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第35話 ダンジョン買取
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「むっ……?」
弾いた百円玉が輝いたのは一瞬。
それで終わりであった。
あたり一面何かが変わった気配はなく、ブルズンも帝国兵達も怪訝な顔をした後、オレを見下すように口を開く。
「おや、今のはなんですかな? 何かの魔法アイテムですか? それにしてもただ光るだけで我々をどうにかできるとは思えませんが」
「いえ、これでもうオレの役割は終わりです。あなた達にはこのダンジョンから手を引いてもらいます」
「はあ? 何をわけのわからないことを――」
とブルズンが何かを続けようとした瞬間、塔の扉が開かれるとそこから数十人の帝国兵と思わしき連中が外へたたき出された。
「!? な、なんだ今のは!?」
慌てて背後の塔を振り返るブルズン。
そこではわけもわからない様子で困惑する兵士達の姿があった。
「お、お前達、なぜ勝手にダンジョンの外に出た! お前達にはこの塔をクリアするまで脱出するなと命令しておいただろうが!!」
急にダンジョンの外に飛び出してきた部下を激しく罵るブルズン。
しかし、兵士達も困惑した様子のまま必死に反論する。
「い、いえ、違うのです、ブルズン様! 我々は確かにこのダンジョンを攻略中でした! ですがいきなり何の前触れもなくこのダンジョンから追い出されたのです! 転移の魔法やアイテムなどは一切使っておりません!」
「な、なんだと!? それは一体どういう……!?」
「お教えしましょうか」
混乱するブルズン含む帝国兵達にオレが答えを投げかける。
「たった今、そのダンジョンを買い取りました。よって、そのダンジョンの所有権はオレにあります。オレが許可しない限り、あなた達がそのダンジョンに入ることは不可能です」
「な、なんだと!? 何をバカな!?」
オレの発言に、ありえないと否定するとブルズンはすぐさま周囲の兵士を引き連れダンジョンの扉を潜ろうとする。
だが、その瞬間、まるで見えないバリアに弾かれるようにブルズン含む帝国兵達は塔から弾き飛ばされる。
「ぬおおおっ!?」
弾け飛ばされた勢いで地面に転ぶブルズン。
そんな彼を見下ろしながら、オレは静かに続ける。
「言ったでしょう。そのダンジョンの所有権は今はオレにあると。あなた達がどうやろうと、もうそのダンジョンに手を出すことはできません」
「き、貴様……!」
そこまで聞いてブルズンもオレが言っていることはただのハッタリではないと気づく。
すると周囲に兵士達に指示するとオレ達を取り囲む。
「ど、どうやったかは知らないが今すぐ我々をこのダンジョンに入れるようにしろ!」
剣を突きつけ脅す帝国兵達。
しかし、それに対するオレの答えは決まっていた。
「あなた方がさっき言っていたのではないのですか? 共有などしないと。なら、そのあなた方のやり方に従ってオレもあなた方にこのダンジョンを使わせるわけにはいきません。ここは最初にここを見つけたケインさん達王国側のものです。今すぐこのダンジョンから手を引いて、帝国に戻るんですね」
「と、トオル殿……!」
オレの断言に隣にいたケインが感謝するように体を震わせる。
一方で、それを聞いたブルズンはもはや我慢ならないといった様子で顔を赤く染め、叫びだす。
「ええい! 構わん! 殺せー! そいつらさえ殺せば再びダンジョンは我らのものとなるはずだー!!」
「おおおおおおー!!」
ブルズンの命令に周囲の兵士達が呼応するように飛びかかる。だが――
「やれやれ、まるで品性がなっていませんね」
「同感です」
「ご主人様に手を出すような輩は……ケルがまとめて始末です」
瞬間、オレの隣にいた三人が動く。
セバスは飛びかかってきた兵士達の背後に瞬時に回り込み、その首筋に手刀の一撃をお見舞いすると兵士達はアッサリダウン。
ガーネットはどこからか取り出した箒を片手に、それを振り回すと兵士達の着ていた鎧を砕いて、そのまま彼らは数メートル先の壁に打ち付ける。
