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序章
震える男③
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「こんばんはぁ~❤️イケメンの《冷たい青布》が三人も! ローゼンタールへはどんなご用ですかぁ?」
住宅や店などの建物が立ち並び、人の往来の活発な市街地へ入るなり、
背の高いブロンドの美人が俺の腕を掴んで身体をすり寄せて来た。
なんだなんだぁっっ? モテ期か俺?!
実は俺はキレイ系はあんまり好みではない。
(だってなんか怖くない?)
しかし、美人さんにチヤホヤされればそりゃあ浮き立った。
「た、旅の途中なんだ……ローセンダールは経由地なんだけど、遅くなってしまったから一泊しようかと……」
モデルみたいな綺麗な顔にはばっちりと化粧が施され、身体全体からいい匂いがぷんぷん漂ってくる。
現世ではこういう女の人はとっても少ない。
通りすがる男たちが皆俺たちを見て行く。
彼女は俺の身体をエロい手つきでベタベタ触っている。
ほんと、どうしちゃったんだ? 俺の雑兵人生!
「そぉう、一晩だけなんて残念だわぁ。もしお急ぎでなければ何日か逗留して行ってね~❤️また会えるのを楽しみにしてる」
顔がくっつきそうな距離で意味ありげに微笑むと、彼女は予想よりあっさりと離れて行った。
いや、行こうとした。
そして、振り向いた。顔をこわばらせて。
彼女の華奢な腕を、ジトレフが掴んでいたからだ。
は? ジトレフ、お前、何やっちゃってんの?
「何か忘れていないか?」
久々に聞く、相手を追い詰める低音ボイスだ。
美人さんは怯えた顔でジトレフの意図を読み取ろうと見つめている。
そりゃそうだろっっ訳わかんないだろ誰だって!
俺だって! アメンボ……ぢゃなかったアセウスだって! 当然、何事か? て顔で突っ立っている。
ジトレフはといえば、いつもの無表情だ。
美人さんを見つめ返す目が冷たくて怖い……。
はっっっ!! もしかして、また節操なくギラついちゃったとか?!
目の色はブラウン系だったけど、ブロンドで?!
湖の辺りから落ち着いてたから油断したか……と、
俺は、獣皮を掴むべく懐へ手を入れる。
あれ……?
違和感に手元へ目を向けようとした俺を、目の前の光景が引き留めた。
ズキュウウウウウンッッッ
綺麗なお姉さんの唇が、く・く……黒い男の薄い唇に……っっ
なんで??!! なんでジトレフと美人のお姉さんがぁァァア?!?!
愕然とする俺とアセウスの目の前で、
「こういうことかしら?」
と微笑んだ美人さんの腕を、無表情に掴んだままのジトレフが捻りあげる。
「いっっツ……」
「ふざけているのか? この場で身ぐるみを剥がされたいか」
ちょっっと待て?! チューだぞ?
会ったばかりの美人さんと、路チューだぞ?! なぜそこがスルーされている!?
そして低音が今まで一怖えぇっっ!!
ドスがビリビリきいてて、身ぐるみどころか生皮剥がされそうだっっ
つい少し前、俺に言われるがままに北島康介ごっこしてたジトレフどこ行った?!
俺はとりあえず「暗黒い」ジトレフを止めようと、二人の間に手を伸ばした。
その手に何かが押し当てられる。
え? ……これって……
俺の手が掴んだものは、こぶし2つ分くらいの青い塊。
「それって、あれと同じもの?!」
ジトレフの腕を背後から掴んで、女から引き離そうとするアセウスが叫んでいた。
自由な方の手で青い塊を俺の手に押しつけた女は、
ジトレフの腕が緩んだ隙を見逃さず、あっという間に人混みの中へ消える。
すべてを理解した俺は舌打ちをしていた。
「……違う。掏られたんだ。くっそっっ!!!!」
・
・
・
くっそ! くっそ! ぐぅっぞぉぉォオオオ~ッ!!!!
俺は頭を抱えてダイニングテーブルに突っ伏した。
宿を見つけて、部屋に荷を置いて、やることがなくなったら、
抑えられない感情が舞い戻ってきた。
悔しくて恥ずかしくて自己嫌悪で消えたいっっ
「そんなに気にすんなよ、エルドフィン。あれは誰だってやられるよ……」
「ジトレフは気づいてたじゃねーかっ! 考えてみりゃベタベタベタベタおかしいのすぐ分かったはずなのに! DTの足元見やがってぇぇッ」
俺は頭をDTにガンガンと叩きつける。
っっって煽ってんじゃねぇっ!!!!
