13に、カクヨムで泡沫の華々たちシリーズをひとつにまとめて投稿を開始しました。その中に加筆修正した当話も含まれています。
表立って庇い、助けてくれるのは宰相だけ。絶対中立を是とする監視役の侯爵家、伯爵家が裏で出来る限り助けてくれるが、彼らではカバーしきれないほどに誹謗中傷が多く、文官からも仕事を押し付けられる始末。
当時王太子だったルークと恋仲だったカタリナを引き裂いた悪女として、社交界どころか民からも嫌われていた。
―― 王命で、婚約間近だった隣国の伯爵令息シェルジオ・グランパスと仲を引き裂かれ、強制的に王太子妃とされてしまったのに。
しかも、初夜に「お前を愛することはない。白い結婚で通すが離婚はしない」とまで言われて。
ある日、エインスボルト王国に留学中に仲良くしていたエインスボルト王国第一王女ツェツィーリアからいつものように手紙が届いた。
…いつもと違うのは、その便箋の縁。デザインのように書かれていたのは絵ではなく、言語学でもマイナーな失われていた言語、ベガルド語だった。
何度かやりとりしてこの言語を解読できる者は検閲官にはいないことが分かった。そこで、ステファニーは意を決して同じように便箋のデザインに見せかけてベガルド語を書き込んだ。
―― 助けて、と。
竜騎士であり竜人でもある隣国伯爵✕お飾り王妃の話。
王妃(ステファニー)視点、隣国王女(ツェツィーリア)視点、宰相(レガール卿)視点の三章立て+α予定。
※ 9/16 に本編完結。9/19 番外編(シェルジオ)1本を追加
※ 拙作「恥ずかしいに決まってるじゃないですか!」の二十四年後、「わたくしこの方と結婚しますわ!」の二十九年後の話ですが、読まなくても支障ないはず。
※ 立場上、ヒーローよりも脇役(エインスボルト兄妹等)が活躍します。どうしてこうなった。
※ 世界観は長編「彼女が幸せを掴むまで〜」と同じです。
※ タイトルに「〜泡沫の華々たち《異譚》」を追加しました
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お昼から一気読みしました。
話が三人の視点で書かれていた為うんうんと相づちをいれながら、暗くなっていく部屋の中で一人静かに読みました。
番外編があって又違う角度から読めて良かった。鼻を啜るのは愛嬌😢
良い話に出会えました。ありがとうございました。後日関連作を読みますね🎵
コメントありがとうございます!
今回は本編を三人の視点+αから綴ってみました。
当シリーズは基本ふたり+番外編でひとりだったのですが、当シリーズ最後の短編ということもあって少し増やしています。
関連作も、お時間があるときに読んでいただけると嬉しいです。
最後まで読ませていただきました。
すごく良い、切な優しい話でした。
私が一番感情移入してしまったのは創造神様でした。
世界の全て、神々も大切に慈しむ本当に慈悲深い神。
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他の小説も読みたいのですが、どういう順番で読んだら良いですか?
お忙しいでしょうが、おしえてください。
コメントありがとうございます!
創世神エルヴェドは神になった影響で倫理観がズレていますが、それでも根底は変わっていないつもりです。
同じ世界観の小説は、以下の順で遡っていきます。
↓新しい
・ようやく幸せになりました!(本作、物語上の第三部)
・お姉さまのおかげで幸せになりました!(第二部の番外編的な話)
・そんなの、恥ずかしいに決まってるじゃないですか!(物語上の第二部)
・わたくしこの方と結婚しますわ!(物語上の第一部)
・彼女が幸せを掴むまで〜モブ令嬢は悪役令嬢を応援しています〜(別な国の話)
↑古い
※「彼が選んだ結末は」だけは完全に別の世界の話なので、関係ない話になります。
第一部~第三部まで登場人物が繋がってますが、それぞれ別な主人公なので順番は特に決まってないんです。
「彼女が幸せを掴むまで」はユーリとは無関係な長編になりますので、お時間があるときにでも読んでいただけたら嬉しいです。
最後まで読んで目に涙貯めてる状態です。。あ、落ちる!(笑)
刹那素敵な終わり方。前作も好きでしたけど続くこれも、どなたかが書いてらした陽だまりに包まれたのような終わり方(ulalumeさま 横ですみません)というのも素敵なご感想ですが当に!ぽかぽか暖かくなる幸せな終わり方に大満足です。完結おめでとうございます。
コメントありがとうございます!