というか、あれただの箒だよね? どんな腕力してるんだ……。
残るケルちゃんに至っては飛びかかってきた兵士達をそのまま掴んでは彼方の方へ投げ飛ばし、蹴りの一撃で岩山にクレーターを残しながら気絶する兵士達。
そして、そんな彼女達のあまりの強さに敵わないと気づいたのか逃げ出す兵士達の背中を追い回し、それを掴むと彼方の空へと遠慮なく飛ばす。
そんなこんなでわずか数秒たらずでブルズンがまとめていた兵士達は全て気絶するか、はるか彼方の空の向こう側へと消えていった。
「は……へ……は?」
そんな光景を呆然と見ていたブルズンは立っているのが自分ひとりという状況に気が付くと、その顔に冷や汗を大量に流す。
「さて、これであなた一人ですね」
オレがそう呟くとブルズンの顔がみるみる内に青ざめていく。
すると、すぐさま先ほどまでの高圧的な態度はどこへやら、地べたに座り、地面に頭をこすりつける。
「た、大変失礼いたしました~~~~!! い、今のはちょっとしたジョークです!! 帝国流ジョークです!! いやー、ダンジョンの件はあなた様へお譲りいたします! ど、どうぞお好きにご利用くださいましー!!」
そう言ってプルプルと震えだすブルズン。
わかりやすい人だなー。状況が自分に不利になるとすぐにこうしてプライドとか全部捨てるんだな。
いやまあ、ある意味、こういうタイプの方が話が早くて済むが。
オレは隣にいるケインの顔を見る。
「……正直、私としてこいつの顔面に一発入れてやりたい気分です」
「ひ、ひいいいい!!」
そう言って拳構えて一歩前に出るケイン。
それを見たブルズンは分かりやすほど怯える。
だが、そんなブルズンの姿を見て、ケインは興ざめしたようにため息をこぼす。
「ですが、こんな状態のこいつをいたぶっても、それはこいつのやったことと変わりません。なによりもこのダンジョンが我々の手に戻るなら、それで十分です」
そう言ってオレに視線を向けるケインを見て、静かに頷く。
「というわけだ。ブルズンさん。アンタも痛い目を見ないうちに退散した方がいいよ。何しろうちのメイド……というか獣は凶暴だから」
見ると先ほどまでのブルズンの態度に未だに気が収まっていないのかケルちゃんのみは「ううっー」と威嚇音を出してブルズンを睨んでいた。
「ひ、ひいいいいいいいい!! り、了解いたしましたー!! そ、それでは私はこれにて失礼いたしますー!!」
そう言ってブルズンは慌てた様子のままさっさとこの場より立ち去る。
その後、目覚めた兵士たちもまた慌てた様子でブルズンの後を追った。
そうして、周囲に帝国兵達の姿がなくなると、塔を背にケインがオレ達に礼を言う。
「トオル殿、皆さん。ありがとうござます」
「いえいえ、気にしないでください。ケインさん。それにこれは元々ケインさん達のものなんですから」
「いえ、だとしても見知らぬ我々のためにこうしてダンジョンを取り戻してくれるなど普通の人にはできないことです。とても感謝の気持ちだけでは足りません。トオル殿! もしよろしければ、このダンジョン我々と共有してください!」
「オレ達と共有、ですか?」
思わぬ提案に驚くオレであったが、しかしそれに構わずケインは告げる。
「はい! このダンジョンを取り戻せたのはトオル殿のおかげです! 先ほど何をしたのかは分かりませんが、今このダンジョンの所有権はトオル殿にあると聞きました。ならば、ここをトオル殿が利用するのは当然です。いえ、むしろ我々はその恩恵にあずかれるだけで十分です。どうか、我々にもこのダンジョンの使用を許可していただけると幸いです」
そう言って頭を下げるケイン。
そんなケインに対し、オレは苦笑を浮かべながら彼の肩を叩く。
「許可してくださいとか他人行儀ですよ。さっきも言った通り、このダンジョンはケインさん達王国のものです。でも、そうですね。もしよければ、オレの街の住人達もこのダンジョンの探索に協力できるならしてもいいですか?」
「はい! それは無論! どうかこれからもよろしくお願いいたします!」