ダイニングテーブルってちゃんと書けっってめぇふっざけんなっ!!
地の文まで俺をバカにしやがるゥ……ッ
くっそ! くっそぉっっ! (泣)
「ジトレフまるで動じてなかったよなー。俺らと同い年だって聞いてたのに……そっちも分隊長なのかなぁ……」
「……おい」
さらっと変な表現かましてんじゃねーよアセウス……。
平均寿命が30歳前後で、結婚する人間は大体が15から20歳の間でするっつーこの世界では
俺らがピュア過ぎるんだろ?!
「かなり綺麗な人だったよなー。いつもあぁやってスリしてんのかなぁ。そんなことしなくても、あれだけ美人なら他の生き方がありそうな気がするけど」
「頭が弱いんじゃねぇの? この塊だって、金になるかなんてわかんねぇやつじゃん。スるなら他にももっと良いもんがあるだろ、俺だってアセウスだって……ジトレフだって貨幣は持ってたんだ」
俺はテーブルに置いた青い塊を眺めた。なんだか以前より艶が増したように見える。
アセウスは周囲を気にして青い塊をしまうように俺に促すと、話題を変えた。
「ジトレフ、遅くね? 本隊に報告でもしてるんかな?」
「……俺、呼びに行って来るわ。さっきの礼も言いたいし……、これの話、してみても良いかな……とか思うんだけど」
椅子から立ち上がりながら、俺は青い塊をしまっている懐の辺りをとんっと叩いて見せた。
「いんじゃねー? お前に任せるよ。ただ、夕飯始まると思うから、早目に来いよ」
そう言って笑うアセウスに笑みを返すことで答えると、俺はジトレフの部屋へと向かった。
・
・
バタンッッ!!!!
「ジトレフー、入るぞ」、そう呼び掛けて開けられたドアはそのまま勢い良く閉められた。
血液が顔に噴流してくるように感じる。
沸き立つ動悸を抑えようと、取っ手を握る手に力がこもって白む。
何て日だっっ…………
……なんか今、
見てはいけないものを
俺は見てしまったんじゃないか?!?!
―――――――――――――――――――
【冒険を共にするイケメン】
戦乙女ゴンドゥルの形代 アセウス
戦乙女ゴンドゥルの虜 ジトレフ
【冒険のアイテム】
アセウスの魔剣
青い塊
【冒険の目的地】
ベルゲン
住宅や店などの建物が立ち並び、人の往来の活発な市街地へ入るなり、
背の高いブロンドの美人が俺の腕を掴んで身体をすり寄せて来た。
なんだなんだぁっっ? モテ期か俺?!
実は俺はキレイ系はあんまり好みではない。
(だってなんか怖くない?)
しかし、美人さんにチヤホヤされればそりゃあ浮き立った。
「た、旅の途中なんだ……ローセンダールは経由地なんだけど、遅くなってしまったから一泊しようかと……」
モデルみたいな綺麗な顔にはばっちりと化粧が施され、身体全体からいい匂いがぷんぷん漂ってくる。
現世ではこういう女の人はとっても少ない。
通りすがる男たちが皆俺たちを見て行く。
彼女は俺の身体をエロい手つきでベタベタ触っている。
ほんと、どうしちゃったんだ? 俺の雑兵人生!
「そぉう、一晩だけなんて残念だわぁ。もしお急ぎでなければ何日か逗留して行ってね~❤️また会えるのを楽しみにしてる」
顔がくっつきそうな距離で意味ありげに微笑むと、彼女は予想よりあっさりと離れて行った。
いや、行こうとした。
そして、振り向いた。顔をこわばらせて。
彼女の華奢な腕を、ジトレフが掴んでいたからだ。
は? ジトレフ、お前、何やっちゃってんの?
「何か忘れていないか?」
久々に聞く、相手を追い詰める低音ボイスだ。
美人さんは怯えた顔でジトレフの意図を読み取ろうと見つめている。
そりゃそうだろっっ訳わかんないだろ誰だって!
俺だって! アメンボ……ぢゃなかったアセウスだって! 当然、何事か? て顔で突っ立っている。
ジトレフはといえば、いつもの無表情だ。
美人さんを見つめ返す目が冷たくて怖い……。
はっっっ!! もしかして、また節操なくギラついちゃったとか?!
目の色はブラウン系だったけど、ブロンドで?!
湖の辺りから落ち着いてたから油断したか……と、
俺は、獣皮を掴むべく懐へ手を入れる。
あれ……?