正直番外編は蛇足かなーと思ったのですが、本編でヒーローの出番がほとんどなかったのもあって、彼視点から紆余曲折あって結ばれたふたりがその後幸せだったかを書いてみました。
温かい気持ちになってもらえたのなら嬉しいです。
泣けたーー。゚(゚´Д`゚)゚。
そして 富永さんってダレ? っと思ってたワタス(笑 数話前まで それも 感想欄観るまで気づかんかった………orz
『翻訳家かーーーーーーーーい!!!』
感想欄で
【富永さん有難うシリーズ】 ?富永?そんな人居たっけ?転生者はあの人だったケド…
読み直す……………… !!!!!!‼️
(*´・д・)*´。_。)ゥミュ 【富永さん有難うシリーズ】 コレはタグに追加していいのではないでしょうかw
そして 1番気になるのは エルヴィド様と富永さんの前世の接点… 学生の頃なのか社会に出てからなのか………
謎すぎる(笑
そうです、エヴァン&ツェツィーリアのお父さん兼翻訳家のユーリです(笑)
ユーリの本名は前作「わたくしこの方と結婚しますわ!」のユーリ視点で一回だけ出てきただけなので、本作から読んでる人からすると誰??ってなりますね。
その点は詰めが甘かったです。
エレヴェド(公開当時はミスってエルヴェドになってたorz)がどうしてユーリを知ってたかは、いつか小話として書ければいいなと思ってます。
コメントありがとうございました!
番外編、シェルのお話し、読みました。ただただ、素晴らしいお話をありがとうございました。うっかり仕事帰りの電車の中で読み始めてしまい、ラストは涙をこらえるのに必死でした。
コメントありがとうございます!お仕事お疲れさまです。
私もシェルジオの番外編は泣きそうになりながらラスト書いたので、同じように感じていただけて嬉しいです。
うぅ、迂闊……番外編で泣いちゃった。
本編は平気だったのに。
コメントありがとうございます!
書きながら自分もうるっとしかけたので、同じように感じてくださって嬉しいです!
とある神視点後編すごく良かったです!ラストうるっと来てしまい、泣きそうになるのを我慢しました…!
コメントありがとうございます!
ありきたりな展開だとは思いますが、少しでもうるっとしていただけたら嬉しいです。
「トゥイナーガ」
といなが?戸井永?
ユーリの本来の苗字である富長(とみなが)から来ています。
こちらの世界、というかエインスボルト人がトミナガと発音出来なかったことから、エインスボルト人が発音しやすい苦肉の策で「トゥイナーガ」と名乗っています。
元の世界の家族関係は希薄でしたが、完全に繋がりを無くすつもりはユーリにはなかったため、そのようになりました。
本作の番外編も上げたら次回作はまだそこまで構想がないので、少しお休みする予定です。
同じ世界観にするか、別な世界観にするか、じっくり考えたいと思います。
本編最後までお付き合いいただきありがとうございました!
私としてはどんなざまぁもイケる口ですが、バランスを考えると難しいですね。やりすぎると逆にざまぁした側が罪人になりかねませんですし(最終話からそっと目をそらし)
コメントありがとうございました!
富長さんありがとうシリーズで笑いましたw
ええ、わざわざローカルに保存していただけるとは…!ありがとうございます!
人からの視点でのトリは宰相です。
重い話が少し続きますが、最後までご覧いただけると嬉しいです。
はじめまして
楽しく読ませていただいています
申し訳ありません
指摘なのですが2話目のルビについて
陞爵
へいしゃくとルビが振られていますが、正しくは しょうしゃく です
この投稿は承認不要でございます
イッキ読みしています
これからも楽しみにしています!
あああありがとうございます!修正しました。
間違えそうだなと思ってちゃんと調べたのになんでそっちにしたのか…orz
この後公開される宰相であるレガール視点で一応、どうして側妃を正妃としたのかの話があります。
もうすでにこの国の他国からの信用は地に落ちている+王は歴代随一の愚か者+手を差し伸べる者は一切いないという地獄の状態なので十分罰になるかなと。
彼女が改心して頑張れば、見ている神はいるのでどうにかしてくれるかもしれませんって感じですね。
でも確かにと思った部分もあるので、ご意見はとても嬉しいです。
コメントありがとうございました!
完結してから一気に読むつもりでした。
ちょーっとさわりだけ読もうかなと思い、
読み出したら、もう止まらない!
スピード感ある展開にドキドキしながら
夢中になって、気づけばUPしてる分、読み切ってしまったあ!
足をジタジタしつつ、続きを待っていますね。
コメントありがとうございます!
そこそこスピード感ありつつ、浅くならない書き方に苦心していたので嬉しいです。
既に完結まで書き上げていますので、残りの公開までもうしばらくお待ちください。
素敵😍i素敵な作品で一気に読みました☺
ありがとうございます
素敵と仰っていただけてとても嬉しいです!(,,>᎑<,,)
コメントありがとうございました!
03これこそ〜 ヤージぇ→ヤージェでは?
【承認不要です】
ご指摘ありがとうございました!
承認不要とのことでしたが、お礼のコメントのため承認させていただきました。
ユーリの読んだ3部作の小説の最後のお話ですね(*^^*)
今回は2部の時から考えると随分と時間が経っているんですね。時系列で作品を並べると大河ドラマみたいです。
ツェツェ視点と宰相視点も楽しみです
そうです、ユーリたちの子世代の話になるのでかなり時間が空きました。
これで一応、ユーリが読んだ小説に繋がる話は終わりですが、この世界観でまた何かあれば書くかもしれません。
コメントありがとうございました⸜(๑’ᵕ’๑)⸝
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