オレからの提案に笑顔を浮かべ手を握るケイン。
こうして、ここにオレの街ホープとギルテンド王国との繋がりが出来たのであった。
弾いた百円玉が輝いたのは一瞬。
それで終わりであった。
あたり一面何かが変わった気配はなく、ブルズンも帝国兵達も怪訝な顔をした後、オレを見下すように口を開く。
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「いえ、これでもうオレの役割は終わりです。あなた達にはこのダンジョンから手を引いてもらいます」
「はあ? 何をわけのわからないことを――」
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「!? な、なんだ今のは!?」
慌てて背後の塔を振り返るブルズン。
そこではわけもわからない様子で困惑する兵士達の姿があった。
「お、お前達、なぜ勝手にダンジョンの外に出た! お前達にはこの塔をクリアするまで脱出するなと命令しておいただろうが!!」
急にダンジョンの外に飛び出してきた部下を激しく罵るブルズン。
しかし、兵士達も困惑した様子のまま必死に反論する。
「い、いえ、違うのです、ブルズン様! 我々は確かにこのダンジョンを攻略中でした! ですがいきなり何の前触れもなくこのダンジョンから追い出されたのです! 転移の魔法やアイテムなどは一切使っておりません!」
「な、なんだと!? それは一体どういう……!?」
「お教えしましょうか」
混乱するブルズン含む帝国兵達にオレが答えを投げかける。
「たった今、そのダンジョンを買い取りました。よって、そのダンジョンの所有権はオレにあります。オレが許可しない限り、あなた達がそのダンジョンに入ることは不可能です」
「な、なんだと!? 何をバカな!?」
オレの発言に、ありえないと否定するとブルズンはすぐさま周囲の兵士を引き連れダンジョンの扉を潜ろうとする。
だが、その瞬間、まるで見えないバリアに弾かれるようにブルズン含む帝国兵達は塔から弾き飛ばされる。
「ぬおおおっ!?」
弾け飛ばされた勢いで地面に転ぶブルズン。
そんな彼を見下ろしながら、オレは静かに続ける。
「言ったでしょう。そのダンジョンの所有権は今はオレにあると。あなた達がどうやろうと、もうそのダンジョンに手を出すことはできません」
「き、貴様……!」
そこまで聞いてブルズンもオレが言っていることはただのハッタリではないと気づく。
すると周囲に兵士達に指示するとオレ達を取り囲む。
「ど、どうやったかは知らないが今すぐ我々をこのダンジョンに入れるようにしろ!」
剣を突きつけ脅す帝国兵達。
しかし、それに対するオレの答えは決まっていた。
「あなた方がさっき言っていたのではないのですか? 共有などしないと。なら、そのあなた方のやり方に従ってオレもあなた方にこのダンジョンを使わせるわけにはいきません。ここは最初にここを見つけたケインさん達王国側のものです。今すぐこのダンジョンから手を引いて、帝国に戻るんですね」
「と、トオル殿……!」
オレの断言に隣にいたケインが感謝するように体を震わせる。
一方で、それを聞いたブルズンはもはや我慢ならないといった様子で顔を赤く染め、叫びだす。
「ええい! 構わん! 殺せー! そいつらさえ殺せば再びダンジョンは我らのものとなるはずだー!!」
「おおおおおおー!!」
ブルズンの命令に周囲の兵士達が呼応するように飛びかかる。だが――
「やれやれ、まるで品性がなっていませんね」
「同感です」
「ご主人様に手を出すような輩は……ケルがまとめて始末です」
瞬間、オレの隣にいた三人が動く。
セバスは飛びかかってきた兵士達の背後に瞬時に回り込み、その首筋に手刀の一撃をお見舞いすると兵士達はアッサリダウン。
ガーネットはどこからか取り出した箒を片手に、それを振り回すと兵士達の着ていた鎧を砕いて、そのまま彼らは数メートル先の壁に打ち付ける。
というか、あれただの箒だよね? どんな腕力してるんだ……。