違和感に手元へ目を向けようとした俺を、目の前の光景が引き留めた。
ズキュウウウウウンッッッ
綺麗なお姉さんの唇が、く・く……黒い男の薄い唇に……っっ
なんで??!! なんでジトレフと美人のお姉さんがぁァァア?!?!
愕然とする俺とアセウスの目の前で、
「こういうことかしら?」
と微笑んだ美人さんの腕を、無表情に掴んだままのジトレフが捻りあげる。
「いっっツ……」
「ふざけているのか? この場で身ぐるみを剥がされたいか」
ちょっっと待て?! チューだぞ?
会ったばかりの美人さんと、路チューだぞ?! なぜそこがスルーされている!?
そして低音が今まで一怖えぇっっ!!
ドスがビリビリきいてて、身ぐるみどころか生皮剥がされそうだっっ
つい少し前、俺に言われるがままに北島康介ごっこしてたジトレフどこ行った?!
俺はとりあえず「暗黒い」ジトレフを止めようと、二人の間に手を伸ばした。
その手に何かが押し当てられる。
え? ……これって……
俺の手が掴んだものは、こぶし2つ分くらいの青い塊。
「それって、あれと同じもの?!」
ジトレフの腕を背後から掴んで、女から引き離そうとするアセウスが叫んでいた。
自由な方の手で青い塊を俺の手に押しつけた女は、
ジトレフの腕が緩んだ隙を見逃さず、あっという間に人混みの中へ消える。
すべてを理解した俺は舌打ちをしていた。
「……違う。掏られたんだ。くっそっっ!!!!」
・
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くっそ! くっそ! ぐぅっぞぉぉォオオオ~ッ!!!!
俺は頭を抱えてダイニングテーブルに突っ伏した。
宿を見つけて、部屋に荷を置いて、やることがなくなったら、
抑えられない感情が舞い戻ってきた。
悔しくて恥ずかしくて自己嫌悪で消えたいっっ
「そんなに気にすんなよ、エルドフィン。あれは誰だってやられるよ……」
「ジトレフは気づいてたじゃねーかっ! 考えてみりゃベタベタベタベタおかしいのすぐ分かったはずなのに! DTの足元見やがってぇぇッ」
俺は頭をDTにガンガンと叩きつける。
っっって煽ってんじゃねぇっ!!!!
ダイニングテーブルってちゃんと書けっってめぇふっざけんなっ!!
地の文まで俺をバカにしやがるゥ……ッ
くっそ! くっそぉっっ! (泣)
「ジトレフまるで動じてなかったよなー。俺らと同い年だって聞いてたのに……そっちも分隊長なのかなぁ……」
「……おい」
さらっと変な表現かましてんじゃねーよアセウス……。
平均寿命が30歳前後で、結婚する人間は大体が15から20歳の間でするっつーこの世界では
俺らがピュア過ぎるんだろ?!
「かなり綺麗な人だったよなー。いつもあぁやってスリしてんのかなぁ。そんなことしなくても、あれだけ美人なら他の生き方がありそうな気がするけど」
「頭が弱いんじゃねぇの? この塊だって、金になるかなんてわかんねぇやつじゃん。スるなら他にももっと良いもんがあるだろ、俺だってアセウスだって……ジトレフだって貨幣は持ってたんだ」
俺はテーブルに置いた青い塊を眺めた。なんだか以前より艶が増したように見える。
アセウスは周囲を気にして青い塊をしまうように俺に促すと、話題を変えた。
「ジトレフ、遅くね? 本隊に報告でもしてるんかな?」
「……俺、呼びに行って来るわ。さっきの礼も言いたいし……、これの話、してみても良いかな……とか思うんだけど」
椅子から立ち上がりながら、俺は青い塊をしまっている懐の辺りをとんっと叩いて見せた。
「いんじゃねー? お前に任せるよ。ただ、夕飯始まると思うから、早目に来いよ」
そう言って笑うアセウスに笑みを返すことで答えると、俺はジトレフの部屋へと向かった。
・
・
バタンッッ!!!!
「ジトレフー、入るぞ」、そう呼び掛けて開けられたドアはそのまま勢い良く閉められた。
血液が顔に噴流してくるように感じる。
沸き立つ動悸を抑えようと、取っ手を握る手に力がこもって白む。
何て日だっっ…………
……なんか今、
見てはいけないものを
俺は見てしまったんじゃないか?!?!
―――――――――――――――――――
【冒険を共にするイケメン】
戦乙女ゴンドゥルの形代 アセウス
戦乙女ゴンドゥルの虜 ジトレフ
【冒険のアイテム】
アセウスの魔剣
青い塊
【冒険の目的地】
ベルゲン
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