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一章52話
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ルルを嵌め落としようとして世界の滅亡の危機を招いたガラーウはその処罰をラズリックに委任され、地下室に引き摺られた。
「では…罰を与えるとしますか」
「くっ…貴様に裁かれるのは無念で仕方ないが覚悟はできている!」
「あらそう?しかし、貴女を裁くのは私ではないわよ?ディシポーネーあとは頼んだわ、私は貴女に言われた物を用意しに行くから」
「は?ど、どこへいく!ラズリック!まさか!この邪神に…くぇ!」
「黙れ…先はこの私を消滅処分とかよく吐かしてくれたな」
「く、屈辱だ…」
「あ?」
「くあっ!」
ガラーウの顔を激しく踏み付けてから両足を掴みホコリを払うように地面に叩きつけた。
「貴様のチンケな復讐心のせいでうちのお兄ちゃんが死地に行く羽目になったわけよ…どうしてくれるの?」
「なんだと?チンケな復讐心だと?私があの女のせいでどれだけ辛い思いをしたから知らないくせに!」
「あはは…お前がどんな辛い思いをしたかわからないけど私に比べりゃ大した事ないのはわかっている」
「なんだと?貴様になにがわかる!」
「ふーん…それじゃ私が奴にやられたあまーい経験をお前も味わって貰う事にしよ!くへへへ!」
「な、な、何する気な…ぶっ!かっ!うっ!ぱっ!やめっ!あっ!」
バルトゥールはガラーウの蹴り倒したあと腹部を激しく殴りつけた。
「くはっ!」
「イヒヒヒ!お前なぁ…同じ場所をピンポイントで殴り続けられた気持ちわかる?私は借りはきちんと返す主義でね、あいつに殴られた分はいつかやり返そうと12万まで数えたんだが…その後は数える気もなくしたわ」
「うう…くぇーーー!」
バルトゥールは同じ場所を正確にガトリングのような早さで何度も殴り続けた。
「ゲホッゲホッ…ううう」
「半日まで耐えてみて」
「は、半日?」
「大丈夫!そのうち痛みを通り越して快楽になるよ♪イヒヒ!お前は口から内臓吐いたことある?」
「ゲホッゲホッ…や、やめ…くぇーーー!」
「それにあいつはさ…私が壊れないようにとても親切に定期的、計画的に回復までしてくれたよ…そのあとまた殴り続けたけどな…それだけじゃ無いからな!楽しみにしてくれよ!ウリャぁぁ!」
「くはっ!ま、また何があるんだよ!やめてぇぇ!一思いで殺してくれ!」
バルトゥールはルルにやられたその鬱憤を思い切り発散して地下室はガラーウの地に真っ赤に染まっていた。
「う……………」
「まだ始まったばかりなのにもう壊れそうな感じじゃん…情け無いな、一応回復させておくか」
(悪魔、悪魔よ…ルナファナリールッカぁぁぁ!)
1時間ほど経っても終わらないガラーウの悲鳴を聞いた主神と大神達は目を瞑って聞こえないフリをした。
「では…罰を与えるとしますか」
「くっ…貴様に裁かれるのは無念で仕方ないが覚悟はできている!」
「あらそう?しかし、貴女を裁くのは私ではないわよ?ディシポーネーあとは頼んだわ、私は貴女に言われた物を用意しに行くから」
「は?ど、どこへいく!ラズリック!まさか!この邪神に…くぇ!」
「黙れ…先はこの私を消滅処分とかよく吐かしてくれたな」
「く、屈辱だ…」
「あ?」
「くあっ!」
ガラーウの顔を激しく踏み付けてから両足を掴みホコリを払うように地面に叩きつけた。
「貴様のチンケな復讐心のせいでうちのお兄ちゃんが死地に行く羽目になったわけよ…どうしてくれるの?」
「なんだと?チンケな復讐心だと?私があの女のせいでどれだけ辛い思いをしたから知らないくせに!」
「あはは…お前がどんな辛い思いをしたかわからないけど私に比べりゃ大した事ないのはわかっている」
「なんだと?貴様になにがわかる!」
「ふーん…それじゃ私が奴にやられたあまーい経験をお前も味わって貰う事にしよ!くへへへ!」
「な、な、何する気な…ぶっ!かっ!うっ!ぱっ!やめっ!あっ!」
バルトゥールはガラーウの蹴り倒したあと腹部を激しく殴りつけた。
「くはっ!」
「イヒヒヒ!お前なぁ…同じ場所をピンポイントで殴り続けられた気持ちわかる?私は借りはきちんと返す主義でね、あいつに殴られた分はいつかやり返そうと12万まで数えたんだが…その後は数える気もなくしたわ」
「うう…くぇーーー!」
バルトゥールは同じ場所を正確にガトリングのような早さで何度も殴り続けた。
「ゲホッゲホッ…ううう」
「半日まで耐えてみて」
「は、半日?」
「大丈夫!そのうち痛みを通り越して快楽になるよ♪イヒヒ!お前は口から内臓吐いたことある?」
「ゲホッゲホッ…や、やめ…くぇーーー!」
「それにあいつはさ…私が壊れないようにとても親切に定期的、計画的に回復までしてくれたよ…そのあとまた殴り続けたけどな…それだけじゃ無いからな!楽しみにしてくれよ!ウリャぁぁ!」
「くはっ!ま、また何があるんだよ!やめてぇぇ!一思いで殺してくれ!」
バルトゥールはルルにやられたその鬱憤を思い切り発散して地下室はガラーウの地に真っ赤に染まっていた。
「う……………」
「まだ始まったばかりなのにもう壊れそうな感じじゃん…情け無いな、一応回復させておくか」
(悪魔、悪魔よ…ルナファナリールッカぁぁぁ!)
1時間ほど経っても終わらないガラーウの悲鳴を聞いた主神と大神達は目を瞑って聞こえないフリをした。
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