残るケルちゃんに至っては飛びかかってきた兵士達をそのまま掴んでは彼方の方へ投げ飛ばし、蹴りの一撃で岩山にクレーターを残しながら気絶する兵士達。
そして、そんな彼女達のあまりの強さに敵わないと気づいたのか逃げ出す兵士達の背中を追い回し、それを掴むと彼方の空へと遠慮なく飛ばす。
そんなこんなでわずか数秒たらずでブルズンがまとめていた兵士達は全て気絶するか、はるか彼方の空の向こう側へと消えていった。
「は……へ……は?」
そんな光景を呆然と見ていたブルズンは立っているのが自分ひとりという状況に気が付くと、その顔に冷や汗を大量に流す。
「さて、これであなた一人ですね」
オレがそう呟くとブルズンの顔がみるみる内に青ざめていく。
すると、すぐさま先ほどまでの高圧的な態度はどこへやら、地べたに座り、地面に頭をこすりつける。
「た、大変失礼いたしました~~~~!! い、今のはちょっとしたジョークです!! 帝国流ジョークです!! いやー、ダンジョンの件はあなた様へお譲りいたします! ど、どうぞお好きにご利用くださいましー!!」
そう言ってプルプルと震えだすブルズン。
わかりやすい人だなー。状況が自分に不利になるとすぐにこうしてプライドとか全部捨てるんだな。
いやまあ、ある意味、こういうタイプの方が話が早くて済むが。
オレは隣にいるケインの顔を見る。
「……正直、私としてこいつの顔面に一発入れてやりたい気分です」
「ひ、ひいいいい!!」
そう言って拳構えて一歩前に出るケイン。
それを見たブルズンは分かりやすほど怯える。
だが、そんなブルズンの姿を見て、ケインは興ざめしたようにため息をこぼす。
「ですが、こんな状態のこいつをいたぶっても、それはこいつのやったことと変わりません。なによりもこのダンジョンが我々の手に戻るなら、それで十分です」
そう言ってオレに視線を向けるケインを見て、静かに頷く。
「というわけだ。ブルズンさん。アンタも痛い目を見ないうちに退散した方がいいよ。何しろうちのメイド……というか獣は凶暴だから」
見ると先ほどまでのブルズンの態度に未だに気が収まっていないのかケルちゃんのみは「ううっー」と威嚇音を出してブルズンを睨んでいた。
「ひ、ひいいいいいいいい!! り、了解いたしましたー!! そ、それでは私はこれにて失礼いたしますー!!」
そう言ってブルズンは慌てた様子のままさっさとこの場より立ち去る。
その後、目覚めた兵士たちもまた慌てた様子でブルズンの後を追った。
そうして、周囲に帝国兵達の姿がなくなると、塔を背にケインがオレ達に礼を言う。
「トオル殿、皆さん。ありがとうござます」
「いえいえ、気にしないでください。ケインさん。それにこれは元々ケインさん達のものなんですから」
「いえ、だとしても見知らぬ我々のためにこうしてダンジョンを取り戻してくれるなど普通の人にはできないことです。とても感謝の気持ちだけでは足りません。トオル殿! もしよろしければ、このダンジョン我々と共有してください!」
「オレ達と共有、ですか?」
思わぬ提案に驚くオレであったが、しかしそれに構わずケインは告げる。
「はい! このダンジョンを取り戻せたのはトオル殿のおかげです! 先ほど何をしたのかは分かりませんが、今このダンジョンの所有権はトオル殿にあると聞きました。ならば、ここをトオル殿が利用するのは当然です。いえ、むしろ我々はその恩恵にあずかれるだけで十分です。どうか、我々にもこのダンジョンの使用を許可していただけると幸いです」
そう言って頭を下げるケイン。
そんなケインに対し、オレは苦笑を浮かべながら彼の肩を叩く。
「許可してくださいとか他人行儀ですよ。さっきも言った通り、このダンジョンはケインさん達王国のものです。でも、そうですね。もしよければ、オレの街の住人達もこのダンジョンの探索に協力できるならしてもいいですか?」
「はい! それは無論! どうかこれからもよろしくお願いいたします!」
オレからの提案に笑顔を浮かべ手を握るケイン。
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